がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
旧HGインストを読もう!
 以前コメントでご紹介いただいたこともあり、実家から旧HGのインストを回収してきました。一番最初のHG、ガンプラ10周年の時に作られたガンダム、Mk-II、Z、ZZの1/144キットのことです。ちなみに15周年で出来たのがMG、20周年で出来たのがPGでした。30周年でも新しいグレードを作るみたいですね。

 というわけで早速レビューしてみます。しかし驚いた、HGガンダムのイラストで、ドムトローペン準拠のリックドムが出てたんですね。これが09Fじゃなくて09R表記される例がある根拠はここでしたか…。
 インストも文体やフォントを見る限りセンチネルというかモデグラのスタッフですね。まぁイラストもカトキ氏だし。

○HGガンダム
・この際(注:ホワイトベースがジャブローに到着したこと)、ガンダムは大量のデータをジャブローに残し、大戦末期宇宙空間にて使用された後期生産型GMは、前期生産型以上の性能を持つに至っている。
 →ここでいう「後期生産型」が何を示しているのかが微妙なところ。「宇宙空間」と限定されているため、星一号作戦に投入されたGMを示すのか、あるいはカトキGMのことを示すのか…。

・(マグネット・コーティングにより)姿勢転換に要する時間は、27%短縮された。
 →具体的な数字は貴重な記述…だと思います。

○HG Zガンダム
・アナハイム社製MSは、ZEONIC社の流れから関節のフィールドモーター駆動に開発の余地をまだまだ残していた。(中略)その(注:ガンダムMk-IIの)フィールドモーター駆動能力を最大限引き出す事を可能としていた同ムーバブルフレームの設計は、アナハイム/エゥーゴが目指すPROJECT-Zのガンダム・タイプTMSの条件に、見事一致していたのである。
 →Mk-II・Zのフレームはフィールドモーター駆動、ということは間違いないようですね。ただそれ以前のディアス・百式が流体パルスとの併用であるという記述はなく、あくまでアナハイムのフィールドモーター技術が劣る、という記述に留めています。とはいえディアスや百式はパイプが露出している部分があり、流体パルスも併用していると思うのですが。

・TMSのメリットは多数存在するが、Zガンダムに求められたのはMS単体での航続距離問題が主だった。
 →Z系そのものが、「通常のMSよりも航続距離に勝る」と考えていいようです。そりゃリゼルもSFS扱いされるというわけか。ただこの後の文面から大気圏突入と重力下飛行能力しか触れられていないので、あくまで大気圏内での航続距離能力の話なのかも。

・優れた運動性、高い機動力を見せたZガンダムだったが、その複雑さゆえの超高額化、整備性の低さから、エゥーゴは量産に踏み切れないでいた。しかし、WRモードの有効性に気づいたエゥーゴの地上軍とも言えるカラバが、大気圏内専用機として量産に踏み切った。カラバも決して財政的なゆとりがあった訳では無いが、この期待の潜在能力に期待を懸け採用を決定したのである。この賭けは吉と出て、カラバは予想以上の大戦果から組織としての影響力も拡大する事が出来た。その量産型機"Zplus"はそのめざましい活躍からエゥーゴに注目され、大気圏内外機として再設計され制式採用に至っている。
 →006系は本来量産の予定がなく、だからこそ007、008が開発されたのだと思われます。ところがZプラスが思ったより高性能だったので、008ではなく006C1が採用された、といったところでしょうか。

・数々のバリエーション開発と共に多大なテストを繰り返し、高額化を抑えたB.W.S.(バック・ウェポン・システム)方式のZplusR型まで進化を遂げた。同B.W.Sシステムは後のU.C.0091年にRGZ-91”リ・ガズィ”として完成の域に達している。
 →リ・ガズィで完成だったのか…。それが採用されてないんだから結局Zプラスの採用というのも戦力補充レベルだったんですかね、やっぱり。

・ガンダリウムγ:耐熱性、耐蝕性、堪性、硬度に優れるチタン系超高張力合金。しかし、チタン自体の分離、加工の難しさ、高価なレアメタルを使用しているための高コストが問題である。
 →ガンダリウムの精製にはレアメタルが必要なことが高コストの最大の要因のようです(加工の難しさは技術の進歩でクリア可能)。これにセラミックを混ぜる事でレアメタルの割合を減らしてコストを下げたのがF91時代のガンダリウム、ということですかね?

○HGガンダムMk-II
・この当時、MS開発はグラナダ、ジャブローといった兵器開発能力のある軍事基地で競作の形を取った。それを軍兵器開発統括局において、承認/却下するという組織が確立されていった。
 →これだけ読むと、RMS/RXナンバーはそれぞれの基地内でのコードと見たほうがいいような気もします。ペーパープランも含まないとガンダムMk-II以前にグリプスで7機種も開発されたことにはできないですし。その中で統括局が承認した機体だけが表に出ていて、それから更に全軍で制式採用かどうかが決められ、GMIIがRGM-86、バーザムがRGM-87で採用されたと考えた方が個人的に良いと思います。

・(ガンダムMk-IIは)オプション対応能力の優秀さを示しており、エゥーゴは同機を奪取した後、アナハイム・エレクトロニクスにRX-178専用強化パーツFXA-05D“Gディフェンサー”の開発を依頼している。
 →Gディフェンサーの開発は奪取直後から始まっていたんですね。完成時期もZと同時期だったことを考えると、可変MSであるZガンダムの開発と、ガンダムMk-IIをベースとしたベーシック機+支援メカという構成の2通りを考えていたのかも?

・同機が3機の試作のみに留まり量産化が中止された原因はフレーム材質そのものの問題等の未解決要素によるものであり、第2世代MS自体が成熟の域に達していなかった、という結論になるだろう。
 →ヒルダが材質担当だったと思うので、これから改善する予定だったんでしょうかね。もしかしてMk-II開発中止はカミーユの両親を殺してしまったのが最大の要因だったりするんでしょうか…。

○HG ZZガンダム
・変形機能によって加えられた付加機能の方が注目を浴び、その機能を向上させるために本来のMSには必要とされない装備が付加されるようになった。しかし、これらのものの多くは白兵戦時にはデッドウエイトとなる。それを補うために高出力のジェネレーターを搭載する事になり、さらに各種の装備の保護のために装甲を増す事になる。こうして、MSは徐々に巨大化を余儀なくされる。(略)巨大化に伴ない、さらに多くの機能が要求される。戦艦クラスに匹敵、もしくは勝るような火力。大気圏内を含めた航続距離の延長、機動力の強化。白兵戦における圧倒的な優位性、など、など、など。(略)万能的な機能を搭載するために、機体の巨大化はさらに増進される。30mは優に越え、40mに達しようという機体まで登場した。
 →40m級というとサイコガンダムになってしまうわけですが、サイコガンダムってそんなに万能だったかな…。この巨大化の過程はサイコガンダム系の開発過程を示していると言う事になるのでしょうか。


・巨大化するMSの中には戦艦クラスをも凌駕する火力を有するものも現れた。MRX-009などはこの典型的な例であろう。これに対抗するためには同等以上の火力を装備しなくてはならなかった。エゥーゴ首脳陣は、50MWクラスの大出力ビーム兵器を搭載可能とすることを要求した。同時に機動性の維持を考え、全長を20m内に収める要求も出された。両方の要求を満たすために、アナハイム・エレクトロニクスの技術陣は、小型・高出力のジェネレータを開発した。だが、それは3基分の出力を必要とした。2基で搭載する場合は、MSの全長が25m以上必要だった。そこで、A、B、コア・ブロックの3つに分散したのだ。
 →要するにツインドライブでも足りないからトリプルドライブだと。でもコアファイターに搭載されてるジェネレーターがA、Bパーツと同じ出力ってことはめちゃくちゃ高出力の軽戦闘機ってことになりませんかね…?つーかぶっちゃけジェネレーターが3つだからって機体を3つに分ける必要は…いやなんでもないです、はい。Sガンダムは4つだからさらに凄いぞ!


 こんなところですね。しかしなかなかに興味深い記述がありました。「Mk-II開発中止におけるビダン夫妻の死の影響」「スーパーガンダムとZガンダムの対抗関係」「サイコガンダム級MSのコンセプトと開発系譜」「アナハイム・ガンダムのメインジェネレーター数」あたりは今後考察テーマにしていきたいところです。
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コメント
コメント
今更ですが、あけましておめでとうございます。

こういう説明書なんかを引っ張り出してきて読み直すのってとても楽しいですよね。
自分も小学生の頃HG、HGUC、旧MSVの説明書は読みふけりましたが今では遠く1000キロ離れた実家のダンボールに…。
ドムトロ準拠のリックドムなんて載ってましたか!?
曖昧な記憶ですがサイド6で戦闘するHB隊みたいなイラストにリックドムがいたような…。
めちゃくちゃ読んでみたいです!
っていっても商品自体が絶版なので購入することさえできませんが…。

今年も貴兄のご考察を大いに参考にさせていただきたいと思います。
頑張ってください!
2010/01/07 (木) 17:30:29 | URL | 法政ガン研会長 #-[ 編集 ]
旧HGのインストはテキスト、イラスト共にちょっとしたムック本に匹敵する内容でしたね。多色成型のキットも良いですが、ある意味インストだけでもかなりの価値ではないでしょうか?

>アナハイム・ガンダムのメインジェネレーター数

Sガンダムのものは両肩・両脚で四基構成とされてますが、コアのものを含めると実質六基構成。ZZの場合は機体本体だけで両腕・両脚・コア・バックパックに各二機ずつなので、計八基(!)という構成になってしまいますね。それでいて総合出力は両機ともほぼ同等なので、ZZの方がより小型のものを分散配置させた設計・・・ということになるでしょうか。コアトップとコアベースではそれぞれ運用方が異なるらしいので、必ずしも出力は三等分でなくてもよいのでは?
2010/01/07 (木) 23:06:12 | URL | あんちょび #BFqyi8Hs[ 編集 ]
インストを紹介したものです
おお、ありがたや
私の戯言を基に記事を書いてくださるとは

>ガンダリウムの精製にはレアメタルが必要なことが高コストの最大の要因のようです(加工の難しさは技術の進歩でクリア可能)。これにセラミックを混ぜる事でレアメタルの割合を減らしてコストを下げたのがF91時代のガンダリウム、ということですかね?

このことについては、F90のインストに詳細が載っているはずです
F90の装甲は根本から違うのです
もっていらっしゃらない、またはすぐに見られないのでしたらコメント欄で補完致します
2010/01/08 (金) 03:17:40 | URL | 量産型ROM民 #-[ 編集 ]
>法政ガン研会長さん
あけましておめでとうございます~。
これからもがんばります。

ドムトロ準拠のリックドムはまさにそのサイド6での戦闘のイラストのものです。
そんなにプレミアがついてるものでもないので、多分入手は難しくないと思いますよ、たぶん。

>あんちょびさん
ZZも両手両脚にジェネレーターでしたっけ?
インストの文章的に2基ではなく3基必要だからコアブロックを導入した(脱出機能の向上という目的もありますが)とあったので、
普通にコアファイターにも同等のジェネレーターが積んであるように読めたんですよね~。
もっともセンチネルのスタッフはこの辺適当なんで、同様なのかもしれませんが。

ZZとSの構造の違いから来る分離機構の意味の違い、というのも考察の余地がありそうです。

>量産型ROM民さん
仰るとおりなかなかの内容でしたので、これは皆さんと共有せねばと思い記事にさせていただきました。

F90はキットも持っていないのでちょっと見たことがないです。
MCA構造とはまた別の話でしょうか?教えていただけると幸いです。
2010/01/10 (日) 21:20:40 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>ルロイさん
ZZの推進器はジェネレーターとの兼用型(所謂「熱核ジェット・ロケットジェネレーター」・・・ZやSの脚部にあるものと同タイプでしょうか)とされているので、両腕・両脚もジェネレーターということになると思います。コアブロックのものだけでも標準的なMS1機を稼動可能らしいので、やはり軽戦闘機としては十分以上の出力、ということになると思います。(マスターピースでは希少なバイオセンサーの回収のため、通常の脱出用戦闘機以上の機動性能を与える必要があった・・・的な考察がありました。)
2010/01/15 (金) 23:48:43 | URL | あんちょび #PNwkhDsY[ 編集 ]
ああなるほど、熱核ジェット/ロケットだからということですね。
そのエネルギーもハイメガキャノンに回しちゃうから、発射後は動けなくなってしまうわけですね。

そういうことであればますます3分割する意味がわからなくなるのですが、
手足バックパックだけでなく胴体部にもジェネレーターがあったほうがエネルギー回路上都合が良い
→それではリニアシートが搭載できない
→コアブロック搭載決定、ということなのかもしれませんね。
2010/01/16 (土) 23:21:59 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
今見直せば
>ルロイさん
MCA構造のことでした(汗)
おさがわせして申し訳なかったです
2010/01/29 (金) 20:47:27 | URL | 量産型ROM民 #-[ 編集 ]
MCA構造の事でしたか。
あれってF90にも採用されていたんですかね?
F91からだと思っていました。F90IIIは採用されていたように思いますが。
2010/01/29 (金) 23:46:53 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>機体を3つに分ける必要
これにはジェネレーター数の他にコクピット配置の問題も絡んでいるように思います。経緯としては、A・Bパーツの合体方式の場合、MS形態時に片方のコクピットがデッドスペースとなり、そのためさらにジェネレーターを積もうとすると機体が大型化する。→そこで、Gディフェンサー式のコクピット分離機能を検討。→分離目的だけで機構を増やすくらいなら、コアブロックを導入して3分割方式とし、各パーツ共通の制御装置とする方が制御系が複雑にならずジェネレーターも積める。→さらにGアーマーのコンセプトも導入することで機体の運用範囲も拡大できる・・・という流れが考えられるのではないかと思います。Sガンダムのようにコクピットを3つ搭載することも技術的には可能なのでしょうが、機体サイズがΖΖガンダムよりも頭一つ分大きくなり、構造も複雑化しています。それだとオーダーの都合上問題が生じるので、MS形態時に1基のコクピットで済む案を採用したのではないでしょうか。
2010/06/23 (水) 22:44:39 | URL | あんちょび #PNwkhDsY[ 編集 ]
なるほど。確かにスペース的な問題を考えるとコアブロックの方がむしろ効率がいいと言えますね。
合体するとコアファイターが余るZZは設計的におかしい!という意見がSガンダムを生み出したわけですが、
MS形態を主と考えればむしろ効率がよい設計なわけですね。
2010/06/27 (日) 12:53:08 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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