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グリプス戦役時代のMSを「対アナハイム」の視点で見る
 グリプス戦役時代のMSは急激に技術が進歩した部分がありますが、その呼び水となったのはアナハイムが新型MSを積極的にエゥーゴに供給したことではないかと思います。
 そして、そのエゥーゴのMSにティターンズ側が対抗することで、競争が生まれて技術の進歩が促進されたのではないか、と思い至りました。

 実際に、対エゥーゴ、対アナハイムをコンセプトに開発されたMSがあったのか、検証してみたいと思います。

(1)リック・ディアス
 アナハイムが最初に投入したのが、ガンダリウムγを初めて全面的に使用したMSであるリック・ディアスでした。この素材の採用によりMSの重量は飛躍的に軽減され、重装甲・高出力・高推力と機動力の両立が可能となりました。
 ティターンズ側でこのMSの対抗機と呼べるのは、同じくガンダリウムγを採用したマラサイかなと思いますが、これはどちらかというとネモと対になるMSです。しかし当時ディアスと対等に戦えるレベルにあったのは、マラサイのみだったと言えます(あとはせいぜい、シロッコのメッサーラ)。
 ただマラサイは、ご存知のようにアナハイム側から提供を受けた物です。そういう意味では、アナハイムの自作自演で競争が始まったとも言えるのかもしれません。

(2)百式
 可変MSとして開発されながら非可変MSとして完成したMSです。クワトロの操縦によりエゥーゴのMS部隊の中核をなした機体ではありますが、性能面、あるいは技術的な面でティターンズ側に脅威を与えた機体ではないので、対抗機が必要だったかは疑問です。
 ただし、位置づけとしてはZガンダム登場前に実戦投入された高性能機の中で言うと、ガブスレイがその位置に近いのかなと思います。リック・ディアスともどもエゥーゴの高級機への対抗策として、ガブスレイが開発されたのかもしれません。実際、Mk-IIとリック・ディアスを圧倒し、ディアスは撃破しているわけですからね。

(3)Zガンダム
 アナハイムが開発したMSの中で最も技術的なエポックだったのが、主役機であるZガンダムです。この機体への対抗策としては、非公式レベルではガンダムMk-IIIハーピュレイというのがあるのですが、開発時期や性能から見て疑問となる部分も多く、ここでは挙げません。
 むしろ、ガブスレイがリック・ディアスや百式への対抗機だったとするならば、Zガンダムの対抗機はハンブラビであった可能性があります。実際にハンブラビは対Zガンダム戦において常に優位に戦闘を進めていました。バイオ・センサーのオーバーロードがあってやっと撃破できたものでしたからね。

(4)ネモ
 エゥーゴの主力機です。ハイザックやGMIIよりは高性能であるものの、後のGMIIIに比べるとコストが高く、生産数はそう多くなかった機体です。
 先に述べたように対になるMSはマラサイなのですが、これは並行開発された兄弟機と言った方が近いので、むしろ明確な対抗機と言えるのはその後現れたバーザムの方かもしれません。
 GM系のコンセプトを継承したスタンダードな設計のネモに対し、異形とも言えるシルエットでこれまでのMSとは異なる動きを可能とした(のか?)バーザムによって、ティターンズは対抗しようとしていたのかも。GMに対して同じGM系で対抗したらスペックとコストで差をつけるしかないので、根本的に設計思想の異なる機体で対抗しようとしたというのはわからなくはありません。


 このように考えると、グリプス戦役後半に投入されたガブスレイ、ハンブラビ、バーザムあたりはエゥーゴのMSへの対抗機種だったのではないかと推測する事が出来ます。
 ガブスレイは大量の推進器を搭載しており、瞬間的な推力はリック・ディアスを大きく上回るはずですし、フェダーインライフルというリーチにも勝る武装を主兵装としています。また格闘戦においても脚部をマニピュレーター兼クローとして扱えるため、対MS戦でより手数が多い機体です。Zガンダムに比べると運動性に劣り(推力が高すぎる)、ネモに比べるとコストパフォーマンスに劣るMSですが、リック・ディアスや百式に対しては勝る部分の方が多いのではないでしょうか。
 ハンブラビは可変MSの中でも、特に運動性に特化したMSであると言えます。スタビライザーと小さい全長は旋回性を重視しており、海ヘビという中距離兵器も持っています。これは対可変MS戦を想定した機体であると推測でき、エゥーゴではほぼ唯一の可変MSであるZガンダムの特徴を消す機体であると言えます。
 バーザムは可変MSとの連携運用を想定した高機動機と見られる機体です。同時期に配備されたハンブラビとの連携を想定していた可能性が考えられますが、エゥーゴ側はZガンダムの僚機としては試作機であるメタスしかありませんでしたので、仮想敵は当時のエゥーゴ唯一の独自量産機であるネモだったのかなと思います。

 ガブスレイ、ハンブラビはシロッコが関与したMSであることも知られていますが、完全にシロッコオリジナルでもないようなので、もしかしたら既存の試作機を、対エゥーゴ用にシロッコが設計変更した機体がこの2機だったのかもしれません。バーザムもそれに合わせて無理に設計変更したから、あんな見た目になってしまったのかも…。

 資料的根拠に乏しい推測の話でしたが、兵器というのは技術実験機でない限り基本的に何らかの戦術への対抗策として開発されるケースが多いので、こういう考え方もありなのではないかと思います。いかがでしょうか。
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マラサイってアナハイムとして見ればハイザックのリベンジという意味合いもありそうなんですよね。

リック・ディアスが明るみに出たあたりでティターンズにマラサイを売り込むチャンスができたとも考えていたのだと。

開発史でも言ってたように百式はMkⅡが手に入った段階で可変機として完成する道筋はあったと思うのですが、これはむしろジャブロー攻略のフラッグMSとしてエゥーゴが求めた結果だったのでしょう。

ティターンズは連邦の研究機関を傘下に収めてその試作機を投入するようになってからアナハイムも本格的にエゥーゴに試作MSをぶちこむようになったと。

そしてこれに対抗する形でシロッコが絡んでゆくって感じでしょうか。

ZZになるとこうした動きが収まるのか、連邦系の研究機関が軒並み廃業に追い込まれたから?
2011/06/16 (木) 12:28:54 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
確かにマラサイはアナハイムにとっての真ハイザックだったんじゃないかと思います。
ロゼットとして連邦に売り込んだけど失敗し、マラサイとしてエゥーゴに再出荷しようとしたものがそのままティターンズに流れただけなのではないかと。

エゥーゴが試作MSを多く投入したのはティターンズ側の可変MS・MAに対抗するためという側面が大きいんでしょうね。
本来は試作機でも投入しないととても対抗できないくらいヤバい相手だったんだと思います。描かれ方がいまいちだったんでピンときませんが。
きっかけは、ジャブロー突入前のメッサーラかもしれませんね。

そう考えると、収まったのは単純に可変MSの運用が少なくなったからというだけかもしれません。
2011/06/19 (日) 22:54:20 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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