がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ニュータイプの感応波の性質と機能
 宇宙世紀の世界において、一般にニュータイプと言われる人間と普通の人間の生物学上の違いは、脳波から特殊な感応波が検出されるか否かであると定義されます。
 このニュータイプ特有の感応波がどのような特徴を持っているのか、劇中の描写からある程度推察したいと思います。

 まず、確実に言えることが、感応波はサイコミュを通す事で機械語に変換され、武装のコントロールを手足を使わずに行える、ということです。
 このことから、感応波には本人の意思に応じて波長を変える性質があるということが言えます。サイコミュには、あらかじめ使用者の感応波の波長が何パターンもインプットされており、その波長を感知した際には登録された動作が行えるように設定されている、と考えられます。
 なお、誤動作が怖いため、サイコミュが使用者の意思を自在に読み取る事はできないのではないかと思います。そこまで出来てしまうと、それは完全なマンマシーンインターフェイスとなりますが、要求される思考が複雑になりすぎ、ちょっとした感情のゆらぎが機体の動作に反映されるようになってしまうからです。
 ただ、サイコミュの側で感応波の波長に制限をかければ、そのような感情のゆらぎによる誤動作は制御できるかもしれません。サイコガンダム系のサイコミュなどは、そのように機体の側からパイロットに働きかけてサイコミュの波長を制御する機能を持っているために、パイロットへの負担が大きく描写されているとも考えられます。ユニコーンガンダムのNT-Dなどは、パイロットを完全にデバイス化してしまうようですから、その極地と言えるのではないでしょうか。

 もう一つ言えることが、感応波は外に「発信」できるということです。一般に、人間の五感は外からの刺激を「受信」するためにあり、外に向ける事はできません。声という音を発することで相手に自分の意図を伝える事はできますが、脳波はあくまで脳内の信号であり、それを外に放出する事は出来ません。しかし、ニュータイプの感応波は外に放出できるのです。イルカが超音波を発することが出来るのに近いでしょうか。
 ニュータイプは察知能力が異常に高く描写されていますが、これは感応波を外に発信することで、感応波に干渉したものをレーダーのように感知することが出来るからではないかと思います。そしておそらく感知できるのは、物体ではなく人間の存在であるように思います。ニュータイプが敵の接近を感知するとき、それはMSという物体の接近を感知しているのではなく、中のパイロットの存在、もっと言えば敵意のようなものを察知しているように描写されているからです。
 ニュータイプの感応波は、ニュータイプ以外には全く無いというわけではなく、誰にでもあるものが特に多く検出されるか否かであるとされています。つまり、一般人でも感応波は存在している事から、ニュータイプはその微量な感応波を自らの感応波で感知しているのではないかと考えます。だから、あまりニュータイプとしての素養が高くなさそうな人間であっても、ニュータイプ的な感覚を得ることがあるのかもしれません。それは本人が自分の感応波を発信することで察知しているのではなく、相手の感応波を受信する事で感知しているということです。そうであるならば、発信しているニュータイプの感応波が強ければ強いほど、オールドタイプでも受信する確率が上がるはずです。
 またニュータイプ同士であれば、感応波同士が強く干渉することで、その感応波に含まれる意思の波長をも読み取ることができるということなのではないかと思います。波長が近ければ近いほど、共感現象が強く発生するのでしょう。

 そしてこの感応波は、機械により増幅する事が可能です。そうしてより精度を増す事で機械の操作を可能とするのが、サイコミュの原理です。
 サイコミュにより増幅された感応波は、より強い効果を発揮するわけですから、サイコミュを搭載した機体に乗ったニュータイプは、より強い感応波を放出できる事になります。アムロとララァが交感できたのは、エルメスのサイコミュによる影響が大きかったはずです(でなければ、湖畔で会ったときにすでに交感しているはず)。
 これにより、サイコミュの使用主はより感応波による探知能力が向上し、より強い意思を他のニュータイプに送り込んだり、逆にわずかな感応波も受信する事ができるようになる、ということになります。
 特に、ジ・Oの機体をフリーズさせたカミーユの力は、Zガンダムのバイオセンサーを通して増幅された感応波が、直接ジ・O側のバイオセンサーに送り込まれたことで生じたものと考えられます。その際、カミーユがイメージしていた女性たちの姿がシロッコに伝わり、シロッコにも「女の声」が聞こえたのかもしれません。

 このように、感応波の性質として、「本人の意思により波長が変わる」「外部に発信できる」「他者の感応波と干渉する」「機械により増幅させる事が出来る」という点が挙げられるかと思います。

 また、もう一つ、原理がはっきりしない性質として、「ミノフスキー粒子(メガ粒子)」に作用するという点が挙げられます。特定の状態になると、ビームバリアを形成したり、ビームサーベルを巨大化させたり、強大な(ミノフスキークラフト的な?)力場を発生させたりできるようになります。サイコミュを介して複数の感応波が集中的に増幅された場合に起こり得るようなのですが、何故それでミノフスキー粒子に反応するのかは不明です。
 確実に言えることは、サイコミュの数が多ければ多いほど効果は上がるということです。逆シャアにおいて、チェーンがサイコフレームの試料をアムロに届けようとしたのも、少しでも数が多い方が効果が上がるからです。元々サイコフレーム自体が、極小のサイコミュを複数並列させる事でより効果を高めるというものでしたから、あればあるほど良いのは間違いありません。
 原理はよくわかりませんが、サイコミュにより増幅された感応波をさらに別のサイコミュが増幅させる、ということを繰り返す事で肥大化するということなのかもしれませんね。
 つまり、感応波のもう一つの性質として、増幅はいくらでも行える、ということが言えるのかもしれません。しかし増幅させすぎると周辺のミノフスキー粒子に反応して何が起きるかわからない、と。

 ただ、Zガンダムのバイオセンサーの場合、特に複数のサイコミュが存在していたとは言えませんでした。せいぜい敵のバイオセンサーと共振しているかどうかというくらいなのですが、Zの場合「人の意思を力に変える」という表現がされていることを考えると、バイオセンサーはパイロット以外の感応波も受信し増幅する機能があったのかもしれません。というかそもそも、サイコミュ自体が必ずしも使用者の感応波だけを受信しているわけではない、ということでしょうか。
 一年戦争の段階では、サイコミュを搭載した機体同士が戦うことはありませんでした。しかしグリプス戦役以降は戦うケースがあったがために、相手のサイコミュで増幅された感応波を自機が受信してしまう、というケースが多々あり得たのかもしれません。
 これは、パイロットの感応波同士が干渉するパターンだけではなく、機体のサイコミュ同士が連動してしまうパターンがあったことを意味します。NT-Dはそれを意図的に起こす事で、相手のファンネルを乗っ取ることも可能としたのかもしれません。

 こう考えると、サイコミュで感応波を増幅させるということは結構危険なことなのではないかと思います。しかも機体の操作のためだけに増幅させているはずなのに、外に漏れたり逆に外からの感応波も一緒に増幅しちゃったりするということは、基本的に遮蔽が不可能なのかもしれません。
 恐ろしいですね、ニュータイプ…。そりゃVガンダムの時代じゃサイキッカーになっちゃいますよね。

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コメント
コメント
ニュータイプの感応波が強いとオールドタイプでも受信できる確率が上がるものはCCAのチェーンが死亡した時に遠くの人に届いたのがありますね。
厳密に言えばチェーンはオールドタイプですが、サイコフレームを身につけたためか先読みで敵機を落としたりリ・ガズィでバリアを張ったりしてますし。

もう一つ感応波で挙げられる点として同じ目的の意志が多ければ多いほど効果が増大するのもあります。
CCAではアクシズの落下を防ぐ意志が集中した結果虹色の光で浮上、Vではエンジェル・ハイロゥの巨大サイコミュ+数千人のサイキッカーで地球人類を眠らせられると言及されてます。(UCのアレはまだアニメ化されてないので省きます)
2011/09/13 (火) 20:58:11 | URL | 匿名希望 #-[ 編集 ]
ニュータイプ自体が「ミノフスキー粒子を介して情報を受信できる存在」なのだと思ってます。
戦争がMS主体…ミノフスキー粒子散布下でのものに変わったからこそ発見されたと。

それがサイコミュによって情報を発信できるようになり、グリプス戦役時には想定外ながら、粒子自体に干渉してメガ粒子やIフィールドを作れるようになった。
ビーム兵器の撃ち合い等でM粒子の濃度が上がるのもあって、戦闘が大規模なほど出来ることが派手になっていくのかなと。

やろうと思えばサイコミュだけでミノフスキークラフト的にMS飛ばせるかも、ていうかアクシズがそれか…。

そう考えると粒子の薄い空間では凡人に戻るのかな。Zのアムロの軟禁先とか。
2011/09/14 (水) 14:49:42 | URL | 山ウニ #9o8dVni.[ 編集 ]
>山ウニさん

NTは平常時にも感が鋭いような描写があるので、ミノ粉がなくても能力は発揮できるとおもいます。

ただ、ミノ粉濃度が高い所やほど能力の成長と発揮がみられるので。
ミノ粉粒子が濃いところほどより特徴を発揮できるかのうせいがありますね。
NTはミノ粉が濃い所で勉強すると成績が上がったりするかもしれません。
マイナスイオンよろしく、
「ミノ粉濃度90%の進学塾」とかミノ粉ゼミナールとかできるかもしれません。

まあ戦闘のストレスが脳にもたらす作用のせいかもしれませんが。
2011/09/14 (水) 22:01:32 | URL | DN #mQop/nM.[ 編集 ]
>匿名希望さん
サイコフレームにはNT能力を増大させる効果があるみたいですからね。
ガイア・ギアの時代だとサイコフレームのおかげで一般人でもファンネル使えてましたし。

基本的に感応波は意思の内容で波長が変わるんでしょうね。
だから感知できたり共感できたりにも波があると。

>山ウニさん
>DNさん
感応波はミノフスキー粒子下でしか伝播しない説は自分も考えたんですが、
反証が多かったんで今は「サイコミュにより増幅された感応波はM粒子に大きく干渉する」のだと思っています。
だからビームバリアになったりするんじゃないかと。
2011/09/15 (木) 21:46:58 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
横槍を入れるようですが、個人的にはNTの察知能力は本当に感応波によるものなのか、と考えています。

ア・バオア・クーでアムロがセイラを誘導した時、アムロはセイラの位置だけでなく内部の間取りまで正確に把握しています。
ルロイさんの感応波説だとNTは物体を感知できないということですが、ア・バオア・クーの場面を見た感じでは壁とかの物体も感知できるのではないでしょうか?
だとしたら要塞内部なんかでは壁とかに干渉しまくって余計に分からなくなるんじゃないかと。

ハサウェイとクェスが初シミュレーションでいきなり良い成績を出していますし、そのあとクェスがいきなりハイザックを乗りこなしているところを見るとNTの勘の鋭さは感応波で場の空気を読んでいるというだけではないという気がします。

2014/04/15 (火) 20:33:47 | URL | #-[ 編集 ]
少なくとも設定を作った富野監督本人は、感応波だけで成り立っているとは考えていないと思います。
ただ作中で科学的に証明されているニュータイプの特徴がそれくらいしかないので、それをベースに考察するしかないかなと思いました。

ア・バオア・クーで発揮されたアムロの能力は、個人的にはアクシズショック以上のオカルト現象だと思っているのですが、
近年の富野監督の発言から考えると、究極のニュータイプは他人を媒介として他人の感応波まで操って受信できるのかなぁとか思ったりしています。
例えばセイラの誘導時の場合、アムロはセイラの脳を通してセイラの周囲の地形をセイラの感応波で感知していたとか、ですね。

またニュータイプのパイロット適性については、視野や認識の変換が容易であるということは言えるのかなと思います。
MSを「乗り物」ではなく「体の一部」とすぐ認識できる、みたいな。
2014/05/04 (日) 13:48:43 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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