がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
アムロがサイコミュを使うようになった過程を考える
 「逆襲のシャア」のアムロは、初めてサイコミュ兵器を使用した主人公です。それも、物語開始当初から当たり前のように、自分で設計したνガンダムにフィン・ファンネルを組み込んでいました。サイコフレームの採用も予定外のものでしたし、アムロは最初からサイコフレームの補助なしでファンネルを使用する気満々だったことが伺えます。

 しかし、これまでアムロがサイコミュの類を搭載した機体に乗ったことは、公式設定の上では一度もありません。また、それ以外のファンネルを搭載した機体に乗ったパイロットは、多かれ少なかれ、何らかの施設出身、または何らかの強化措置が施された人間に限られていました。それが、何の抵抗もなくファンネルを搭載して実戦で使用している…となると、「Zガンダム」と「逆襲のシャア」の空白期間に、アムロはサイコミュを使用した経験があるのではないか、と考えました。あ、メガゼータはダメですよ(笑)

 一応、バイオセンサーを搭載しているであろうZガンダム3号機には乗っていたと思われますが、それをもってして即ファンネルの使用が可能というわけではないと考えます。クェスだって、ファンネルの使用訓練をしていましたし。
 シャアは、かつてジオングに乗った際にぶっつけで有線サイコミュを使用していますが、ファンネルに比べると難度はかなり違うと思われ、参考にはならないのではないかと思います。

 また、何より特別な事情であるのは、アムロ自身の設計により、積極的にファンネルを組み込んでいるという点です。これは、アムロ本人が、MSの武装としてファンネルを必要としていたことを意味します。それまでアムロはエルメスのビットくらいしか無線サイコミュ兵器に遭遇したことはありませんから、アムロは「空白期間」に実際にファンネルを搭載した機体に乗っていたと考えられます。少なくとも、ファンネル搭載機と交戦したことはあるのではないでしょうか。

 とりあえず、Zと逆シャアの「空白期間」にアムロがサイコミュ搭載機に乗っていたことは間違いない、として、どのような過程を経てそのような機体に乗ることになったのか、ということを考えてみます。
 アムロは「空白期間」の間、複数の機体を乗り回していたものと考えられています。また、アムロにまつわる情報はわざと複数流されていたようで、その中でアムロが実際は何に乗っていたのか、ということについては明確になっていません。そのために、逆にアムロがサイコミュ搭載機に乗っていた可能性があるとも言えます。
 ただし、ファンネルはほとんど宇宙専用の武器であり、アムロがファンネル搭載機に搭乗したとすれば、それは宇宙に上がった後であると考えられます。

 そこで疑問。アムロは何故宇宙に上がったのでしょうか。そもそも、アムロはカラバという、「地球上の」エゥーゴ支援組織に所属していたはずです。そのため、本人の意向はともかく、与えられる任務は基本的に地球上に限定されるはずなのです。それなのにあえて宇宙に上がっているということは、特別な理由があった、ということなのではないでしょうか。
 カラバの目的はエゥーゴの支援ですが、ティターンズの本隊が宇宙に上がったことで地球上でのエゥーゴの活動は実質なくなり、地球で活動する理由がなくなったと考えることもできます。しかし、ネオジオンが地球に降下した際にティターンズの残党を吸収していたことから、地上にもティターンズはそれなりに残っていたと考えられ、カラバの活動内容は主に地球に残ったティターンズの排除であったことが想像できます。
 そうなると、アムロが宇宙に上がったということは、実質カラバの職務から離れた、ということになるのではないかと思います。そもそもアムロはZガンダム劇中で宇宙に上がるのは怖い、とさえ言っていました。そんなアムロがわざわざ宇宙に上がるくらいですから、よほどの事情があったのではないかと思います。

 小説版ZZでは、アニメ版とは違いプルツーのサイコガンダムMk-IIとの戦闘にアムロが参加しています。その後、アムロはジュドーに対し、「僕が宇宙に上がるのは、そのシャアと決着をつけるときだと決めている。それが我々の運命だと思っている」と語っています。
 これが真意だとすれば、アニメ版で実際に宇宙に上がっているのは、シャアと決着をつけるためだった、と解釈することができます。実際に決着をつけるのはもう少し先になったものの、この時点でもシャアの消息の手がかりを得て、かつエゥーゴとは敵対する可能性を感じたからこそ、宇宙に上がったと考えればつじつまも合います。

 かつて、アムロがホワイトベース内で戦う気を失った(二度もぶたれた)時、立ち上がる気力を与えたのはシャアの存在でした。そして「悔しいけど僕も男なんだな」と呟いて出撃していきます。
 一年戦争後の軟禁状態から脱出したのはカツの叱咤によるものでしたが、それは一時的な脱走に過ぎず、アウドムラ合流後も無気力な一面を見せ、シャアと再会し、ベルトーチカと出会った後も宇宙に上がるには至りませんでした。
 「対シャア」という一面で見れば、アムロにとって久々に出会ったシャアは、自分と同じように何をすべきか見定められずにいるように見えたのではないかと思います。それが、「シャアが本気になったらしい」という情報を聞けば、アムロもまた本気にならざるを得ない…そのようには考えられないでしょうか?


 では、アムロはその際どんなMSに乗っていたのか。もし既存のMSで、かつサイコミュ搭載機から探すとすれば、考えられるのは2つ。シグマガンダムか、ラムダガンダムでしょう。
 シグマガンダムは2機分離型で、ガンナー担当側にサイコミュを搭載することが可能とされています。一方のラムダガンダムは、サイコ・コントロールシステムを搭載しビットを標準装備しているとされており、こちらの方が明らかにニュータイプ用の仕様になっています。そう考えると、ラムダガンダムとアムロは非常に親和性が高いと言えます。このような機体をエゥーゴ側で乗りこなせそうなパイロットは、既存キャラで専用機を持たないキャラから探すとアムロくらいしかいません。

 というわけで、「アムロはシャアの決起情報を受け宇宙へ上がりラムダガンダムを駆り、そこで初めてサイコミュを使用した」という推測にたどり着いたのでした。
 シャアは当初グレミーの代わりにハマーンに反旗を翻す予定だったと言われています。そうならなかったのは、実は裏でアムロと戦っていたから…なのかもしれませんよ。
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コメント
コメント
アニメの逆襲のシャアだとアムロは最初はリカズィに乗りますね
Zガンダムの改良型、量産型みたいなものですからZ3号機とほとんど変わらないと思いますが。

キュべレイ、クィンマンサ、ゲーマルクなどの活躍で自分もファンネルが必要と感じて
ニュータイプ脳波の訓練を積みながら本番のνガンダムに乗ったのかもしれません。
2010/05/02 (日) 10:27:19 | URL | #-[ 編集 ]
アムロが本気で戦いに臨めるようになったのはシャアの動向を「感じた」のかもしれませんね。

ただ、アムロ自身はそれほど先進技術に否定的でもありませんのでむしろ積極的にいい機体を求めていた側面もありそうです。

高性能MSにはサイコミュは半ば常識といってもいいでしょうし。ファンネルのような誘導兵器も有効性はあると思ったのでしょうか。

サイコフレームのおかげで完成度が増したνガンダムですが、もともとはラムダガンダムから発展させたサイコミュを使うつもりだったのかもしれませんね。
2010/05/02 (日) 11:24:28 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
>名無しさん
描かれていないだけで訓練していた可能性はありますね。
ただZでのアムロはファンネルの存在すら知らなかったはずで、
それをどこで知ってどのように必要性を感じたのか、それを今回考察しているのです。

>ドクトルKさん
カイがシャアの消息を追っていたようですし、色々な情報も含めて「感じた」のかもしれませんね。

ハマーン時代までのファンネル搭載機は、どちらかというとサイコミュの運用に特化していて、
ガンダムのようなベーシックなMSに搭載した例はあまりなかったのですが、
逆シャア時代は逆に普通のMSにファンネルを搭載したような機体の方が増えてるんですよね。
そのあたりの有効性がどのような形で認められたのか、というのはちょっと考える余地がありそうです。
2010/05/02 (日) 19:42:23 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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2010/05/04 (火) 00:12:22 | | #[ 編集 ]
>リ・ガズィ
うーん。Zガンダムが「エースパイロットが引き出せるポテンシャル」を重視しているのに対して、リ・ガズィは「一般兵が安定して出せる戦力」を重視しているので一概にZと同列には出来ないと思いますが…。

アムロとファンネルの関係でいえば、劇中でアムロはフィン・ファンネルを敵のファンネルに対する防御・迎撃として用い攻撃は自分が動かすMS本体で、という感じに見えました。それでアムロがどのようにファンネルを使うに至ったかは、スイマセン、ちょっと考えが纏まりきらないです。
2010/05/05 (水) 13:29:46 | URL | 巨炎 #mQop/nM.[ 編集 ]
確かにフィン・ファンネルは対ファンネル用兵器という意味合いが強いのかもしれませんね。
サザビーのスペックを最初に知っての上での設計なのかもしれません。

設計に大きな役割を果たしたのはチェーンなんですが、
彼女も何らかの形でサイコミュに関係したことがあるのかもしれませんね。
2010/05/05 (水) 22:16:09 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
アムロはフィン・ファンネルを誤作動というか敏感に操りすぎて、失敗してるんですよね…
これが訓練なしのぶっつけ本番で操作したためか、思いのほかサイコフレームが意識を拾いすぎたためかは定かではありませんが。
アムロ独特の使い方として、ビームに対する防御兵器として特化して使ったことから、訓練はあったのかなとは思います。
ネオジオン側もミサイル迎撃に用いてましたし、ファンネルのコンセプトがオールレンジからワイドレンジになった時代なのかもしれません。だから割りと普通目のMSに積まれてる、と。
2010/05/06 (木) 07:11:27 | URL | #SFo5/nok[ 編集 ]
単純にサイコミュが小型化できるようになったからというのもあるかもしれませんね。
それまではサイコミュを積むとそれ専用兵器にならざるを得なかったけど、
コンパクト化できたから普通のMSにも積めるようになったと。
それに合わせて、「射程外からのオールレンジ」に特化した武器から、
グレネード的な1オプションに近い武器に変容していったと。
2010/05/11 (火) 21:59:15 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
通りすがり
をNT研の研究蓄積でサイコミュを応用したサイコミュシミュレータとかありそうな気もしますね

NT候補者のサイコミュ兵器との親和性を調べるとか
訓練のために

そういうので訓練したとか…



アムロの場合は固定兵器の重武装型よりもマニピュレータやハードデポイントを駆使して武装をつかいわける汎用性のあるMS(でNT能力と技能をいかした詰め将棋の戦闘)を好みそうだし
MSサイズの武装に装備できるようになったから装備に採用したのかな

実質ロンドベルしかうごいてなかったわけだし…ファンネル搭載機の破格の戦闘力はやはりアムロにも魅力的だったのかと…
2010/05/26 (水) 02:58:26 | URL | うま #hoVQt/.c[ 編集 ]
元々サイコミュって脳波測定器の延長みたいなものでしょうし、
シミュレーター的なものはあるでしょうね。クェスもやってましたし。

アムロにとってのファンネルはどちらかというと、MS単体での射角や手数を補う兵器って感じがしますね。
見えてるのに全部一気に撃墜できない!というストレスを解消できる武器みたいな。
2010/05/26 (水) 23:48:20 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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