がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ザクIII&ドライセンとドーベンウルフ&バウ
 旧キットのドライセンの解説書によると、アクシズで試作されたMSのうち、採用されたのはドライセンとザクIIIであったと記述されています。
 しかし一方で、ザクIIIはドーベンウルフに敗れたという記述が複数存在しています。また、バウは一度不採用になったものが、グレミー用にカスタマイズされた仕様が評価された事で量産に至った、ということになっています。

 以上のことから、ドライセンとザクIIIは一旦は制式採用されたものの、その後バウとドーベンウルフにその役目を奪われてしまったのではないか、と推測できるのではないかと思い至りました。

 まず、ザクIIIとドーベンウルフが競合した事は間違いありません。ザクIIIは単体のスペックとかつてのザクIIに匹敵する汎用性を重視して開発された機体ですが、その高スペックさが仇となり、より武装が豊富でスペックの高いドーベンウルフに敗れるという結果となりました。
 アクシズでは、ガザ系を大量生産する一方で、数少ないエースパイロットには高スペックのハイエンド機を与えていました。ザクIIIはそんなエース用に開発された高スペック機だったが故に、同じようにどう見ても高スペックなドーベンウルフと競合してしまったのではないかと思います。
 ドーベンウルフは、亡命してきたローレン・ナカモトら元オーガスタ研究所のスタッフが中心となって開発したガンダムMk-Vの後継機ですから、当初のアクシズの開発計画にはなかった機体のはずであり、そのため元々アクシズで開発されていたザクIIIと急遽競合することになったのでしょう。

 一方ドライセンは、地球侵攻を想定して開発された機体です。ガザの陸戦対応型がほとんど存在しないように、アクシズでは地球侵攻用のMSはガザ系とはまた別のラインを使用することを考えていたようで、そのうちの一つがこのドライセンだったことになります。
 またバウも量産された際は地球に配備されており、コミック「ジオンの幻陽」では分離状態が航空兵力として運用されているなど、(当初のコンセプトはともかく)結果的には地球侵攻用のMSの一つとして配備されていたようです。
 ドライセンはザクIIIよりはかなり生産数が多かったように描写されており、バウと競合して敗れたとするには根拠に乏しく、また機体コンセプトからみてもかぶっているとは言い難いのですが、少なくとも「地球での運用を想定した、宇宙でも使えるMS」という立ち位置は同じであったように思えます。
 また、バウは一旦不採用になったMSであり、それが急遽量産される事になったという意味では、当初の配備計画にはなかったMSということになります。そういう意味では、本来ドライセンが占めるはずだった立ち位置に組み入れられたという点が、ザクIIIに対するドーベンウルフと似ていたのではないかと思います。


 ドライセンとザクIIIは、それぞれドムと、ザク及びゲルググの直系後継機と言っていい機体です。一方でドーベンウルフは連邦系MSの延長線にあるMSですし、バウもZガンダム系の影響が明らかに見える機体です。つまり、ドライセンとザクIIIの立ち位置にドーベンウルフとバウが割り込んできた上、後者がしっかり採用されていた形跡があるということは、ジオン直系のMSを、連邦系のMSが押し出したとも言うことができます。それも、ジオン残党軍の最大派閥であるアクシズでそのような自体になったということは、象徴的です。

 ただ、アクシズの全軍でそのような状況になったというわけでもなさそうです。というのも、ドーベンウルフはグレミー側についたエースであるラカンの小隊に優先配備したと思われ、またバウは元々グレミーの主導で再量産化されたような機体です。つまり、バウとドーベンウルフはグレミーに縁があるMSなのです。
 となると、バウとドーベンウルフの採用は、グレミーがハマーン側にない独自のMSとして運用するためのものであった可能性があります。ある意味では、ドライセンに対するカウンターとしてバウを、ザクIIIに対するカウンターとしてドーベンウルフを配備していたとも考えられます。実際、マシュマーのザクIII改とラカンのドーベンウルフ隊が交戦したわけですし。

 ジオン直系のMSの開発を進めるハマーン側に対し、連邦のニュータイプ研究所やZ計画から派生したMSを独自開発してアドバンテージを握ろうとしたのが、グレミー側だったのかもしれません。
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>ザクIIIに対するカウンターとしてドーベンウルフを配備していたとも考えられます。

だがしかし、グレミー軍カラーのザクIII改が配備されているという罠。

開発に関与したバウはともかく、
ドーベン・ウルフに関しては、単純に初期ロットを抑えることが出来ただけにも思えますね。

後にロールアウトが間に合わなかったらしき機体が、訓練機として後方に配備されていたと思しきリゲルグと共に宙族で運用されてますし、単純にハマーン軍に配備が間に合わなかっただけとも考えられます。(UC外伝 星月の欠片)

その他ドーベン生き残りがちらちらと他作品にも登場しますが、全部グレミー軍残党か?というとその確証には至りません。

兄弟機(多分基礎フレームが共通?)設定のゲーマルクはハマーン軍配備ですし、グレミーの優先権限はバウとマガニー系サイコミュ機(量産キュベ、マンサ)だけかも。
2011/06/01 (水) 22:29:49 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
ザクⅢとドライセンはコンセプトとしてはある程度共通しているんですよね。

戦力事情に絡んで高い汎用性と高性能でバランスをとっている。デスが配備数はドライセンの方が多いみたいですし、実はドライセンとザクⅢが競合していたというのはないですかね。

ドーベンウルフはゲーマルクやキュべレイの、バウはガザ系の穴埋めとして採用されたのではないでしょうか。

NTの絶対数が少ないという事、ガザ系が戦力として心もとないというところを埋め合わせたというところかもしれませんね。

ちなみにグレミー派の大物?ラカン・ダカランはバウ以外に全部搭乗してるんですよね・・・
2011/06/04 (土) 14:08:46 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
>とっぱさん
ドライセンとザクIIIは全軍に行き渡っていたんじゃないかと思うんです。
バウとドーベンウルフは後からグレミー派が付け足したんじゃないかなと思ったんですが、
必ずしもそうは言えないですかね。
そもそもハンマ・ハンマの代替機がドーベンですから、
ちょっと認識を改めるべきかもしれません。

>ドクトルKさん
ザクIIIとドライセンは宇宙重視か地球重視かの違いでもあると思うんです。
ザクIIIは準サイコミュ機と競合したのでポジション的にはキュベレイクラスの中核機だったんじゃないかと思います。
ドライセンもスペックは高めですがそこまでのポジションではないと思うんですよね。
なのでドライセンやバウはガザ系のような大量配備と、キュベレイやドーベンウルフのような少数精鋭機の中間に位置する機体だったんじゃないかと考えています。
新兵と古株の間にいる準エース機的な感じの。
2011/06/04 (土) 23:01:11 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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