がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
PMXナンバーが開発された理由
 シロッコが開発したMSは、連邦規格外の機体ということからPMXという独立した形式番号を与えられています。このPMXナンバーのMSは、機体そのものがどのような性能であるか、という設定はあるものの「何を目的に」開発されたのかという設定はありません。
 メッサーラは木星圏でシロッコ自身が運用するために作ったものなのかもしれませんが、001以降の機体は明確にコンセプトが分けられており、全て自分用に作ったとは思えません。しかしかといって、パラス・アテネをたまたま寝返ってきたレコアに与えたりと、特定の他人のために作ったわけでもないようです。
 極めて実験的な要素が強く、生産性を無視している側面が見られることから、量産を前提に開発したわけでもないように思えます。果たしてこれらのPMXシリーズは、一体何を目的に開発されたのでしょうか。

 まず、最初のPMXナンバーであるメッサーラから考えてみます。この機体は、木星圏での運用を前提に開発されたものですが、シロッコがハンドメイドで作った機体であるとも言われていることから、おそらくはシロッコが自分が乗るために独自に開発したものなのではないかと思います。
 何故そんなものを作ったのかというと、恐らくは、木星圏においてシロッコが満足のいく操縦ができる性能の機体が当時なかったからなのでしょう。某漫画では「ガンダムは私には合わん」とか言ってるくらいだし(笑)。
 そうでなくとも、シロッコは一貫して自作のMSにしか乗っていませんし(某漫画ではバイアランに乗っていますが気にしてはいけない)、ハリオのザクキャノンを馬鹿にする発言もしていますから、設定や描写に明示がなくとも、なんとなくそんな感じでメッサーラを開発したことが類推できます。

 となると、それ以降のPMXナンバーも、「現存の機体に要求する性能を持った機体がないから」という理由で開発された可能性があります。実際に、PMXシリーズのMSは全て他に類似する機体がないユニークなコンセプトで完成しています。
 ただし、完成したパラス・アテネ、ボリノーク・サマーン、ジ・Oは、それぞれ重攻撃機、偵察機、高機動白兵戦機と明確にコンセプトが分けられており、おそらくは連携運用を前提に開発されていると考えられます。となると、これらの機体は全てがシロッコ専用に開発されたわけではないように思えます。
 が、開発された理由が性能にあるのであれば(単純にコンセプトを満たすだけなら既存機の改造でも対応できるはず)、操縦するパイロットはシロッコに匹敵する能力の持ち主を想定しているのではないかと思います。

 シロッコがPMXナンバーの機体を与えたのがサラとレコアという、個人的に見出した人物だったことを考えると(彼女らよりパイロットとして優秀であろうヤザンには連邦登録機のハンブラビを与えている)、やはりPMXナンバーは「シロッコと、彼が個人的に認めたパートナーのために開発された」と考えるのがスマートなのではないでしょうか。実際、GジェネオリジナルMSであるタイタニアは、「シロッコが世界を支配するに相応しいと認めたニュータイプの女性のために設計された」という設定になっているわけで。
 「自分と自分が認めた人間」のために、「既存の機体では実現できない性能を発揮する」ために、PMXシリーズが開発されたとするのであれば、それはある意味では「ニュータイプ部隊の結成」のようなものを企図していたのかもしれません。レコアはともかくサラはニュータイプとして認められた人間でしたし、レコアも決してニュータイプ的な感性がなかったわけではないようで(シロッコに色々な意味で「開発」されて目覚めてたりして…爆)。

 シロッコはどうも普通の生まれ方をしていない、試験管ベビー的な存在であったことがわずかな資料には暗示されているのですが、そこから考えた場合、シロッコは「自分と同種の人間」を探していたのかも知れません。だから、自分が認めた人間には自分と同じ、既存の技術レベルを超越した機体を与えようとしたのだと。
 それが女性ばかりだったのは、ある意味では彼が「母親を知らない」という点から来ているのではないか、という気もします。「生の子宮を知らないが故に欠けている母性」と「非凡な能力であるが故に見つからない対等な存在」を同時に求めているために、ニュータイプの女性というのものを強く求めたのがシロッコという人間の本質である…なんて考えると、ちょっと彼の味方が変わるかもしれません。
 そういう意味では、女の名前を与えられたコンプレックスから男性性を強く求め、様々な女性との出会いによって(新訳では)ファと「普通の男女」になれたカミーユの最後の敵だった、というのはそれなりに意味があったのではないか、と思いました。

 なんだかキャラ考察みたいになってしまいましたが、このように考えるとシロッコが独自にMSを開発していたという背景も深まるのではないかと思います。

 ということは、シロッコと同種に近い存在とされるグレミーが、プルシリーズというニュータイプ部隊を組織したのも似たような背景なのかもしれませんね。そういえば、グレミーとプルはどちらもギレンとニュータイプの女性との間に生まれた試験管ベビーであるという説がありますが、もしかして、グレミーの母親=オリジナル・プルなのかもしれませんよ…?
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コメント
コメント
対ソード兵器(ソードシステム)です。
2009/09/03 (木) 22:08:29 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
それにしては性能が足りていないような…
いや本来はもっと凄いシステムを詰む必要があったのかもしれませんね。
タイタニアの制御で運用される3機のMS!みたいな。
2009/09/04 (金) 22:59:48 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
木星船団の独自ナンバーをシロッコが流用したということでしょうかね。

船団としては木星で運用するためのMSを欲していたけど、既存のものではいろいろと不都合があったんでしょう。木星の重力の中でも動かせるMS-これが50年経つとガンダム顔でも問題なくなるんですけど、この時期はまだそうではないですからね。

それに、アクシズへ逃亡したジオン残党のおかげであのあたりは一気に治安が悪くなってそうですし。
2009/09/05 (土) 21:59:43 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
ジュピトリスのMS部隊ってどれくらいあるのか謎なんですよね。
当初からMSを保有していたわけではなくティターンズ参加後に回された装備のようですし、
ティターンズからの供与を受けられなくなったときに備えて開発していたという可能性も考えられますね。
2009/09/06 (日) 18:34:43 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
NTが母性を求めるというか シャア アムロシロッコ カミーユ みな 母の愛が欠けていた感じですよね。 NTの女性
自分と全てを共感してくれる、自分を理解してくれる 理想の母を求めてたんですかね?
2009/09/07 (月) 08:05:11 | URL | ロウ #-[ 編集 ]
そういえばNTでまともな家庭環境の人ってほとんどいないですね。
言葉に頼らずわかりあえたらいいのに、という発想はちゃんと他人に受け止めてもらったことがない人間のそれだと思うのですが、
実際にNT能力が発現する人の因果関係はどうなんでしょうね~。
2009/09/07 (月) 22:44:58 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
まず疑問に思いますが、そもそも木星圏でMSを運用する必要があるのですか?
木星と火星の間のアステロイドベルトはアクシズがあり、ハマーンなどジオン残党(ザビ家)が大量にいますが、木星には敵はいませんよ。

アクシズ以外のアステロイドの小惑星の全てがハマーンに占領されていてジュピトリスが通過する際に危険なのでジュピトリスの護衛のための艦載機として開発されたと思います。

作業用なら戦闘機能は不要だと思いますし、木星の作業と言っても木星の大気からヘリウム(ヘリウム3)を採取するのとジュピトリスの修理ぐらいだと思うのでMSの作業性能がどこまで生かされるかも分かりません。
2009/09/08 (火) 22:14:43 | URL | VIPPERな名無しさん #-[ 編集 ]
んだ。
木星MSなんて開発する必要あんのか?って疑問はありますよね。
しかも技術的には船団出発時のテクノロジーが元となるはずだから、戦争ばっかやってる地球圏のMSとは技術格差が生まれそうな気がするが・・・

シロッコはMSマニアで、どうしても木星でMSゴッコがしたかった
→重力が強いのでどうしてもパワフルなマシンになる
→地球に帰るとパワー合戦になってて、趣味で作ってたMSが図らずして流行の最先端に!

こんなトコでしょうか。あるいは、

用意周到なシロッコは先端技術企業であるアナハイム社にスパイを送り込んでいた
→なんかとんでもねー兵器が開発されてるとかいう噂(ソード)を聞く
→そんなモンが標準化されちゃ連邦軍の支配者への夢が・・・
→帰った時にナメられないMSを作らねば!
2009/09/09 (水) 00:25:42 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
特殊な閉鎖的な空間でNTへの発現を踏まえて
NTがより扱いやすいモビルスーツの運用を
より特殊な空間で 試してたような感じじゃないんですかね?
2009/09/09 (水) 01:56:26 | URL | ロウ #-[ 編集 ]
>VIPPERな名無しさん
仰る通りですね。だからこそ他に木星圏での運用を前提としたMSはクロスボーンガンダムまで出てこなかったんでしょうし。
結局のところシロッコが個人的に作っただけであると思います。
ほら、木星船団って暇なんですよ。きっと…。

>叡天さん
自力でムーバブルフレームまで作っちゃってますからねぇ、シロッコは。
一年戦争の時点で7年後のMS水準がどのあたりかまである程度見当つけてたんじゃないでしょうか。
量産レベルでは難しかったにしてもワンオフならあり得そうです。
でもタイラントソードだと量産されてるのか…。

>ロウさん
シロッコが木星圏でも地球圏と同等の機動力を求めたことは確かですね。
実はシロッコ専用のMS訓練機だったりして。
2009/09/09 (水) 23:33:48 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
木星船団に関して
①船団が運用できるMSの上限が他の勢力に比べ少ない
②中立と言っても連邦・ジオン双方からの攻撃がありえる(海賊名義)
③技術的ギャップ、情報ギャップが大きい
などの問題が大きいと考えられます。
①③より量産性よりも持てる技術の最先端を投入した高性能機を志向します。
①から運用領域に特化した機体も配備します(パイロットも少ないですし)。活動時間増大の為、曲面を取り込んだジオンに近い外形のMSを開発。
②により技術の出元に拘りは少ない。(モノアイ機を製造)
③より量産性度外視(他勢力から導入)しても高性能志向
と考えればジュピトリヌス船内工場製MSが特殊な少数生産期でも納得はいくかと思います。
量産期は通常レベル(最高の量産期を購入)で一部特殊戦機、エース機を船内工場で生産というのもありだと思えます。特殊戦機には文献レベルの技術も投入し、航行中に各種シュミレーションを行う?
2009/09/11 (金) 23:45:26 | URL | T #-[ 編集 ]
木星船団が戦力を必要とするということは間違いないと思います。
問題は本当にシロッコ製MS以外に戦力がなかったのかという点なんですよねぇ。
実はあったが性能が不足していた、あるいは必要性は認識されていたものの戦力を保持していなかったか、
いずれかの理由でシロッコが独自に高性能機を開発するに至った、ということでしょうか。
2009/09/13 (日) 22:43:05 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
マウアーはレコア、サラより優秀そうですが…
そういえばマウアーを引き込めていたら、どんなMSに乗せるつもりだったんでしょうね。ジェリドのガブスレイ、ヤザンのハンブラビはシロッコ専用機の技術検証の意味合いがあるでしょうし。高機動MSといっても攻撃型のメッサーラに始まり、最後は戦闘型のジ・オと次第にシフトしてますよね。

ガブスレイはアームクローで格闘も優秀ですが肩バーニア5×2、腰はサイドまでスラスターと肩や股の可動に若干制限がありスタビライザーの類も無いのでAMBACでZに劣ったのと高出力ビーム砲3門で駆動力が不安定になりやすい点(=攻撃型の比重が大きい)などが敗因に繋がったようです。

一方でハンブラビは変形機構が脚部関節可動の広さに直結&スタビライザー装備がZと共通で推力の低さが響いてくる中間距離ではMA形態でジオングみたいに戦ってますし、近・中距離用の武装も豊富。遠距離の射撃戦の弱さからラムサス&ダンケルはエマに撃たれましたが火線をかい潜ってインファイトに持ち込むヤザンはまさに水を得たエイでしたよね…。

ハマーンすら敗走させたカミーユのZですが、ヤザンとシロッコはバイセンハイパーで倒してるんですよね。Zより戦闘型に特化していてパイロット技量も同等では互角以上には戦えないということでしょうか。
2009/11/09 (月) 08:34:46 | URL | 巨炎 #mQop/nM.[ 編集 ]
マウアーはパラス・アテネに乗る予定だったんじゃないでしょうかね?
さすがにレコアの裏切りは予測していなかったでしょうし。

ガブスレイは直線の推力を重視していますが、ハンブラビは運動性を重視している側面がありますね。
対艦攻撃機と制空戦闘機という関係だったのかもしれません。
2009/11/14 (土) 21:52:14 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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