がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
チョバムアーマーの開発目的
 ガンダムNT-1アレックス用に開発された増加装甲、チョバムアーマーは、FSWSの一環であったとする説があります。しかし、本来のFSWSはガンダムの戦闘力を戦艦並に引き上げるプランであり、装甲よりも武装の追加とそれに伴う重量増加を補う推進力の強化が念頭に置かれています。
 しかしチョバムアーマーは、装甲のみを強化する増加装甲であり、武装も推進器も追加されません。その開発目的は何だったのでしょうか。

 MGインストによると、チョバムアーマーはフルアーマーオペレーションの一つである「装甲積層試験」により開発されたもので、アレックスというネーミングもRX計画のRXと"Armor Layered EXamination"をかけたものであると記述されています。
 このことから、FSWSのプランそのものというよりは、その計画過程の中の一つで、強化装甲の実験のために開発されたものであると考える事が出来ます。

 しかし、実際にFSWSにおいてチョバムアーマーを発展させたタイプの増加装甲は登場しませんでした。実際にチョバムアーマーを継承した機体は、今のところガンダムTR-1ヘイズルと、GMキャノンIIの2機種です。
 特に注目したいのは、GMキャノンIIの方です。このMSはチョバムアーマーを参考にしたと見られる基礎装甲を纏っており、アレックスのように着脱式にはなっていません。これは、チョバムアーマーが単に「MSの装甲材」の一つとして一般化したことを意味します(量産機ですしね)。

 GMキャノンIIの前段階のMSにはRGC-80GMキャノンがあります。このRGC-80はガンキャノンの簡易量産機として開発されたものですが、その70%はGMであり、ガンキャノンとしての部分が継承されたのは、キャノン砲1門と脚部の増加装甲くらいでした。
 ところで本来のガンキャノンは、単に支援用にキャノン砲を持っているというだけでなく、ジャイアントバズの直撃にも耐える重装甲が売りでした。シールドを持たない代わりに本体の装甲自体がシールド並の強度を持っており、それ故にシールドをもたず両手を火器の運用に使用できることが一つの特徴なのです。
 GMキャノンは、コストを下げる意味合いもありそこまでの装甲強度は持っていませんでしたが、GMキャノンIIは、チョバムアーマー型装甲を採用する事により、ガンキャノンの防御力に近い性能を獲得したのだと言えます。

 このように考えると、チョバムアーマーは結果的に「ガンダムにガンキャノンの防御力を与える」という機能があることになります。
 となると、チョバムアーマーの開発目的としてガンダムのガンキャノン化、すなわちガンダムとガンキャノン、GMとGMキャノンを別機種として開発せずに、同一機に装甲をかぶせることでキャノン系として運用できるようにすることがあったのではないかと推測できるようになります。マドロックにチョバムアーマーを装着したら完全にガンキャノンなんですよね。
 そこで思い当たるのが、RX-81というMSです。この機体はガンダムの完全量産化が目的でしたが、戦後に開発されたタイプはガンダムとガンキャノンの機能を一つにした上での量産機でもあったという説もあります(何に書いてあったんでしたっけ)。となると、RX-81のバリエーションの一つとして、ガンキャノン級の装甲を持ったタイプを前提に開発されていたのが、チョバムアーマーだったのかもしれません。
 そうでなくとも、将来的にガンダムやGMを直接支援用に改装するプランの一つとして考案されていたのではないでしょうか。


 ところで、そのように考えると開発当初のアレックスは純粋にFSWSのための実験機だったのかもしれませんね。だからチョバムアーマーの他に、通常のフルアーマータイプもあったと。
 そうであるならば、他のガンダムもフルアーマーに換装するためにはアレックスの仕様に準じたタイプへ改修した方が都合がよさそうですから、ガンダム4号機以降の改修ももしかしたらそのためだったのかもしれません。実際はアーマー装着が見送られたため独自の改修が更に施されましたが、フルアーマー化された際には、4号機以降のガンダムの「中の人」はアレックスに準じた外見(Ver.Ka!?)になっていたのかも…。
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コメント
コメント
結局のところ、ビーム兵器の急速な普及でチョバムアーマーも気休め程度の防御力しか確保できなかったからすぐにすたれてしまったんでしょうね。

83年ぐらいならまだジオン残党はろくにビーム兵器を使っていませんのでジムキャノンⅡ辺りはかなり脅威だったのかもしれませんが。
2011/08/12 (金) 10:53:00 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
ビーム兵器の普及と、実弾でも強力化が進んだのでしょうね
だからこそジオン残党はデラーズフリートとアクシズ(ネオジオン)でノイエジールやドーベンウルフなどビーム所持と実弾の強力化を急いだんですね。

それと装甲材自体が進化して、ガンダリウムα(ルナチタ二ウム)からガンダリウムβ、ガンダリウムγと進化したからこそ、リックディアスやシュツルムディアスに繋がるのでしょうね。

白兵戦用(対MS用)のMSに支援用(対艦用キャノン系)MSの装甲を持たせるというより
支援用MSを装甲を維持したまま軽量化して白兵戦(格闘戦)も可能なMSにしたという感じですが。
これによって敵艦隊や敵拠点(敵の要塞・基地)に突撃してあらゆる兵器を大量に相手にしても引けを取らない万能MSにしたのでしょうね。
機動性(運動性)と装甲という相反する性能を両立した形ですね。
2011/08/12 (金) 20:37:48 | URL | #-[ 編集 ]
>ドクトルKさん
ほんとビームが一般化しちゃいましたからね。
フルアーマーZZも追加装甲にビームコートしてましたし、致し方ない部分だと思います。

>名無しさん
実弾はミサイル型が一般化したんで、耐えるよりも撃墜する方が有効な防御だったんじゃないかと思います。

グリプス戦役以降は支援も白兵戦も機動力が重視されるようになったんで、
装甲だけが厚い支援機は結局的になってしまうだけだったんでしょうね。
2011/08/14 (日) 18:02:55 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
要塞怖い
フルアーマー系の増加装甲ですが、ジオン製宇宙要塞の対空砲火がきつかったってのもあるのではないでしょうか。
連邦と違いジオン側には最初からMSがあるので、MSを使って対空砲火のシュミレーションができます。
そうすると対空砲火によるMS対策にかんしてはジオンの方が進んでいたとも考えられます。
連邦も対策は練るでしょうが実際にMSを使ってシュミレーションできるのとはやはりかなりの差がでそうです。
それに連邦側はルウム戦役の戦訓から「MSは対空砲火を簡単に回避可能OR当たっても装甲で耐えられる」という結論をだしたのかもしれません。
しかし連邦がいざMSを開発してジオン製宇宙要塞に突っ込んでみると「機動性で回避するのは不可能」&「通常の装甲では被害甚大」という結果が出たので、慌てて増加装甲を検討したのではないかと。
要塞に取り付いてからは、損傷した増加装甲を捨てて機動力を確保すると。
しかし宇宙要塞を攻撃するような状況がなくなり不要になったのではないかと。
2011/08/15 (月) 23:57:31 | URL | DN #mQop/nM.[ 編集 ]
ポケ戦のジオンMSのマシンガンMMP-80は90mmの高速で貫通能力、集弾性に優れた火器とされています(高速徹甲弾)。
またジャイアントバズやシュツルム・ファウスト?などガンダリュウム装甲をもってしても厳しいHEAT弾頭と思しき火器が採用されています。
この辺の火器に対する防御策としてチョバムアーマーがNT-1に採用されたものと考えていいでしょう。チャレンジャー1戦車をそのままなぞってる感じです。
(中空装甲の中にビーム撹乱幕的な物質を充填して多少の対ビーム効果もあったとか妄想するのも手ですが)
要塞攻略の乱戦である程度被弾しても運用でき、不用になれば排除して無傷のスマートALEXにすればよい。
部分的に交換することも出来そうなので、メンテ面でも有益でしょう。

廃れた理由を考えると
1.ガンダリュウムが安く量産できるようになった。
2.安くなったガンダリュウムに対して重すぎた。(ガンダリュウムを厚くしたほうがよい)
3.ムーバブルフレームの一般化により、MSの装甲の交換がしやすくなった。→モジューラー装甲の価値が低下した。
4.ビーム兵器の一般化により、防御力としての価値が低下した。
2011/08/16 (火) 00:51:28 | URL | T #LkZag.iM[ 編集 ]
連続すいません
チョバムを着せるとキャノンになるという説に関して「キャノン系が重装甲であるべき理由」を考えてみてください。
(手持ち火器を二つ所持したキャノンはあまり見たことないですし、ライフル類が片手でとりまわせるのはガンダムから明らかです。)
タンク長距離・キャノン中距離・ダム近距離って単純な考えなら装甲の重要性はタンク<キャノン<ダム(ガン略)
なはずです。
V作戦時はどれか物になればいいって腹だったから、機動力も射程も半端なキャノンが敵に捕捉されやすかろうと重装甲なのはありかもしれません。しかし、GMの量産が軌道にのった後のキャノン系は今ひとつ納得できません。
実際キャノン=重装甲の図式はあるので個人的な疑問の一つです。(ただケンプに撃滅された量産キャノンの防御力は納得の低さ)
2011/08/16 (火) 01:17:07 | URL | T #LkZag.iM[ 編集 ]
>DNさん
そうですね。MAとか可変MSとかだと、超スピードで対空砲火を突破して肉薄できるんですが、
通常のMSだとどうしても装甲が必要だったのだと思います。
ただアレックスのチョバムアーマーは拘束具をイメージしたデザインであまり突撃戦に向いているようにみえないので、
あくまでも試験用だったんだろうなとは思います。

>Tさん
本来後方にある兵器ほど装甲は不要であるはずなので、仰る意味は分かります。
キャノン系は確か要塞突入支援も想定しているから重装甲だと何かに書いてあったはずなので、
DNさんが仰っていることがそのままガンキャノンに当てはまるかと思います。
2011/08/16 (火) 21:33:14 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
キャノン系は攻城戦も想定
まあそうかも知れません。キャノンの砲は砲身が短く、徹甲弾に高い初速を与えられるものには見えません。攻城戦では榴弾を主に使用し、対MS用にはHEAT的な弾種を使ったてころでしょうか。ロケットランチャーにも換装が可能なところを見てもキャノンの砲が面制圧に重きを置いた砲で拠点制圧向きかも。
しかしDNさん説ではソロモン戦以降からチョバム開発となり、時間的に厳しい気がする。ソロモン攻略作戦に先立つ威力偵察時に損害が大きく、開発プランが提示されたと見ればありか…
サイド3攻略戦用に既存GMに着せるチョバムが大量生産中だったとか…
しかしボール乗りは死んでしまえみたいな無茶なところが気になる。
2011/08/21 (日) 03:17:58 | URL | T #LkZag.iM[ 編集 ]
アレックスが当初から装甲積層実験機であったのであれば、
チョバムアーマーのプランはもっと前からあったのではないかと思います。
実用性が疑問視されていたか開発が滞っていたところ、ソロモン戦で必要性が確認された、くらいでしょうか。

個人的にはガンキャノンはともかく、チョバムアーマーについてはFSWSの別プランなので、
一年戦争の段階では量産機への導入までは考えられていなかったと思っています。
2011/08/21 (日) 23:20:51 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
本文内
「ガンダムにガンキャノンの防御力を与える」

コメント7内
キャノン系は確か要塞突入支援も想定しているから重装甲だと何かに書いてあったはずなので、
DNさんが仰っていることがそのままガンキャノンに当てはまるかと思います。
と書かれていらっしゃるので要塞戦でチョバムが有用と考えられたのではないかと思ったわけです。
RX系MSは技術実証機であり、成果はGM等の量産MSに盛り込まれるべきもののはずです。
ガンダムだけにしか適用できない強化案などあまり意味がないと思います。
そもそも要塞なんてそうあるものでは無く、一年戦争中に実用するつもりでガンダムの増加装甲タイプおよびそのGMへの適用が考えられていたと考えます。
戦後エウーゴやらティターンズあたりは少数で戦力をアップするためにガンダムタイプの強化案を出しているので、これは一年戦争時とまったく別の事情と思います。
2011/08/25 (木) 23:08:10 | URL | T #-[ 編集 ]
チョバムが要塞戦で有用であることについて疑問はありませんが、
それを立証する段階まで至っていなかったのではないかということと、
FSWSが量産化に至っていなかった以上、チョバムもまた量産機への反映まで考慮されていたとは言い難いのかなと思ったのです。
RX-81あたりに反映させるつもりはあったのかもしれませんが、チョバムじゃなくてGMストライカーの装甲が採用されてましたね。
2011/08/29 (月) 23:27:22 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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