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ガンダムネタだけを語るブログです。
RX-80~RS-82あたりを全肯定してみる
 真っ黒な非公式設定の中には、RX-80以降の形式番号を持つMSが設定されていたりします。これらのMSも、「終戦時に白紙に戻された計画案」ということにしとけば割と肯定できるんじゃないか?とか思ったので、ちょっと考えてみました。

○RX-80
 MJ(模型情報)で連載された0080MSV企画、F.M.S(福地モビルスーツステーション)の最終回に掲載された機体。実は設定が存在していません。
 厳密には設定はありまして、地球に住む少年がサイド6に住む母親宛に送ったメールに添付した自作CG画像、ということになっています。つまり「ぼくのかんがえたさいきょうのがんだむ」なんですね、これ(笑)
 元々背景無視で描かれた完全オリジナルガンダムでしかないので、外見上もとても一年戦争時の機体には見えないですし、強いて言うなら後述のRGM-80の試作機、というところでしょう。
RX-80.jpg

○RGM-80 Gアーマー
 ホビージャパンで連載された「MS IN ACTION ジオンの星」に掲載された機体。設定としては、RX-78量産の代替案として計画された物で、簡易型のRGM-79とのハイ・ローミックス運用を前提に開発された重武装・大出力機として設計されたものの、出力不足と携行用のビームランチャーの開発遅延により試作3機が完成した時点で終戦となり、計画は中止されたというものです。
 これだけならなんら問題なさそうなんですが、問題はこの機体がホワイトベースに配備され、1号機はアムロ、2号機はスレッガーが乗り、2号機はソロモン攻略戦時に喪失したという設定だということです。この時点で完全にパラレルなわけですね。無理矢理肯定するなら、スレッガーがビグ・ザムに特攻した時に実はGファイターの中にこの機体が入っていた…ということになりますが。そもそも名称からしてGアーマーなので、多分アニメに登場したGアーマーの代替案を兼ねているのではないかと思います。
 作例としては1/100のGMと1/144のGMを組み合わせるという発想のもとに作られてるので、身体のバランスがすごいことになってます。
RGM-80.jpg
 ホワイトベースに配備されたかは別として、この「GMのバリエーションではないGMの上位機」というのが、今回の肝になってきます。

○RX-81 ジーライン
 こちらは最近出てきた機体なので説明するまでもないでしょう。当初はRX-78の完全量産機を目標に開発されていたもので、終戦時に一旦プランが白紙に戻され、ベーシックな素体MSに用途に応じた装甲を装着するというコンセプトで完成した機体です。
 これも「GMのバリエーションではないGMの上位機」にあたる機体で、RGM-80がガンダムの量産(=戦時中のRX-81)の代替案だったことから、戦後RGM-80とプランが統合されたのかもしれません。

○RS-81 ネモ
 ホビージャパンで連載された「タイラント・ソード」に登場した機体。このMSについては以前がっつり考察しているので、そちらをご参照ください。
 結論から言えば、RS-81はRX-81の1形態の量産型、なのではないかと思います。重装甲・高火力を目標としていたそうなので、RX-81フルアーマーの量産型なのではないかと。藤田氏のメモ書きによると、コンセプトとしてもGMとガンキャノンの折衷機みたいですし(ちなみに初期段階での形式番号はRX-82でした)。
 機動力が低下してしまい、それが改善されなかったということなので、それをガンダリウムγで解決したのがMSA-003だったのかもしれません。
RS-81ST1.jpg

○RS-82 GMII
 これも「タイラント・ソード」の機体で、やはり以前に考察しています。
 この機体は一年戦争後の連邦軍の主力機だったことになっており、またGMのバリエーションではなく、似ているだけの全く別の機種であるという点がネックです。
 しかし、GMとは別種の量産機に、今回挙げたRGM-80がいます。これこそ、このRS-82の原点だったのではないでしょうか。そしてRGM-80のベース機はRX-78ではなくRX-80というまた別の機種だったとすれば、ガンダムの量産型であるGMとの系列とは完全に分離していた事になります。
 戦後の主力機という設定については、そうなる予定だったものの、軍縮により予算が削られRGM-79を同等スペックまで改良する案に変わってしまい、RGM-79Rを生み出した、ということなら問題ないでしょうか。
 ちなみにこの機体は初期設定ではRX-79Bという形式番号でした。陸ガン→ブルーからの発展という考え方もできないわけではないんですよね。
RS-82BR.jpg


 というわけで、「GMの上位機」バリエーションは、以下のように展開されたことになります。

RX-78→RX-80→RGM-80→RS-82
    →RX-81→RS-81(→MSA-003)

 RGM-79とのハイ・ローミックスを想定しているのがRX-80系統、RX-78の完全量産を目的としていたのがRX-81系統という住み分けができます。一年戦争の時点ではRGM-80は試作段階、RX-81は計画段階でした。
 その後終戦時にそれぞれRS-81、82として生まれ変わることになり、RS-82の方が優秀だったため次期主力機として選ばれたが、計画の変更によりRGM-79Rに統合された…というところでしょうか。
 今回はあくまで「非公式設定を終戦時に破棄されたプランとして肯定する」という趣旨ですので、RS-81、82については、RX-80、81の量産型として計画されていた時のナンバーだった、ということで。
 きっとタイラント・ソードの物語が著されている「ネオフィリアの中で」はわざと嘘を混ぜて作られているんですよ。その中で、MSの配備状況なんかは没になった計画案とかを参考にして完全な虚構にはならないようになってる、とかね。
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コメント
コメント
この記事へ何度か投票をした者です。
F.M.S、タイラント・ソードのMSは設定の記述があるサイトは少ないのですごく助かりました(しかも画像つき!)。
特にRX-80については詳しく知りたかったで嬉しいです。
記事を書いていただきありがとうございます。
2010/05/03 (月) 22:32:09 | URL | AAA #-[ 編集 ]
RGM-80のWB配備はUCに存在する俗説だった、というのはどうでしょう。
劇場版ガンダム=戦争映画説に乗っかって、WBに配備されたのはGファイター説、コアブースター説に次ぐ三つ目のカルトな説としてRGM-80説というのを唱える変人がたまにいる、みたいな感じで。この場合、78にはセイラが乗るんでしょうかね。

追伸、RGM-80作例の製作コンセプトを読んだときに、やられた!と思ったのは私だけではなかったと願いたい。
2010/05/04 (火) 00:33:23 | URL | フェーベ #-[ 編集 ]
公式設定と言うのもそもそも微妙ですよね
サンライズやバンダイの社員の人も定年退職や新入社員の入社などで入れ替わり。
誰が責任を持って公式設定としているのか?が焦点になります。

初期のお偉いさん(富野氏など)も高齢化で隠居?し
名前こそクレジットで出てきますが
あまり制作に関わっていないガンダムも多いらしいですね。
2010/05/04 (火) 14:24:51 | URL | #-[ 編集 ]
>AAAさん
いえいえ、こちらこそ投票ありがとうございます。
RX-80はWikipediaでも意味不明な解説になっているので、正しい情報を発信しておいてよかったかなと思います。
これからもよろしくお願いいたします。

>フェーべさん
ファーストガンダムの作品自体が複数ありますからね(コミックでも近藤版とジ・オリジンとか)、
その中のマイナーな説の一つってことなのかもしれませんね。

1/144と1/100のミックスというとパーフェクトジオングが有名ですが、通常サイズ同士の組み合わせは珍しいですよね。

>名無しさん
個人的にはアニメの描写及びアニメのために作られた設定が公式設定であり、
それに矛盾する内容の設定が非公式、どちらでもない設定がグレーゾーンだと思っています。大まかに言えばの話ですが。

08小隊が戦争映画扱いされたりと、映像作品を必ずしも正史扱いしない人もいますが、
そもそもガンダム・シリーズ自体がアニメありきの世界なわけですから、
基本的にはアニメ映像に軸足を置きたいかなと。
ここらへんは個人のスタンスですけどね。
2010/05/05 (水) 22:11:32 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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2010/05/06 (木) 22:10:18 | | #[ 編集 ]
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