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ジェダとジェガンの違いを考える
 ジェガンの前身となった機体とされるRGM-88X「ジェダ」は、どのような機体なのかはっきりしていません。しかし、コストはジェガンの方が低いということがBクラブ29号で記されている反面、小説「ハイ・ストリーマー」ではジェガンの方が後継機で高性能であるように描かれています。
 そのまま解釈すると、ジェガンはジェダよりもコストパフォーマンスも性能も優れている事になりますが、実際のところはどのような点が異なるのか、少ない情報から推察してみる事にします。

RGM-88X.jpg
 まず、Bクラブ29号の記述を引っ張ります。

 当初はガンダムMk-IIの技術を多用した量産後継機として設計が行なわれていた。背部のバックパックも出力は劣るものの、ほぼG-MkIIと同型のものが設けられる予定であった。ところが、連邦軍のMS開発予算の大幅な削減から、さらにコストダウンが要求された。そのため、開発チームはRGM-88Xのナンバーで、6機まで製作された試作機をあきらめ、これをベースとしたマイナーバージョンを製造する事になった。(略)
 ところが、RGM-89が実戦配備されると数々の欠陥が指摘された。その第1が装甲の貧弱さにあった。そこで、急遽、RGM-88XがRGM-90として採用され、局地戦用MSとして地球連邦軍の地球上の主要基地に配備された。


 この文章のキーワードは、「ガンダムMk-IIの技術を多用」「MS開発予算の大幅な削減」「マイナーバージョン」「装甲の貧弱さ」といったところでしょうか。
 確実にいえるのが、RGM-88X→RGM-89の過程でコストダウンが行なわれている、ということです。そのための手段の一つとして、装甲を弱体化させていることが挙げられます。これは、フロントアーマーあたりを見れば一目瞭然でしょうね。
 ただし、マイナーバージョンの言葉が示す通り、ジェダとジェガンは仕様面において大きな違いはなかったものと思われます。となると、やはり違いがどこにあるのかといえば「コスト下げるための工夫」が大半であるのではないかと思います。
 また、「ガンダムMk-IIの技術」というのがどのくらい用いられているかははっきりしていません。バックパックはほぼそのままだったようですが、それ以外の違いとなると、バルカンポッドの仕様や各スラスターの配置くらいにしか類似点は見出せません。ただし、元々ガンダムMk-IIに用いられていた技術で画期的なものだったのは、ムーバブルフレームくらいでした。そうなると、ジェダに受け継がれているのはガンダムMk-IIと同系統のムーバブルフレーム及びその制御システム(いわゆるMASシステム)なのではないか、と推測できます。


 以上のことを前提に設定画を見比べてみると、バルカンポッドが頬当てと融合しているかどうか、胸部インテークの大きさ、肩のアポジモーターの数などの相違点を見出す事が出来ますが、最大の違いは恐らく、ジェダにはふくらはぎのバーニアがないように見えることです(これはBクラブ29号のRGM-88X作例でも同様でした)。
 つまり、ジェガンはジェダから装甲を奪う代わりに、機動性を強化したのではないか、と思います。そのことにより、「ハイ・ストリーマー」におけるジェガンが高性能であるような描写に繋がっていくのではないかと。
 また、これは完全に推測ですが、ジェダはガンダリウム合金を使用していたのではないかと思います。第2世代MSはガンダリウム合金を採用するのが一つの定義でしたが、ジェガンはそれを採用していません。それはコストダウンのためであると考えるのであれば、ジェダには採用されていたと考えるのが自然かなと思います。但し、これには物的証拠は何もありません。


 Bクラブ29号の記述で特筆すべきものに、「RGM-88XがRGM-90として採用」されたという一文が挙げられます。RGM-90といえば、CCA-MSVではジェガン重装型という機体が設定されています。当然このBクラブ29号以降に作られた設定であり、またジェガン重装型自体が元々Bクラブ29号の記述を意識して作られた物とは到底思えないのですが(当初はRGC-90ジェガンキャノンとして発表されましたから)、意外と、脚部と肩のビームキャノンさえ除けばジェダに近い意匠を持っている機体だったりもします。胸部インテークは大型ですし、腰部フロントアーマーもついてますし。
 ジェガン重装型の設定は、「ジェガンの再設計機」「陸戦用」「ムーバブルフレームはジェガンと同じ」「出力は大幅にアップ」ということになっています。どれもBクラブ29号の記述と決定的に矛盾する点はありません。「ジェガンの再設計機」というのはむしろ逆なのですが、ジェガンが採用された後に採用されたわけですから(だからジェダではなくジェガンの一種扱いになっている)、ジェダを基準に考えれば再々設計とも言うことができますし、問題ありません。
 むしろ、この設定はジェダがジェガンとどう違うのかを説明する補強材料にさえなります。例えば、これによりジェガンとジェダはムーバブルフレームについては共通であったと考える事が出来ますし、また出力はジェダの方が勝っていたと考える事が出来ます。

 つまり、まとめるとこうなります。

○RGM-88X
・ガンダムMk-IIの仕様を(ムーバブルフレーム構造を含め)継承した量産機として開発
・バックパックはガンダムMk-IIと全く同じ形状のもの
・試作6機が開発されたものの、予算削減により開発中止

○RGM-89
・RGM-88Xのマイナーチェンジ版として開発。ムーバブルフレームについては共有
・コストダウンのために装甲が貧弱になっている(ガンダリウム合金の不採用?)
・代わりにふくらはぎに推進器が追加されるなど、機動力が向上している
・ジェネレーターは出力の低いものに交換されている
・バックパックはガンダムMk-IIと異なるタイプに交換されている

○RGM-90
・RGM-89の欠点を補う機種としてRGM-88Xが改めて採用されたもの
・局地戦用として地球の基地に配備
・陸戦用への仕様変更にあたり脚部とバックパックを換装
・肩にビームキャノンを装備可能
・腰部グレネードはミサイルポッドに換装可能


 ガンダムMk-IIをベースとするジェダに対し、コストを下げ機動力重視に特化したのがジェガン、逆にジェダの高出力・重装甲を生かすために陸戦・支援主体の機体に特化させたのがジェガン重装型というところでしょうか。
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ジムⅢとジェガンなどの差異について
昨今の設定変遷の影響か分かりませんが、ガンダムMkⅡ級のバックパックはすでにジムⅢの時点で採用されています(推力81200kg級)。

バックパックのみがMSの性能を決める要素ではないでしょうが、実はジェダもジェガンも、ムーバブルフレームやジェネレータ出力などを除けば、ジムⅢより性能で劣る面の多々ある機体だったのではと思えてなりません。

ジェガンの特徴と言えば目を疑うほどに軽い自重ですが、これも同期のギラ・ドーガが60ミリバルカンの斉射で『盾ごと』粉々にされているのを見る限り、最低限必要な防御力すら満たせていないと思えます。少なくともジムⅡの盾はリック・ディアスのバルカンに耐えましたから。おそらく暗礁宙域などでの機動性はさらに制約を受けるでしょう。

ジェガンが高性能云々というのは将来的な発展性を別にすれば、単なるAEのプロパガンダに見えて仕方ありません。
2016/04/24 (日) 14:52:24 | URL | KY@RGM-79R #3nuoocWM[ 編集 ]
MSのコスト比較ができないので何とも言い難いものではありますが、
GMIIIはMk-IIのパーツを用いてGMIIを補強したもので、ジェダはMk-IIのパーツを全面的に継承した後継機だとすれば、チューニング次第ではGMIIIの方が上となることもあるかもしれませんが、製品としての完成度はジェダの方が上なんだろうなと思います。

また、ジェダよりジェガンの方が防御力が低いのは外見から考えても間違いないと思いますので、ノーマルGMとGMライトアーマーはどっちの方が高性能か、ハイザックとガルバルディβはどっちが高性能かというのと同じ次元なんじゃないかと思います。
アムロの目線で見れば、装甲を犠牲にしても機動性が高いジェガンの方が優秀だったのでしょう。
2016/04/30 (土) 17:53:57 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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