がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
連邦軍に制式採用されたMSAナンバーの機体
 MSAの形式番号を冠されたMSは基本的にエゥーゴの機体であり、また末尾のAはアナハイムを意味する単語です。このコードはおそらくは連邦軍の正式なものではなく、アナハイムが独自に設定したものであると考えられます。そうでなければ、本来MSAナンバーであるリック・ディアスがわざわざRMSナンバーに偽装する意味がありません。

 しかし、MSAナンバーの機体は、グリプス戦役後に連邦軍でも採用されています。型番を振りなおされる事なく、です。これは何を意味しているのか、実際に連邦軍に採用されたMSAナンバー(の亜種も含む)を列挙してみます。


 
MSA-003  ネモ (ガンダムUC)
MSA-005K ガンキャノン・ディテクター(ガンダムUC)
MSA-007  ネロ (センチネル)
MSA-0011 Sガンダム(センチネル)
MSN-001A1 デルタプラス(ガンダムUC)
MSZ-006C1 ZプラスC1型(センチネル)
MSZ-006D  ZプラスD型(センチネル)

 ゲームブックとか近藤漫画とか含めるともっとあるんですがきりがないのでこのあたりにしておきます。
 というかメジャーどころだとセンチネルとユニコーンだけだった…。

 この中には、ネモのように当初はエゥーゴ用に開発された機体がそのまま(?)連邦軍に採用されているというものもありますが、当初より連邦軍からのオーダーで開発された機体というものもあります。Zプラスの派生型などはその代表例でしょうか。
 当時の連邦軍は事実上エゥーゴなので肩書きが変わっただけでオーダー元は同じであると考える事もできますが、それでも正規のルートを通すか通さないかは登録上大きな違いがあります。
 また、MSAナンバーを持ちながらRGMナンバーももつバージムという機体もありますし、同じ連邦軍であってもMSAナンバーとRGMナンバーは区別されている事になります。
 ならば、それは一体何をもって区別されているのか、ということです。

 上に列挙したMSを見る限り、やはりその違いは「実際に主力兵器として採用されているか」なのではないかと思います。
 基本的にほとんどが試作機か少数生産機ですからね。例外はネモだけなのですが(ネロは後述します)、これは連邦軍が採用して量産したという記述がない以上は、エゥーゴ時代に配備された機体がそのまま使用されているだけのように思います。
 つまり、MSAナンバーの連邦軍機というのは、エゥーゴが用意したものをそのまま引継いでいるものであり、RGMなどの連邦ナンバーの機体は、改めて連邦軍として制式採用した機体なのではないかと。
 もっと言えば、エゥーゴの拠点で開発・生産された機体がMSAナンバーであり、連邦正規軍の拠点で開発・生産された機体は連邦ナンバーだったと考えるとスマートでしょうか。

 微妙な機体がネロなのですが、この機体は基礎設計をMSA-0011及び0012と共有している機体ですから、基本的にZ計画系のラインで生産された機体であり、純アナハイム製ということになります。
それが何故連邦軍に配備されたかと言えば、それは単純に次期主力候補として暫定的に配備されていたからなのではないでしょうか。
 この時期、アナハイムではGM系の遠縁のような機体を複数開発しています。MSS-009ジェモもそうですし、MSA-008/RGM-87バージム(これはおそらく純アナハイム製とは言えないのでしょうが)もそうです。また、MSZ-007量産型ZガンダムやMSR-100S量産型百式改も立ち位置としては近いものがあります。
 これらの機体は、アナハイム内の複数のチームがそれぞれ連邦軍の次期主力機を狙って開発したものだったのではないでしょうか。それ故に、エゥーゴが連邦軍の実権を握ってから、こぞって各部隊にアナハイム製の量産検討機が配備されたと考えれば、辻褄は合います。連邦軍としては、ティターンズが抜けた穴を埋める戦力としても適当だったのでしょう。

 つまり、ティターンズ崩壊直後の連邦軍は、数合わせにアナハイムが独自開発したMSを大量に配備し、その派生機をアナハイムに発注したりして耐え凌いでいたということにもなるのではないでしょうか。ある意味では、一年戦争後にジオンのMSで戦力を補充した連邦軍に近いと言えます。
 要するに、センチネルはともかくガンダムUCに出てくるMSAシリーズは、Zガンダム劇中に登場する連邦所属の旧ジオン系MSと同じような物だった、ということになります。

 そう考えると、そんなアナハイム製MSの中で唯一RGMナンバーを獲得したバージムはかなり高い評価を得ていた事になりますが、これは元々連邦製MSであるバーザムのラインをそのまま使える(と思われる)ことが要因だったんでしょうね。
 しかしその次の機体はジェガン系列というまた別の機種になるわけですが、そういえばジェモってネーミング的にはジェガン+ネモなんですよね。ネモ→ジェモ→ジェガンという流れと、GMII→GMIII→ジェガンという流れの2つがあったということになるでしょうか。そうなるとジェダってどこに入るんだって気になりますが。

 アナハイムの機体は、試作機に限ると百式→Zガンダム→ZZガンダムという形で発展していくことになるわけですが、一方で量産機というと、ネモをベースにして各ガンダムからの派生量産機が複数乱立し、収束していくという流れになったのかなと思います。
 とはいえ、量産機として完成したのはネモをベースにしてガンダムMk-IIの設計を受け継ぐ(と言っていいのかはわかりませんが)ジェガンだったことを考えると、結局アナハイム・ガンダムよりも純連邦製 ガンダムの方が量産化するには優れていた、ということになるんでしょうね。
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>ネモ→ジェモ→ジェガンという流れと、GMII→GMIII→ジェガンという流れの2つがあったということになるでしょうか。そうなるとジェダってどこに入るんだって気になりますが。

ネモ→ジェモ→ジェダ→ジェガンでいいんじゃね?
で、GMII→GMIII→ジェダ→ジェガンでMK2系の系譜が加わると。
バーザム→バージム→ジェダ(もしくはジェガン)も個人的には有りです。
2009/10/03 (土) 05:56:46 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
確認できる最後のMSAナンバーが
MSA-120だった辺り信憑性はあります。
ただそうするとRXナンバーとの使い分けはどうしていたかが気になります。
連邦軍の計画や生産数とは関係ないようですし。
2009/10/03 (土) 12:43:23 | URL | ゼロウ #-[ 編集 ]
以前、自分とこの資料「GMIIからジェガンに至る病ヽ('A‘)ノ」で考察した内容ですが…。

「ネモ」は「ジム・スナイパーII」を参考に、ライセンス生産していた「GMII」の代替後継機として開発されているので、「GMIIまでの系譜」はここで取り込まれていると思います。

本来の「ジェガン」枠が、「RX-178」の本格的量産というコンセプトだった事を考慮すると、以下の様な流れだったのでは無いかと考えています。

「RX-178」->「RSA-178A(AEレプリカ)」->「RSA-178C(装甲・フレームγ化)」->「RX-88GUNDAM?(アナハイムMk-II発展機、Z計画技術反映)」->「RGM-88X 初期設計機体(量産最適化設計)」->「RGM-88X ジェダ(コストダウン)」->「ジェガン(更なるコストダウン、祝・採用)」

「RGM-88X 初期設計機体(量産最適化設計)」では、、(1)「ネモ系」の量産設計ノウハウの反映。(2)「バーザム(リファインタイプ)」「バージム」の量産化手法解析・反映。(3)「ジェモ」、「ネロ」、「サム」等高性能量産機から、量産機の高性能化手法の反映・共通設計。の3つを実施。

連邦軍の制式採用量産MSの系譜上は「GMIII」→「ジェガン」というだけで…。
GMIIIのムーバブル・フレーム比率は低い為、基本的には 「(Mk-II + ネモ)/2 + AE各要素」→ジェダ→ジェガン の流れではないかと思います。「ジェダ」から「ジェガン」への量産価格コストダウン作業の中で、置き換えられた物が、Mk-IIと同型のバックパック。Mk-IIと同規格のシールド、サーベルなので、GMIII的要素はかなり薄まっている気が…。

> 純連邦製 ガンダムの方が量産化するには優れていた
Mk-II自体が、本来RX-78(-2)の本格量産機として開発されていたという事が関係しているんでしょうね…。
AEガンダムは量産採用は考慮してないんですかね…。
2009/10/04 (日) 11:02:31 | URL | nemo #N4usM8ms[ 編集 ]
大よそ同意です。出展が微妙ですが、Gジェネシリーズの攻略本に、ネロに関しては『エゥーゴ向けに開発されていた』という記述があったと記憶しております。(今日は手元にないので出展は書けなくてすみません)
ネロの完成時期はエゥーゴが連邦内部に入り込むギリギリの時期であり、単純に本来ならばエゥーゴに配備する予定であった完成機を連邦に配備した(つまりネモとさほど状況がかわらない)と考えるのが妥当かなと思います。
2009/10/04 (日) 13:14:37 | URL | ゼノタ #-[ 編集 ]
>とっぱさん
ネモとGMが合流したのはジェダからとすべきか、ジェガンからとすべきかで迷ったのですが、
外観に大きな差はない分ジェダからとすべきなんですかね。
バージムから派生したのはハイストリーマー版のジェダだったりして…。

>ゼロウさん
RXナンバーは単純に連邦制式の試作機でいいのではないかと。
MSAは試作量産の区別がありませんが、そもそも軍の承認を通しているわけではないので試作も量産もないってことですね。

>nemoさん
個人的にはジェダ→ジェガンの過程で、
Mk-IIから継承している部分がGM系かネモ系のパーツに置き換わっているんじゃないかと思うんですよね。
それがどっちかなのかは絞りきれていないんですが。

AEガンダムは元々量産が目的だったというよりは、
ワンオフの試作機だけを作るのはあんまりだからそのラインを流用して廉価版をつくってみましたという、
どちらかというと陸ガン的な匂いがしますねぇ。

>ゼノタさん
ネロにそんな記述がありましたか~。
あれの配備時期って凄く怪しいんですよね~。
なんでSガンダムが完成して間もないはずなのにもうその量産機があるんだという。
同時進行だったと考えるしかないんでしょうけど。
2009/10/06 (火) 20:36:20 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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「GMIIからジェガンに至る病ヽ('A‘)ノ.xls」の、一部抜粋再編集簡易版です。
2009/10/04(日) 16:50:30 | 「Zの書 / BOOK OF THE ZETA」
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