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ネオジオンのニュータイプ研究所とは何なのか
 ナナイ・ミゲルはニュータイプ研究所の所長であるという設定ですが、そのニュータイプ研究所というのが一体何なのかは全く説明がありません。それが一体どのようなものなのかを考えてみます。

 ニュータイプ研究所というのは、ルーツをたどれば元は一つ、ジオン公国のフラナガン機関しかありません。ここから、大まかにわけて2通りの発展を遂げる事になります。一つは連邦軍のニュータイプ研究所で、もう一つはアクシズのニュータイプ研究機関です。前者は強化人間とサイコガンダムを生み出し、後者はプル・シリーズとキュベレイを生み出していると言えます。

 ナナイのニュータイプ研究所はどちらのルーツに属しているかと言えば、どちらかというと前者に近いと考えられます。その理由は、第一にギュネイという強化人間を作り出していた事。第二に、アクシズのニュータイプ研究施設はプルツーによりその責任者もろとも破壊されていること。第三に、名称が「ニュータイプ研究所」という連邦軍の施設と同じ名称であることです。

 しかし、これはあくまで「どちらかというと」というレベルの話であり、どれも反証は可能です。第一の理由は、アクシズにおいてもマシュマーやキャラを強化人間として改造している事。第二の理由は、別にアクシズの研究員が全員死亡しているとは判断できない事(例えば、ローレン・ナカモトなどが生き残っている可能性もあります)。第三の理由は、ニュータイプ研究所が固有名詞とは限らないとすれば否定する事はできます。

 ただ、もしナナイの研究所がアクシズの施設をルーツとするものであれば、同じネオジオンの一員として協力するのは当然であり、わざわざ「ニュータイプ研究所」などという名称を使う必要はないように思います。実際、アクシズの施設を「ニュータイプ研究所」と呼ぶ資料は自分の知る限りありません(Wikipediaではアクシズ時代とナナイ時代の施設は同一の物と解釈しているようですが)。

 そもそも、アクシズ時代の施設を「ニュータイプ研究所」と呼ぶのであれば、その施設はアクシズ内になければなりません。しかしシャアが総帥になった頃はアクシズは連邦の管理下の空き家状態だったわけですから、それはあり得ないと言い切れます。どこかに移転していたのかもしれませんが、別の場所にすでに研究所として存在していたか、第一次ネオジオン戦争終結後に新たに設立されたと考えた方が自然です。

 ここで注意したいのは、ネオジオンという組織についてです。このネオジオンという名称の組織は、(ハマーン時代はともかくシャア時代については)国家でもなければ公式な団体でもなく、連邦政府にもジオン共和国にも属さない、ただのテロ組織に過ぎません。そのような組織が、わざわざ「研究所」などという名称の場所を作るでしょうか。
 何が言いたいかというと、「研究所」と名乗っている以上は、それはネオジオンの内部組織のようなものではなく、ネオジオンから独立した別個の組織であると考えた方が自然だということです。
 そもそも研究には莫大な資金が必要です。ネオジオンは財政的には決して豊かな組織ではありません(あくまで連邦軍や旧ジオン軍と比較して…のことですが)。国家というバックグラウンドをもっていないからです。決して研究所を養えるほどの資金力はもっていないように思えます。実際、「ガンダムUC」におけるネオジオンは、マリーダという強化人間を運用していたものの、研究所に類する施設との関係は描写されませんでした(ナナイは生きているはずなのに)。
 どちらかというと、研究所の方から積極的にシャアのネオジオンに協力しており、見返りとして強化人間のデータなどを取っていると考えるべきなのではないでしょうか。無論、その裏にシャアとナナイの個人的な関係があることは言うまでもありません。

 では、ナナイのニュータイプ研究所はどこにあるのでしょうか。ネオジオンの本拠地であるスウィートウォーターはただの難民コロニーですし、あまり有力な候補ではありません。「CDA」でナナイがいたことになっていたジオン共和国内の秘密施設という線もありますが、グリプス戦役を経てサイド3内で独自のニュータイプ研究が行なえたかは怪しいところです。実際「カイレポ」ではナナイはオーガスタ研究所の人間になってますし…。
 とりあえず、ルーツは基本2通りなのですから、可能性も2つです。一つは「元々は連邦の施設だった」という考え方。オーガスタが0096年には閉鎖されていたように、連邦軍の研究所はグリプス戦役後には閉鎖が相次いでいた可能性が高いです。それが連邦政府の支援を打ち切られた後も運営を続行し、ネオジオンに協力したという考え方です。
 もう一つは「アクシズが設立した研究所」という考え方です。アクシズが連邦政府と交渉しサイド3に戻った際に、ジオン共和国名義で研究所を設立していたという可能性もあります。

 しかし、ここで第3の可能性があります。2つに分かれたニュータイプ研究のうち、連邦のそれは最高機密であったでしょうし、アクシズも物理的に隔離されていましたから簡単には漏れない環境にあったはずです。そのためこの2つのルートしかあり得ないのですが、問題はアクシズが地球に帰還し、ハマーンとグレミーが死亡したその後です。
 この時点で、連邦のニュータイプ研究は大幅に縮小されており、またアクシズのニュータイプ研究も指導者を失い事実上頓挫していると考えられます。つまり、2つのルーツに分かれたニュータイプの研究は、どちらも途絶えてしまっている可能性があるのです。
 だとすれば、行き場を失った双方の研究者はどうなるのか。多くは研究をあきらめるのでしょうが、未だ情熱を持った研究者がいたとすれば…双方は合流して協力の上研究を続けるのではないでしょうか。実際、連邦のニュータイプ研究所からアクシズへ下ったスタッフがいますし、基本的に研究者は研究ができればスポンサーにはこだわらない傾向があります。

 つまり、ナナイのニュータイプ研究所は、「連邦・アクシズのニュータイプ研究者を集めて設立した研究所」だったのではないか、と考える事ができるのです。
 だとすれば、それは誰が設立したことになるのか。これについては正直言って絞りきる事ができません。ただ、連邦政府やジオン共和国という可能性はあまり高いと思えず、またネオジオンと協力している事から、月かコロニーにある企業か財団のようなもの、である可能性が高いのではないでしょうか。
 個人的には、シャアのネオジオンのメインスポンサーは月資本の一部だったと思っていますので、やはり同じように月の企業なんじゃないかと思うのですが、ここで結論を急がずにもう少し考えてみようと思います。NT-Dを作った人たちは誰なのか、ってのもありますし。
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コメント
コメント
改造手術室にて。

ギュネイ「あれ、あんたビジーフォーでキーボード弾いてた人じゃない?」
ナカモト「…出力最大、スイッチオン!」
ギュネイ「ギィィヤァァーッッ!ミ‥ミナギルーッ!」
2009/09/29 (火) 23:32:45 | URL | DAI #-[ 編集 ]
ネオジオンの資金は、ジオンシンパからのもので、サイド6、月、ジオン共和国と三つのルートがメインだったんじゃないかなぁ?とか思います(UCでもそうでしたし)

月は、代表例はアナハイムでしょうし、ジオン共和国はモナハン・バハロ、サイド6はなんていいましたっけ、彼、ペルガミノの関連企業から身を起こしたパラオの総督…。

ナナイが、元被験者候補でローレン・ナカモトが連れてきたというのは理解できますね。ドーベンウルフ(ガンダムMkV)、ゲーマルク(サイコガンダム)の研究成果を持ってネオ・ジオンに投降しているというのが、センチネルの設定ですし、これを否定する資料もないですしねぇ(センチネル自体が微妙な設定が多すぎますけどね)。

小型ファンネルの技術が失われていることからジオンの技術はあまり継承されなかった…としたいところですが、UCでクシャトリアが登場したことで、ルロイさんの融合説が最も可能性が高い気がします。

※先の投稿は削除してください。間違えてチェックつけちゃっただけなので(汗)
2009/09/30 (水) 15:52:51 | URL | 陰鏡 #nL6A2.tM[ 編集 ]
>ナナイのニュータイプ研究所はどこにあるのでしょうか

1.隠れた開発基地(ザク3後期型等)
2.シャアの秘密拠点とされる”ウォーター・アイランド(島1号タイプ)。レウルーラやムサカが建造された所。

あたりがクサイでしょう。

基本的にカーン派ネオ・ジオン軍のニュータイプ研究機関がベースになっているとは思います。
お家騒動に敗れたグレミー派スタッフも恐らくは再吸収している可能性は高いでしょう。クシャトリアとか技術的に考えると。
小型ファンネルはMSN-04Xではまだ採用されてますし、インコム技術もAMS-120Xのシールドに採用されてます。
基本的にフラナガン及びオーガスタ系技術の集大成といったところでしょうか。
2009/09/30 (水) 20:21:38 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
訂正:
あ、そういえば、MSN-04Xのファンネルってファンネルラックこそキュベ方式のスカートでしたが、形状は筒状でしたわ。
2009/10/01 (木) 05:34:34 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>DAIさん
ビジーフォーのキーボード…?女性でしたっけ?

>陰鏡さん
そういえばサイド6はララァがいましたしニュータイプ研究施設もあるかもしれませんね。
元々連邦の施設もジオンの施設もあるような場所でしたし、
双方のニュータイプ研究者が集う場としては最適かもしれません。

>とっぱさん
研究所が軍の秘密拠点にあるというのはあまり考えにくいのかなと。
サイコミュの調整等も考えて出向施設のようなものはあったかもしれませんけど。

筒状ファンネルは運用面ではインコムを無線化したものだったりするのかもしれませんねぇ。装備数も少ないですし。
ネオジオンの後ろ盾を失った連邦系研究者が別のつてをたどって作った研究所にジオン系の技術者も合流している、みたいな感じでしょうか。
それと新たなネオジオンが結びついた…と。
2009/10/02 (金) 23:15:10 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
シャア自身は強化人間にかなり否定的だと思います。
グリプス戦役ではカミーユとフォウとジェリドのやり取りを
一年戦争でのアムロと自分とララァに重ね合わせています。

「こんなかわいそうな人間を作れないため強化人間(人工ニュータイプ)を作ってはならん、天然の素質があるニュータイプでなければならない」と思ったのだと思いますよ。
カミーユからの報告でフォウやロザミアの不完全さや強化人間にして廃人に追い込んでまで戦力にするティターンズの悪質さを身に染みて知っていますし。

第一次ネオジオン抗争(ハマーン戦争)でのハマーン側でのキャラやマシュマーの悲惨な最期を知っていて当然でしょう、そういうのも含めて「ハマーンの横暴」としてハマーンのやり方を批判したのでしょうし。

ニュータイプへの自然な「開花」とか
ララァやクェスなど素質があるパイロットをニュータイプの勘でスカウトすることが多いですから。

第一次ネオジオン抗争から第二次ネオジオン抗争(シャアの反乱、アクシズ戦争)まで
3年でそこまで完全な強化人間を作る技術が向上すれば別ですが。

クェスも肉体やニュータイプ能力の強化ではなく、戦士としての恐怖などに対応する精神的強化(悪く言ってしまえば洗脳)が主体ですからね。
戦争なんて怖くないというイメージを植えつける強化が主体のようです。
ギュネイも同じような内容だと思います。
2009/10/05 (月) 09:11:05 | URL | #-[ 編集 ]
シャアが強化人間を認めていたら、「人類全てをニュータイプにする」と言って強化手術していたでしょうしね(笑)
一方で自らが道化を演じる事を割り切っていたように、
ある程度強化人間の運用というのも割り切っていたのかなと思います。
それくらいじゃないと、アクシズ落としなんて実行できなかったのでしょう。
2009/10/06 (火) 20:52:48 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
シャア(クワトロ)の宇宙に行けば人類はニュータイプに覚醒して平和で幸せに生活できるという持論を考えれば
宇宙にあると考えるのが妥当ですね。
ハマーン戦争から3年程度での著しい強化人間技術進化とギュネイのニュータイプ能力のおかげでそれほど強化しなくて済んだので
ギュネイは苦しい思いをしなくて済んでいるのでしょうね。

あるいは宇宙はニュータイプの才能が開花しやすいからでしょうか?
地球で強化されたフォウは苦しみましたが
素質があった上に宇宙で強化されたギュネイは開花したとすれば矛盾はしません。

ララァはインドかネパールかミャンマーあたりの山奥の仏教徒(おでこの点)ですから、シャアがインドに行ったときに見つけてスカウトしてフラナガン機関につれてきたのですか?
それともコロニーに住んでいたのですか?
2009/10/07 (水) 22:22:55 | URL | #-[ 編集 ]
横レス失礼♪

>ララァはインドかネパールかミャンマーあたりの山奥の仏教徒(おでこの点)ですから、シャアがインドに行ったときに見つけてスカウトしてフラナガン機関につれてきたのですか?
>それともコロニーに住んでいたのですか?

オリジンに描かれてますね。
インド出身で、ジャブローでであったことになっています。
2009/10/09 (金) 13:50:07 | URL | 陰鏡 #nL6A2.tM[ 編集 ]
「密会」はスルーですか…。ボソッ ...。
2009/10/09 (金) 21:03:45 | URL | nemo #N4usM8ms[ 編集 ]
>名無しさん
オリジンについては陰鏡さんの仰るとおりですし、
nemoさんの仰る富野監督の小説「密会~アムロとララァ」ではインドで娼婦をさせられていたことになっています。
生まれてから地球に下りてきたということでなければ、ララァはアースノイドですね。
2009/10/09 (金) 22:01:28 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ZZガンダムでは、プルが幻影でプルツーに「操られた人形だってなぜ気づかないの?そうでなきゃ、女の子に戦士なんてできないよ」と言っていましたね。
クェスは肉体的強化はされていないでしょうけど、訓練で精神的強化はされていたのでしょうね、ニュータイプの才能は天然で持っていますから、強化人間と言うほどの強化ではないでしょうけど。

グリプス戦役~第1次ネオジオン抗争(ハマーン戦争)でのティターンズとハマーンのアクシズ・ネオジオンは人工ニュータイプを作ることを目的としていますが
シャアの新生ネオジオンはクェスやギュネイなどの天然のニュータイプを軽い強化(主に精神面)で早く戦士にすることを目的としていますね。
前者は未熟な技術でニュータイプの素質がそこまでない人を無理矢理強化して全員悲惨な死を迎えていますけどね。
フォウ、ロザミア、マシュマー、キャラと4人もいます。
2010/01/08 (金) 22:53:01 | URL | #-[ 編集 ]
一般人の女の子をいきなり戦場の最前線に送り出すわけですから、
それなりのマインドコントロールがないと無理でしょうね。

素質のある人間に精神的な強化を施した方が、
素質のない人間の精神(心身面)と脳(NT適性)を同時に強化するより効率がいいのは間違いないですね。
2010/01/10 (日) 21:40:09 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ZZのマシュマーの強化は凄かったですね
前半は「騎士として卑怯な戦術はしない」として背中を攻撃しないなど騎士道を貫いていましたが。
後半はコロニー落としなど残虐非道な性格に変わっていますからね。

平安末期の源平合戦の名前を名乗りあって戦っていたのが、400年後の戦国時代の乱戦になったようなものですからね。
2010/07/17 (土) 17:46:05 | URL | #-[ 編集 ]
それこそ本当の実戦を知らない新兵を、強制的にプロの兵士にしてしまったような感じですね。
序盤のジェリドが終盤のカミーユに変身したくらいの違いがあるように思います。
2010/07/22 (木) 22:56:06 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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