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ガンダムネタだけを語るブログです。
ジオン軍の先行量産機
 ジオンのMSにおいて、先行量産機の設定は割と細かく設定されていて、大体の機種で生産数もある程度明らかになっています。その設定から、何かわかることはないか、という話です。

 設定されている先行量産機の設定は、大体以下の通りです。

ザクI(MS-05A):27機、教導大隊により運用
ザクII(MS-06A):不明、生産は少数、すぐにC型に以降
高機動型ザクII(MS-06R-1):22機、テストを兼ねて各地に配備
グフ(MS-07A):32機、固定武装の完成を待たずに生産
ゲルググ(YMS-14):25機、うち24機はキマイラ隊配備

 このことからわかるのは、先行量産機の生産数は大体20~30機程度が通例であるということと、先行量産機と実際の量産機では、仕様が異なる場合の方が多い、ということです。
 特に後者では、高機動型ザクがわかりやすく、06R-1を運用した結果判明した欠点を解消し、06R-1Aとして増産に入っています。このことから、ジオン軍のMS運用は、まず先行量産機を生産し、運用した結果をみてバージョンアップした上で量産している、という方法をとっていたことがわかります。まぁそのための先行量産ではあるんですが、本来先行量産というのは、出来上がった機体のテストをするというよりは、工場の生産ラインのテストをするという意味合いの方が強いものですから、ジオン軍の場合、「生産ラインの試験」と「次バージョンのための試験運用」を同時に行っていたということになります。不良品かもしれない機体で試験運用をやって正しいデータが取れるか微妙なところなんですが、実際06R-1はトラブル続出だったようですし、どうもジオン軍としては先行量産機を最大限に生かしたいという考えがあったのかなと思います。
 さらに、このような先行量産の過程を踏んでいるのは、次期主力候補と言える機体ばかりであることがわかります。やはり次期主力なだけに、先行量産後のアップデートに大きな手間を費やしているという事でしょうか。ちなみにアップデートの内容は以下の通りです。

MS-05A→(コクピット、装甲材の改良)→MS-05B
MS-06A→(コクピット開閉方式変更、対MS戦装備)→MS-06C
MS-06R-1→(推進器変更、タンクのカートリッジ化)→MS-06R-1A
MS-07A→(固定武装の装備)→MS-07B

 ここまで書いて、ゲルググについては特に仕様に違いがないことがわかります。本来の先行量産に近い形なのだと言えますが、そもそもゲルググだけYMSナンバーが先行量産機になっているということから、実質的には、YMS-14は「試作機」なのではないでしょうか。つまり、試作機をいきなり25機作ったと言う事です。それが可能だったのも、すでに06R-3やMS-11時代の機体が事実上の試作機として存在していて、ほとんど仕様が確定していたからなのでしょう。実際、YMS-14→MS-14の間にはほとんど仕様の違いがないわけですからね。
 ということは、真の意味でのゲルググの先行量産機というのは、いわゆる「初期生産型」というやつなんじゃないかと思ったりするわけです。で、真の「量産型」と呼べる仕様になったのは、実はマリーネとかイェーガー系の機種だったのかもしれません。つーかD型がそれだったりしてね。

 また、先行量産機の運用は、エースパイロットを集めた部隊で行うのがザクIからの伝統なのかなという気がします。ゲルググではそれがキマイラ隊になっているわけですし。06R-1の時は、エースを招集している余裕がなかったのかもしれませんね。06Aも開戦直前だったのと、05と大きな違いがないから大掛かりな試験運用の必要はないと判断されたのかもしれません。
 となると、気になるのは07Aのグフですね。実は、グフの試験運用を行っていた部隊があったのかもしれません。グフはガルマの部隊には全く配備されていませんでしたので、試験運用は主にマ・クベ指揮下で行われていたんじゃないですかね。マ専用グフもあることだし。

 連邦軍における陸戦型ガンダムの生産数もジオンの先行量産機に近い生産数と成っていますが、このくらいの数が、最低限の稼動を確保できるMSの実数なのかもしれませんね。それを全部使っちゃってるのがガンキャノンということになりますが。
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コメント
コメント
はじめまして、初コメントです。

連邦軍もジムで同じようなことやってますし、一年戦争期には両陣営でこの方式が取られてる一方、後の機体ではあまり採られて無いことも興味深いです。
ゴッグ前期型(MSM-03A)にもこの文章における先行量産機に共通してみられる特徴がほぼそのままあてはまるような気がします。

あと、MS-06Aの生産機数はPG MS06-F付属解説書には84機って書いてありました。

これからも、ちょこちょこコメント書くかもしれません、よろしくお願いします。
2010/01/11 (月) 23:52:56 | URL | フェーベ #-[ 編集 ]
先行量産機という言葉が結構あいまいです。
零戦なんかは増加試作機で実戦参加しています。実戦部隊からの要請されればこういったことも有り得ます。また部隊運用自体の試験という側面も当然あります。
現代の戦闘機もYFの後にさらに実戦機に準じた試作機?も作られます。YFの方はデモンストレーションの意味が強く、実戦に使えるものではありませんがYFと真の量産機の間の物は各種テスト後に真の量産機の仕様に改修することもあります。
YMSは実戦機に準じた試作機であり、この運用結果を受けた量産機は若干の仕様変更がありえるといった所(全く問題なければそのまんま量産)かなと。
2010/01/14 (木) 00:33:18 | URL | T #-[ 編集 ]
>フェーべさん
はじめまして、書き込みありがとうございます。
確かにGMの前期型も同じような生産数でした。
やっぱりMSを実戦で運用するための最低限の生産数なんですかね。

後の時代は戦時中の開発ではなかったから…というのが一番大きいのかなと思います。ザクは例外として。

06Aの生産数は設定されていましたか。結構な数なのはやっぱり05との大きな差がないからでしょうね。

>Tさん
確かに先行量産機という概念自体が曖昧ですね。
個人的には量産機と同じラインを使用したのが先行量産機、そうでないものを増加試作機と呼ぶべきなのかなと思いますが。

その意味でゲルググはYMSなのに量産機と同じラインを使っていて、
YMSが量産機と全然違うドムはラインが違ったということなのかなと。
2010/01/14 (木) 22:55:49 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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