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ガンダムネタだけを語るブログです。
ゲルググは何故ザクより大きいのか
 ゲルググはザクに比べ、縦にも横にも大型化している機種です。ザクの後継機として開発されながら、何故大型化したのか、ということを考えてみました。

 一つ考えられる理由としては、ビーム兵器を運用するだけのジェネレーターの大型化というのがあります。しかし、それにしては下半身も大型化しています。下半身の構造はザクよりもリックドムに近いということを考えると、実はゲルググはリックドムを意識した機体だったのではないか、と推測できます。元々前身?たる06R-2がリックドムと競合していたわけですし、そのリックドムを確実に上回る機体、本体の仕様は同等以上、かつビーム兵器の運用が可能というのがゲルググの一つの目標だったのではないでしょうか。実際のところ、スペックを見ると重量はリックドムよりやや軽く、その他全てのスペックでリックドムを上回っています。
 ではリックドムが何故大型化しているかというと、これは元々のドムの構造を引継いでいるからで、ドムが大型化したのは(ガンダム・センチュリーによると)ホバー移動に必要な推進剤を多く確保するためであったとされています。ゲルググがドムと同等のホバー移動が可能であるという設定はありませんが、少なくとも下半身のバーニア配置についてはほとんどドムと同じですから、宇宙空間においてはリックドムに近い推進構造になっていたと考えられます。つまり、ゲルググが大型化している理由の一つにリックドムと同じく推進剤をより多く積むため、という理由があると考えられます。ただ上半身はそのスペースの大半をジェネレーターに割いていて推進器を装備していませんから、本当にリックドムと同様の運用をするのであれば、B型バックパックが必要だったのでしょう。

 ということで、ゲルググというのは系譜上はザクの延長線であっても、カテゴリ上はリックドムの同等機種(いわばジオニック製リックドムビーム兵器対応型)であり、いわゆる重MSと呼ばれる部類に入るのではないかと思うのです。真のザクの後継機はやはりアクト・ザクですね。
 つまり、ザクとゲルググは系譜上は前後の関係にあるものの、機動兵器としてはクラスの違う機種(フライ級とヘビー級みたいな…)であり、競合する関係ではなかったのではないかと思います。前後の関係でありながら上下の関係でもあったということですね。

 しかし一年戦争後になると、重MSはあまり見られなくなります。これは、単純にコストがかかるというのと、機体の軽量化や推進器の進歩により通常サイズのMSでもかつてのドムやゲルググの機動性を発揮できるようになったから、というのが一つあるのではないかと思います。
 とはいえ通常サイズのMSが進歩したのなら、同じように重MSも進歩できるわけで、そうして生まれたのがドムの延長線上にあるリック・ディアスというわけです。アクシズでも同様にドムの延長線上としてドライセンを開発しています。それに対しゲルググの延長線上の機体はそれぞれディジェ、ザクIIIということになるでしょうか。また、そのザクIIIと競合したドーベンウルフも系譜上は繋がりがありませんが重MSの系統です。

 そしてその更に先にあるのが、サザビーという機種です。この機体は同世代のギラ・ドーガよりも一回り大きく、頭部にコクピットがあるというリック・ディアスの構造を引継ぎ、またファンネルやメガ粒子砲を搭載するなど重MSのペイロードを生かした固定武装を装備しています。
 また、ギラ・ドーガとサザビーはサイズこそ異なるものの基本構造に共通性が見出され、同等構造の拡大・縮小の関係にあるように見えます。これはザクとゲルググのように、競合する関係ではなく上下の関係にあったと言えます。

 つまり、ザクとゲルググの関係が13年ほどの月日をかけてギラ・ドーガとサザビーの関係へと発展した、と言えるのではないかと思うのです。
 そうなると、間に入るザクIIIの下位機は何だったのか、というのが気になるところですが…ザクとギラ・ドーガの間ということならマラサイになりますが、アクシズ純正となると…うーん、グザ?あれ見た目が全然ザク系っぽくないんですが。

 このように見ると、ザクとギラ・ドーガは主力機のポジションで変わらずですが、ゲルググとサザビーでは次期主力機から総帥専用機にまでワンオフ化していったことになります。その間のザクIIIも、対抗機のドーベンウルフの配備状況から見て主力というよりは少数精鋭機を想定していたように思いますし、重MSというポジションは、どんどん高性能・少数精鋭へと特化していったということなのではないかと思います。

 ゲルググという機種が開発された頃は、ジオンは劣勢でありMAなどの単機の性能に特化した兵器を投入していた状況でもありました。そのような状況で開発されたから主力機となり得たのであって、本来は主力機となり得るポジションではなかったのかもしれません。それって、ネオジオンがガザ系よりもザクIIIやドーベンウルフを、ギラ・ドーガよりもサザビーを主力として量産するようなものだってことですからね。
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コメント
コメント
ドムは熱核ジェットエンジンです、つまりプロペラ機などと同じで空気を漕いで飛ぶ方式です。
ジェネレーターで熱や電気を供給すれば半永久的に浮上していられるはずです、ガウと同じですね。
推進剤を増やしたのはリックドムだけで普通のドムは大気があれば十分です。

装甲厚も大きいかと思います
超硬スチール合金の中に空洞があって、その中に軽い発泡スチロールのような装甲材を入れて装甲にしているのかもしれませんね。
ガンダムやジムはルナチタニウム合金(ガンダリウムα)とチタン合金セラミック複合材とチタン系で軽いのに強い装甲なので軽く薄くできますが
ゲルググはそれと同等以上の装甲を鉄系?素材でやらないといけないんですからね。
2010/01/19 (火) 02:28:00 | URL | #-[ 編集 ]
>重MSというポジションは、どんどん高性能・少数精鋭へと特化していったということなのではないかと思います
この点が軽量で繊細なガンダムタイプと対照的ですね。ガンダムの逆の強さを追求すると自然に大出力・大推力・大火力になるんでしょうか。

むしろジオン系の「軽量級高性能機」が少ないですよね。キュべレイくらいしか出てこない・・・
2010/01/19 (火) 19:06:36 | URL | いつもはROM専 #4shtMUW.[ 編集 ]
>下半身
意識したと言うより単純に推進系がツイマット担当で、
まんまリック・ドムのものを流用しただけかも。
2010/01/19 (火) 21:57:54 | URL | カセクシス #XVgCdbeE[ 編集 ]
カセクシスさん
ツィマッドが流用するとすればヅダですよ
リックドムより推力自体はありますから、まあそれが空中分解事故になる欠陥でもありますけど(笑)
2010/01/20 (水) 00:52:46 | URL | #-[ 編集 ]
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2010/01/20 (水) 06:09:18 | | #[ 編集 ]
ザクやドムがムサイやガウをプラットホームとして考えていたのに対して、ゲルググは他の運用方法が想定されていたというのはどうでしょう?

そもそも基地に貼り付けで、後に実用化される増加プロペラントで行動半径を稼ぐ設計だったとか。なんでそんな非効率なものを採用したかは、想像も及びませんが…

もしかしたらビームライフル標準装備→相手もビームを使ってくる→専用シールド(あの楕円のやつ)にビーム対策を施す→あのサイズじゃないと持てない、とかがあったのかもしれません。
2010/01/24 (日) 23:22:30 | URL | #SFo5/nok[ 編集 ]
>名無しさん
ドムの熱核ジェットは熱核ロケットとの複合型で、純粋な物ではないとガンダムセンチュリーで設定されています。
そのため、燃料が必要な仕様になっているのです。

カセクシスさんがリックドムの流用だと仰っているのは構造がゲルググとほとんど同じだからです。
ヅダは、ゲルググとは全く違う構造の機体です。あれはギャンに受け継がれたんでしょうね。

>いつもはROM専さん
比較するのであればガンダムは対MS戦での究極、重MSは対艦戦での究極ということになるのかなと思います。
ジオンの軽量高性能機というとケンプファーなんかがそれにあたりますかね。
あれは実は第2世代MSの萌芽だったのかもしれません。

>カセクシスさん
その可能性も十分にあると思います。
ゲルググの下半身はツィマッドのOEMだったと。

>名無しさん
ゲルググは運用上は高機動型ザクやリックドムの後継機にあたるので、
その点では違いはあまりないのかなと思います。
ただザクよりも行動半径は広がっているので、
ムサイの支援ではなくゲルググキャノンという形での同機種同士での支援が前提されていたように思いますね。
2010/01/24 (日) 23:40:32 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ゲルググの胴体部及び腰上部のスリットがジェネレーターの放熱用ならば、ジェネレーターは胴体部の大きな容積を占めます。(MSNもデカイ)
このためバックパックは独立式のオプションとし、通常型はスカート、脚部に推進システムを押し込んだというのはどうでしょう。
ハイパワーの推進器を自由度高く動かせる形ですので、機動性も高いと考えられます。
ただし、これは熟練者にとっては有利でも、技量未熟なパイロットには制御しづらいとも考えられます。
ドム、ゲルググよりザクの方が学徒兵には適していたのではないでしょうか。(開発開始時にはベテランが多かったのだが遅きに失した)

アクシズなんかはベテランと一般的兵の技量がさらに引き離されたので、ガザか高級機かに分かれざる得なかった。→兵士の教育上は底上げがしづらいシステム。階級意識があったればこそか?

連邦は平均のレベルで扱い易いMSを主力とし、一部の軍閥が少数精鋭志向で可変MA等に走ったというかんじで・・・

推進剤のネタと同様、あくまで俺説
2010/01/31 (日) 22:56:28 | URL | T #sSHoJftA[ 編集 ]
ガンダムセンチュリーによればまさにその通りで、
胴体部をジェネレーター関連に割いているが故に推進器が下半身に集中しているようです。
より一方向への推力に特化していることになるので、扱いづらいでしょうね。

アクシズではリゲルグで訓練する上級士官とガザ系で訓練する新兵で当初から2極化していたように思います。
だからこそ騎士という貴族的な称号を用いていたのかも知れませんね。

可変機は少数精鋭志向というよりは、現地駐留部隊と非常時鎮圧部隊の差みたいなものだったと思っています。
維持費優先の最低限の装備の機体と、有事のみ稼動すればいい(平時はパフォーマンス用)即応性の高い機体、という感じで。
2010/02/02 (火) 22:42:20 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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