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ガンダムネタだけを語るブログです。
MSA-007ネロの開発時期
 MSA-007ネロは、MSA-0011Sガンダムの下半身とMSA-0012ラムダガンダムの上半身をベースに設計されたとされる機体ですが、その割にSガンダムが実戦配備された時点ですでに複数の機体が標準配備されていたことになっています。これは、ファーストガンダム第1話の時点ですでにホワイトベースにGMが複数機配備されているようなもので、タイムスケジュールにかなり無理があるように思います。
 Sガンダムは実戦配備が遅かっただけで完成はもっと早かったという考え方もできますが、そもそもZガンダム完成以降のZ系試作機乱発に無理があるスケジュールなわけで、それでもなおスケジュールを早めるというのはかなり厳しいものがあります。

 ということは、要するにほぼ同時進行だったんじゃないか…と考えるしかなさそうです。

 試作機と量産機の同時進行というとかなり無茶な考え方であるように思いますが、そもそもSガンダムとネロは別の機種であって必ずしも試作→量産の関係ではありません。
 近い例に、MSS-008ル・シーニュとMSS-009ジェモが挙げられます。この2機は、いわばガンダムと陸戦型ガンダムのような関係で、試作機とその余剰パーツを流用した簡易生産機ということになっています。陸戦型ガンダムの場合は陸戦への特化という特徴がありますが、ル・シーニュの場合はワンオフのハイスペック機と、その開発過程で生まれたパーツに既製品を組みあわせて作った汎用機、という関係であると言えます。
 ネロとSガンダム、ラムダガンダムの関係も近いものだったのではないでしょうか。そもそもアナハイム・ガンダムには、大体量産タイプが存在していますが、そのどれもがまともに採用された節が見られません。これらも全て、「余剰パーツ流用による在庫処理」でしかなかったのではないか、とさえ思えます。
 アナハイムがグリプス戦役期に開発したガンダムタイプは、どれも先進的な技術を投入し、生産性をほとんど度外視した機体ばかりでした。しかし、それには膨大な研究開発費がかかっているはずであり、試作機を数機売り払っただけではとても改修できないコストだったのではないかと思います。
 そこで、開発した試作機の余剰パーツに既存の機体のフレーム等を組みあわせて、簡易生産機という形でエゥーゴや連邦軍に売り払ったのではないでしょうか。いわば試作機にかかった原価の回収のために。

 つまり、ネロという機体は、初めからSガンダムとラムダガンダムの開発資金を回収するために当初から設計されていたもので、それを連邦軍に売る事で(エゥーゴから開発資金が出ているであろうZZガンダムとは違い)莫大な予算の帳尻を合わせるための存在であったということではないか、と。
 思えば、アナハイムの開発した機体は、Z計画の機体こそエゥーゴからの資金で作っているのかも知れませんが、それ以外にも独自に開発したような機体が複数存在しています。例えばガンダムMk-IIIもそうですし。アナハイムはどうも、オーダーが来る前にとりあえず設計しておいて、その中でクライアントの目に留まったものに資金が与えられ、実際に開発に踏み切る…というシステムを取っていたんじゃないかとさえ思えてしまいます。そしてちっとも選んでもらえなかったのがナガノ博士だったと(笑)。

 普通、兵器は量産を前提に開発されるものですが、アナハイムが開発したガンダムの場合は基本的に新技術のテストを目的とした実験機であったと考えた方がよさそうです。実験機というのは、「次の世代の」試作機を開発するためのものですが、どちらかというとアナハイム自身のために開発していた部分もあるように思います。あくまで実験機を開発できればいいアナハイムに対し、エゥーゴなどは即戦力を欲しているから、実験機の簡易生産機でニーズに応えていた、ということになるのでしょうか。
 こうした状況がまかり通ったのは、ティターンズとエゥーゴという、正規軍ではない軍隊が独自の戦力を確保するのに都合が良かったからなのかもしれません。少しでも制式配備機より強力な機体が欲しい両軍と、それに乗じて実験用予算の確保と新たな新型機の受注を狙う軍需産業のニーズが一致し、ワンオフの試作機と少数の高性能量産機が飛び交う紛争が生まれた、というところでしょうか。
 そう考えると、グリプス戦役の勝者はやはり「この短期間で一気に技術レベルの向上を実現した」軍需産業(特にアナハイム)だったということになるんでしょうね。
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アナハイムのMS部門は特に技術開発に関しては結構採算を無視したところがありますからね・・最も先進的な機械がMSですからその技術発展はさまざまなところでフィードバックできるんでしょうけど。

結局のところ、ほとんどのMSがアナハイムの絡まないところはないということになったということを考えると先行投資は無駄ではなかったんでしょうけどね。
2009/12/07 (月) 10:36:07 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
制式採用された兵器はほとんどありませんでしたが、
その後の機体に応用された技術というのは多いですからね。
リゼルなんかもそうだったんでしょうし。
あと、ガンダムMk-IIを分捕ってその後継に属するMS群を自前で開発したってのがかなり大きかったような気がします。
2009/12/07 (月) 19:10:24 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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