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ガンダムネタだけを語るブログです。
ガンダムMk-IIとウーンドウォート
 RX-124ウーンドウォートは、ヘイズルの延長線上の機体であり、またドラム・フレームを核とし手足頭背中などあらゆる部位のユニットを交換・増設できるように設計されている全領域汎用MSです。また、これらの構造から考えて、いわゆるフル・ムーバブルフレーム構造ではないように思えます。
 ところで、このウーンドウォートの構造は、MSZ-006XプロトZガンダムに採用されていたブロックビルドアップ構造とほぼ同一なのではないかと思います。このブロックビルドアップ構造というのは、ほとんど設定がしない謎の設定なのですが、データコレクションのZガンダム編上巻によると、「機体各部をブロックごとに分割する事によって、生産性やメンテナンス性を向上させようとするもの」であり、「各部を独立させる事による弊害も多く、制御系の改善が検討されていた」と説明されています。
 そして、このブロックビルドアップ構造は、フルムーバブルフレーム構造と対立する概念であり、結局ZガンダムはガンダムMk-IIのものをベースとするムーバブルフレームが採用されたことになります。

 そこで思いました。このプロトZガンダムと完成版Zガンダムの対立概念と、ガンダムMk-IIとウーンドウォートの対立概念もまた同じだったのではないか…と。つまり、ムーバブルフレーム構造の究極を突き詰めたのがガンダムMk-IIであり、ブロックビルドアップ構造の究極を突き詰めたのが、ウーンドウォートことガンダムTR-6だったのではないか、ということです。

 つまり、いわばグリプス製・フルムーバブルフレームのガンダムがRX-178であり、コンペイトウ製・ブロックビルドアップのガンダムがRX-124であったということになります。ティターンズの象徴たるガンダムとして競作関係にあったのかもしれません。
 ウーンドウォートの開発はグリプス戦役末期まで続けられていましたが、これはガンダムMk-IIがエゥーゴに奪取されたこともありその後の開発続行が中止となり、競作という意味では勝利したことになったからなのではないかと思います。
 また、ウーンドウォートの前段階としてGMクゥエルの改造機であるヘイズルが存在したわけですから、ガンダムMk-IIの前段階としても何か別の機体があったのかもしれません。プロトタイプMk-IIなり、近藤版シロッコガンダムなり。

 更に、これはTV版バーザムとカトキ版バーザムの区別にも応用可能です。TV版のバーザムは、AOZにおいてはヘイズルの延長線上にある機体のようにデザインされています。一方のカトキバーザムは見ての通りガンダムMk-IIのムーバブルフレームをほぼそのまま流用しているものと思われます。TV版のほうは、ウーンドウォート同様ドラムフレーム構造だったのかもしれません。腰がない点は共通ですし。
 つまり、次期主力量産機の予定だったバーザムにはフルムーバブルフレーム型とブロックビルドアップ型の2パターンがあり、前述のとおりウーンドウォートが勝利したために、TV版バーザムが量産されたのだと考える事が出来ます。センチネルに出てくるカトキバーザムは、比較検討用に少数生産された実験モデルの流用だったのかもしれません。ガンダムMk-IIとウーンドウォートの比較関係自体が、次期量産機の対立要素でもあったということです。

 ただ誰もが疑問に思われるかと思うのですが、ウーンドウォートとガンダムMk-IIではフル装備時の性能にあまりにも差があるんですよね(笑)。ウーンドウォートは最終的にファイバーIIとダンディライアンIIと合体する事で巨大なインレとなりますし、別パターンとしてキハールIIやサイコガンダムの手足、ダイダロスユニットと合体したクィンリィという形態もあります。それに対しガンダムMk-IIは、エゥーゴの案でもスーパーガンダムやフルアーマーというパワーアップが関の山です。
 しかし、先に述べたようにガンダムMk-IIは早々にエゥーゴに奪取されてしまい、以後ウーンドウォートの開発に一本化された可能性があります。もし、ガンダムMk-IIが奪取されていなかったら、ティターンズではそれこそこの機体がインレ級のスーパーMSになっていたのかもしれません。

 というわけで、ガンダムMk-IIが奪われていなかったら、どのような発展をしていたのか、ということを推測してみる事にします。
 ウーンドウォートが素体を核に様々なパーツを装着する事で複数のバリエーションを展開する設定であったのであれば、ガンダムMk-IIはそのムーバブルフレームを核に、外装の変更でバリエーションを展開する予定だったのではないかと思います。言ってみれば、SEEDにおけるGAT-Xシリーズのようなものでしょう。

 GAT-Xシリーズは、100番台が基本仕様、200番台は特殊仕様、300番台は可変仕様とされていました。実は、ガンダムMk-IIにもそれらに相当する発展型が一部非公式ではありますが存在しています。それぞれ「RX-166イグレイ」「MRX-007プロトタイプサイコガンダム」「RX-272ハーピュレイ」です。これら3種は全てMk-IIの延長線上の機体とされています。そしてものの見事に、基本・特殊(サイコミュ)・可変という3パターンに分かれています。
 つまり、ガンダムMk-IIをベースにした次世代機群としては、この3種をベースに発展させていく計画だったのではないか、と推測できるのです。
 また、サイコガンダムの手足はウーンドウォートのギガンティック形態と共通である、ということを考えれば、実はサイコガンダムの手足をバイカンフーとかキングエクスカイザーとかヒュッケバインボクサーのように(と色々例を挙げればそれぞれの世代で分かってもらえるだろう…笑)着るような形でガンダムMk-IIを素体とする形態もあったのかもしれません。実際ZZガンダムの候補デザインの中にそんな感じのがありました。

 というわけで、ちょっとトンデモが過ぎるデザインであるウーンドウォートですが、「実はガンダムMk-IIの対抗機だった」と仮定した上で、実際にそれをある程度裏付ける事もできると考えれば、なかなかに面白い背景の機体だったのではないか、と思うのでした。
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>ブロックビルドアップ
この構造は、データコレクションのZガンダム編上巻ではガンダムMk-IIのムーバブルフレームの概念と融合し、Z計画に活かされたことになっています。Zガンダムはこれら二つの構造の特性を併せ持つ機体設計、ということになると思います。さらに後発の機体となるSやZZでは、ムーバブルフレーム構造でありながらも、機体のブロック化によって換装を容易にしていました。これによってEx-sやFA-ZZへの迅速な仕様変更が可能になっています。この2機はいずれもガンダムMk-IIの延長上にあり、MA級のスペックを持つ機体です。故に、当初ティターンズが構想していた次世代機計画が形を変えて実現したもの・・・などとも考えられるのではないでしょうか。また、ヘイズル系との関連性が示唆されているガンダムMk-Ⅴ(ドーベンウルフ)も、構造上の特性として、「機体のユニット分割」というブロックビルドアップと通ずるものを持っています。ヘイズル系機体とガンダムMk-IIが競作関係にあったとすれば、SとMk-Ⅴ、ZZとドーべンウルフが奇しくも実際に戦場で戦う結果となったのは、興味深いことだと思います。少々強引な解釈かも知れませんが・・・。
2010/02/13 (土) 22:25:04 | URL | あんちょび #PNwkhDsY[ 編集 ]
これは失念していました。確かにブロックビルドアップはムーバブルフレームと融合しているのですね。
するとアナハイムでは融合させることに成功したものを、ティターンズでは融合させられなかったということにでもなるんでしょうかね~。
違う拠点で違うスタッフが開発していたせいで融合できなかった、というと体制側の組織らしいですが。

SガンダムはともかくZZはフルムーバブルフレームではないような気がするんですよね。
一部外装がないと成り立たない部位があるように見受けられます。

ガンダムMk-Vやドーベンウルフは、フレーム構造上はアナハイム製ガンダムMk-IIIをベースにしていることになるので、
アナハイム同様ムーバブルフレーム(Mk-III)とブロックビルドアップ(ヘイズル)の融合に成功した機体と言えるのかもしれませんね。
2010/02/14 (日) 13:28:02 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>ブロックビルドアップ
この構造については、データコレクション以前に、RXF91改のインストで解説されていました。それによると、アナハイムではMSの開発においては専門の部品製造部門によるパーツ毎の分割生産がなされ、これをB-BUS(ブロックビルドアップ)体制というそうです。後のVガンダムの生産方式と同様のものだと思います。Mk-IIのムーバブルフレーム技術と融合したブロックビルドアップは、ティターンズのドラムフレーム系のそれとは別にアナハイムが独自に推進していたもので、ムーバブルフレームと相性が良かったために融合できた、ということもあるかも知れませんね。

ZZはMGインストや幾つかの書籍等で、変形合体はムーバブルフレーム技術によるとの説明がありますから、少なくとも変形する(FAパーツを装着/換装する)部位に関してはムーバブルフレーム構造だと思いますよ。腕の外装を撤去してフレームが露出している作例もあったりします。機体を3分割して運用する設計には、ブロックビルドアップのノウハウが貢献したのかも知れないですね。

ガンダムMk-Vは設定上はそれ以前のガンダムタイプとの共通性はない、とのことでしたが、Mk-Ⅳの存在を考えると、フジタ系フレームの流れを汲む機体なのでしょうか・・・。だとすると、ドーベンウルフはエゥーゴ(アナハイム)系→純連邦系→アクシズ系と、この時期の全ての陣営の技術が用いられた機体ということになりますね。
2010/02/14 (日) 16:30:49 | URL | あんちょび #PNwkhDsY[ 編集 ]
ブロックビルドアップとムーバブルフレームの融合って構造的にどうなってるんでしょう?
各部の完成されたブロックを組み合わせるブロックビルドアップに対して、ムーバブルフレームは人型のフレームに外装をかぶせるわけですから、人型の単一ブロックに近いものです。この2つの構造、同一の部分に両立させることは不可能なのでは?
2010/02/16 (火) 14:42:58 | URL | いつもはROM専 #4shtMUW.[ 編集 ]
プロトZのブロックをMk-IIのムーバブルフレームで繋いだのがZガンダムで、
次世代量産機のブロックをMk-IIのフレームで繋いだのがカトキ版バーザム
(でウーンドウォートに装備したのがTV版)
ということでしょうか。
それともブロック毎の内部がムーバブルフレーム構造になっているということでしょうか?
2010/02/20 (土) 09:23:31 | URL | 飛揚 #-[ 編集 ]
>あんちょびさん
RX-F91の記述は自分も知っていたのですが、意味がプロトZのとは違うものとみなしていました。
しかし今見直して見ると、プロトZも単純に各部ごとに独立して生産していただけのようにも読み取れますね。

単純に内骨格と言う意味では基本的に当時のMSは全てムーバブルフレームだったと思うのですが、
全身の装甲を全て取り払っても稼動そのものには支障が生じない=フルムーバブルフレーム、という意味では、
必ずしも当時の全てのMSがそうだったわけではないと思っています。

Mk-IVがMk-IIIから継承した点があるとすればおそらくフレーム構造くらいしかないと思うんですよね。
Mk-Vはガンダムとして開発されたわけではなかったものの、基本構造は継承していたのではないかと思います。
ドーベンウルフは、そういう意味では後継機が開発されなかったのはちょっと惜しいですね。

>いつもはROM専さん
おそらくはムーバブルフレームに装着する部分(内装機器とその外装)をブロック化している、ということなのだと思います。
ブロックビルドアップの欠点はブロックごとの整合性だったみたいですから、
それをムーバブルフレームに装着するという形にしたことで改善したんでしょうね。

>飛揚さん
イメージ的にはいつもはROM専さんへのコメントの通りかなと思います。
フレームの外側がブロックだったのかなと。
2010/02/20 (土) 22:57:12 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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