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ガンダムネタだけを語るブログです。
月企業連合体とは?
 「月企業連合体」という言葉はガンダム設定において馴染みの薄い言葉ですが、おそらくはEBシリーズの「MS大図鑑 Part.2」において初めて登場した単語なのではないかと思います。その解説は、アクシズが「0072年に公国軍と月企業連合体(のちのエゥーゴの母体)が宇宙資源採掘を目的として極秘のうちに建設した恒久基地である」というものです。

 この一文にしか出てこなかったりするんですが、これだけで月企業がジオンとエゥーゴの両方に強く関わっていた事が分かるという、なかなかに深い一文です。

 で、アクシズが作られた目的は「ソロモンやア・バオア・クーの送り出し」と「木星船団の中継基地」だそうですから、要するにアステロイドベルトの資源採掘兼中継基地ということになります。
 この建設のための資金は大半が月企業連合体が出した物と思われますが、そのメリットと言えば、採掘された資源の加工・再生産を月企業が行うこと、だったのではないかと思います。元々月面都市はコロニー建設とそのための資源採掘のために作られたような物ですから、そこにある企業というのはほとんどが工業系であると思われ、コロニーの建設があらかた終わった時代に、次の収益源として現れたのが、ジオン蜂起による戦争特需だった、ということになるのでしょうか。

 もう一つの目的が、連邦以外の組織による木星船団の設立でしょうか。ジオンは独自に木星船団を組織していたようですが、これに月企業が絡んでいたわけですから、要するに政府管轄ではない独自のヘリウム3確保ルートを構築したいという思惑があったのかもしれません。

 いずれにせよ、月企業の視点で見れば、ジオンが起こした戦争で大もうけ、その上戦場にもならずに被害ゼロ、という意味で一人勝ちだったのかもしれません。地球は大損害受けてますし。
 その象徴がアナハイム・エレクトロニクスの躍進ということになるのですが、そこでちょっとお前ら調子に乗るなよと現れたのがティターンズ一派で、これらの働きにより宇宙への締め付けは一気に強くなります。そこで月企業が本気で組織したのがエゥーゴ…ということになるのでしょう。
 その意味では、グラナダ基地を中心とするエゥーゴに参加した連邦軍も、かつてのジオン軍も、月企業の支援で蜂起した事になり…なかなかな黒幕ぶりですねぇ。

 さて、そんな月企業連合体が作ったアクシズと、同じ連合体が組織したエゥーゴが敵対する事になったわけですが、実際にはガンダムチームのみを戦わせるだけで、両者は本格的には戦闘を行なっていません。これはやはり、月企業連合体の意向があったのかなと思います。結局は月を中心とする経済圏を確立するのが目的でしょうから、宇宙の組織同士が戦闘して月が戦場になるのは非常にまずい、ということなのかなと。そういえばガンダム世界で月面が戦場になったことってほとんどないんですね。

 月企業としてはアクシズが宇宙を抑え、エゥーゴが地球を抑える(そして両者は出来レースの戦争を続ける)ことが理想だったのかも知れませんが、アクシズは内部分裂で自滅してしまい、エゥーゴは連邦に迎合して体制に取り込まれてしまったことで、今度はシャアのネオジオンが出てくるのかなと。

 このように考えると、宇宙世紀において月というのは非常に大きな存在だった事になります。ここにクローズアップした作品と言うのも、見てみたいですね。
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コメント
コメント
あぅ…二次創作小説のネタをほとんど書かれてしまった(笑)
2009/10/12 (月) 02:21:38 | URL | 陰鏡 #nL6A2.tM[ 編集 ]
なるほど~。
月面を戦場にしたのはティターンズ、(後は「0083」におけるケリーぐらいか?)まさに地球至上な企業の尖兵ぐらいですね。

そして「ZZ」は当時、エゥーゴも連邦も参戦、介入するだけの力が残っていないとされていましたが、月面企業の側面からすると…。シュツルム・ディアスの例から見てもアナハイムはアクシズにある程度のコネクションは持ってるわけで(だからサイド3譲渡も率先して認めた)、エゥーゴはガンダムチームなんて名前だけ大層な素人集団を置いて連邦側に体裁をとって置こうと(爆。

実際、Vガンダムの時代には政治の中心も月に映っていたような(スンマセン、ちょこちょこしか観てないもので)。Zの小説版でシロッコが「ジャミトフ閣下は地球経済を疲弊させる事で人々を宇宙に上げようと…」と言ってるわけですが(実際にはジャミトフの名をかたってシロッコが自分の考えを述べている可能性が高い)、結果的に実現したと。元々、宇宙移民は金やコネのある人は地球に残ったわけで宇宙の方が金持ちになってしまえば…。
金の求心力>地球の重力>シャアの演説や軍事行動
という悲しい図式が成立するわけですね~。いやシャアの行為も結果的に宇宙経済の活性化に繋がっているわけですが。
2009/10/12 (月) 10:05:25 | URL | 巨炎 #mQop/nM.[ 編集 ]
>巨炎さん
実際に宇宙経済圏が主流になった時代には月は埋没してしまうんですけどね

ガンダムUCでの袖付き(黒幕はジオン共和国強硬派)の狙いは
地球を排除した経済圏の確立でしたが
それにはアナハイムは反対の姿勢でしたし
月が最も主導権を握れるのは宇宙と地球が争い続ける状況という事ですな
2009/10/12 (月) 19:22:11 | URL | ゼロウ #-[ 編集 ]
>陰鏡さん
物語には使ってませんから!(笑)

>巨炎さん
F91→クロボン→Vで徐々に主権が月に移っていっているイメージがありますね。
単純に時間がかかれば解決する問題だったと捉える事もできることかもしれません。

>ゼロウさん
月は基本的に宇宙で金が回れば儲かるわけですから、
フロンティアサイド建設時がMAXで、
以後コロニーが自立してしまったら衰退するだけだったのかもしれませんね。
2009/10/13 (火) 23:13:08 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ボディーブローのごとく効いていた!
>月が最も主導権を握れるのは宇宙と地球が争い続ける状況
つまり80~90年代の繁栄に浮かれて地球側が叩かれすぎたのを放置したのが自分達の衰退にも繋がってしまったということでしょうか。

一年戦争ではオーストラリアに、
続く83年には北米にコロニーが落下。
87年には南米で核爆発、
88年には欧州に再びコロニー落し。
93年には隕石が中央アジアに墜落。

残っているのはアフリカと東アジアぐらい?アフリカは反連邦的な少数民族が降下したジオンと結託して色々、やってましたが経済的にはどんな影響があったのでしょうか…。東アジアはサイコガンダムが香港で暴れた程度で済んで幸いかもしれませんね。
2009/10/15 (木) 22:18:49 | URL | 巨炎 #mQop/nM.[ 編集 ]
むしろアフリカと東アジアに被害がなかった、ということに意味があるのかも知れませんねぇ。
いや単純に戦略目標としてのメリットがなかっただけなんでしょうけど、
地球の中でも宇宙とつながりの高い地域だったりしたのかもしれません。
島国日本がコロニー落としでどのくらい影響を受けているのかはちょっと気になるところです。
2009/10/16 (金) 00:07:25 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
東アジアは、最初のコロニー落着で津波の被害が多く、海軍がボロボロになっているぐらいですから、相当の被害があったと思われます。
2009/10/17 (土) 00:22:21 | URL | 陰鏡 #nL6A2.tM[ 編集 ]
東アジアって日本すらあんまり出てこないからよくわからないんですよね。
ミライやフラウが逃亡先に選んだあたり、連邦の影響力は小さそうですが。
でも津波の被害の設定を見る限りはほとんど日本沈没な感じなんですよねぇ…。
2009/10/24 (土) 15:25:06 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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