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ガンダムネタだけを語るブログです。
ビダン夫妻とガンダムMk-IIの開発中止の関係
 ティターンズが開発したガンダムMk-IIは、その後後継機が開発された形跡がほとんどありません。元祖ガンダムは後期ロットだのフルアーマーだのアレックスだのと先があったのに対し、Mk-IIはそれがないのです。まぁ、非公式には多少ありますが…直系の発展型ではないのがほとんどですし。

 これについて、開発スタッフであるフランクリン・ビダンやヒルダ・ビダンが死亡した影響もあるのかな?と思ったのですが、ガンダムはテム・レイが行方不明になっても開発は続きましたし、それが直接の理由とは考えにくいものがあります。
 しかし、テムの場合と違い、ビダン夫妻は単に死亡しただけではなく、その息子のカミーユがガンダムMk-IIを奪ってエゥーゴへ逃亡するという事件を起こしています。その点の影響は、ガンダムMk-IIの後継機が開発されなかったことに繋がるのではないかと思い至りました。

 そもそも、単純にガンダムMk-IIはその「次」を見越した機体ではなかった可能性が高い、という側面はあります。ファーストガンダムは連邦軍の汎用MSの原点であり、以降のMSを開発するにあたる実験機でもありました。また、極めてハイスペックだったためにジオン軍相手に大活躍し、シンボルとしての価値が認められた機体でもあります。
 一方のMk-IIは、性能的に見ても決して当時のMSに比べて突出しているわけではなく、また革新的な新技術もムーバブル・フレーム構造くらいしかありません。また元々何かの実験機だったわけではなく、コロニー内での戦闘を主に想定していた事から、単純にティターンズのシンボルとして、GMクゥエルの隊長機くらいの感覚で運用される予定だったものと思われます。

 しかし、そうは言ってもガンダムはガンダムです。例えばその優れたムーバブルフレームだけを継承し、外装を交換することで複数のバリエーションを生み出す土壌もあったように思います。そうならなかったのは、何故かという話です。

 そこで出てくるのが、「ビダン夫妻の死亡と、息子カミーユの罪」です。ガンダムMk-IIが、むざむざ3機共奪われてしまったというのは、ティターンズにとって恥ずべき事態でした。AOZではこの事実は他のティターンズにさえ公表されていなかったようです。要は、ガンダム開発計画と同じように、隠蔽されたとさえ言えます。
 GPシリーズが抹消どころか技術さえも封印されてしまったのは、アナハイムへの嫌がらせもありますが、デラーズ紛争という事実そのものを隠蔽するためというのが最大の理由です。GPシリーズの存在が知られてしまうと、それが奪われた事実もいつかばれてしまうと考えたのでしょう。
 同じように、ガンダムMk-II強奪という事実を隠蔽するためには、ガンダムMk-IIそのものを隠蔽しなければならなくなります。ましてや、その強奪には開発スタッフの実子が関わっていたわけですから(しかも機密漏洩によりその子供はMk-IIの操縦法さえ知っていた!)。これは大問題です。(かつてのアムロのように、カミーユがMk-IIでエゥーゴを撃退していれば、逆にアムロの再来という美談として大々的に報道されていたかもしれません)
 だから、ガンダムMk-IIには直接の後継機がないのです。それは「作っていない」のではなく「作れなかった」、ということなのです。

 GPシリーズと違うのは、敵対するエゥーゴのガンダムMk-IIを奪回・撃破することができなかったことです。それにより、アナハイムはガンダムMk-IIの所有権を主張できる事になってしまいました。何故なら、アナハイムが「このガンダムは我が社が作った」と言っても、ティターンズ側はそれを否定する事が出来ないわけですから。否定する事はガンダムMk-IIがティターンズ製だと認めることになってしまい、アナハイムに奪われた事実を自ら曝け出してしまうようなものです。そんなことをすれば当然、アナハイム側はそれがカミーユという開発スタッフの息子によるもので、ティターンズ側の不手際を明らかにすることが出来ます。アナハイムが窃盗罪(なのか?)で追及されると同時に、ティターンズの権威を失墜させる事になりますから、ティターンズ側は手出しできません。
 つまり、ガンダムMk-IIの奪取は、単に実機を手に入れることで次期MSの開発に役立てる事が出来ただけでなく、ティターンズに対する強力な牽制のカードにもなっていた、ということです。Mk-IIを保持している限り、ティターンズはMk-IIの存在を認めることが出来ないわけですからね。

 ティターンズがガンダムの後継機を開発したのは、連邦の勝利の象徴であるガンダムを引き継ぐ事で自らが正統な連邦軍の中核部隊であるということを誇示する意味合いがあったのだと思うのですが、皮肉にもそのガンダムは存在そのものが否定され、逆にエゥーゴがガンダムというシンボルを掲げる権利を与えてしまった事になります。そういう意味では、「ガンダムチーム」とはまさにそのために作られた名前だったのではないでしょうか。
 ティターンズとしては、ガンダムのシンボルをMk-IIからヘイズル、ウーンドウォートへと委譲した形になったのではないかと思います。(サイコガンダムはシンボルになるにはあまりにもブラックすぎる)Mk-Vにあえてガンダムの名称が与えられたのも、シンボルの意味合いがあったのでしょう。あえてMk-VにしちゃうとIV以前は?ということでMk-IIにもたどり着いてしまう気がするのですが、この頃にはもうどうでもよくなっていたんでしょうか。

 また、個人的にはカトキバーザム肯定のための説として、「本来はバーザムはカトキ版として開発されていたが、Mk-IIの抹消によりそれができなくなり、代わりに急遽設計変更された」ということを提唱したいと思います。そのためにやけにアンバランスな形状をしているのですよ。ペズンにカトキバーザムが配備されていたのは、すでにMk-II抹消前に実機が一定数存在していて、それをデータ収集機として再利用する形でペズンで運用していたのではないかと。その際に若干仕様が改良(ガンダリウムγの採用とか)されているから「バーザム改」なんですよきっと。

 ティターンズは、アーガマが月に帰還するところ(劇場版では、ビダン夫妻が死亡するエピソード)までは本気でMk-IIの奪回を考えていたのではないかと思います。しかしその実機がアナハイムによって確保されたところで奪回を断念し、抹消したのではないでしょうか。アナハイムとしてもMk-IIの存在を公開する=エゥーゴと繋がっている事を暴露することになりますので、しばらくは隠していたのでしょうけど。
 そしてガンダムMk-IIはエゥーゴのシンボルとして、ジャブロー攻略戦へと投入されます。その後はうやむやになりつつも、Zガンダムという純正アナハイムオリジナルのガンダムが完成したことで、満を持してうちのガンダムですとアナハイムは公開できるようになったのではないでしょうか。ここで、Zガンダム擁するアーガマは、かつてのガンダムを擁するホワイトベースを継承する部隊であるということを世間にアピールできるようになるのです(逆にこの時点でシンボルとして用済みのMk-IIは、ラーディッシュでも良かった)。
 さらにティターンズを撃退したという事実を経て、連邦軍の正義の部隊ガンダムチームとして名実ともに名乗れるようになり、かつてジオン軍の追撃を単艦で凌いでいったことを「わざと」再現させるために、アーガマは単艦でアクシズと対抗する羽目になってしまうわけです。一方でエゥーゴはアクシズと裏取引してたわけですが(失敗してコロニー落とされちゃうけど)、黒いとしか言い様がありませんな。

 このように考えると、「ガンダム」がVガンダムの時代に抵抗の象徴になっていたのもわからなくもないですね。かつて劣勢だった連邦がジオン優位の戦局を覆すきっかけになったガンダム、という事実を利用してエゥーゴがティターンズという軍閥を討伐するシンボルに使ったのがガンダムであり、また地球に侵攻し一時は中央政府を掌握するに至ったアクシズを撃退するシンボルになったのもガンダムだったわけですからね。コスモ・バビロニアのレジスタンスの象徴もガンダムF91でした。

 ずいぶん本題から離れましたが、ガンダムMk-IIはGPシリーズのように(ティターンズ的には)抹消されたんじゃないか、というお話でした。
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息子のカミーユの脱走事件もあるでしょうけど
フランクリン自身がアーガマに行ったり(逆にリックディアスを盗み出して、ティターンズに戻ろうとしていましたが)する行動もありますよね。
2010/09/11 (土) 08:12:18 | URL | #-[ 編集 ]
そうですね。あとエマの脱走もありました。一番抹消したいのは実はエマの裏切りだったのかもしれません。
エマの裏切りを知るジェリドたちはその後ジャブローに投入されたわけで…
やっぱり核の存在が彼らに知られてなかったのはそういうことだったんでしょうかね~。
2010/09/12 (日) 23:25:35 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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2010/09/15 (水) 11:29:42 | | #[ 編集 ]
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