がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
クワトロ大尉とカミーユとカツの宇宙世紀兵器開発史講座26「ガンダムMk-IIの流出」
クワトロ縮小では今回は、ガンダムMk-IIの何が優れていたか、というところから始めようか

カミーユ縮小これはむしろ僕の得意分野です


エマ縮小じゃあ、カミーユに導入をお願いしようかしら

カツ縮小もしかして、知らないの僕だけって事ですか、それ…

カミーユ縮小ガンダムMk-IIの優れている点と言えば、やはりムーバブルフレーム構造です。全身の駆動系と動力系を基礎フレームで完全に独立させて、推進系や装甲はその外に後付けできるように設計されています。この発想が無ければ、Zガンダムは完成しませんでした


カツ縮小それは知ってるけど、Mk-II単体で見た場合、それのどこが凄いのさ。別にパワーが上がるわけでもないし、そのおかげで強力な武装や推進器を積めるわけでもないし

エマ縮小性能面で言うのであれば、運動性の向上かしら。装甲が構造に影響を与えないから、稼動域の確保や装甲配置の自由度の高さがそれまでのMSとは段違いね

カツ縮小でも、それなら百式だって同じだし、むしろ高機動に特化してる分百式の方が上でしょ、Mk-IIがムーバブルフレームじゃなきゃいけなかった理由ってあるんですか?

クワトロ縮小前回の話からも分かるように、元々Mk-IIは次世代機として大きく期待されて開発されたものではない。あくまでもガンダムのネームバリューを使う必要性から生み出された機体だ。そういう意味では、ある程度高性能であればムーバブルフレーム構造でなくてもよかっただろうな

カツ縮小じゃあ…Mk-IIのフレーム構造には、合理的な意味はないってことですか?

カミーユ縮小Mk-IIの開発スタッフの多くは、かつてガンダムの開発に関わったスタッフの流れを汲んでいた。つまり、ガンダムの研究を続けた結果の先に、たまたまムーバブルフレームがあっただけかもしれない。


クワトロ縮小それは一理あるな。素体をベースに装甲を換装できるという構造は、フルアーマーガンダムに端を発するFSWS計画のコンセプトに近い。それに基礎フレームのみを独立させてそれ以外の部分で機種としての差異を出せるという発想は、V作戦におけるコアブロックシステムがフレームという形にまで拡大したようなものだとも言える

カツ縮小コアブロックシステムとフルアーマーシステムの融合が、ムーバブルフレームだったってことか!

エマ縮小安易に結びつけるのも迂闊よ。Mk-IIとフレームを共用する他の機種なんてなかったし、Mk-IIにも武装バリエーションが複数あったわけではなかったわ。これから開発される予定だったのかもしれないけど、そこまでの予算がMk-IIに割かれていたようには、思えなかったわね

カミーユ縮小「ガンダムの後継機」を作るほどの予算がなかった可能性はありますね。限られた予算と時間の中で技術者が可能な限りガンダム直系の技術を追求してできたのがMk-IIのフレームだったのかもしれません


カツ縮小本当はコアブロックとフルアーマーを昇華させた最新鋭のガンダムを作りたかったけど、そこまでの予算がなかったから単にフレームだけが凄いガンダムができちゃったってことか…

クワトロ縮小わかりやすく言えばそういうことかもしれんな。だから、ティターンズもシンボルになりさえすればそれ以上の発展は望まなかった、とも考えられる

エマ縮小元々本気でガンダムを作る気なんてなかったのよ、ティターンズは。彼らの本当の敵は軍隊ではなく、活動家たちだったから、一年戦争の時の連邦軍みたいに、最新最強のMSなんて要らなかったということね

クワトロ縮小しかし、本気でガンダムを作ろうとしている者たちが他のところにいたのだ。それがアナハイムというわけだな

カツ縮小それでアナハイムは、ガンダムMk-IIを欲しがったのか!

クワトロ縮小確かにアナハイムは、本気でガンダムを作ろうとしていた。だから、ティターンズが独自に開発している別のガンダムが、どのようなものなのか知りたかったのさ。それがより優れたものであれば参考にすればいいし、優れていなくてもティターンズのガンダム開発を遅らせることができるからな。

カミーユ縮小総合的には、アナハイムの方が上をいっていたように思います。しかし、フレームのアイデアだけは、Mk-IIのものが明らかに優れていました


カツ縮小でも、ムーバブルフレームは百式にも使われているんでしょ?Mk-IIのとは何が違うのさ?

カミーユ縮小アナハイムの技術は、大まかに言って連邦系とジオン系のハイブリッドなんだ。その方が双方の技術の長所を組み合わせる事ができるから、一年戦争のMSよりも優れた機体を作ることができた。でも、Mk-IIの純粋な連邦系の技術は、まだアナハイムのスタッフが達していない境地だったんだよ


クワトロ縮小具体的に言えば、関節に使われるフィールドモーターの技術だな。このジオンになかった技術は連邦軍内でさらに研究が進められ、より高性能化していた。それはアナハイム製のよりも数段優れていたのさ

エマ縮小それに、連邦系の技術のみでムーバブルフレームを構成する、という発想がアナハイムにはなかったんでしょうね。純連邦製パーツのみで完結した構造は、連邦とジオンの技術が混ざった構造よりもずっと完成度が高かった、ということだと思うわ

カツ縮小なるほど、連邦がジオンより早くビームライフルを開発したように、ムーバブルフレームの技術も進んでいたんですね

クワトロ縮小結果論だが、な。連邦でもジオン系技術とのハイブリッドは主流だった。Mk-IIだけが、連邦系技術者のみで作られた純粋な連邦製のMSだったから、そのフレームも特別なものになったとも言える。地球至上主義がプラスに働いたということだな

カミーユ縮小でもその技術はティターンズじゃなくてエゥーゴにプラスになったわけですから、地球至上主義はある意味仇になったのかもしれませんね


エマ縮小それもそうね。どちらにしろMk-IIはアナハイムに渡ったからこそ真価を発揮したことになるわ。限られた環境の中で技術者が最善を尽くした成果だったとも言えるけど

カミーユ縮小そういう意味では、やっぱりいい仕事をしていたんだと思います。父も、母も


クワトロ縮小ティターンズでなければもっといい環境だったかもしれないが、ティターンズでなければ地球系の技術者だけで作られることもなかった。必然であったことは確かだ

カツ縮小なるべくしてなったってことか。ガンダムMk-IIの奪取って、技術的にも大きな事だったんですね

クワトロ縮小そうだな。では、そのガンダムMk-IIを手に入れたことで、アナハイムのMS開発がどのように進んだのか、という話を次回しよう

エマ縮小私の役目はここまでかしら?

カミーユ縮小え…エマ中尉は必要ですよ!その、華的な意味で!


クワトロ縮小華、か…そうだな、今度はファも生徒に加えてみるか?彼女確か名前が花とかそういう意味だっただろう?

カミーユ縮小え!?い…いいです。現メンバーが一番だと思います


カツ縮小微妙に華の意味を取り違えている気がする…さすがクワトロ大尉…
スポンサーサイト
コメント
コメント
この講座を見ていると、ガンダムMK-2ってぜんぜん主人公機体っぽくないですね。

08小隊なんかは省いても、ここまで性能面で訳あり?な主人公搭乗ガンダムも珍しい気がします(まあストーリー前半だけですが)。
2010/10/05 (火) 14:53:55 | URL | #-[ 編集 ]
SPEC比較(from Wiki)
> (カツ)Mk-II単体で見た場合、それのどこが凄いのさ。別にパワーが上がるわけでもないし、そのおかげで強力な武装や推進器を積めるわけでもないし

取り敢えず、SPECを俯瞰で比較してみて下さい。Mk-IIはガンダリウムγを採用していないにも関わらず軽く(本体重量こそ百式より1.9t増ですが、全備重量は下記では僅差ですが最軽量です)、また、出力、推力ともに百式やリックディアスを上回って最高値です。全備重量で百式より軽く、推力も百式を6400kg上回るのですから、SPEC比較上、Mk-IIは百式よりも通常の戦闘状況下では機動性のアドバンテージが有ると言えると思います。

性能面で訳あり?な主人公搭乗ガンダムでしょうか?

型式番号 RX-178
頭頂高 18.5m
本体重量 33.4t
全備重量 54.1t
出力 1,930kW
推力 81,200kg
装甲材質 チタン合金セラミック複合材

型式番号 MSN-00100
頭頂高 18.5m
本体重量 31.5t
全備重量 54.5t
出力 1,850kW
推力 74,800kg
装甲材質 ガンダリウムγ

型式番号 RMS-099/MSA-099
頭頂高 18.7m
本体重量 32.2t
全備重量 54.7t
出力 1,833kW
推力 74,800kg
装甲材質 ガンダリウムγ

型式番号 RMS-106
頭頂高 18.0m
本体重量 38.7t
全備重量 59.6t
出力 1,428kW
推力 64,800kg
装甲材質 チタン合金セラミック複合材

型式番号 RGM-79R/RMS-179
頭頂高 18.1m
(本体?)重量 40.5t
出力 1,518kw
推力 62,000kg
装甲材質 チタン合金セラミック複合材

型式番号 RGM-79Q
頭頂高 18.0m
本体重量 39.8t
全備重量 56.3t
出力 1,420kW
推力 67,480kg
装甲材質 チタン合金セラミック複合材

型式番号 RGM-79N
頭頂高 18.0m
本体重量 42.0t
全備重量 57.6t
出力 1,420kW
推力 67,480kg
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
2010/10/06 (水) 01:54:52 | URL | Mk-IIってそんな機体ですか? #O2Y9xdwI[ 編集 ]
単純に言うならば、MKⅡのフレームはMSの初歩的なすべての動作をフレームのみで行う事が出来ると。

極端な言い方をすればフレームだけで一機のMSが完成しているという事でしょうね。

これに伴って、外層のレイアウトの自由度が大幅に高くなった。事実上、MSの形にこだわる必要性も薄くなったと。

フランクリンがその次を考えるのも無理はない話なんでしょう、別にジムと共用性を持たせる必要もなかったわけですから。そして、この時期ぐらいから、脱出ポッドが標準装備されているように見えていますので、その辺りのオプションも充実し出したのかもしれませんね。

・・・・・ティターンズって、妙なところにこだわりがないんですよね。
2010/10/07 (木) 20:59:04 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
ガンダムMkⅡのムーバブルフレーム+リックディアスのガンダリウムγ合金=Zガンダムですからね

メッサーラがシロッコの技術力でガンダリウムγと同程度の防御力がある装甲材とのことですが。
たとえ使っていたとしても防御力ではなく比重が軽かったり強度が強かったりし機体の機動性を向上させるための百式と同じ名目だと思いますよ。
シロッコはニュータイプですから重装甲より機動性による回避力ばかりを意識していたと思いますけどね


あとは攻撃力ですかね。
ジェネレーター出力はビーム(ガンダムMKⅡのビームライフル、リックディアスのビームピストル)の威力に直結するでしょうけど
リックディアスのクレイバズーカ、ガンダムMkⅡのハイパーバズーカ、バルカン砲など実弾兵器は違うでしょうからね。
2010/10/09 (土) 20:40:48 | URL | #-[ 編集 ]
Mk-IIの構造が、フレームから装甲を浮かせ、可能な限り“装甲が存在しない”状態に近づけた上でフレームを作動させるものであることから、開発者の設計に関する焦点が“コアブロックの延長としてのムーバブルフレーム”に当てられていたことが伺えます。

一方で同時期のアナハイム製MS、例えば百式の場合、内骨格構造によってフリーになった装甲にAMBAC機能を与え、装甲自体に小型のバインダーとしての役割を担わせている点がMk-IIとは異なっています。(Mk-IIの装甲可動はパッシブなものでしたが、百式のそれはよりアクティブなものとされています。)こうした設計から、百式はそのスペック上の数値以上の機動性を得ていたのでしょう。

バックパックを主推力に、バインダー等のAMBACや或いはマイクロバーニアとの併用によって運動性向上を期する設計はこれ以降のMSに広く取り入れられていきます。フレーム設計という特定分野に関しては連邦に一日の長があった訳ですが、アナハイムは機体全体を一つのシステムと捉えた上での設計アイディアに富んでいたといえるのでしょう。

Mk-IIのフレームの内骨格構造に着目した設計はΖ系列や連邦系の可変MSの開発にも貢献しましたが、その他の特性として、Mk-IIのフレームには特定部位に架せられた応力をフレーム全体に分散させる機能もあったとされていますね。(Mk-IIでは材質が旧式であったために有効に機能しなかった様ですが)Ζ計画中の機体には、変形よりも強度向上という観点から積極的にムーバブルフレームを導入したものもあるとされています。こうした一面からも、Mk-IIの真価はアナハイムにて発揮されたといえるのでしょう。
2010/10/10 (日) 13:44:34 | URL | #/DBNjC6.[ 編集 ]
>主役機っぽくない
そもそもタイトルを冠していませんからね。
それまでの富野アニメは前半主役機がタイトルでしたが、Zは違うので、
控えめな設定になったんじゃないでしょうか。

>スペック
スペックだけならMk-IIは高いと書かせていただいています。
でもそれだけなら極端な話量産機をカスタム化したっていいんですね。
じゃあガンダムたる所以が他にあるのかということを考えた時、
あまりそれがないのがMk-IIなのだということです。

>ドクトルKさん
ティターンズの意図と、開発者の意図が違っていたということなんでしょうね。
とにかく使えればいい発注側とできるだけいい物を作りたい受注側、という構図は割とありがちだったりしますが。

>シロッコのガンダリウム合金
コストを考えなければガンダリウムにしないメリットはありませんから、
目的はともかく採用するのは当然かと…。
シロッコのMSはみんなワンメイクですからね。

>Mk-IIの真価
まさにそういうことですね。
ムーバブルフレームを得たアナハイムがそれを生かした最たる機体がSガンダムなのだと思います。
内骨格と外骨格のどちらが応力分散に適しているかは自分の知識ではよくわからないのですが、
個人的には空間戦には内骨格の方が適しているのかなと思いますね。
2010/10/13 (水) 23:44:28 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 がんだまぁBlog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.