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ネオジオンMS名鑑(6) AMX-109 カプール
 AMX-100番台もこれで佳境。AMX-010という誤記っぽい型番もあるんですが、触れません。ザクIIIもAMX-110と表記される場合がありますが、今では011で統一されてますし。
 つーか、カプールってそういえばプラモになってなかったんですね。あのキットインストがないと情報量が少なくて厳しいです。

AMX-109 カプール(CAPULE)
 カプールは、アクシズが開発した水陸両用型MSである。

<開発背景>
 アクシズは、来るべき地球侵攻作戦に備え、かつてのジオン軍と同様に水陸両用MSの開発を計画していた。特に、連邦首都ダカールは沿岸の都市であり、海中からの上陸作戦も考案されていただけに、その開発は重要視されていた。
 しかし、水陸両用MSの開発は難航を極めた。地球から遠く離れたアクシズの地では、実地テストどころかシミュレーションさえままならない環境だったためである。また、アクシズへ逃亡してきた艦隊は基本的に宇宙、月、コロニーのいずれかに配備されていた部隊の寄せ集めであり、地上用のMSを積んでいる部隊などどこにもなかった。そのため、水陸両用MSの実機さえなく、完全にデータ上のみの環境で開発を始めなければならなかったためである。
 アクシズ内で開発された本機は、データ上に残されていたMSM-03Cハイゴッグをベースに設計された。しかしその仕様は大幅に変更されており、より水圧に強い球体型への変形が可能な機体として開発が行われることになった。

<機体概要>
 本機はアイアンネイル、ミサイル、多数のメガ粒子砲など、ジオン軍の水陸両用MSと同等の武装を備えており、仕様としては正統なMSMシリーズの後継機と言える。機体構造としても、ガンダリウム合金を用いた二重装甲を採用するなど耐久力に優れ、手足の収納により球体型の高速巡航形態をとることができるなど、従来の水陸両用MSのスペックを大幅に上回る機体として完成している。
 特に、火力と耐久力が突出して優れている上、巡航形態では水上でのホバリング移動さえ可能だったことから、MSM-03系列の機体にMSM-10のコンセプトを導入した機体とも言うことができる。
 しかしながら、アクシズで完成した本機は実際に水中での稼動実験をほとんど行うことができなかったために、実働データが圧倒的に不足しており、実質的に試作段階のまま地球降下作戦に投入される事になってしまっている。

<運用過程>
 上述の通り、本機はろくなデータ収集もないまま実戦に投入される事になったため、現場でのパイロットの評価は芳しくなかった。テストパイロットの役目を実戦で行うなど、一歩間違えば海の藻屑になる水陸両用MSのパイロットにとっては自殺行為に等しく、実際には現地で徴用した傭兵のような正規の軍人ではない者に運用される事が多かったようである。
 なお、試作機のうち1機はフェアトン・ラーフ・アルギスの乗機としてサイド1コロニー"ブリガドーン"の制圧に投入されている。この機体は宇宙空間でも運用が可能であったとされているが、詳細な記録が残されておらず仕様の違いなどは明らかになっていない。

<評価>
 現地のパイロットにとっては全く評価されなかった本機であるが、いくら近代化改修されているとはいえ水中用ザクの焼き直しに過ぎない連邦製のRMS-192Mザクマリナーにも劣る評価であったことは、いささか不当な評価であると言わざるを得ない。ネオジオンの水中部隊は地球に残っていた旧ジオン軍残党が多数を占めていたとされ、彼らとアクシズから戻ってきた軍人との間には浅からぬ溝があったことを伺わせる。
 ただし、推測に過ぎないが、本機に採用されているOSなどの制御系システムは、過去の水陸両用MSに使用されたものとは全く異なる、アクシズが独自に開発したものである可能性があり、そういった側面で現場では好まれなかったのかもしれない。

<バリエーション機>
なし

<参考文献>
MS大図鑑Part.2 グリプス戦争編
機動戦士ガンダムZZ フィルムブック
ガンダムメカニクスIV
機動戦士ガンダムZZ外伝 ジオンの幻陽 1巻
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コメント
コメント
>ジオンの幻陽

ええ~!2巻のニューヤーク攻略戦は?
カプールが真価を発揮した唯一の事例なのにぃ~

>ネオジオンの水中部隊

MSMの旧装備しか使ってないよなぁ。主に近藤系/ファミソフ系ですが。
唯一、地味にマリンドーガ系?の機体は確認できます。
2010/03/11 (木) 08:55:20 | URL | #B8xSsyyA[ 編集 ]
おそらくこの時代の現場の人間は逆にズゴッグやハイゴッグを扱ったことがないのかもしれませんね。

カプールはハイゴッグをベースにして新技術を取り込んだ設計ですがほぼ完全に球体に変形するという辺り、ザク系統とは操作感覚がまったく違うでしょうから。

水中装備を背負ったザクのほうがヒューマン側でも使いやすかったのでしょう。

でもこれが黒歴史を経てあんなにいい機体になるなんて。
2010/03/11 (木) 11:15:06 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
コロニーに湖や池の1つでもあれば少しはデータを取れたと思いますが。
小惑星(今は冥王星が矮小惑星という扱いなので衛星もしくは矮小惑星)であるアクシズを作って火星と木星の間のアステロイドベルトから地球付近に持ってくる技術力があれば地球外の人口湖ぐらいすぐに作れそうですけど。
現在では1年掛かる距離でも3ヶ月ぐらいで行けそうですし。

アクシズの中に巨大プールを作ってテストすればいいと思いますよ。
ミノフスキークラフト(フライト)の逆で引力を発生させて擬似重力にするとか。
アクシズの引力(重力)+ミノフスキーフライトの擬似引力=1G(地球の重力)にする方法です。
プールの上に地球の大気圧を掛けるか、プールを1気圧相当の水深10m分を深くするかすれば大気圧も再現できますから。
戦艦クラスの大型装置をプールの底につけてMSを引っ張って擬似的な重力を作る方式です。
一年戦争で連邦がホワイトベースを作る技術力があればジオン系技術ではミノフスキー粒子の技術はもっと進んでいる筈ですから。
2010/03/11 (木) 12:45:15 | URL | #-[ 編集 ]
とりあえずこの機体の唯一の晴れ舞台となったのがZZ外伝の“ジオンの幻陽”の主人公が使用した位ですからね……過去の作品で宇宙でのガッシャvsガンダムと言う事例もあるし(笑)
2010/03/11 (木) 18:12:06 | URL | YF-19k(kyousuke) #vOF08ZPo[ 編集 ]
いくら評価されなかったといっても、正規パイロットたちが全然乗らないのはおかしすぎる。
なので不採用説を提示してみます。「大量に生産された」という設定はないので、実は正式採用されなかったものを、ヅダと同じ用にどうでもいい戦地にまわしていたと。
もう少しスリムだったら騎士専用機にチューンされていたが、寸胴すぎるでそのままだった…とかどうでしょうw
2010/03/11 (木) 18:59:17 | URL | いつもはROM専 #4shtMUW.[ 編集 ]
>とっぱさん(ですよね?)
そういえばあれも運用過程に含めるべきでしたか。
決して性能が悪かったわけではないんですよね。

>ドクトルKさん
陸上の性能ということも加味するとザクでも十分だったのかもしれませんね。
ガンダリウム合金製で出力はゲルググと同等ですし。

>名無しさん
全くデータが取れなかったとは書いていません。
またテストが足りていなかったこと自体は問題ではなかったんです。
現場の人間に信用されなかったことが問題だったんですよ。

>YF-19kさん
カプールは相当に不遇な機体でしたねぇ。
まぁ銀カプールがああいう使われ方だったのは、カプルが宇宙行けてたってのが一番大きいのかも知れませんね

>いつもはROM専さん
というか、単純に量産段階に入っていなかったんだと思います。
流石に現地でのテストもろくにせず量産はしないでしょうし。
降下後に地上のどこかの拠点を確保して、そこで量産する予定だったのかなと。
2010/03/11 (木) 23:48:36 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
また名前忘れてた
実は地味に記述があるのが、ガンコレ。

「水陸両用MSとしては相当数が量産されたが、実戦ではあまり使用されなかった。」
「01 03 の機番がアフリカ大陸沿岸に配備」

とか。

どうやら倉庫でデッドストックのまま、ナノマシンの地層に埋まったようです(笑)。
2010/03/12 (金) 10:10:47 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
ガンコレ…余計な事を(笑)

一応「水陸両用MSとしては」という言葉が付いているのがポイントですね。
そもそも水陸両用MSというのは生産数が少ない機体、ということになりますか。

アニメ制作上の裏話で、当初は水上に降下する予定だったというのを設定内に反映させて、
水上降下を前提にカプールを量産していたら作戦が変わったので使われずに終わった、なんて考える事も出来るのかも。
2010/03/13 (土) 16:03:28 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
そういえば忘れてたけど、生き残りがユニコーンの時代まで運用されてますね。
2010/03/14 (日) 06:57:24 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
あ、すっかり忘れてました。
ちょっと書き直そうかな。
2010/03/17 (水) 19:55:11 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
射撃兵装が装甲を開いての使用というのが危険すぎます。
また水上高速走行仕様は水中、陸戦にさらにもう一つの運用法であり、錬度の低い兵士に万能を求めるような失敗です。
歴戦の勇士が評価すればまったく違う評価になったでしょう。
Mザクについては港湾での警備活動を旨とする連邦ではジオンに比べて評価が高かったと考えます。陸上と浅海域での仕様にはMザクで充分だったが、通商破壊戦、長期単独運用を目指したジオンでは不足だったと。
2010/03/27 (土) 21:06:36 | URL | T #-[ 編集 ]
なるほど。確かにその通りかもしれませんね。
カプールはスペック的には優秀であっても、運用の仕方が従来のMSと違いすぎたと。
港湾警備程度ならザクで十分というのも納得です。
一年戦争後は地球全域で戦闘になるようなことがなかったので、海路を使う侵攻戦というのも起こらなかったからそれ以外必要なかったんでしょうね。
2010/03/30 (火) 22:48:19 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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