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ネオ・ジオンMS名鑑(10) AMX-006 ガザD
 今回はガザDです。しばらくガザシリーズが続きます。このMS、ガンダムUCにも出てきましたがHGUCになりませんかね?(笑)

AMX-006 ガザD(GAZA-D)
ガザDは、アクシズが開発した量産型可変MSである。

<開発背景>
 アクシズは主力量産型MSとして、作業用モビルスーツであるガザを発展させたガザCを配備したが、短期間での配備を最優先とした設計であったため、耐久性や近接戦闘能力などに大きな欠点を抱えていた。故障率が高いなど問題のあるこの機体は、しかしそれを織り込み済みで開発されていた。すなわち、いわばガザCは「初回限定生産」のような扱いであり、恒常的に以後もアクシズの主力MSとして配備し続ける事は想定されていなかったのである。
 ガザCの生産はグリプス戦役末期には早々に終了し、同機体の生産ラインはそのまま直系の後継機に受け継がれる事になっていた。それこそが、AMX-006ガザDである。
 これは、かつてのジオン公国の名機ザクに例えるのであれば、ガザCはMS-05、ガザDはMS-06に相当する機体と言う事もできる。ある意味では、ガザDこそが、本当の意味での「戦闘用に改良されたガザ」と言っても過言ではないだろう。

<機体概要>
 ガザDは、当然ながらガザCの欠点を克服する事を最大の目標としていた。そのため行なわれた改良は、剛性の強化とMS形態での性能向上に集中している。一方でガザCの時点ですでに完成していた砲撃用としてのMA形態の機能はそのまま残され、ナックル・バスターを主兵装とする砲台としての機能を継承している。
 明らかな変更点としては、バインダーがミサイルポッドを兼ねる物に換装されている点が挙げられるが、そもそも基本構造こそ同一であるものの、設計は全面的に手を加えられており、仕様はそのままでも出力や推力の向上、本体重量の低減が達成されている。カテゴリー上は、ガザC、D共に可変MSであるもののムーバブル・フレーム構造ではないことから厳密には第3世代MSではないが、ガザDの方がより第3世代に近い完成度を誇る機体と言えるだろう。

<運用過程>
 本機が本格的に運用されたのは、ティターンズが壊滅した後、アクシズが具体的行動を開始した頃である。当時指揮官には新型試作機をカスタマイズした物が優先的に配備されていたが、その配下は原則的にガザシリーズを運用していた。
 本機を乗機とする有名なパイロットと言えば、「ガザの嵐」と呼ばれる3機1小隊であるが、特段大きな戦果の記録は残っていない。但し、当初ガザDはガザCと同系カラーで塗装される予定であったという説もあり、実際に採用された青い制式塗装は、このガザの嵐隊のパーソナルカラーであったのではないかと推測する者もいる。しかしそれを裏付ける証拠は今のところない。
 本機はアクシズが開発したMSの中では最多の生産数であったとする資料もあり、アクシズの主力機であったことは間違いない。0096年においてもネオ・ジオン残党により運用されていた事から、稼働率の面も優れている事が証明されている。

<評価>
 本機は全面的に性能が向上しているとはいえ、コンセプトそのものはガザCと変わるところがなく、また記録に残るほどの目覚しい戦果のある機体ではないが、アクシズにおいて主力量産機として配備され続けていたことは確かであり、その意味ではネオ・ジオンを代表する名機の一つと言うことができる。
 しかし、ガザCが操縦性と生産性に特化する事でアクシズの事情を最大限にカバーする仕様だったのに対し、ある程度組織が安定した頃に配備されたガザDは必ずしもガザCと同仕様である必要は無く、むしろパイロットの慣れや生産ラインの都合である側面が強い。アクシズがその後ガルスJやドライセン、バウなど複数の機種を量産しているのも、ガザ系MSがザク系ほどの汎用性を発揮しなかったことによるものであると考えられる。
 本機はアクシズ発の量産機であるガザシリーズの中で最も完成された機体であったと同時に、汎用性という意味で完成された量産機をアクシズが開発できなかった象徴でもあるのかもしれない。

<バリエーション機>
(制式バリエーション)
なし

(非制式バリエーション)
○ガザD強襲型"ガザック"(AMX-006S)
 ガザDの可変機構を廃し、ザクに近いMSを開発することを目的とした機体。しかしガルスJとコンセプトが近いことから試作3機のみで廃案となった。名称はガザ+ザクより。

○ガザマリナー
 ガザDの水陸両用仕様。カプールの随伴機を想定して設計されていたが、不採用となっている。

<参考文献>
MS大図鑑Part.2 グリプス戦争編
MS大全集
ガンダムメカニクスIV
ガンダムウォーズ MISSION ZZ
B-CLUB 8号
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コメント
コメント
>当時指揮官には新型試作機をカスタマイズした物が優先的に配備されていたが、その配下は原則的にガザシリーズを運用していた。

新型(ガルス)を蹴って、あえてガザDの先行型(B型)をチョイスした剛の者もいたり。
確かビグロ、ドラッツェ乗りの人だったハズなので、機体特性的にAMX-006(B)のほうが合っていたんでしょうね。

グリプス戦役末期の記録なのでこれの塗装がガザC系カラーであった可能性は高い?・・・が残念ながらモノクロだったハズ。
あるいは、劇場版ゼータ・カメオ出演のガザEと同様にグレー系の可能性も捨て切れませんが。

出典は「ダムRPG読者参加ゼータ編・小説パート」
2010/10/14 (木) 09:17:55 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
数押しができるかなって思っていたらやっぱり駄目だったという感じだったのでしょうか。

使いやすいからそれなりに作って置いたけど、早々に見切られたような気もするんですよね。

MSの生産がアナハイム任せにできたということも背景にあるんでしょうけど。
2010/10/16 (土) 17:37:34 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
>とっぱさん
まぁあえてガザを選んだパイロットがいなかったわけではないでしょうね。
スーパーカスタムなガザがあってもおかしくはないですが、
まぁインパクトが薄いから出てこないんだろうなぁ…。

>ドクトルKさん
地球に攻めることになったのが大きかったような気もしますね。
ザクは地上でも使えたけど、ガザは無理だったと。
2010/10/21 (木) 23:39:14 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ガザはコロニーの中で普通に地上戦やってたし、外伝漫画ですが幻陽ではニューヨークで地上戦してるんですけどね。
まあ「使おうと思えば使える」程度のもので、不整地ではやはりガルスJのほうがよかったのでしょうが。
2010/10/22 (金) 22:41:04 | URL | tellusmoe #4shtMUW.[ 編集 ]
たぶん「空中変形」させなければガザも地上で運用できたんじゃないでしょうか。
可変機構なしとなるとガザを運用するメリットもあまり見出せなかったと。
2010/10/28 (木) 22:52:47 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
大気圏内での使用について
こんなすごい考察サイトがあったとは今まで知りませんでした…通りすがりですが思わず書き込みです。
ガザの嵐隊リーダーのパンパ・リダの台詞に「大気圏戦闘用に考えたガザストームだ。この煙の中では、手も足も出まい」というのがあります。「 ... 計算では、煙は我々の機体だけを隠すはずだぞ」「思ったより、煙の拡散が早いようです」…と続きますが、私はパンパの台詞を証左として大気圏内使用が可能であったと考えておりました。(小説版にはあったかな…)
またお邪魔しますね、ゆっくり読ませていただきます!
2011/04/19 (火) 23:40:52 | URL | おずねこ #eAb5nx9M[ 編集 ]
初めまして、書き込みありがとうございます。

作中の台詞であるならば、少なくともガザDを重力下に投入する事は想定されていたと考えて間違いなさそうですね。
ただ実際に運用したことはまだなかった、ということでしょうか。
情報ありがとうございます。
2011/04/20 (水) 22:47:51 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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