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ガンダムネタだけを語るブログです。
スーパーガンダムとZガンダム
 旧HGのガンダムMk-IIインストによると、Gディフェンサーの開発はエゥーゴのオーダーによるものであったとされています。また、Gディフェンサーの実戦配備はZガンダムのやや後であったことから、開発開始の時期はMk-II入手後の比較的早い時期であったとも考えられます。
 また、通称スーパーガンダムは、ガンダムMk-IIに可変MSクラスの巡航能力と火力を与えるための形態と言えます。これは言いかえれば非可変MSに可変MSと同様の運用を可能とするオプションの1つと言え、同時期に開発されていたであろうZ系可変MSと運用面においては同等の活用を考えていたように思えます。
 そうであるならば、Zガンダムとスーパーガンダムは、実は競作関係にあったのではないか…という疑問から始めたいと思います。

 Gディフェンサーは、ネモへの装着も検討されていたようですが、実際にそれが実現された記録は無く、また背部の形状の違いから考えても、ネモとGディフェンサーのいずれかに仕様変更が必要だったと考えられます。GMIIIならほぼ無改修で装着できそうですが。
 ただし、いずれにしても量産機への装着・運用が目標であると思われ、ガンダムMk-IIをプラットフォームとしたのはそのデータ収集及び評価のためであったと考えられます。

 一方のZガンダムについては、Zプラスという直系の量産型があるものの、これはカラバのオーダーにより開発されたイレギュラーな機体であり、実際は量産される予定がなかったようです。そのため、MSZ-007やMSZ-008という形でより生産性の高い形に設計変更が加えられていました。
 つまりこのZガンダムの実戦配備というのも、ほとんどデータ収集と可変MSの評価のためであったと考えた方が良いのかも知れません。メタスについても同様です。

 このことから考えても、当時のエゥーゴはZガンダムとスーパーガンダムを並行して実験していたのではないかと思います。
 両者を比較した場合、より経済的なのはスーパーガンダムの方でしょう。素体は既存の量産型MSを改修すればよく、Gディフェンサー部分を量産するだけで済むからです。しかし、欠点としてパイロットが2人必要になってしまう点が挙げられます。人員に乏しいであろうエゥーゴではこれは大きなディスアドバンテージだったのではないでしょうか。
 逆にZガンダムは1人で両形態を使い分けられるという点で勝っていると言えます。そして変形という構造の複雑さによる高コスト・メンテナンス製の煩雑さ(単純に考えて、可動部は多ければ多いほど故障率は上がるわけです)が欠点であると言えます。

 では、この両者のどちらが勝者となったのか、というと、それは決まる前にグリプス戦役が終わってしまったと考えるのが実情でしょう。そして、その後も研究が続けられていったと思われます。ZガンダムがZプラスという形で量産され連邦軍にも採用されていますが、Gディフェンサーはパイロットが不要になるBWSという形で研究が続けられ、リ・ガズィとして結実しています。
 となると予想できると思いますが、その次に登場したリゼルは制式採用され量産されています。Gディフェンサーの延長線上にあるリ・ガズィではなく、Zガンダム・メタスの延長線上にあるリゼルが採用されたというのは、まさに可変MSが勝利したことを意味していたのではないでしょうか。

 ただし、リゼルが採用された要因としては、一つは低コスト化の成功(これは技術の進歩も大きいのでしょう)、もう一つがSFSとして運用する事も可能だったという点です。これを非可変機を運搬する、という意味だとすると、半分GディフェンサーやBWSとも同じ役割を果たしていた事になります(もう半分は合体したまま前線で戦える、という点)。
 グリプス戦役時では可変機の単独運用か、非可変機+支援機という組み合わせしか想定されていなかったものが、可変機+非可変機という発想が生まれる事で、実戦で使用できるレベルになった、と言うことができます。
 このような発想が当時出来なかったのは、原則として「1機種に絞った運用」を予定していたからなのではないかと思います。そのために可変機1種類のみ、あるいは非可変機1種類のみという発想しかなかったのでしょう。これは台所事情が厳しいエゥーゴだったからこそであると言えます。
 しかし、開発目的がパイロット数と予算が充実している連邦正規軍のために変わったことで、2機種の同時運用という選択肢も可能となり、リゼルの採用に至った、と言えます。

 逆に言えば、可変MSは非可変MSを駆逐するような存在ではなく、非可変MSのアシストとして存在すべきだった、ということになるのでしょうか。かつて連邦軍はGM+ボール(GMキャノン)という2機種運用でMSを配備していましたが、これがジェガン+リゼルという形に変化したと言えます。両者の違いは、行動半径でしょう。支援に特化したMSではなく、長距離航行が可能な可変MSがパートナーとなったわけですからね。
 ただしこれは目的の違いでもあると言えます。支援特化型の機体は、拠点防衛あるいは拠点侵攻においては有効に機能するでしょうし、長距離巡航型の機体は、特定の目標に向かって迅速に攻撃を仕掛けることが得意です。大規模な戦争か、小規模な紛争レベルへの対応かという違いであったとも言えるでしょう。
 これは、支援特化型との組み合わせは拠点駐留部隊あるいは大規模侵攻部隊、可変型との組み合わせは少数精鋭部隊、有事時の特殊部隊に主に配備されるべきであるとも言えそうです。一年戦争以後、支援型の機体はほとんど戦場に姿を見せていませんが、あまり戦いの舞台になっていない連邦軍の大規模拠点には未だ配備されていたのかもしれません。

 というわけで、Zガンダムもスーパーガンダムも、過渡期の時代に開発された一つの形であった、という話でした。
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コメント
コメント
>Gディフェンサーはパイロットが不要になるBWSという形で研究が続けられ、リ・ガズィとして結実

MSZ-007AR/RGZ-91AO”ザーグ”が実にGディフェンサーっぽいサイドパーツを背負ってるのが興味深いところです。
ひとりGディフェンサーゼータ?

逆にBWSはメタスっぽいですよね。
メタスの皮を被ったゼータ?
2010/02/12 (金) 10:59:38 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
エゥーゴって人手不足なんですか?
ブレックス准将率いる連邦の反ティターンズ派、クワトロ(シャア)率いるジオン残党のダイクン派、カミーユやファアなどコロニー民でティターンズにひどい目に遭わされてティターンズを恨む人々などの寄せ集めで
人数は十分いると思いますよ、だからネモやジムⅡを大量に運用できるんですし。

問題はカツとエマ中尉が戦死した後で第一次ネオジオン抗争(ハマーン戦争)でエルがMkⅡに乗ったときに、Gディフェンサーに乗るパイロットがいなかったのが気になります。
Gディフェンダーはコアファイターの流れをくむコックピットの脱出カプセルとしても機能する戦闘機ですから、機体丸ごと予備があったと思います。
2010/02/14 (日) 01:49:39 | URL | #-[ 編集 ]
>とっぱさん
そしてリ・ガズィカスタムがそれに続く機体というわけですね。
リ・ガズィのBWSとの違いは単純に推進器を積んでるか否かなんじゃないかと思ったりもします。
メタスMA形態とGディフェンサーは機種部分の仕様(コクピットか否か)が違うものの、機体構造はよく似ているんですよね。

>名無しさん
エゥーゴは連邦軍全体に比べれば遥かに小規模な軍です。
MSAナンバーの機体は大量生産機ではないようですし。
また基本的に有志の集団なので、ティターンズのように正規軍から強制的に人員や資源を調達できないということから考えても、
その部隊規模は決して大きくないかと思います。

Gディフェンサーは役割をメガライダーに奪われて必要なくなったというのが現状かと思います。
2010/02/14 (日) 13:20:02 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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