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ガンダムネタだけを語るブログです。
ホワイトベース隊の本来の目的
 ホワイトベースは、シャアの部隊の襲撃により大半のクルーとパイロットを失ったため、生き残った軍人と一部の民間人のみで運用された、というのが基本設定なのですが、では当初のままのクルーでシャアの襲撃をかいくぐり生き残っていれば、どういう運用をされるはずだったのか、ということを考えてみます。

 おそらく、本来の目的はホワイトベースの試験航行だったはずです。ジャブローから大気圏離脱能力のテストを行い、サイド7で調整されていたV作戦のMSと担当スタッフを回収し、大気圏突入能力のテストを行い、ジャブローに戻る、という流れを想定していたように思います。

 これで終わってしまうのですが、ここに1つ過去に考察したネタを挟むともう少し話を展開することが出来ます。以前から何度か考察しているのですが、ジオンはガンダムの存在を知った事で、ゲルググがガンダムのスペックを想定して開発されることになった、と解釈する事ができます。これが偶然ではなく、連邦側が意図的にやったことだとしたら…ということです。

 つまり、ホワイトベースとV作戦のMSは、当初から「わざと」ジオンに察知され交戦することでその存在を漏らし、ジオン側の連邦製MS想定スペックを狂わせることを目的としていたのではないか、と考えられるわけです。
 というのも、V作戦の3機、特にガンダムはオーバースペックなMSですから、直接戦闘ではジオンのMSにはまず負けません。当初は3機積むはずだったわけですから、ガンダムだけで1小隊組む事が出来るわけで、しかも全く訓練を積んでいないアムロでも負けなかったわけですから、正規の訓練を積んだパイロットならば普通のジオン兵相手であれば正面から戦って負けることは到底想定できません。
 そのため、小規模な遭遇戦では、ホワイトベース隊はまず無敵だったはずです。絶対負けない戦闘でジオンに脅威を与えるためだけに存在するブラフ部隊…そんな運用ができれば、ジオンは当然それと戦うことを想定して次世代機を開発せざるを得なくなります。

 元からそういう運用をとることが前提だったと考えると、実際のホワイトベースが半ば放置状態であったことにも一定の理由ができます。本来であれば、ホワイトベースは(オリジンのように)北米から真っ直ぐ南米を目指すか、直近の連邦基地へ逃げてクルーを交換するか、もっと手厚い補給を受けるべきでした。北米大陸ではそれが不可能だったとしても、ガルマを倒し北米大陸を脱出した時点でどうにでもなったはずなのです(追手も、戦略を無視してあえて派遣されてきたランバ・ラル隊くらいしかいませんでしたし)。
 しかし合理的な回収手段をとらずに、あえて遠回りをして、しかも途中でオデッサ作戦にも駆り出されながら、独力でジャブローに戻らされたというのは、完全に「いつ全滅してもおかしくない、囮のためだけの捨て駒」という扱いであったと言えます。
 人員はともかく、最新技術の塊であったはずのホワイトベースとガンダムがみすみすジオンに鹵獲されてしまっても構わないというその方針には疑問を感じざるを得ないところですが、ジオンは連邦がそれを量産できると思ってしまえばよかった、という前提であればわからなくはありません。それがジオンにとって(解析できたとしても)量産化することは到底難しい、という自信があれば、渡してしまっても痛くはなかったのかもしれません。

 ホワイトベースの搭載機は、どれも目立つカラーリングで塗装されており、ガンダムのトリコロールはデモカラーであるとMSVインストでも明言されています。IGLOOでヅダのプロパガンダ放送の描写がありますが、あれを自国向けのみならずジオンにも見れるように放映し脅威を与えることなども想定していたのかも知れません。ヅダと違ってマジで強いMSだし。

 つまり、ホワイトベース隊は、元々対外プロパガンダを前提としたジオンに対するブラフ兵器であり、連邦はこれを量産する準備がある、と思わせること自体が目的だったのではないか、という話でした。

 …にしてはテム・レイは真面目に「ガンダムが量産されれば戦争は終わる」と思っていました。上層部の思惑はともかく、テム本人はいたって真剣にガンダムというスーパーなMSを開発し、そのスペックのままの量産を夢見ていた…のかもしれません。技術的に見れば、それはブラフでもなんでもなく実際に最新鋭だったわけですからね。
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コメント
コメント
後にジオン軍でもドズルザビが「ビグザムが量産の暁には」と言いますね
「ゲルググとかドワッジなどはもっと早く大量生産できていれば」と言われていますけどね。

ガンダムの量産機はGMで性能は少し落としていますが、それだけ扱いやすくなっていて戦力としてはそれほど落ちてはいないでしょう。

ガンタンクやガンキャノンは大量ではありませんが、陸戦ガンダムや陸戦GM同様に少数量産はされているようですね。
連邦軍もゾックみたいに(長距離攻撃可能な)ビームだけのMSが誕生したかもしれませんね。
実弾だけのガンタンクを補助し、ビームで遠距離砲撃可能な長距離支援用のMSとして、有用だと思いますね。
2011/09/26 (月) 21:31:50 | URL | 名無しさん #-[ 編集 ]
アムロも劇中で本命は別で僕達は囮と言っていた気がします(記憶違いなら申し訳ありません)。連邦にしてみれば予想外でもホワイトベース隊がうまく生き残ってくれればザクのように象徴として宣伝できるでしょうし。

量産に関しては製造コストの問題やルナチタニウム合金が一年戦争の短期間でどこまで作られるのかもありますので、まず無理でしょうね。
2011/09/27 (火) 19:39:18 | URL | 匿名希望 #-[ 編集 ]
ブラフでは無かったとすれば、ホワイトベース隊が察知されたことによって連邦側も焦り、弱いながらもビーム兵器を標準搭載したジムが早期に投入されるきっかけをジオンは作ってしまったのかもすれませんね。
2011/09/27 (火) 23:01:55 | URL | ふゃんねこ #Zog/ag.A[ 編集 ]
連邦軍にとってはガンダムの運用実験はガンダム4号機と5号機をもつサラブレットに任せればいいのでガンダムが1つしかないホワイトベースの仕事が宙ぶらりんの状態になってますね
2011/09/28 (水) 17:37:17 | URL | 生きた化石 #-[ 編集 ]
うーん?
量産するのにオーバースペックだからって、ブラフとして使い潰すっていう連邦側のメリットが分かりません。

鹵獲されたらジオンがモノにしていない携行ビーム兵器の技術が漏れますし、装甲に使っているルナ・チタニウムに通用する現行機用の新兵装が開発・配備される恐れもあります。
ジオンの新型の開発計画をガンダムに合わせた性能にするため遅らせる狙いがあるとおっしゃるのも、現行のMS配備状況で完全に負けていて、生産性重視でよりロースペックなGMを採用する予定の連邦にはそのメリットが見えません。
ガンダムが仮想的=GMより遙かにハイスペックな敵主力機が将来確実に出現する予定となるわけですから。
本来なら単に『GMより強い』ですむかもだったのに、それだと逆にデメリットでは無いでしょうか。


やはり、重要度から判断して、オデッサ攻略を控えた時期に、無理してまで一部隊を救出するつもりが無かっただけでは無いでしょうか。
実際、他にも実験MS部隊は有りましたし。たしかに、ホワイトベース隊の重要度が連邦にとってそこまで高いとは思えません。

どうせ救出しないんだから、おとりのついでに実戦データの収集の役にでもたってくれたら、ってところでは無いでしょうか。
北米で活躍したおかげで、現地のジオンが無視するには有力すぎる部隊ですし、本気で叩こうと思ったら、限られた戦力から、それなりに力をさかねばなりません。
そうしたらその分本命のオデッサが手薄になります。そのほうがメリット大きかったのでしょう。

そして、プロパガンダ用と考えるには、オデッサ戦までの扱いが悪すぎると思います。
英雄扱いしといてやられたら逆効果になりかねませんから、上層部でももう少し目を掛けてくれると思います。いくらなんでも、あんな何時やられても把握できないような状況にはしないでしょう。

ガンダムが大規模な作戦で実際に戦果を上げたオデッサ戦以降は、プロパガンダもあるかも知れませんが。
2011/09/29 (木) 20:44:53 | URL | #-[ 編集 ]
実はガンダムのあの配色が、計算されたもの!という管理人さんの発想!
すばらしく新鮮です!!流石ですな~~
2011/10/02 (日) 07:46:05 | URL | ポルノビッチ・エロポンスキー #-[ 編集 ]
>名無しさん
ビームは減衰しますからねぇ…
一応GMスナイパーとかガンキャノンIIとか、あるいはバストライナーなんかがそれにあたるんじゃないかと思います。

>匿名希望さん
アムロは囮だと確かに言っていますね。
他にも「連邦軍はもっと新しい兵器を開発しているんだよ。それが完成するまでの間、敵の目を引き付けておく」とも言っています。
GMのことなんでしょうけど、色々後付け設定に繋げられそうな台詞です。

>ふゃんねこさん
GMの投入がもっと遅れていたら、ゲルググの配備が進んだりして逆にジオンが有利になっていたかもしれないので、
当初よりGMのタイミングはそれ以上遅くはできなかったような気もします。
ホワイトベース隊が全滅してしまったら焦ったかもしれませんね。

>生きた化石さん
ジャブローに5機のガンダムが残っていた以上、
初期型3機をどうしても守らなければならない理由はなかったんでしょうね。

>名無しさん
んー、ゲルググに高性能を求めたために配備が遅れたわけですから、メリットはあったというのが自分の意見です。

プロパガンダについては「当初のホワイトベース隊の目的」であって、ブライトたちが運用したホワイトベースのことではありません。
結果的に戦後に本当にプロパガンダに使われましたけどね。

>ポルノビッチ・エロポンスキーさん
久々のコメントありがとうございます。
ガンダムのトリコロールはデモカラーだというのは元々あった記述なのですが、
何のためのデモンストレーションなのか、という記述はありませんでしたね。
2011/10/03 (月) 23:28:01 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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