がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
地球とコロニーの需給関係
 宇宙世紀の世界において地球とコロニーは、地球がコロニーを管理するという関係にあるわけですが、だからといってコロニーは一方的に保護を受けている関係とは思えません。地球とは何らかの需給関係が成立していると考えた方がリアルかなと思い、少し考えてみました。

 まず、コロニーが地球から必要としているものは、単純に水や空気、土壌などといった自然環境に不可欠なものであるのではないかと思います。これらの多くはコロニー建造時に運び込まれ、以後は循環型社会を形成しているものと考えられますが、だからといって完全な自然循環が全てのコロニーで達成されているとは思えません。光合成や海水の蒸発、土中の分解などがすべて賄えているとは考えにくい物があります。
 また、これらが仮に技術的に完全循環が可能だとしても、連邦政府がそれをさせないのではないかと思います。地球の手助けなしでコロニーが自立してしまっては困るでしょうし。

 一方で、地球がコロニーから得ている物と言えば、筆頭はやはり宇宙の鉱物資源かなと思います。メインは月からの採掘になるのでしょうが、各ラグランジュポイントごとに小惑星は設置されていますし(ルナツー以外は大体ジオン公国が設置したものですが、後付けで色々あるので他にもたくさんあるのでしょう)、そこからの採掘は各サイドの領分だったように思います。
 また、太陽光発電というのも一つの供給資源だったかもしれません。OOの世界では軌道エレベーターを使用して地球へ電気を供給していますが、宇宙世紀ではマイクロウェーブ送信が主流のようです。これらの管轄が全てコロニー側とは思えませんが、恒常的に太陽光を採取できるのは地球にない特権ですし、何らかの形でコロニー側にうまみがいくようになっているのかなと。

 このように、地球がその環境資源をコロニーに提供する代わりに、コロニーもまた宇宙ならではの資源を供給していたのかなと思います。
 ただ、少なくとも水と空気については税金がかかっていたことが明らかになっていたので、これらについては需給関係というよりは公共物扱いだった可能性が高いですね。まぁ生きるのに必要な最低条件ですからね。

 しかし、輸送コストや手間などを考えると、地球とコロニーの間での取引というのは、コロニー同士やコロニーと月で行うよりかなりロスが大きく、効率的とは言えません。つまり、例えばコロニーにとって地球産のものを得るためには、かなり高いコストを支払う必要があるのではないかと思います。こういう背景が、余計地球=高所得者のエリートの住処、というイメージを強化していたのかもしれません。
 逆に宇宙からの供給物、例えば資源にしても豊富さという意味では地球に分があり(だからこそジオンは地球に降りたわけで)、また電気にしても、核融合炉が実用化されている世界ですから核融合発電が常態化していると考えられ、太陽光発電は必須ではなかったのではないかと思います。そういう意味では、地球とコロニーの需給関係は平等ではありません。

 また、総人口の半分がコロニーに住み、地球に住む人々の方が地位が高いという情勢だとすると、例えば人件費はコロニーの方が安い=工場はコロニーに作ってそこから輸出、という今(ちょっと前?)の日本と中国のような関係が成立していた可能性があります。無論そこにも輸送の手間とコストという問題が生じてきますので、なんでもというわけではないのですが、工業製品なんかは鉱物資源も含めて宇宙で確保してコロニーで作る方が地球の環境を汚さずに済むという面でも好まれていたのかも。

 歴史と技術が進むにつれて、コロニーの地球への依存度は下がっていったものと思われます。が、それに対して連邦政府がどう対応していったのか、というのはその時代ごとに異なりそうです。一年戦争までは連邦の方が強くコントロールしていたのでしょうし、一年戦争後もしばらくは(戦争で復興期間が長く必要だったために)地球が主導であったことに変わりはなかったのだと思いますが、その後連邦政府は段々コロニーを放任するようになっていったイメージがあります。手間がかからなくなるのであればそれもいい、という考えに堕落していったのかもしれません。

 地球とコロニーの関係というのは意外と描写が少ないので、もう少し掘り下げてもいいのかなと思います。あんまり掘り下げすぎるとほんとにSFになっちゃうんで匙加減も難しいんでしょうけどね。
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コメント
コメント
コロニー独自の産業(?)の一つとして、一年戦争後は宇宙空間を漂っている残骸を回収するお仕事がありましたね。たまーにヤザンを発掘したり。

これがコロニー内の需要をまかなうためだけのものだったのか、地球への供給まで考えてのものかはよくわかりませんが、資源衛星から採取するのと同等か有利でないと興らない産業かと思います。

「生きてる脱出ポッド」や「Zガンダム」が結構な値段で売れそうだとしていることから、資源としてではなく工業品としての価値が重視されていたのかもしれませんが、なるべく安く再軍備したい連邦に売りつけるとすると納得いきます。

またコロニー再建のため、単なる鉄くずでも資源衛星から取れる(おそらく)酸化鉄よりは価値があったものと思われます。

一年戦争の戦中戦後は上のようだと思いますが、問題は戦前には資源の採掘と無重力での加工、あとはせいぜい観光くらいでしょうか。逆に塩は押さえられてますし?

ミノフスキー・イヨネスコ型反応炉以前は太陽光発電の需要があったのでしょう。すると月の裏側にまでコロニーを作った理由は月面都市への供給と考えると納得いきそうです。

それ以降、地球はおそらくヘリウム3以外は自給できていたと思いますが、環境破壊が深刻で生態系がおかしくなっていて、食料が不足していたかもしれません…
環境破壊・食糧不足・観光…動物園はもうコロニーにしか残ってなかったり。UC元年ごろに「ノアの箱舟」とかいって宇宙に動物を送り出してたり…しないか。しかし絹糸なんかは高値で取引されているかもしれません。

それ以外のコロニーはHLVと作業ポッドの建造で細々と暮らしていたのでしょう。宇宙に出て人間はニュータイプに進化すると言ってもらわないと保たないくらいに。

長文にて失礼しました。
2010/01/29 (金) 17:17:44 | URL | #SFo5/nok[ 編集 ]
一週間戦争では相当数のコロニーが破壊されていますし、
一年戦争を通じて発生したデブリの量も甚大だったようですので、
その回収や処理は恰好の仕事だったのではないかと思います。
宇宙空間だと残骸もわりと原型を留めていそうですし、ゼロから作るよりこういうのを再利用した方が色々と経済的にも思えますし。
そういう状況下で発展したのがブッホ・コンツェルンだと思うんですよね。

反応炉はミノフスキー・イヨネスコ型はMSに搭載できるサイズへの小型化には貢献しましたが、発電所レベルの大型炉ならそれ以前から実用化されていたのかなと思います。
とはいえ、確かにサイド3が月への電力供給と考えるのは現実的ですね。サイド3と月の関係の裏もそこにありそうです。
2010/01/29 (金) 23:45:08 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
Zガンダムはエゥーゴの所有物です
しかもティターンズを破ってエゥーゴが事実上連邦軍を支配しています(ブライトなど)
ブレックス准将が戦死したとはいえ連邦軍のスペースノイド派がエゥーゴに参加してグリプス戦役で勝利し連邦の主流派となり、ティターンズを追い出したばかりの連邦を支配しているでしょう
失脚したコーウェン中将らがエゥーゴ側に加担して糸を引いているのでしょうね。

そうなればZガンダムは敵ではなく味方ですから買い取る必要はないですよ。
敵はあくまでアクシズ・ネオジオンで第一次ネオジオン抗争(ハマーン戦争)にそのまま突入です。
同盟国の味方の軍隊間で売買(自衛隊とアメリカ軍で現在でもF22やF35を自衛隊も配備するかとか)も行われていますが、エゥーゴのMSを連邦が買う必要性はない気がします。
グリプス戦役中はブランがシャトル発進時に「発進を食い止めてエゥーゴのMSも奪うぞ」と言っていましたが。
2010/01/30 (土) 10:50:48 | URL | #-[ 編集 ]
>Zガンダムはエゥーゴの所有物です

ZZではアーガマからかっぱらおうとしてますからエゥーゴや連邦には売れないかもしれませんが、デプリとして放棄されているものを回収した場合は連邦やエゥーゴが買ってくれるんじゃないですかね。そういった宇宙世紀のデブリ取り扱い法みたいなのがあの世界にはあると思います。
そうしないとデブリの回収で予算を使うより必要なものは買い上げてそれ以外はジャンク屋が民間で売ったり、再資源化したり、ってことでは?
2010/01/31 (日) 00:25:47 | URL | マークン #u0p3FOPs[ 編集 ]
Re
子供がジャンク屋で小遣い稼ぎとかするコロニーですから、闇世界とかあるかと。Zとかはその闇ルートとかに流して、スタンパ・ハロイ見たいな人のコレクションになるんじゃないかと
2010/02/01 (月) 14:22:50 | URL | のーりん #kKB07wsQ[ 編集 ]
コロニーの主な産業は「電力供給」と「農業」だと思うんですが(・・;

ただし、工業生産される人工農業でしょうけれど(食料プラントで生産される農作物)。

だいたい、2億人程度の労働力で全人類の食料を確保できるとか。

また、無重力を利用した鉱物資源からの精製なども、工業プラントで行われたことでしょうね。

鉱物資源というのは、ある一定以上の「大型天体にしかない」ので、月でも、希少金属は得ることは出来ず、この辺りが、一年戦争においてジオンが地球進出した理由になっています。

チタンレベルであれば、月にもあるでしょうが…。



コロニーから地球へも、コロニーから電力供給をしてます(太陽電池衛星からでは、足りないので)。
サイド3は地球に送電できないので、月ですけれど。

いわゆる電力の無線配送が技術的に確立することで、地球のエネルギー問題が解決した…とジオン日報とか、戦略戦術大図鑑なんかに記載されてると思います。
2010/02/02 (火) 15:57:20 | URL | 陰鏡斎宗地 #nL6A2.tM[ 編集 ]
>名無しさん
のーりんさんの仰るように、
Zガンダムを売るというのは連邦にという意味ではなくて、
民間の企業とか闇世界の方に、ということだと思いますよ。
軍用兵器の横流しというのは古今東西ありますし。

>マークンさん
デブリについては公費で回収するのはきりがなさそうですし、
デブリ取り扱い法とかありそうですね。業者には補助金が出てたりして。

>陰鏡さん
戦略戦術大図鑑だとコロニー内生産物の(地球の)搾取、という表現がありますね。
何を生産しているかまでは触れられていないようです。

農業については地球で作るよりもどれほど安価(輸送コストを差し引いて)なのかってのが判断できないですね。
コロニーの分はコロニーで作ってたんでしょうし、安全性は問題ないんでしょうけど、
自然破壊が進んだ地球と、完全人工物のコロニーとでどっちの方が効率よく作物が取れるかというのは、
ちょっと決めかねる部分があります。
2010/02/02 (火) 22:37:50 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
非常に亀なコメント
誰にも気づかれないだろうが・・・
(本来なら自分でブログなり開設するべきですけど、すみません・・)

地球とコロニーと考えるから、中々納得のいく設定が出来なのかもしれない
地球連邦とコロニーと考えるべきかもしれない
ここで言う地球連邦は、地球とコロニー・月を支配する体制、組織を指す。あくまで地球のみでは無い。

で、地球圏(更に他の惑星にまで及ぶ)管理を維持するために、数多い組織・設備とそこで働く人々が存在するはずである。
地球のみでなく、宇宙空間においても、行政府や軍隊、警察や観測設備、各種インフラなどが存在すると思う

多分、コロニーの資源・資産はこれらの組織・施設・インフラの維持に投入されたんでは?
運用資金の他、各種資材や資源、そして職員の食糧や消費財などに、コロニーからの税が活用されたのでは?
恐らく、連邦は「コロニーのために様々なインフラや設備を維持している」という名目で多額の負担をしいていたんだと考える

これに対して、開発時代初期はともかく、ある程度経済的に発展したコロニー居住者が反発して、やがてジオンさんの台頭にいたう・・・

と妄想しています。
他にも連邦のインフラ支配による流通の統制やら、宇宙世紀初期の開発ブームとその破綻とか色々妄想していたりますが・・・・

もしかしたら同じような事を考えている人がいるかもしれないですけど
それでは長文・駄文失礼しました。
2010/02/21 (日) 10:31:21 | URL | トロント #-[ 編集 ]
コロニーの食料輸出ってどうなってるんでしょう

地球とちがい完全密閉世界のコロニーで他のコロニーに食料を輸出するとなると
水やら大気、土などを輸出するのと同義なんで、高い関税みたいのがかかるんでしょうか…

コロニーで畜産とかやったら大気や水の浄化で偉くコストがかかるんだろうなぁ…
牛とかのゲップや糞からでるメタンガスとか
動物タンパクの生産はコロニーへの環境負荷が
センチネルでは、艦内食はパイロットや高級士官には本物の肉で、他は大豆とかの合成タンパクみたいな描写があった
やっぱ動物タンパクは貴重品なのかな
2010/05/26 (水) 03:44:23 | URL | うま #lVFcPutU[ 編集 ]
そうですねー、やっぱり植物の方が遥かにリスクが低いということは言えるかなと思います。
あと化学合成でどうにでもなりそうですしね。

地球同士よりはコロニー同士の方が輸出は高くつきそうですが、地球とコロニーの間の輸出よりは安くつくかなという感じがします。
2010/05/26 (水) 23:59:05 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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