がんだまぁBlog
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月初のガンダム以外の話「マスコミがネットを嫌う本当の理由」
 マスコミはインターネットを使った犯罪が起きるとことさらインターネットの危険性を訴えます。また新聞、テレビの地位が低下していることについてインターネットの普及を要因のように語ることがよくあります。

 しかし、一方でインターネットの情報ソースはほとんど新聞記事ですし、テレビ番組の実況をインターネットで行うということもよく行われています。これは結果的に、新聞を読まないような層に新聞記事を読ませることにもなっていますし、テレビをその場にいる家族など以外とも共有できる楽しみを提供している側面もあります。
 つまるところ、インターネットは決してマスコミにとって害悪ではなく、むしろ相互補完の関係にさえなり得るものでもあると言えます。

 なのに何故、マスコミはインターネットを敵視するのでしょうか。

 極論を言えば、インターネットを理解している人間が少ないから、ということになるでしょう。マスコミの仕組みどうこうの問題以前に、実際にインターネットをちゃんと利用している人間が、マスコミの、決定権を持った立場の人間にどれだけいるか、という話です。
 かつてテレビが普及し始めた頃、テレビは大層叩かれたと聞きます。テレビばかり見ているとバカになる、というような表現は自分が小さいころにもよくあったと記憶しています。同じように、インターネットもまだ完全には浸透していないがための、過渡期の状態であると考えることもできます。

 しかし、テレビは新聞や雑誌と同様に、一方通行のメディアです。活字か映像かの違いがあるだけで、本質的にはさほど変わりません。それに対しインターネットは、受け手が発信者になれるメディアです。マスコミの報道に対し明確に意見を返すことができ、さらにそれを多数の人間で共有することができます。それまで家族や友人間程度でしか共有できなかったテレビや新聞の感想を、居住地域や年齢、組織にとらわれず共有できるようになったというのは、大きな変化です。そのため、テレビと同じように浸透していくわけでもなさそうです。
 とはいえ、マスコミもその点は理解していると思います。インターネットは受け手のコミュニケーションを広げるツールである、という点についてはわかっているのです。

 また、インターネットは受け手が発信者になれるツールでもあります。自分の意見を不特定多数に主張することができますし、動画を作ってそれを発信することもできるようになりました。そして、それに対して「受け手」になることもできます。
 そのこともまた、理解しているはずです。一般市民の立場でも情報を発信できるようになった、ということも、マスコミはよく知っているはずなのです。

 しかし、一部のマスコミにとっては、情報発信を一般市民の立場でもできるようになった、ということ自体に、強い抵抗があるようです。例えば、新聞の価値は、記者の主観的な意見を載せることができる点にある、ということが新聞記事に書いてあったのを見たことがあります。間違ってはいませんが、単に個人の主観を述べたいのであればブログに書けば済む話です。プロの記者やライターが、仕事とは別に自身のブログ等で自説を主張している例はいくらでもあります。
 古いマスコミにとって、不特定多数に対して自分の意見や主張を書き、見せることができるのは、自分たちだけの特権だったのだという意識があるように思います。だから、それが特権でなくなってしまった現実を、否定したいのではないか…そのように感じます。
 ましてや、マスコミは商売で情報提供をやっているのに、インターネットでは個人が趣味レベルで無償でやってしまっています。店の隣で同じ商品を無料配布されたら商売にならないのと同じような感覚で、営業妨害をされている気にはなっていないでしょうか。

 また、それまでのマスコミ報道は、あくまでも一方通行でした。投書などで受け手がメッセージを送ることは出来ましたが、それを第三者が見ることはできませんでした。しかし今では、インターネットに書きこむことで、マスコミの批判を第三者に見える形で行うことができます。これを、疎ましいものだと感じている部分があるように思います。
 マスコミは視聴率や発行部数、スポンサーの売り上げを気にしていれば良く、実際に受け手がどう思っているかを考えることは必ずしも必要ではなかったのです。しかし、今はそうもいかなくなってしまった。その現実に、対応できずにいるように思います。
 それまで一方的に権力を批判していればよかったマスコミが、批判される立場になってしまった。それが我慢ならないわけです。

 つまるところ、インターネットはマスコミが独占していた領域を侵食し、受けるはずのなかった攻撃をしてくる存在なわけです。敵視して当然なのかもしれません。
 しかしそれは、マスコミの特権意識と「批判はもみ消せばいい」という政治家的な感覚によるものです。本来マスコミとインターネットは共存できるはずのもの。新しい感覚を持ったマスコミの登場に期待したいところです。
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コメント
コメント
インターネットで実況もマスコミには基本的に嫌われているようですね
まともに実況できるのは2ちゃんねるとニコニコ動画のニコニコ実況ぐらいで
特に後者はNGワードが多くて不便です。
「つまらない」とか、以前は性的表現に使われるという理由で「抜」がNGワードになっていました。
選抜とかも書けませんでしたから。

古臭い中高年にとってはインターネットは電話がテレビ電話やFAXや電話のL(エル)モードなどになったとし考えないでしょう。
携帯電話のインターネット(iモードやEZウェブ、ソフトバンクモバイル)もインターネットとつながったワネットワークですから同様に考えているはずですね。

電話は業務のためにも使うけど、詐欺などの悪用にもできる
それが電話機がパソコンになって情報量が増えただけと考えるのがマスコミでしょう。

このがんだまぁブログでもテキストデータだけですから登録制にしてFAX通信したって良いわけですし。
2010/05/03 (月) 10:13:36 | URL | #-[ 編集 ]
さすがに中高年の方々もそこまでインターネットを誤解していることはないかと…
なんだかよくわからないハイテクなものだけど、別になくても困らないもの、というのが大多数じゃないでしょうか。
2010/05/03 (月) 19:55:01 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ご存知かもしれないが、こことか参考になるかも。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
2010/05/04 (火) 16:44:46 | URL | 量産型ROM民 #-[ 編集 ]
ちょっと存じませんでした。
ただちょっと読んでみた印象だと逆方向に偏ってるかな…と。
個人的には否定のための否定、というのはあまり好きではないんですよね。情報そのものはともかく、スタンスとして。
2010/05/05 (水) 22:13:08 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
まあ昔は
野球害悪論なんてものが流行ったわけでして。
新しいモノが叩かれるのはまあいつものことです。

そこらへんについては「反社会学講座」とか面白いとおもいます。
まあなんかふざけたタイトルと表紙ばかりならんでいますが。
中身は面白いです。

http://mazzan.at.infoseek.co.jp/index.html#mokuji
2010/05/05 (水) 23:21:31 | URL | DN #mQop/nM.[ 編集 ]
マスコミが主導で、ブームを作ったりがしにくくなった、
というような事もあるかも知れません。
昔は、テレビで宣伝すればみんながそれを買ったわけで、
みのもんたが勧めるとみんなココア買ったりしてました(笑)。
だから、スポンサーに目くばせしつつ
世の動向をコントロールしやすかったんでしょうが、
ネットによって、みんなが共有するメディアというのが
少なくなって、個別に見たいものを見るようになると、
そういう大きな影響力を持てなくなった、
というのもマスメディア側の焦りの原因のひとつな気がします。

ネットの口コミで桃屋のラー油が売れましたが、
口コミだと”次に”何が売れるか分からないので
メディア側もスポンサー側も不安だし、あらかじめ
予測したりする事もできないから不便でしょう。

まぁ要するに、ポストモダン
2010/05/09 (日) 11:52:32 | URL | zsphere #-[ 編集 ]
>DNさん
反社会学講座は以前ちらっと見たことがあります。
なかなか面白いと思ったのですが、ユーモアのセンスが全く理解できませんでした(苦笑)
マスコミが定説のように報じるものほど疑わしい、という考え方をするきっかけの一つにはなりましたが。

>zsphereさん
趣味が多様化したのは必ずしもネットだけのせいとは思っていないのですが、
今までマスコミがブームを作る事が出来たのに最近はしづらくなったというのは間違いないでしょうね。
マスコミの宣伝媒体としての効果が疑問視されるようになって、
それに代わるアイデアを見失っている印象はあります。
だから、ちょっとでも売れそうなのを見つけるとすぐ飛びついてあっという間に使い潰しちゃうんですよねぇ…。
2010/05/11 (火) 21:52:14 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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