がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
サハリン家とツィマッド社
 何故両者が結びついたかというと、ギニアスの妹であるアイナがリックドムの実験機であるMS-06RD-4のテストパイロットだったことと、アプサラスIIIにリックドムのジェネレーターを流用しているということからです。
 どちらもツィマッド社の機体をほぼ私用に近い形で使用していることから、サハリン家とツィマッド社には深い関係があるのではないか?という推測を立てました。

 …ただグフカスタムは「一説にはジオニック純正のグフ」なんて言われていて、それと共有パーツの多いグフフライトタイプなんかも運用しているあたり、どうも必ずしもツィマッド社だけと関係が強いわけではなさそうです。
 というか、そもそもギニアスは技術士官であり、元々MSの開発にも関わっていた可能性がある人物だということを考えると、特定の軍需産業との接点を考えるよりは、「ギニアスがどのMSの開発に関わっていたか」ということを考えた方がより現実的な考察ができるように感じました。
 というわけで、その線で少し考えてみる事にします。

 まず推論として、ギニアスがリックドムの開発に関わっていた可能性がある、ということ。これは実の妹をリックドム実験用ザクのテストパイロットとしていたことからの推測です。
 また、リックドムのジェネレーターを私的流用していた事も、リックドムの開発ラインに関わっていることによるものであると考える事ができます。

 次に、グフ飛行試験型の開発にも関わっていた可能性がある、ということ。これは実験が中止されたはずのグフ飛行試験型の後継機種であるグフフライトタイプをアプサラスの護衛用に配備していたという点からの推測です。
 一旦中止された物を、アプサラス計画の一環という形で続行させ、完全に飛べるタイプの機体を生み出したということになると、ギニアスにはグフ飛行試験型の実験を続行させるだけの権限(軍部に上申する権限を含む)があったということにもなります。

 ここでギニアスが「リックドム」「グフ飛行試験型」という2機種の開発に関わっていたとすると、その間である「ドム」の配備にも関わった可能性が考えられます。というのも、グフ飛行試験型のデータはドムのホバー移動にデータを提供しているはずであり、そのドムの宇宙用がリックドムということになりますから、間にドムが入らないと両機は接点ができないんですね。

 そう考えると、ギニアスは「脚部に熱核ジェット・ロケットを搭載する機体」の設計に関わっていたと推測する事ができます。グフ飛行試験型、ドム、リックドムの共通点はそこにあるからです。

 一方で、ギニアスが開発したアプサラスは、ミノフスキー・クラフトと大型メガ粒子砲を搭載していますが、このうちミノフスキークラフトは、ジオン軍においてはMAクラスではアッザムにしか採用されていないものです。つまり、アッザムの開発にも関わっている可能性があります。
 また、アプサラスのコンセプトは基本的には当初のビグ・ザムの量産プランと全く同じ物であり、本来の目的は量産型ビグ・ザムの実験機程度のものだった可能性があります。ギニアスはアプサラス自体が本命だったようですが、軍本部としてはその程度の認識しかなかったと。
 いずれにせよ、ギニアスはモビルアーマーの開発計画に一枚噛んでいたことは間違いないでしょう。当初の案ではおそらく後のビグロとなる高速一撃離脱MA、後のビグ・ザムとなる大出力大火力型MAの2本(サイコミュ搭載型はMAの開発よりもサイコミュの実用化が優先されているので別プランかと)があり、地上での運用としてはビグロはグラブロとして水中用に、ビグ・ザムはアプサラスとして空中用に派生したと考えられますが、そのうちのビグ・ザム地上運用案の主任となったのがギニアスだったのかもしれません。
 マスタープランとしてのMAの開発があり、その中の派生プランで重力下でのMA運用プランというものがあったとき、グラブロにはMAチームに水陸両用MSのチームが加わり、アプサラスにはアッザムのチームが加わったと考える事ができます。そのうちのアッザムのチーム側からギニアスが参加したとすれば、それ以外のMAには関わっていない(と思われる)理由になるのかなと。

 このように考えると、ギニアスが研究していたのは「MSへの熱核ジェット・ロケットの搭載」と「MAへのミノフスキークラフトの搭載」だったということになります。共通しているのは、「地上でのMS・MAの長距離移動」ということになるでしょうか。ギニアスは将官ですから、個別の機体の開発に携わっていたというよりは、プラン全体を統括する立場だったと思われますので、担当としてはそのくらい大まかな役目と考えてよいのかなと思います。

 ギニアスの担当を時系列順に考えると、「ミノフスキークラフトのMAへの搭載」→「MSの重力下飛行」→「MSのホバー移動」→「ドムの空間戦用への転用」→「アプサラス計画への抜擢」という流れになるのかなと。
 このように考えると、リックドムの実験機運用や機体流用、グフフライトタイプの実用化にアプサラスの開発と全てが一つの線で繋げられるのかなと思います。

 地上でのMSやMAの移動力向上というのは重要事項ではありますが、戦争の根幹を決定する部分ではありません(それにはまず次期主力兵器、でしょうし)。そんな枝葉の部分の担当だったのが、急にアプサラスという戦争の趨勢を決め得る兵器の担当になったんで、ギニアスも舞い上がっちゃったのかもしれません(笑)
 実際のところ、サハリン家は何らかの理由で没落寸前にあったようですから、ここで一発当てて名家復活!というのがギニアスの中にはあったのかもしれませんね。そんなことをしなくても、ジオン内で地道に成果を積み重ねていけば一定のポジションは得られたかもしれませんし、戦後連邦の技術スタッフにも抜擢しうる成果を挙げていたように思うんですが、ギニアスは病を患っていたようですから先が長くなく、故に早急な結果を求めていたのかも知れません。

 サハリン家の設定は伏線がいくつかありながらもそれが回収されていないあたり、故・神田監督の頭の中にしかなかったのかもしれませんね。最終的に完成した作品ではほとんどマッドな一面しか出てきませんでしたが、意外とギニアスは深いキャラだったように思いました。

 …またメカ考察のはずがキャラ考察になってしまった。
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コメント
コメント
いつごろの発案かは分からないんですが、ジオンの戦略目的にはなぜか常にジャブロー攻略があるんですよね。(でも、アムロが関わるジャブロー戦以外ってあったんだろうか・・?)

どこかの模型誌に高射砲に対応できなかったことが攻略失敗の要因だといっていましたが・・確かに最終的なプランがMAによる半ば特攻に近い直接攻撃から逆算するとそうなんですけどね。

アプサラスもビグザムのプランの一つだったのかもしれないですね。コンセプトも大体一緒ですし。
2009/09/22 (火) 23:16:53 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
>つまり、アッザムの開発にも関わっている可能性があります。

さすがにこれは無理がある・・・と思う
2009/09/23 (水) 03:59:20 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
>ドクトルKさん
政治的な拠点ではなく連邦軍本部が常にターゲットなんですよね。
議会よりも軍部の影響力の方が強かったということですかね。

設定的にはアプサラスはビグ・ザムの量産プランそのままズバリですから、
やはり関連があったと思いたいですね。

>コンラッドさん
アプサラスとアッザム以外にミノフスキークラフトを搭載しているMAは今のところ存在しないので、
そう考えるしかないのかな?と思ったのですが、ちょっと早計だったでしょうか。
アッザムというMAに関わっているというよりは、ミノフスキークラフトの小型化に関わっているというイメージでした。
2009/09/23 (水) 23:31:28 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ジオン公国にはどうしてツィマッド社やジオニック社、MIP社など兵器メーカーが何社もあるのですか?

地球連邦と比べて国力が30分の1しかなく、これから戦争を仕掛けようとしていたわけですから
国家総動員法を敷いて、会社の垣根を取っ払ってしまうほうが自然だと思いますけど。

社会主義なら民間企業ではなく国営企業1社がやればいいだけですし
資本主義なら国家総動員法を発動して国営化されるのが当たり前だと思います。

むしろ事実上の国家総動員法とも言えるペズン計画の発動が遅過ぎるぐらいですよ
69年のジオン共和国のジオンズムダイクンが生きているあたりには発動していてもおかしくはないと思います。

逆に連邦側がハービック社などはあるにはありますが、ビンソン計画やRX計画(V作戦)などで
事実上の国家総動員法状態を戦争初期のルウム戦役敗戦直後あたりに発動して、9ヶ月かけて反撃に成功した気がします。

第2次世界大戦でも国力が弱い枢軸国側は財閥だろうと国家総動員法でやっていたわけですから
もちろん日本も軍国主義の下で国家総動員法を敷いていました。
逆に連合国側はろくにやっていませんが。
2009/09/24 (木) 22:05:57 | URL | #-[ 編集 ]
以前別のエントリーでも似たようなコメントを頂きましたが、
実際はジオニックのみが国営企業で、それ以外の企業は月都市などの外部企業だったのかもしれませんね。

ちなみにジオン国内で国家総動員法は0078年10月に発動しています。
また戦時中の日本でも総動員法の中で三菱重工業や中島飛行機といった複数の企業での競作が行なわれていますし、
別におかしいことではないと思いますよ。
2009/09/24 (木) 22:23:04 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ルロイさん
ジオニック社が国営としてツィマッド社が民間だとすると
wikipediaを見ましたが、ヅダとザク(ザクⅠ、旧ザク)のコンペで
ツィマッド社製のヅダは空中分解してパイロットが死亡する大惨事になったらしいですが
これにはジオニック社が政治的な癒着があったらしいとなっていますが
普通に考えれば、民間企業であるツィマッド社が政治家に賄賂(わいろ)を送るなど政治的な癒着がありそうな気がしますが。
それともサハリン家はそんなに政治的な権限がないのですか?
2009/10/10 (土) 23:20:01 | URL | #-[ 編集 ]
国営と民間のどっちが癒着が強いかといえば、それは国営ですよ。
民間は金銭等を通じた利害関係で政治家と繋がりますが、
国営は予算をコントロールして政治家が自由に操れますから。
2009/10/13 (火) 22:57:04 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
アプサラス基地跡からイフリートが発掘されれば、なお確証が高まりますな…

ギニアスは功を焦るあまり、アプサラス開発で暴走していますが、それはサハリン家の復興というより、やはり妹の言うように個人的な妄執が強かったと思います。
でなければ、アプサラス開発従事者すべてを粛清せずにデータとともに本国に送り返せれば、かなりの功績となったはずですし、アイナを自らの手で殺そうとする意味が分かりません。

ミノフスキークラフトの小型化はアイナをテストパイロットに何回か行っていた描写がありましたね。飛行コースが決まってたがゆえに、風船機雷を仕掛けられましたが…

少なくとも最終的にはミノフスキークラフトの小型化と大出力メガ粒子砲の同時使用に、リックドム三機分のジェネレータ(+ザクの頭一個)で成功しています。
なのでデータと技術者さえ残せば、ジャブロー強襲は無理でも、後の防衛戦(キャリフォルニアあたり?)でちょっとは活躍、もしかしたらアプサラスⅣが出来ていた可能性があったのでは?
少なくともガンダム世界のセオリーは「妹とは仲良くせよ」でしょうか。
2010/01/27 (水) 17:54:57 | URL | #SFo5/nok[ 編集 ]
ギニアスが狂ってしまったのは、アプサラス計画が中止されてしまったからなのかなと思います。
それまではもう少し理知的に仕事をしていたのかなと。

本部の決定なので例えアプサラスの開発が続行していても、それを形にする資金がなかったのではないかと思います。
まさに夢が断たれてどうにもならなくなったんでしょうね。
2010/01/28 (木) 23:43:21 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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