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ネオジオンMS名鑑(9) AMX-004 キュベレイ
 今回はガザCの次なのでキュベレイです。このMSもどの資料を見ても同じようなことしか書いてないので困りました。

 次のAMX-005は永久欠番みたいになっちゃってますが(当初はキュベレイMk-IIの番号だったようなのですが、004とほとんど同一の機体だったために設定が変更されたのでしょう)、個人的にはここにあるべきだったのは永野版ハンマ・ハンマだったのではないかと思っています。ハマーンの後継機として提案されたものの、デザインに激怒したハマーンが永久破棄を命じたとか(笑)

AMX-004 キュベレイ(QUBELEY)
 キュベレイは、アクシズが開発したニュータイプ専用MSである。

<開発背景>
 アクシズが軍事力において唯一連邦軍に勝っていたのは、サイコミュの研究である。フラナガン機関の大半のスタッフを擁し、一年戦争までの研究成果のほとんどを独占していたニュータイプ研究者達は、アクシズへ脱出した後も継続して研究を続けていた。
 戦力としてもサイコミュを搭載した兵器が切り札として考えられており、当時最も進んでいたサイコミュ搭載機であるエルメスをベースに、その発展・小型化を念頭において新型機の設計が進められた。
 エルメスは無線誘導攻撃端末であるビットによる遠距離攻撃に優れたMAであったが、その反面接近された際の防衛手段に乏しく、その欠点を解決するためにMS化が検討された。
 コードネーム"エルメスII"として進められた開発計画は、当初はMSへの変形機構を持つMAとする案もあったようだが、最終的にはサイコミュ及びビットの小型化に成功し、肩に巨大なバインダーを搭載する事で単体のMSとして完成させることが出来た。指導者であるハマーン・カーン自身が強力なニュータイプ能力を持っていたことから鑑みても、この機体の開発にはかなりの予算が投入されていたと考えられる。
 試作1号機はニュータイプとして高い能力を持つハマーン専用機として完成しているが、本来は量産されたニュータイプ・クローンによる少数精鋭部隊の結成を念頭に開発されている。この計画はグレミー・トトの一派が推進していたことから、ハマーン自身の指示によるものではなかったと考えられる。フラナガン機関の設立がキシリア・ザビの政策であったことから、キシリア派の流れを汲む派閥が中心だったのかもしれない。

<機体概要>
 本機の最大の特徴は、エルメスのビットを大幅に縮小したファンネル・ビットを搭載している事である。この兵器は、エルメスのビットが自身にジェネレーターを内蔵するものであったのに対し、ビームライフル同様にエネルギーCAPを内蔵する事で小型化に成功しているものである。これにより、大きな威力を損なわずに小型化に成功しているが、反面稼働時間が短く、再使用には一度ファンネルポッドに戻し充電しなければならない。そのため、エルメスのような宇宙要塞の警戒範囲外からの超長距離攻撃は不可能である。
 また、もう一つの特徴が、肩に搭載した大型のバインダーである。胴体の大半をジェネレーター及びサイコミュシステムに費やしている半面、推進力はこの肩のバインダーと脚部に集中しており、一般的なMSと異なるシルエットを持つ大きな要因となっている。しかし、総推力は同時代のほかのMSと比べて突出しているわけではないことから、その肥大化したバインダーは推進剤の搭載スペースに大きく割かれていることになり、本機が瞬間的な推力ではなく、長時間の航続能力を重視した設計であることを裏付けている。四肢を持つMSになっても、その基本コンセプトはMAとそう違うものではない、ということであろう。しかし、そのバインダーはAMBACとしても姿勢制御バーニアとしても機能するため、近接戦闘時の運動性を高める機能を持っている点が、MAとの大きな違いである。
 本機は後のハンマ・ハンマなどのようにサイコミュを一般化することを目的としておらず、純粋に高いニュータイプ能力を持ったパイロットのための設計となっている。そのため量産性の向上はあまり考慮されていない。機体の大半の制御もサイコミュによって行うため、パイロットに大きく依存する設計となっているが、その代わり高いニュータイプ能力を持つパイロットが操縦した場合、ファンネルによる遠隔攻撃とその高い反応速度による格闘戦は、既存の制御OSをもつMSでは到底対応できない異次元の如き戦闘力を発揮する。

<運用過程>
 本機は試作1号機がハマーン・カーン専用機として配備され、象徴かつ全軍の総指揮官機として君臨した。特に、ガザCのみが配備された実戦経験の乏しい部隊が危機に陥った際、その局面を覆すためにハマーン自ら出撃する事もあったとされる。また当時本機を存分に操れるパイロットがハマーン以外に存在しなかった事から、本機の運用データ取得も兼ねていたと思われる。
 1号機はアクシズがネオ・ジオンを名乗り、全軍を地球圏掌握に振り向けてからは、ハマーン自身が戦場に出ることがなかったためほとんど運用される事がなかった。しかしグレミー・トトが死亡しネオ・ジオンの戦力が内乱により急激に消耗した際は、エゥーゴのネェル・アーガマ隊の急襲に対応するためハマーン自らが搭乗し出撃、ZZガンダムに撃破されている。
 試作2号機は腕部に内蔵するサーベル兼用ビームガンが改良された2型として完成し、エルピー・プル専用機として運用された。しかしプルがエゥーゴのジュドー・アーシタと感応し、そのままアーガマに鹵獲されている。プルツーのサイコガンダムMk-IIと対峙した際は未整備のまま出撃し、撃破された。
 試作3号機はサイコガンダムのデータから入手したサイコ・コントロールシステムを搭載した3型として完成し、プルツー専用機として運用された。本機はエゥーゴと交戦したし際、ネェル・アーガマのハイパーメガ粒子砲により撃破されている。

<評価>
 本機は初めて通常のMSサイズでのフルスペックサイコミュの搭載を実戦レベルで実現したMSであり、その意味でも大きな意義のあるMSである。簡易サイコミュや準サイコミュではないフルスペックのサイコミュを搭載したMSは、メガコンデンサーを搭載した重MSであるゲーマルクを除くと、その後サイコ・フレームを搭載したMSまで見られなかったことからも、その完成度の高さが伺える。
 一方で、本機がハマーン・カーン及びエルピー・プルとそのクローンでしか運用されなかった事から、パイロットを選ぶ機体であるといえ、試作機の域を出ていないこともまた確かである。本機の直接的な後継機が存在しないこともそれを裏付けているが、一方でその武装であるファンネルは小型ビットの固有名詞になるほど普及・発展していることから、史上初のファンネル搭載機という意味で価値のある存在だったということになる。

<バリエーション機>
(制式バリエーション)
○量産型キュベレイ(AMX-004G)
 試作機を改良した制式採用型のキュベレイ。背部にエルメスの固定武装を彷彿させるアクティブカノンを搭載し、ファンネルの搭載数も増加している。プルクローン専用機として少数が量産された。

(非制式バリエーション)
○クィンテット・キュベレイ
 MSを遠隔操作するシュベール・サイコミュを搭載した量産型キュベレイの発展型。正確には1機の有人機が4機の無人機を操作する際の、5機1組の名称。システムがパイロットに多大な負担を強いるため、パイロットが3分ももたずに廃人となってしまうことから計画は失敗に終わった。

<参考文献>
MGキュベレイ 解説書
MS大全集
ゲームブック 機動戦士ガンダムZZ 3 エニグマ始動
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コメント
コメント
>サイコガンダムのデータから入手したサイコ・コントロールシステムを搭載した3型

2型もコクピットはサイコ系だったり。
これにより、同系のサイコ2のレフビットのコントロール奪取が可能だったと思われます。
なにげにインターフェイスとしてはムラサメ/オーガスタ系サイコミュは優れている点が多いのかも?

余談ですが、ハマーンガザCのコクピットはサイコミュ対応な模様(w
2010/08/31 (火) 07:46:19 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
機体の構造を考えるとGP02を参考にしたところも多そうですね。デラーズフリートから支援の見返りでデータもらえたんだろうか。

肩のバインダーによるスラスターの展開なんかに発展を感じます。


アクシズはどうみても量の上では勝てないですからね、キュべレイも含めて強化人間に高性能機をあてがって何とかしていたってのが実情なんでしょうか。
2010/08/31 (火) 18:59:06 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
>とっぱさん
なるほど、キュベレイMk-IIはそもそもサイコのコクピットの設定画を流用してるってわけですか。
アクシズのサイコミュは無線誘導に特化してるイメージですが、
サイコガンダムのは操縦系に力を入れているから、そっちの方が優れていたのかもしれませんね。

>ドクトルKさん
完成時期を考えても、デラーズ・フリートが合流してから生まれたアイデアであったとしてもおかしくないですね。
リゲルグのそれは展開機能がないんでそれ以前の開発だったのかも。

アクシズはガザ系で数をごまかして高性能機で突破する感じですね。
実にギレンの野望っぽい戦い方。
2010/09/02 (木) 22:33:39 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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