がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
ジャブローで完成したオーガスタ製MS
 ガンダム4号機、5号機(おそらく6号機以降も)は、オーガスタ基地の開発スタッフがジャブローで改修作業を行い、RX-78-4以降の仕様に改修された事になっています。
 また、オーガスタ系といわれるGMカスタム、アレックスのチョバムアーマーを引継いでいると思われるGMキャノンIIは、ジャブローで生産されたことになっています。

 このことから、オーガスタ発の機体がジャブローで開発・生産されるようになったことが想像できます。それは何を意味するのか、という話です。

 まず、何故ガンダム4号機以降の機体は、オーガスタのスタッフにより改修が行なわれたのでしょうか。ジャブローにはオリジナルのV作戦スタッフがいるはずなのに、わざわざ別のスタッフをオーガスタから呼び寄せているくらいですから、特別な理由があるのだと考えられます。

 おそらくは、オーガスタで開発されていたNT-1の仕様のフィードバックというのが目的の一つにあったように思います。より進んだガンダムの開発を行っているオーガスタの技術を用いて、現存するガンダムを改良し実戦投入する計画だった、と考えればおかしくはありません。
 同じように現存するガンダムを利用し実戦投入する計画として、FSWS計画がありましたが、以前の考察のようにこの案は破棄され、代わりにアレックスベースでの改修案が採用されたものと考えられます。(無論アレックスにもFSWSプランは存在していましたが、これはFSWSアレックス案がNT-1よりも前の仕様であったと考えれば問題ありません)
 アレックスとFSWSの違いはというと、極端な話MSとしての性能を追求するか、MSの枠を超えた兵器としての性能を追求するかの違いだったのではないかと思います。アレックスにしろ、4~6号機にしろ、基本的にはMS単体レベルでの機動力や火力を高めたものでしたが、フルアーマーガンダムはMSを戦艦一隻に匹敵する次元で運用するための機体ということになっているからです。より現実的なプランを選択したということでしょう。

 これは、今後の兵器体系はアレックスを基準とするという道標の一つだったのではないでしょうか。アレックスを始点とし、現存するガンダムも同等仕様に改修し、今後の量産機もその延長線上にあるとすれば、その後GMカスタム、GMキャノンIIといった機体が生み出された事にも合点がいきます。

 しかし、実際に一年戦争後の連邦軍の主力となったのは、ルナツーにルーツを持つGM改でした。これは、すでに一年戦争末期の時点で先行生産機が存在していましたから、その延長線でしかなかったと考えられます。むしろ、ノーマルなGMは頭数をそろえるための暫定機であり、GM改こそ当初生産する予定だったGMのスペックを満たした機体だとすれば、そもそもGM改は一年戦争中の計画で生み出された機体だということになります。
 一方、オーガスタ製の量産機については、戦後の連邦軍再建計画で開発されたことになっています。このことから、基本的には戦後のプランであったことは間違いありません。ただし、仮に一年戦争が一年で終わっていなかったとしたら、やはりいずれはアレックスをベースとした量産機が登場してきたのではないかと思います。戦後のプランというのは、一旦終戦して全ての開発計画が白紙に戻った状態で、戦後に改めてプランの続行が承認された(いわば事業仕分けに生き残った?)ということではないかと。

 こうしてGMカスタム系は次期主力機と目され、ティターンズにもGMクゥエルとして採用されることになります。またガンダムとしても新型のMk-IIの開発が始まります。順調に行けば、パワードGMのデータをフィードバックしたGMカスタムの後継機、というのが開発されたのかもしれません(リックGM?)。
 しかし、ここで登場するのがハイザックです。この機体は欠点こそあるものの、連邦軍・ティターンズ共に多くの機数を配備し、GM系の独占状態に待ったをかけました。もともとRMSナンバー化自体がMSの競作を煽るためのものでしたから、連邦軍としてはこれでよかったのでしょう。
 またGM系も、オーガスタ系ではなく前期型ベースのGMIIが主流となってしまいました。その理由は定かではありませんが、ハイザックに対抗するには生産性を売りにするしかなく、より生産性の高い前期型ベースでの近代化改修が求められたのではないでしょうか。
 更に、その後のGM系はアナハイムによるGMIII、ジェガンがメインとなっていき、オーガスタ系はほとんど完全に廃れてしまいました。

 このように、オーガスタ系MSは一時は次期主力の第一候補にさえなったものの、その後は一転して転落の一途を辿ったことになります。主要工廠であったジャブローも、引越しが決まり放棄されてしまいましたし、その時点ですでにオーガスタ系の未来は閉ざされてしまったのかもしれません。ジャブローへの「栄転」だったはずのオーガスタ系が、実は未来を約束されていなかったというのは皮肉な話です。

 もっとも、オーガスタ製は次期主力というよりも、ハイ・ローミックスのハイであったと考える事もできます。この場合、クゥエル→ヘイズル→バーザムと発展したものの、エゥーゴの軍実権掌握によりその先の道を閉ざされたということになるでしょうか。
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そう!その解釈を支持します!

ルナツー製アーリーGMこそ、後に「GM改」と呼ばれる機体とほとんど外観の差がない、当初予定されていた通りの「ガンダムシステムマスプロモデル」なのですっ!

ジャブロー製のは特定の作戦向けに仕様の簡略化をして大急ぎで短期間に量産されたもの。
パイロット育成期間などの問題から、MS単体の機動性・運動性を生かした戦闘はムリだと判断されていたので、集団戦術に対応できるだけの冷却装備(宇宙では発生熱の処理能力が作戦行動可能時間と直結する)で実戦投入されたもの。

もちろん、作戦終了後はルナツーGMと同じ仕様にまで装備追加されて、ちゃんとした「MS戦力として」配備されるはずだったと。
2010/04/30 (金) 23:38:51 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
オーガスタは一年戦争の時からあったのですか?
ティターンズ結成後にできたのではないのですか?
2010/05/01 (土) 16:01:10 | URL | #-[ 編集 ]
>>名無しさん
ジムコマンドなんかはオーガスタ製です。あそこは戦中からそれなりに機能していたみたいです。

記事の中で、ジムⅡのポジションが非常に気になりました。カスタム系がハイ、素ジム系がロウだとしても、カスタムの系譜が途切れて、ロウ側のジムⅡだけということは、Z直前ごろの連邦軍はハイ・ロウミックスを放棄してロウ側だけを大量配備していたということでしょうか?
2010/05/01 (土) 22:41:26 | URL | いつもはROM専 #4shtMUW.[ 編集 ]
>叡天さん
そして素GMをGM改準拠に改良したのがD型だった、と。
こう考えると複数のGMバリエーションに意味を持たせることができますね。

>名無しさん
アレックスは当時からオーガスタ基地で開発されたという設定です。
戦後にできたのはオーガスタ「研究所」ですね。
2010/05/01 (土) 22:44:20 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>いつもはROM専さん
書き込みが入れ違いでしたね。

ハイの部分はティターンズに全て集約してしまったんだと思います。
その結果、正規軍にはローしか残らなくなってしまったと。
2010/05/03 (月) 20:01:36 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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