がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ガルバルディの生産ラインについて
 MS-17ガルバルディは、ゲルググの生産ラインを流用できるという設定です。大戦末期、ゲルググの配備さえ追いついていない状況で、ガルバルディの生産ラインなど稼動していなかったと思いたいところなのですが、MGゲルググ1.0のインストによると、ガルバルディのパーツを先行して生産していた工廠があったとされており、部分的にではありますが、ガルバルディの生産ラインは一年戦争中に稼動していたことになるのです。
 ゲルググの次の計画であるペズン計画で開発されたガルバルディが、終戦前にすでに生産ラインに乗っているというのは、なかなかに解せないものがあります。 いったいなぜ、ガルバルディの生産ラインは動き始めていたのでしょうか。

 ガルバルディはどちらかというとギャンに近い白兵戦用MSとしてのコンセプトが強いので、ゲルググの後継機ではなく、用途の異なる兄弟機と言ったほうが正しい機体です。そのため、ガルバルディの生産ラインはゲルググのそれを完全に更新してしまうものではなく、複数存在するゲルググ用のラインの一部を、ガルバルディ用に切り替える、というレベルのものであったと考えられます。
 ガルバルディの生産を急いだのは、一刻も早く対MS戦に優れたMSを開発し、連邦軍のMSに対抗したかったということなのかもしれませんが、ここで注意したいのは、あくまでパーツ単位で生産が始まっていたということです。
 つまり、目的はガルバルディ実機の早期投入ではなく、「将来、ガルバルディの投入を見据えた」生産ラインの更新だったと考えたほうが現実的なのではないかと思います。ゲルググの生産ラインを、ガルバルディに流用できる第二次(第三次?)生産ラインに切り替えるのが目的だった、ということです。

 そのように考えると、ガルバルディβとゲルググJが共通の意匠を持っている意味が見えてきます。両機は同じ生産ラインで生産できるように設計されていたのではないでしょうか。
 ご存知のとおり、ゲルググJは統合整備計画により再設計されたゲルググです。この際、いっそのことガルバルディも共通のラインに乗せてしまおう、ということになったのかもしれません。だから、ガルバルディA型と連邦のガルバルディβは外見が大きく違うのだ、と考えれば、今では半ばなかったことになっている「連邦のガルバルディと大差ない機種であるジオン製ガルバルディB型」の存在も無理なく受け入れられるような気がします。
 ガルバルディA型は、あくまでペズン計画により開発された試作機であり、それを量産化・ゲルググの生産ラインへの最適化を行ったのがB型で、それを連邦軍が採用してガルバルディβになったとすれば、自然でしょうか。

 ところで、ゲルググの生産は主にア・バオア・クーとグラナダで行われていたようです。何故かサイド3では生産されていた記述がなく、生産されていたとしても主な生産工廠がア・バオア・クーとグラナダであったことは確かかなと思います。
 となると、ガルバルディもア・バオア・クーとグラナダで生産できる可能性があったのですが、ア・バオア・クーは連邦軍の標的となり最終決戦の場となりましたから、その時点で新型機の生産は中断されたものと思われます。短期間ゲルググMが生産され、未組み立てのゲルググキャノンが戦後大量に発見されているということからも、途中でゲルググの生産が中断された事が伺えます。そのような状況下ですから、ゲルググ後のMSであるガルバルディの生産ラインを敷く余裕など、全くなかったでしょう。(もしかしたら、一部調達されていたガルバルディ用のパーツを流用したのがゲルググMのFs型なのかもしれませんが)

 つまり、ガルバルディの生産ラインはグラナダに敷かれる予定だったと考えられます。(実際、ファーストガンダムが打ち切られていなければグラナダ戦で出てくる予定だったわけですし)統合整備計画もグラナダで進められていましたから、リンクしていてもおかしくないというわけです。
 もしかしたら、連邦のガルバルディβも同じくグラナダで生産されていたのかもしれません。ルナツー製で登録されているのはあくまで改設計を担当したのがルナツーというだけであって、生産もすべてルナツーで行われたわけではないのは、地上にも配備されているハイザックが証明しています(まさかすべてグラナダで作った機体を地球に下ろしていたわけではあるまい…)。


 ペズン計画のMSはギガン以外すべて既存のMSの延長線にありますから、ガルバルディ以外のMSも、大戦末期にすでにパーツ単位での生産くらい始まっていたのかもしれません。ザク改のラインの一部がアクト・ザクに、リックドムII(あるいはドム・フュンフ)のラインの一部がペズン・ドワッジに、ズゴックのラインの一部がガッシャに変更されていた、という可能性があります。特に、大戦末期はズゴックはゼーゴックに流用されてしまうくらいでしたから、そのラインの流用を前提に開発されたのがガッシャかもしれませんし、ペズン・ドワッジと共有化を図ったドム系機種がドワスなのかもしれませんし、夢が広がりますね。

 統合整備計画によるアップデート機、ペズン計画による新型機に加え、ペズン計画機の実機生産を見据えた過渡期段階の機体(もっといえばペズン計画機の「量産型」)、というのも考えられるのかもしれない、というお話でした。
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コメント
コメント
ギャンはビームサーベル(実剣もついている?)以外は全て実弾(ニードルミサイル、ハイドロボンブ)ですが

ガルバルディβはビームサーベルとビームライフルでビーム主体なんですよね。
ビームが普及したからこそ進化していますが。

対MS戦と言っても敵の連邦はGMやボールが主体でそれ以外にもガンダムやガンタンクやガンキャノンなどというのはジオン軍は百も承知なのに
どうしてギャンで対抗しようとしたのかがわかりません。

GMはセンサーを強化して対ザクでビームスプレーガンでアウトレンジ攻撃をしようとしていますし
ガンダムも同じですね。

いくらミノ不スキー粒子散布下でも、有視限界は宇宙空間では10kmはあるでしょう、センサーだけでも6kmほどです。
それをビーム銃(スプレーガンなど)に対してフェンシング+機雷みたいな短距離実弾で対抗って考えられないと思います。

対艦なら敵艦のふところに入ってしまえば攻撃の死角で攻撃をやりたい放題できますが。

地面をカニのように横歩きをしてフェンシングみたいな格闘をするギャンとガルバルディαはそもそもぜんぜん違うのではないか?と思います。

コロニー内戦闘もしくは月面戦闘も考慮したと思いますが、だとすると対ガンタンクを重視したのですか?
2010/06/20 (日) 21:13:20 | URL | #-[ 編集 ]
>それを量産化・ゲルググの生産ラインへの最適化を行ったのがB型で、それを連邦軍が採用してガルバルディβになったとすれば、自然でしょうか。

そのパーツを脚部に流用したのがキケロガですね、わかります。
ガルバルβシールド+B型バックパック装備のゲルググJ(EB挿し絵)も存在しているしで、パーツ単位での先行量産は有りかもしれません。
2010/06/20 (日) 21:32:31 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>ガルバルディA型は、あくまでペズン計画により開発された試作機であり、それを量産化・ゲルググの生産ラインへの最適化を行ったのがB型

ギレン暗殺計画登場のガルバルディにはゲルググの意匠を強く感じましたが、これは逆に一部完成していたガルバルディの生産ラインをゲルググのパーツで補ったものなのかもしれませんね。
2010/06/21 (月) 21:21:07 | URL | フェーベ #-[ 編集 ]
陸戦
ジオンの新型機計画の中で地上戦を無視することは、敗北主義とも取られかねないので、格闘戦能力も高い機体が設計されたという考えもあります。
ゲリラ部隊として地上軍に供給することで、連邦の力を部分的にも地上に裂かせるという意味も?

空間戦
ゲルググに比べて細身の機体は被弾しにくい長所もあります。
その分、継戦能力は低下すると思いますが、要塞防衛戦が宇宙での主な目的とすればデメリットは小さいと思います。
空間戦では実質ゲルググのダウングレード機という可能性も考えられます。
小さいということは必要な資材も少なそうですし、量産性でもゲルググより上回る可能性があります。高性能MSの増産という目的からガルバルディーの生産を急いだという考えも出てきます。
F-22がゲルググでF-35がガルバルディー
2010/06/23 (水) 21:15:23 | URL | T #sSHoJftA[ 編集 ]
ギャンは量産されたらマクベ以外のパイロットが上手く使えたんですかね?

ゲルググでさえ学習コンピューター無しで学徒動員だらけ(せいぜいエースパイロットのアナベルガトーやシンマツナガ、ジョニーライデン、ジオングに乗り換える前のシャアなどが数人いる程度)
それでエース機(高機動型など)を除いて量産機で一般の連邦の学習コンピューター付きのGMに対抗できなかったわけですから
連邦のパイロットはMSは不慣れでも航宙戦闘機のセイバーフィッシュで同等の訓練は受けているでしょうし、それまでつなぎでボールもありましたから。
学習コンピューター・OSもアムロのガンダムの戦闘データも加えて日々強化されていますからね、ハード面でも強化型のGMも増えているわけですし。

ゲルググでさえろくに戦力にならないジオンの学徒兵をギャンに乗せたらますます戦果が下がると思うのですが。

格闘戦ならガンダムの(ハイパー、ガンダム)ハンマーのほうがはるかに強いと思うのですが。
2010/06/25 (金) 21:59:06 | URL | #-[ 編集 ]
>名無しさん
ギャンはマ・クベがそのように運用していただけで、
必ずしもサーベル一本で戦うような機体ではなかったと考えています。
(ギレンの野望のように、そのままの仕様で量産化されることはなかったのではないかと)

基本的にはビームスプレーガンを使えない代わりにスペックがはるかに高いGMみたいなものだったのではないかと。

ちなみにギャンは「マ・クベでも操縦できたから」ゲルググより操作性がよいと言われています。
学徒兵にとっては、ゲルググよりギャンのほうが扱いやすかったのではないかとも言われてますよ。

>とっぱさん
ハンニバル・ゲルググの脚部もβベースですしね。
とりあえずパーツの生産は始まっていたと考えるしかないので。

>フェーベさん
ギレン暗殺計画のはおそらくゲルググとコンパチのジオノ版をベースにしていると思うんですが、
当初からゲルググとのパーツ共有は前提とされていたと思います。
ただ、ゲルググの方がガルバルディに合わせたのがJG型で、それと同軸上にあるのがB型ガルバルディだったってことですね。

>Tさん
単純にガルバルディは対MSを前提にした、宇宙用グフ的な位置づけだったのではないかと思うんですね。
ザクあるいはドムの位置にあるのがゲルググで。
「改良強化新型」であり、用途もやや異なると。
2010/06/27 (日) 12:51:31 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>ルロイさん
宇宙用グフと言えばケンプもあります。
ギャンとゲルのハイブリットというのは文句のつけようがないのですが、ギャン=剣のイメージは強く、剣での接近戦と宇宙戦での勝利が急務という当時の状況が今ひとつマッチしません。
要塞内部で至近距離で遭遇戦が行われるという状況はありかもと思う程度です。
にも関わらず無理やり生産を開始しているとなると格闘以外のメリットも欲しいというのが自分の考えです。
まあ計画のスタート時と状況が変化しているなど考えれば、問題ないのかもしれません。αは地上戦、Βは空間戦という話もあるみたいで・・・

>名無しさん
教育型コンピューターっていつの間にやら凄い評価になってますね。
ファーストの映像のGMなんて、0080のアルがいったように全然ヨワッチー感じでした。
数が頼みで質をそこそこレベルまで持ち上げるのに教育型コンが一役買う程度かと思ってました。(ちょっと優秀なFCSを提供する)
そんなに凄い優位点なら、少数のネオジオンなんてサクッと撃退できてよさそうなものです。サイコミュくらいしか長所がないんではどうにも話しにならないと思いますが・・・
なんだか今や操縦技術のコピー機みたいな魔法システムって感じです。
2010/06/27 (日) 21:15:05 | URL | T #sSHoJftA[ 編集 ]
剣で戦うというよりは、単純に対MS戦と対艦戦のどちらを重視しているかという考え方になると思います。
ザク、ドム、ゲルググは基本的に高速一撃離脱と言う同一設計思想に基づいているのに対し、
ギャンはガンダムやGMと同じ運動性重視の対MS駆逐機であり、ガルバルディも同様であると思うわけです。
連邦も本格的にMSを導入してくるとなれば、対MS駆逐機も必要となるだろう、というのがガルバルディの投入に繋がるのではないでしょうか。
2010/06/30 (水) 23:25:11 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
はじめまして。
時々楽しく読ませていただいております。

ギャンはたまたまテレビで登場したマ・クベ大佐の機体がビームサーベルとシールド(ウエポンコンテナ?)しか持っていなかっただけであって量産された場合は当然銃火器を装備する事は考えられていたと思います。
2010/07/03 (土) 11:41:57 | URL | オヲツカ #-[ 編集 ]
オヲツカさん
銃火器と言っても
ギャンはドム系と同じツィマッド社製であり、ゲルググでさえビームライフル開発が遅れたぐらいです。

国家総動員法(統合開発計画やペズン計画)などでジオニック社のゲルググのライフルをギャンのジェネレーター接続しようとしても開発が遅くなるだけだと思います。
ガンダムのようにジェネレーターではなく充電とメガ粒子の充填だけして実弾砲と同じで手持ちだけのビーム銃だとしてもようやくバズーカサイズでしょう。

ビームサーベルを装備できるぐらいですからジェネレーター出力は十分でしょうけど。
シールドの中にまでニードルミサイルやハイドロボンブを詰め込んで弾幕として発射する機体がビーム銃装備なんてイメージが浮かばないです。
シールドの穴からビーム砲を発射するんですか?
2010/07/04 (日) 22:25:16 | URL | #-[ 編集 ]
ザクマシンガンとかリックドム用のバズーカとか他にも実体弾を使う銃火器があるでしょうから、それを使えばいいのではないでしょうか。
2010/07/06 (火) 05:43:23 | URL | オヲツカ #-[ 編集 ]
>オヲツカさん
初めまして、書き込みありがとうございます。

MSは汎用性が売りであり、「手」により何でも持って使う事ができるのが特徴なわけですから、
MSがMSである限り武器は持てるはずなんですよね。
そういう意味でも、仰るように通常の実弾兵器であればまず使用できたと考えるべきだと思いますね。
2010/07/07 (水) 21:12:20 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ギャンのように接近・白兵戦を想定して、ビーム兵器はビームサーベルのみであとは実弾兵器で固めて、出力を機動性にまわしたのはケンプファーで一応の成功を見るんですよね。アレックスはともかく、ジムコマンド(?)相手には圧倒的。
バズーカ、ショットガン、シュツルムファウスト、チェーンマイン、サーベルと、この汎用性はまさに手があってこそですよね。
しかし悲しいかなケンプファーはマ・クベの提案した統合整備計画の産物…
時期が時期なら実はケンプファーこそ「キシリア様が私のために…」な機体だったかもしれません。
ギャンをあのシールドミサイルごと肯定するには、敵に向かって投影面積を小さく保ち、シールドでカバー。あのシールド内のミサイルは無重力化で敵の実弾を迎撃粉砕して、破片をシールドで受け、敵地に機雷をばら撒くだけばら撒いたら帰還。あくまでサーベルは自衛用という極端な仕様がしっくり来る気が…
連邦にビームが無いとすれば成り立つ気がしますが、ビームを持ってるからゲルググを作ろうと思ったんですよね。ボールの相手をさせたら!ってそんな機体をわざわざ新規に作りませんて…
それをガルバルディはシールドミサイルだけ踏襲…もう無茶苦茶な妄想ですわ。
2010/07/20 (火) 19:31:39 | URL | #SFo5/nok[ 編集 ]
ギャンとケンプファーの決定的な違いは、迎撃か突撃かという点かなと思います。
コンセプトは似ていても駆逐戦闘機と急降下爆撃機くらい運用目的が違うのかなと。

シールドミサイルは、「使い切ったら盾として使えるミサイルポッド」であると考えています。
盾が必要になる機会って遠距離ではあまりないみたいで(長距離ビームは盾じゃ防ぎきれない)、一年戦争後は盾に副次的な機能を持たせる例が増えてますね。
2010/07/22 (木) 23:14:12 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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