がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
月初のガンダム以外の話「クロノ・トリガー2としてのゼノギアス」
 先月からのクロノネタです。プレステのソフト「ゼノギアス」は、当初クロノ・トリガー2製作チームとして組織されたスタッフを中心にして開発されたそうです。
 そう言われてみると、ゲーム内の設定にもクロノ・トリガーっぽい部分の名残が見え隠れしているような気がします。もしゼノギアスがクロノ2として作られていたらどうなっていたか、少し妄想してみることにしました。

 まず、ゼノギアスのラスボスであるデウスが、思いっきりラヴォスであるということが言えます。デウスの設定自体は、ゾハルをエネルギー源とする恒星間戦略統合兵器であり、ラヴォスとは全然違うんですが、原初の惑星に落下して人類を生み出し、最終的に人類を滅ぼして惑星から離脱する、というシークエンスは完全にラヴォスのそれと同じです。
 仰々しい設定のデウスですが、元を辿ればラヴォスを「超未来の人類が作った生態兵器」という形に作り変えただけのものであると言えます。しかも作中でのデウスは、そういった兵器としての部分ではなく、人類を生み出した神で自己修復のために惑星に潜んでいたに過ぎないというところだけが描かれていますし。

 また、ゼノギアスはエピソード1~6からなり、ゲームでのエピソードは5であったという設定ですが、これはクロノ・トリガーにおける各時代に相当するものであると言えます。1はデウス暴走に至る前史(ゼノサーガに相当)なので除いて、原始・古代・中世・現代・未来がそれぞれ2~6と言えるでしょう。
 原始は天帝カインとアベルが争う時代、古代は一旦滅びてしまう近未来世界(キムの時代)、中世はソラリスとシェバトが争っていた時代、現代はゼノギアスの時間軸ということになります。
 ゼノギアスでは、それぞれの時代において主人公フェイの前世がそれぞれ転生していたことになっていますが、本来は時間移動によってフェイ自身が移動して歴史に関わるはずだったのではないかと思います。

 このように考えると、ゼノギアスにおいてエピソード2,3がほとんど語られなかったのもわかります。本来タイムスリップにより関わるはずの時代の設定であるため、タイムスリップが無くなった時点でほとんど関わる必要がなくなってしまったのでしょう。唯一エメラダにその名残が見られるでしょうか。
 もしかしたら、仲間になるキャラクターたちも、実はそれぞれ別の時代の人間だったのかもしれませんね。シタン先生の思わせぶりな態度なんて、実は未来を知っている別の時代の人間だったって言われてもおかしくないですし。いや、むしろエリィ、先生、バルト以外のキャラはゼノギアスになってから設定されたキャラで、本来は別々の時代のキャラが加わるはずだったのかもしれません。だからそれいがいのサブキャラの存在感が(以下略)

 もう一つ、主人公フェイはゾハルに触れた「接触者」たるアベルの転生後の姿であるという設定でしたが、これは後発のクロノ・クロスにおける主人公セルジュに通じるものがあります。セルジュはラヴォスの生きた破片のようなものである凍てついた炎に直接触れる事で「調停者」と呼ばれる存在となり、凍てついた炎とその先にある時喰いにアクセスすることが可能となりました。
 凍てついた炎の設定はゾハルに近く(そこまで万能ではありませんが)、同時にそれに触れたフェイとセルジュにも共通点を見出す事が出来ます。この点から、ゼノギアスの前身たるクロノ・トリガー2のプロットの一部は、クロノ・クロスに流用されたと考える事が出来そうです(まぁどちらも続編として作られたんで当たり前なんですが)。

 そう考えると、ゾハルとの接触により生まれたエレハイムと、時喰いに取り込まれているサラにも共通点を見出す事が出来ます。ゼノギアスの最終目的はデウスに取り込まれたエリィを救う事でしたが、これはそのままクロノ・クロスの最終目的に繋がるものです(ゼノギアスをプレイした当時はGガンダムのパクリくらいにしか思っていませんでしたが…)。
 その点から考えても、クロノ・トリガー2のシナリオの根幹はクロノ・クロスと同じであり、時代設定はゼノギアスと同じであったというところでしょうか。

 ただ、ゼノギアスの舞台となる惑星は地球とは異なる星であったという設定から、クロノ・トリガー2としての世界観はクロノ・トリガーとは違う星だったのではないかと思います。同じ世界でまたタイムトラベルをやるのは色々無理がありますので、別のラヴォスが降りた別の星の物語だったと考えるのが自然です。
 それにサラの存在を考えると、別時空に飛ばされたサラを取り込んだラヴォスが降りた星での物語、という感じでしょうかね。

 大まかなストーリーは、クロノ・トリガーと同じで滅亡の未来を見た主人公達が、歴史を変えるために様々な時代で活躍する話であると思うのですが、クロノ・クロスの場合は逆に、滅ぶ未来を予見した未来の組織が過去にタイムスリップして歴史を管理し、適切な未来を掴もうとする一方で暴走したコンピュータがそのシステムを乗っ取って歴史を悪い方向へ導こうとするような展開でした。
 デウス復活を裏から企図する組織が暗躍していたゼノギアスの世界観から考えると、後者のクロノ・クロスのシナリオがベースであった可能性の方が高いかなと思います。

 つまり、主人公とは別の誰かが新ラヴォスに滅ぼされる未来を知って原始へタイムスリップ、天帝カインを生み出して以後長い間人類を支配するも、その中で異分子(カレルレン?)が計画を捻じ曲げてしまう。しかしラヴォスの中枢?と接触した主人公の存在により思い通りにコントロールする事ができなくなったため、主人公の抹殺を目論む。それを守ろうとするのがシタン先生とかサラの分身たるヒロインだった、とかそういうストーリーですね。
 クロノ・クロスのストーリーが複雑なのは、ラジカル・ドリーマーズの背景をベースにしつつもゼノギアスの原案をストーリーの主軸にしていて、かつ時間移動ものを並行世界ものに変えてしまったためなのではないかと思います。
 同様に、ゼノギアスのストーリーが複雑なのは、クロノ・トリガー2として作られていた設定をベースにFF7の没案となったストーリーを組み込み(おそらくフェイ・イド・グラーフ絡みのシナリオのことじゃないかと思います)、しかも設定を根本から変えて後のゼノサーガに繋がる(エヴァの影響を多大に受けた)壮大なSF設定にしてしまったからなのではないでしょうか。
 両作品にある、尋常ならざる設定の深さと物語の複雑さは、そもそも別作品のプロットや設定を流用して組み合わせたりしていたからだという側面も、あったんでしょうね。
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スぺッキオに魔法を使えるようにしてもらったことに少し触れたのですが、クロノたちは古代ジール帝国の末裔である。

中世の人間であるカエル(グレン)も魔法が使えるので、魔王を含めこの世界の人間は一様にラヴォスの影響を強く受けて進化した種である。人間ぞれ自体は別の進化遂げて存在していましたがラヴォスガ落ちて来たことによってその影響を受けた。

ゼノギアスにおける「ヒト」の設定、そしてクロスにおけるエルニド諸島の人々はより直接的にゾハルやフェイトによって作りだされた存在である。

ラスボス、あるいはそれに近い存在によって生まれたというのが興味深いですよね。

2011/10/23 (日) 19:34:19 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
普通の人類とルーツが違うから魔法が使える、という理屈付けに原作者のこだわりを感じますね。
クロノはそのへん曖昧でしたが、続編でそこまで触れる事も出来たのかも知れません。
2011/10/30 (日) 22:01:27 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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