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グリプス戦役時代のMSの競作関係
 一年戦争時代は、ザクとヅダ、グフとYMS-08、ゲルググとギャンなど、いくつも競作関係にあったMSが設定されていますが、グリプス戦役時代にはあまりそういう設定がありませんでした。
 なので、対抗関係になっていそうなMSを抽出して、競作関係にあったのではないかという疑いをかけてみることにします。

 まずエゥーゴに関しては、アナハイム一社専属のようなものなのであまり競作関係に発展しにくいものでした。もちろん社内コンペはあるんでしょうけど、基本的にはエゥーゴのオーダーに応じて開発していたのでしょうし、あまり頻繁には競作は起こらなかったように思います。
 特に、可変MSの開発に関しては、社内の精鋭を集めたチームをもってして、実現させるので精一杯という状況でしたから、その段階での競作というのはあまりなかったのかなと。

 ただ、量産型Zガンダムと量産型百式改の関係については、明確に競作であったということになっています。このことから、試作段階の次に進んだ機体については、競作関係となる可能性があったのではないか、と思います。
 可変MSについても、Zプラスとデルタプラスという機体がありますし、非公式含めればZレイピアという機体もあります。これはZガンダムが完成した時点で、その技術を用いてより優れた量産機を作るために複数のチームに競作させたようにも思えます。
 以前デルタ系とゼータ系の対抗関係を唱えたことがありますが、これはZ計画チーム内に2つのチームがあったとも考えることができます。要するにZ計画内での競作関係だったと。

 他にアナハイム内での競作関係=同一コンセプトの競合機となると、やはり非可変量産機でしょうかね。これについては今後考察したいと思っているのでここでは省きます。
 ZZガンダムとSガンダムなんかは、似ているようで運用法が全く異なるので、競作とはまた違うのかなと思います。前者はエゥーゴのオーダーによる開発ですが、後者はよくわかりませんしね。アナハイムの自主開発にしては、ALICEというブラックボックスを積んでますし、何か裏がありそうです。

 さて、問題はティターンズ側ですね。明確に競作とされた機体は皆無なのですが、ここは前回の考察であるガルバルディβは何故ルナツー製なのかで推測した、「各拠点ごとに個別のテーマでMSの研究開発を行っていた」という仮説を前提に、それぞれの競合関係を考えてみます。

グラナダ:ハイザック(0084)、ロゼット、マラサイ(アナハイム独自開発)
ルナツー:ガルバルディβ(0083)、ガブスレイ(0087) ※GEEM(0089)
コンペイトウ:ヘイズル(0084)、ウーンドウォート(0087)
ゼダンの門:ハンブラビ(0087)
ペズン:ゼク・アイン(0088?)
ニューギニア:バーザム(0087)
キリマンジャロ:バイアラン(0087)
グリプス:GMII(0083-0086)、ガンダムMk-II(0087)
ジャブロー:ザクマリナー(不明)、ザクダイバー(不明)

 拠点別に開発された機体をロールアウトした年を含めて列挙してみました。これを年代順に並べてみます。

0083 GMII、ガルバルディβ
0084 ハイザック、ヘイズル
0087 ガブスレイ、ウーンドウォート、ハンブラビ、バーザム、バイアラン、ガンダムMk-II
0088 ゼク・アイン

 さらに、これを量産機、試作機、可変機に分けてみます。
     量産機   試作機     可変機
0083  GMII
    ガルバルディ
0084 ハイザック  ヘイズル
0087 バーザム  ガンダムMk-II ガブスレイ
            バイアラン   ハンブラビ ※ウーンドウォート
0088 ゼク・アイン

 こうして見ると、0083~84年と0087~88年で大きく分けられることがわかります。おそらくは、前者は連邦軍再建計画、後者はティターンズ発足時に企画された開発計画であると考えられます。また、試作機や可変機については完全に競合する要素はなく、基本的には別コンセプトであったと言え、競合している可能性があるのは量産機、ということになるのでしょう。便宜上83-84年を第一期、87-88年を第二期としておきます。

 第一期としてはGMII、ガルバルディβ、ハイザックという機種が挙げられますが、このうちガルバルディβは局地戦用と明言されていることから、主力機ではありません。競合したとすればそれはGMIIとハイザックということになるのでしょう。
 しかし、GM系のマイナーチェンジにすぎないGMIIと、新規設計のハイザックでは平等な条件とは言えず、生産性等を考慮してのものであったとしても既存のGM系ラインを使うGMIIと、旧ジオン施設でも生産可能であろうハイザックでは生産ラインが競合せず、両機は併用を前提にしていたようにも思います。

 第二期の量産型MSはバーザムとゼク・アインですが、前者は可変MSの代替機、後者はザク系のコンセプトを継承した機体ということでコンセプト的には競合していません。特にゼク・アインは、ポジション的にはハイザックの後継機という扱いだったのだと思います。
 もう一つ気になるのがGMIIIの存在です。この機体はカラバ主導で開発された節が見られますが、それはあくまでR型のみであって、RGM-86という素の機種については0086年にすでに開発されていた可能性があります。
 一応、GMIIとハイザックの関係がGMIIIとゼク・アインに引き継がれたと考えることもできますが、ゼクを開発したペズンは丸ごと叛乱軍となってしまったこともあり、連邦軍のザク系MSは廃れたのかなと。もっとも、ロゼットがキャンセルされた時点で、もっと言えばハイザックにタキム社のジェネレーターが採用された時点ですでに、ザク系の命運は断たれていたようにも思いますが。

 このように考えると、グリプス戦役時代のMSでまともに競合していたのはあくまで量産機レベルであって、雑多にあったように思える複数のMS群は、多種多様な目的で実験的に開発されたいた機体がそのまま実戦に投入されていただけなので、統一性もあるわけがないってことですね。
 エゥーゴとティターンズの争いというのは、ある意味では双方の第603技術試験隊(イグルー)がどつきあっていただけという構図だったのかも…しれません。
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コメント
>ある意味では双方の第603技術試験隊(イグルー)がどつきあっていただけ

オレのグリプス戦役観はまさにこれです。新機軸MSの実験場。
ココで後の世に登場するMSの設計理念が全て揃ったのだと。
2009/11/09 (月) 23:14:27 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
結果的には実験場になっているんですが、
全てが実験前提だったわけでもないのが難しいところなんですよね。
必要性が生じたためにやむを得ず試作機を持ち出したパターンと、
データを取るために積極的に試作機を投入しているパターンと、
単に個人のカスタマイズでしかないパターンと、
ありとあらゆるケースで試作機が投入されているという印象です。
そういう意味でカオスだったんですよねぇ。
2009/11/14 (土) 21:54:15 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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