がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
RMSナンバーが作られた本当の理由
 地球連邦軍においてRMSナンバーが導入された理由については、これまでティターンズの専用コードだとか次期主力候補機だとかRGMなどのように規定のカテゴリに属さないMSだとか、何度も考察をしてきました。
 今回はこのRMSナンバーの存在理由について、決着をつけてみようと思います。

 まず、確実に言えることは、拠点ごとに番号をふることによって、各地で競作を行うことが一つの目的だったということです。これはいくつかの資料に記述されているためほぼ確定事項と言えます。
 そして、競作が目的ということは、RMSナンバーはまだ統合本部に承認されていない(各地区において承認されているのみ)仮採用機であると言え、その競作に勝利したMSのみが、RGMナンバーなどの年式コードをもらうことができた、と考えられます。具体的には、RMS-179が採用されRGM-86となり、RMS-154が採用されRGM-87となったということです。

 では、何故連邦軍は各地に競作を行わせる必要があったのか、ということです。というのも、試作機の開発であればニュータイプ研究所でも行っていますし、一年戦争後に軍縮状態にあった連邦軍にとって、新型機をいくつも開発する余裕はあまりなかったはずです。
 この予算上の余裕がなかった、というのはひとつのポイントでしょう。だからこそ、各拠点に分散してそれぞれで開発させる必要があった、と言う事もできます。どういうことかというと、連邦政府の予算が足りないから、各構成国(各自治体?)の予算で開発させた、ということです。
 日本においても、国家予算とは別にそれぞれ都道府県の予算、市町村の予算というものがあります。それぞれ主に都道府県民税、市町村民税を財源にして予算が組まれており、国の予算とはある程度独立しています。つまり、国が予算不足であっても地方の予算があれば事業は行えるのです。
 日本に例えるならば、地方分権とかなんとかでそれまで国がやっていた事業の実行権限を地方に委譲する、ということがRMSナンバーの導入だったのではないでしょうか。

 もう一つ言えることが、ジオン系MSの採用です。連邦軍は駒不足もあって、一年戦争後は接収したジオンのMSも戦力として運用していました。一年戦争後に連邦軍が開発した初の新型量産機がハイザックであったというのも、ジオン系MSの機種転換がまず必要だったのだということを物語っていると言えます。
 しかし、ハイザックはアナハイム製であり、またジオン系MSの発展型でした。それを連邦軍の制式コードで承認するということには、いくらかの抵抗があったのかもしれません。だから、グラナダのアナハイム工場で開発された機体には別コードを与え、既存のRGMナンバーとは区別する必要があった、と考える事もできます。
 RMSナンバーはGMIIにも与えられていますが、これはもう一つ次の理由に含まれそうです。

 更に考えられる理由として、ティターンズの台頭が挙げられます。ティターンズは、連邦軍とは独自の予算を持ち、別個にMSを開発・採用していました。これをより柔軟に行うために、RMSナンバーというカテゴリを創設した可能性も考えられます。
 ティターンズは、グリプスで独自に開発したMSということで、RX-178とRGM-179を開発しました。これらのMSは、連邦軍の制式MSとは違うからこそ、グリプスの拠点番号が与えられているはずです。

 つまり、RMSナンバーの創設には、「そもそも新型機の開発予算が連邦政府にない」ということや「ジオン系後継機の登録枠がない」という後ろ向きな理由と、「ティターンズが独自予算でMSを開発しやすくするように」という能動的な理由があったと考えられるのです。

 このように考えると、拠点番号の意味も見えてきます。

10:アナハイム枠
11:ルナツー(連邦宇宙軍本部)枠
12:ティターンズ・テスト・チーム枠
13:ジュピトリス枠?(しばらくジオン共和国により再開発中だったため、便宜上シロッコ製であるハンブラビの登録先になったのみと思われる)
14:教導団枠
15:ニューギニア枠
16:キリマンジャロ枠
17:グリプス(ティターンズ本部)枠
18,19:ジャブロー(連邦軍統合本部)枠

 こう考えると、予算枠の都合というのは国と地方というよりは組織枠の違いかもしれませんね。一番お金がなさそうな本部ジャブローでは水中用ザクの改修型しか開発していないというのがそれっぽいです(笑)。
 つまりは連邦軍枠としてジャブロー、ニューギニア、キリマンジャロ、ルナツー、ペズン(ニューディサイズは独自にティターンズを支持しただけでティターンズ傘下ではないのです)があり、ティターンズ枠としてコンペイトウとグリプス、その他外部枠としてのグラナダ、ゼダンの門という配置になっていたということです。この中で新型機の開発が独自に行なわれ、優秀なMSは連邦軍全体に制式採用される、という仕組みだったのではないでしょうか。

 今のところ、ニューギニアとキリマンジャロの枠の意味が見出せないですね。ルナツーを宇宙軍本部、ジャブローを総本部枠と考えると、キリマンジャロが空軍枠(バイアランを開発していたから)、ニューギニアは陸海軍枠でしょうかねぇ。一応キリマンジャロとニューギニアはジャブローの移転先なんですが、ナンバー的にはその前から割り振られていたんでしょうし。
 むしろジャブローで開発されてるのが水中用ザクの改修機ばかりなので、ジャブローが海軍枠で、ニューギニアが陸軍枠だったりするのかもしれません。そう考えると綺麗にはまりますね。
 いずれにせよ、ニューギニアとキリマンジャロの設定如何で色々な解釈が可能になるとは思います。AOZとかその辺どうなんでしょうね。
スポンサーサイト
コメント
コメント
キリマンジェロとニューギニアは赤道繋がりでどちらも打ち上げ基地があると思われるので、「降下阻止用MS」を作る予定だったのではないかと個人的に思っています。
バイアランは空戦用、バーザムは、えーと……ニューギニア製TMSの支援機だったはずが、本命のTMSがポシャったとかでしょうか?

話はやや逸れますが、降下阻止や逆降下作戦を行う連邦の防空部隊は「即応部隊」であるティターンズとかなり近い存在であったため、部隊本拠地のニューギニアやキリマンジェロもいつの間にティターンズに吸収されていたのではないでしょうか?
2011/11/27 (日) 01:53:27 | URL | tellusmoe #wcX8p5eA[ 編集 ]
RMS-106ハイザック、
RMS-117ガルバルディβ
はそれぞれ06ザク、17ガルバルディとジオン公国の旧ナンバーを意識したコードであることも、考察できないでしょうか?
後付けですが、RMS-108マラサイも、08イフリートと頭部形状などが類似しており、そちらの線で設定が補完された作品を見てみたいです。

開発拠点別コード説も、Z放送当時から?公式設定として流布されてきたのだと思いますので、今更無かったことにするのも勿体ないところですが、106と117自体は旧作との関わりでZ放送前には用意されていたと思われますから、両説併記するくらいで落ち着くとうれしいです。
2011/12/01 (木) 01:14:04 | URL | 巫俊(ふしゅん) #-[ 編集 ]
最も先進機械であるMSの研究需要が高まりますが、予算の面では軍としては削減しなければならない、戦時と同じ状況には持って行けない中でいかにして予算を獲得するか・・・と言う事なんだろうなあ。

各拠点単位の予算もMSに回せるというお得な手口だったのか。

連邦の反ティターンズ派って分捕られた予算を取り返すために戦っていたんだろうか。
2011/12/02 (金) 16:15:50 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
>tellusmoeさん
どっちも赤道近くであるということは仰るとおりで、だからこそティターンズが拠点に選んだんだろうなと思います。
ジャブローが襲撃された事により、迎撃用MSの必要性というのは検討された可能性がありますね。この辺はギャプランが一番向いてそうですが…だから一般人に使えるよう研究してたんでしょうかね。

>巫俊さん
RMSナンバーが旧ナンバーに合わせて設定されているのは、そもそもそこから逆算して拠点ナンバーを振ったからなんじゃないか、と思っています。
ハイザックが登録されるからグラナダは10、ガルバルディがあるからルナツーが11、ガンダムやGMを作るからグリプスが17、というように。
そう考えないと説明できないと思うんですよね。だとするとこの時点でグリプスがガンダムの直系機を開発することは決まっていた可能性があります。

>ドクトルKさん
全軍の予算では削減されているように見えて、各方面軍の別項目に割り振られてるとか、財務官僚のジャミトフがいかにもやりそうなことではありますね。
2011/12/10 (土) 15:50:44 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 がんだまぁBlog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.