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ガンダムMk-IIのムーバブルフレームを受け継いだ非可変MSたち
 ガンダムMk-IIのムーバブルフレームはZガンダムの開発に貢献した事で有名ですが、一方で非可変MSにも影響を与えているはずです。実際にどのようなMSに継承されているのかを分析してみたいと思います。

(1)百式
 百式はガンダムMk-IIのムーバブルフレームを参考にして完成したと言われています。百式はMk-IIの奪取前から可変MSとして開発されていた機体であるため、非可変機に再設計する際にMk-IIのムーバブルフレーム構造を取り入れたと考えられます。
 Mk-IIの入手から百式の完成までのタイムラグが短すぎるような気がしますが、実は年表上、Mk-II奪取から百式の初戦闘(対メッサーラ戦)までほぼ2ヶ月が経過しています。Mk-IIが月に届けられてから百式がロールアウトするまでも、実は1ヶ月弱経過しているのです。一年戦争のMSの開発スピードを考えれば、フレームを多少手直しするくらい十分可能な期間と言えるでしょう。

 さて、具体的に百式にMk-IIの何が反映されるかということになりますが、これは百式とデルタガンダム(デルタプラス)の相違点を見ればある程度の推測は立てられます。
 設定画を見比べると、違うのはほぼ胴体のみです。デルタガンダムの設定自体、胴体フレームが変形に耐えられないのが欠陥だったようですから、ごく単純に言えば胴体部分をMk-IIベースに挿げ替えたのが百式だということになりそうです。もしかしたらフレームの制御系をMk-IIタイプに置き換えているのかもしれません。しかし百式は元々Mk-II以前からアナハイム独自のムーバブルフレーム採用機として開発された機体であり、それにMk-IIの制御系を導入するというのは、いわばimacにwindowsをインストールするようなものです。そんなアジャストをしながら操縦しなければいけないから、技術のあるクワトロでなければ扱えなかったのかも。


(2)ガンダムMk-III
 もう一つ、アナハイムがガンダムMk-IIの直系の発展型として開発されたのが、MSF-007ガンダムMk-IIIです。これはフジタ技師長がMk-IIに惚れこんで設計したものの、採用されずデータがオーガスタ研究所に流されたという設定に今ではなっています。
 一応、ムーバブルフレームがより柔軟に、人型に近くなっているということになっていますが、それがMSに必要な要素なのかというと、怪しい物があるので採用されなかったということもあるのでしょう。

 しかしこのMk-IIIは、先に述べたようにオーガスタに流れ、ガンダムMk-IVの開発ベースとなりました。このMk-IVは外見上はMk-IIIと全く共通点がありませんので、おそらくはそのフレーム構造を継承しているくらいなのではないかと思います。だとすれば、その直系の後継機であるMk-Vにも当然その構造は継承されると考えるべきであり、さらにその発展型であるドーベンウルフ、その再設計機であるシルヴァ・バレトにまで受け継がれたと考える事が出来ます。
 そう考えると、Mk-IIIタイプのムーバブルフレームは、意外と優れていたのかなと思います。ただだいぶ人型に近い動きとは無縁そうな機体に継承されているあたり、柔軟性などよりも、重火器や推進器をたくさんつけても支えられるだけの堅牢な構造が評価されていたりするのかもしれません。そういえばMk-IIIは、フルアーマー化を前提にして設計されたMSでもありました。後付けですけど。そういう意味では、Mk-IVはフルアーマーMk-IIIの延長に見えるようにデザイン(Mk-IIIにMk-V型の装甲を追加したような感じ)されていたらそれっぽかったかもしれませんね。

(3)ジェダ
 ガンダムMk-IIタイプのムーバブルフレームを継承した直系の量産機と思われるのが、RGM-88Xジェダです。このMSについての考察は「ジェダとジェガンの違いを考える」をご覧下さい。
 ガンダムMk-II、あるいはZガンダムによるデータの蓄積を反映させた新型量産機、というのが当初のコンセプトであったのではないでしょうか。

(4)バーザム
 ガンダムMk-IIを参考にしている設定ですが、センチネル版はともかくTV版のバーザムはとてもMk-IIのフレームを受け継いでいるようには見えません。むしろ構造的にはドラムフレームなんじゃないかと…。
 まぁセンチネル版バーザムと同時肯定するとすれば、「Mk-IIのフレームと互換性がある新設計のフレーム」と解釈するのが一番無難じゃないかと思います。というかセンチネル版含めて考えないとそこまで辻褄を合わせられないところがミソだったりして。

 じゃあなんでバーザムにMk-IIとの互換性が必要だったのかってところなんですが、Mk-IIタイプが次期スタンダードになる予定だったから、というのが無難なところでしょうか。
 ただじゃあなんでMk-IIとは異なる、互換性のあるフレームを開発する必要があったのかという疑問が生じます。俺説である「バーザムは本来可変MSになるはずだった」説を取り入れると、Mk-IIタイプのフレームを基礎に設計された可変MS用のフレームを流用したのがバーザム、という仮説を導き出せます。Mk-IIタイプの可変MSというと、モデグラオリジナルMSのガンダムMk-IIIハーピュレイが思いつきますが…いや、まさか…

(5)プロトタイプサイコガンダム
 ガンダムMk-IIを母体に、ジオングの技術を導入したのがMRX-007プロトサイコです。それ故にフレームも同じシステムであると解釈すべきでしょう。ただその後のサイコガンダムは巨大化・可変機構導入の全く別設計の機体なので、素直に受け継がれたとは考えにくいものがあります。拡大設計した同型フレームを採用しているのかもしれませんが、機体コンセプトを考えるとMRX-008以降はジオングベースであるとした方がそれらしいように思えます。

 ところでMRX-007の開発時期と、RX-178の開発時期はそこまで離れていないように思えます。正直なところMk-IIベースの機体とするには早過ぎる機体なんですよね、プロトサイコって。実はベースはプロトMk-IIの方なのかもしれません。あれ一応ゼロ・ムラサメの機体だしムラサメ研と関連あってもおかしくないですしね~。


 というわけで、Mk-IIのフレームとの関連性という視点でMSを見てみましたが、割と新しい解釈を導き出すことが出来たような気がします。特に「百式がクワトロにしか扱えなかった理由」の仮説を導き出せたのは個人的にちょっと大きいですね。単にピーキーだからくらいしか設定ないですし。今まで何度も比較してきた「デルタ系」と「ゼータ系」の住み分けに新たな要素が加わった事になるので、今度また考察してみます。
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コメント
コメント
百式の肩とMk-IIの肩のデザインが似てる気がするのですがそういう理由があるんですかね?
2011/01/23 (日) 04:22:35 | URL | Epiphone #-[ 編集 ]
どうなんでしょうね~。肩の形だけではなんとも言えないのですが、
スラスター配置を参考にした可能性はあるのかなと思います。
Mk-IIを参考にするのであれば、機体構造はMk-IIに近づけたほうが都合はいいでしょうしね。
2011/01/24 (月) 23:58:30 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
Mk-IIのデータがZ計画のMSにどの時期から、どの程度、フィードバックされたかというのは諸説ありますよね。

昔はリック・ディアス+Mk-II=百式と考えていたのですが、Mk-II強奪から百式完成までの期間が短い事を考えればルロイさんが仰られていたようにギャンを母体にアナハイムがムーバブルフレーム全身採用の機体を開発していたという方が最もらしいですね。
リック・ドム→リック・ディアス
ギャン→百式
ゲルググ→Zガンダム
とそれぞれを母体にガンダム系テクノロジー(ただしリック・ディアスに関してはGPシリーズ限定)を導入してグラナダで開発したジオン系MSかな?
一方で合体機構のスーパーガンダムやZZは連邦寄りのフォン・ブラウンな気がします。特にZZは「Zの直接の後継機ではなく別セクションで開発された」という現在の定説が、エゥーゴがティターンズを蹴落とし連邦軍中核部隊となってからの政治的流れにも一致しますし。
2011/01/30 (日) 21:41:58 | URL | 巨炎 #mQop/nM.[ 編集 ]
ディアスがドム系の対艦をコンセプトに、
百式がギャンのような対MSをコンセプトに、
Zガンダムはどっちもできる万能型と言う意味でゲルググ的コンセプトではあると思うんですが、

ZガンダムはプロトZがむしろ百式に近い形状の機体だったことを考えると、
Mk-IIのデータを反映してからコンセプトが変わったことになるのかなと思います。

この辺はカミーユがディアスを参考にして組んだ設計が生きているのかもしれないですね。

ZZがフォン・ブラウン製だというのは、Gアーマーのコンセプトを引きづいているあたりからもそれっぽいですね。
2011/02/03 (木) 23:49:05 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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