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ジオン軍の形式番号の末尾の意味を考える
 MS-06RなどのジオンのMSの形式番号の末尾のアルファベットは、複数の機種で共通の意味として仕様されていると思われるものと、そうでないものがあります。これらを比較してみる事で、どのような意味で形式番号のアルファベットが割り振られているかを推測してみようと思います。

 とりあえず、ジオンのMSはA型から始まることが多いので、A型から比較していきます。

○A型
MS-05A:初期生産型
MS-06A:初期生産型
MS-07A:先行量産型/固定武装未装備
MS-14A:基本仕様

 基本的に初期の仕様であると言えます。が、それ以上の意味が、次のB型と比較すると見えてきます。

○B型
MS-05B:基本仕様
MS-07B:基本仕様/固定武装装備
(MS-09B:基本仕様)
MS-14B:高機動パック装備

 ここで注目したいのは、旧ザクとグフはB型が最もポピュラーな仕様であることです。マイナーな設定ではありますが、1/144ドワッジインストによるとドムの最も生産台数が多い仕様もB型であったとされています。また、グフのA型B型の違いは、固定武装の有無にもあります。
 そこで一つ推測。ジオンのMSは「B型が基本仕様」であり、A型は「(換装可能な)固定装備を全て取り外した、最もプレーンな状態」なのではないか、ということです。
 ゲルググも、A型はバックパックを何も装備していない仕様です。しかし、以降のバリエーション機では、例外なく全てのゲルググがバックパックを装備しています。このことから、むしろゲルググはバックパックを装着している方がスタンダードな仕様だったのではないでしょうか。実際、イグルー版ゲルググは簡易バックパックを標準装備していました。
 そうなると、ゲルググA型そのものが実は初期生産型だった…と言えるのかもしれません。シャアは最低限の装備のゲルググでフル装備のガンダムと戦っていたんだと考えると、勝てないのも当然だったのかも。ランバ・ラルが07Aに乗っていたら全然違う戦い方をしていたでしょうし、14Bに乗ったシャアがどう戦っていたか、というのはちょっと見たかったかもしれません。初期生産型にしては14Aの生産数は多いのですが、これは時期が時期だっただけにそのまま本量産に踏み切ったのかも。で、あとで仕様をB型に合わせて簡易パックを装備したのがイグルー版だったとすると、辻褄は合うんですよね。
 ところでシャアのゲルググは劇中初登場の時点で「慣らし運転もしていない」状態だったのですが、実際はYMS-14はその一ヶ月以上前からロールアウトしていたはずなんですよね。それがあの時点で初使用だったということは、元々倉庫送りになっていたような初期型の機体をシャアのために無理矢理引っ張り出してきただけだったのかも。それまではリックドムに乗っていたのが何らかの理由で乗れなくなって、急遽ゲルググが配備される事になった、なんてことも考えられます。

 この考え方をとると、長年の謎であるMS-06Bがどのような機体なのか、というのも見えてきます。06AはMSV-Rにおいて、単にスパイクアーマーが球形なだけではなく、バックパックが旧ザクと同じであるという特徴が与えられました。また、A型と比較した06Cの相違点は、スパイクアーマー/シールドの装備とコクピットの開閉方式だったとされています。これに、「A型はプレーンな仕様、B型はスタンダードな仕様」であるということを踏まえて考えると、A型は推進形がMS-05と大差ない初期型で、B型は本来最もスタンダードな仕様とほぼ同様の状態、すなわちC型やF型に近い機種であることが推測できます。
 そう考えると、MS-06Bは、「球形肩アーマーを装備した06C」、もっと言えば、06Aの推進系や出力系をC/F型と同レベルにしたものとも言えるでしょうか。そうであるならば、B型という仕様がほとんど存在していなかったこともうなずけます。すぐに、スパイクアーマー/シールドが標準装備のC型に上書きされてしまったのです。
 また、MS-17Aと17Bについてもこの考え方で説明できるかもしれませんね。初期型と実戦型の違いだったと。

○C型
MS-06C:対核兵装仕様
MS-07C:固定武装改良型
(MS-09C:中距離支援型)
MS-14C:キャノンパック装備型

 機種ごとに仕様が全く違いますが、それぞれの設定を踏まえると、基本的には「B型に次ぐ、マイナーチェンジ型」として統一されている事が分かります。06Cはスパイクアーマー/シールドを装備し近接戦闘を考慮した仕様、07Cはヒートロッドをマシンガンに換装するなど固定武装を変更した仕様、14Cはビームライフルの代替としてキャノンパックを装備した仕様、ということになります。

○D型
MS-06D:熱帯地域仕様
MS-09D:熱帯地域仕様
MS-14D:砂漠仕様

 完全に統一されている、非常に分かりやすい仕様です。初めからデザートの頭文字として使用されているのでしょう。

○E型
MS-06E:強行偵察型
MS-18E:強襲型

 2機種で全く違う意味になっています。特に統一されているわけではないんでしょうね。単純に空いている文字をあてただけでしょう。

○F型
MS-06F:対核兵装排除型
(MS-07F:ジャングル用ゲリラ戦仕様)
MS-09F:ドムフュンフ(詳細不明)
MS-14F:海兵隊仕様
MS-18F:ビーム兵器仕様

 ものの見事に統一性がありません。これも、空いている文字を充てただけと考えた方がいいのかも…。そうであるならば、その時点でEまでの番号は埋まっていた事になります。06Fが06Dより後なのはどうか、とも思いますが、どうも局地戦用バリエーションはかなり早い時期に考案されていたようなので、A→B→C→D,J,M→E→Fくらいの順番だった可能性もあると思います。F型はC型より後のバリエーションであるはずですしね。

○G型
MS-06G:陸戦高機動型
MS-09G:最終生産型(稼働時間延長)
MS-14G:陸戦型

 陸戦型である点が共通点ですが、ドム系は元々陸戦型であったことを考えると、陸上での長距離運用を前提とした仕様というのが落としどころでしょうか。MSは基本的に汎用なので陸上でも運用できますが、稼働時間の確保となると特別なチューンが必要そうですしね。

○H型
(MS-06H:機雷敷設型)
MS-07H:飛行試験型
MS-09H:増速ブースター装備型
(MS-14H:大型ビームライフル装備型)

 非公式設定を無視すれば共通点は推進力を強化した仕様と言えます。が、サンプルが少ないのでなんとも言い難いですね。

○J型
MS-06J:陸戦型
MS-14J:大型ショルダーバインダー装備型

 これもサンプルは少ないのですが共通点は見出せません。アルファベット順だとすると、ザクG型より後にJ型が来るのはちょっとおかしいぞ、ということになってしまいます。無理矢理解釈するのであれば、D型のようにG型が先に開発されていて、F型を陸戦対応型に後から改装したのがJ型、ということになりますが。

○K型
MS-06K:キャノン砲装備型
MS-09K:キャノン砲装備型
MS-15K:全面改良型

 キャノン砲装備型を意味する、と言いたいところですが、そこで出てくる謎のギャン改。キャノンの頭文字はCだし、ザクキャノンの場合単にJの次だからという付け方であるとも考えられます。ドムキャノンはあえてザクキャノンに合わせただけなのかも。
 まさか改良型のKではあるまいしなぁ。

○L型
MS-05L:スナイパービームライフル装備型
(MS-06L:ミサイル装備型)

 ザクIのバリエーションがLまであるとは思えないので、ザクIスナイパーにはあえてLという文字が充てられたのだと思います。だとすればやっぱりロングレンジとかそういう意味なんでしょうかねぇ。

○M型
MS-06M:水陸両用型

 初期段階の開発であるためあえてこの文字が使用されていると思うので、マリンの意味なんだと思います。ザメルでもMを使われてるのは気にしちゃいけない!あれはメルザ・ウン・カノーネの頭文字なのかなぁ…。

○R型
MS-06R:高機動型
MS-09R:空間戦仕様

 リックドムのRはロケットの意味なんだそうですが、06Rも同じとは言い難いものがあります。というのも、リックドムの場合はMS-R09という番号が変更されて09Rになっただけなので、06Rとは本質的に形式番号のつけられ方が違うんですよね。
 ただザクの場合も06Sの後の開発のはずなのに文字が戻っていることを考えると、あえてこの番号をつけた可能性が非常に高く、やっぱりロケットの意味なのかもしれません。でも高機動型ザクは熱核ロケット推進じゃないはずだし、単なるロケット推進という意味なら別にR型に限った話ではないという…。ドムの場合は元がジェット推進だから、そのロケット推進仕様という意味なんでしょうけどね。

○S型
MS-06S:指揮官用
MS-09S:ドワス(詳細不明)
MS-14S:指揮官用

 たぶんスペシャルの意味なんでしょうね。指揮官用としておなじみの型番です。ドワスはリックドムのスペシャルチューン仕様だったんですかねぇ。ゲルググのSなんてほとんど便宜上の番号みたいですけど。

○T型
MS-06T:訓練用

 トレーナーの略で間違いないでしょうね。

○U型
MS-14U:外宇宙仕様

 CDAで設定された番号です。アンダーグラウンドの略とかそんな感じ?

○V型
MS-06V:ザクタンク

 たぶんビーグルの頭文字なんじゃないかと。

○W型
MS-06W:一般作業用

 ワーカーの略とかその辺でしょうね。

○Z型
MS-06Z:サイコミュ試験型

 単純にアルファベット最後の文字を充てる事で、特殊かつ究極の機種を意味しているのではないかと。


 このように考えると、大半は意味が先行してつけられているのではないかと思いますが、A~Cについてはだいたい決まっているような印象があります。
 また、後半はともかく前半の文字については、アルファベット順と意味先行が混在しているために、意味ありげな文字となさそうな文字が並列しているという状態になっているように思いました。当たり前の話ではあるんですが、C型までの解釈は他の考察にも応用できそうかな?と思います。
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コメント
コメント
軍の開発オーダーで順番がついているとすれば配備順をある程度無視できこじつけしやすくなります。
06Gなんて知らないんですが
○G本来は地上の頭文字でJより先にオーダーはあった
○降下作戦が早まり、既存機F型改修が可能な陸戦仕様が要請され、J型となった。
○Jの就役により、G型は一時ストップ。
○戦争長期化に伴いG型計画の再始動。→初めのプランとは別の機体に
とすればいいかと。
ただ元々陸戦の07・09については順番埋めのアルファベットとなる・・・
06Iとか18のEより前なんかはペーパープランありとかこじつける。
まだそれなりの市場が維持できてれば、次第に埋まるんではないかと思います。
もとよりくるしいのをこじつけるのでRはロケットでいいと自分は思います。
2010/03/03 (水) 21:20:18 | URL | T #sSHoJftA[ 編集 ]
G型はグフの対抗機、J型はF型を地球に下ろすための機体ですから、
元々並行して存在していたとしてもいいと思うんですよね。
後から考案されたJ型の方が優先して生産されたと考えることには問題ないと思います。

現実の形式番号もそんなに合理的につけられているわけではないので、
こじつけ方もまた色々あるんですよね。
Sの次のTはトレーナーで埋まってるから一つ前のRでいいや、なんて理由である可能性もありますし。
2010/03/03 (水) 23:21:48 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
こうやって見てみるとジオン軍MSの形式番号の末尾のアルファベットって意外と意味が見いだせないもんなんですね。Dにしても09Dは正式な番号じゃありませんし、14Dは現地改修機の可能性も高いと思います。
詳しく設定に目を通したわけじゃないぱっと見の印象ですけど、末尾が意味先行でつけられてるのってザク(06)系の機体が多い気がしますね。
意味先行で末尾が設定されてたのってある程度計画的にMSを開発していた戦争初期の頃までで、それ以降の機体は前線の部隊がザクにならって便宜上呼ぶことがあったのかもなって思います。(14D,Sとか09D,Kがこれにあたるのかも)
2010/03/04 (木) 00:02:29 | URL | フェーベ #-[ 編集 ]
06Iの俺説
C型を改装したルナ2攻略戦用ザク
要塞ハッチを切り開くため、ビックヒートホーク(ドズルとかの)を装備。
その取り回しのために腕部のパワーを強化し、ヒートホーク用のエネルギー供給ラインを装備するなど腕が他の06と異なる。
C型の重装甲は作業時の被弾が避けられないこの仕様には適していた。
また既にF型が主力になりつつある中の再利用的側面もあった。
結局作戦自体が廃案になりペーパープランに終わるが、腕はR型に生かされた。
なんて妄想、
2010/03/06 (土) 14:17:03 | URL | T #LkZag.iM[ 編集 ]
>フェーべさん
確かにザク以降の機体はザクに乗っ取っている場合が多いような感じですね。
ただ明確に意味を持ってつけられている場合もあるので、ややこしくなってしまうのですが。

>Tさん
エネルギー供給ラインがあるというのは何となくハイザックを連想しました。
ビーム兵器試験型とかでも面白そうです。
2010/03/06 (土) 19:21:56 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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