がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
BWSとHWSからみる第3世代MSと第4世代MSの存在意義
 リ・ガズィのBWSは可変機構をもたないMSに可変機構を疑似的にもたせるもの(=第2世代MSの第3世代化)、と解釈した場合、HWSというのは非可変MSに第4世代MSの火力を与えるものなのではないか?と考えたことから広がった解釈の話をしたいと思います。

 BWSは非可変MSにウェイブライダー形態を取らせるための装備、としても差し支えのないものですが、ポイントはBWSそのものには推進器が搭載されていない、ということです。
 BWSにあるのは武装とプロペラントタンク、あとは主翼くらいです。つまり、リ・ガズィのBWS形態は、推力に限ってみればMS形態と変わらない、ということになります。
 これは、可変MSの売りは必ずしも推力というわけではない、ということにもなるのではないでしょうか。

 可変MSはスペック上推力が高めであることが多いですが、GPシリーズの方が推力が高かったりもします。また、SガンダムのBstモードが変形機構を持たないことから考えても、単純に推力重視の機体にしたいのであれば、そこに可変機構が必要になるわけではありません。
 BWSの話に戻ると、MS形態に比べて強化されているのは火力と、稼働時間です。長時間推力を全開にし、高火力の一撃を叩きこむ、というのがコンセプトであると考えられます。宇宙空間の場合、スピードは加速している時間がどれだけあるかで決まりますから、瞬間的な推力よりも、どれだけ長い間加速していられるかのほうが重要なんでしょうね。
 そう考えた場合、宇宙での運用を前提とした可変MSについても、同様のコンセプトが取られることが多かったのではないかと思います。

 火力に関しては、ハイパーメガランチャーのような外付けの装備を装着することもありますが、多くの場合はジェネレーター直結型の内蔵ビーム砲で確保している場合が多いような気がします。ガブスレイにしろ、ハンブラビにしろ。またMS形態では手持ちで運用する火器を、MA形態では機体に装着することで直結式と同等の火力で運用できるというケースもあります。
 しかし推力の場合、外付けのブースターを用いて稼働時間を延ばすという例はあまり多くありません。どのようにして推進効率を高めているのかというと、そこに変形する意味があるのではないかと思います。
 MSは、近距離戦での運動性を確保するために、機体の推進器を各方向にばらけて装備している…と思います。主推進器は大抵背部と脚部ですが、その他に肩や胸部・腰部などにも配置している場合が多いです。これらの推進器は、おそらくは燃料もそれぞれのノズルごとに確保されているのだと思います。
 可変MSの場合、これらの各所に装備されている推進器を一か所に集めることができます。それにより何が起きるかと言うと、機体によっては脚部や背部に匹敵する推進器を全て同じ方向に向けられる、ということです。物理的なことはよくわからないのですが、推進器を1か所に集めたからと言って推力が倍増するわけではない、ということはよく聞きます。しかし、推力が増えなくとも、例えば(極端な話ですが)バックパックと脚部の推進剤を使い切ったとしても、まだそれ以外の部分の推進器を使えるということにはなります。つまりは、可変MSが推進器を一か所に集めるのは、推力を高めるためではなく、推進力の持続力を高めるためなのではないか、ということです。
 本来複数方向に向けて確保されている機体の推進能力を全て一方向に向けるということは、通常のMS形態の主推進器のみで一方向へ移動するときよりも長時間推進力を持続させられるはずで、マリオカート的に言えばキノコ一つよりキノコ三つの方がいいよね、という話です。

 このような運用法を取る場合、可変MSはビグロのような高速一撃離脱型の攻撃機として使用されることになります。これは、第四世代MSがサイコミュや高出力ビーム兵器を搭載していることから考えても、基本的にMSにMAの機能を付与する、ということが当時のMS開発のトレンドだったのではないかと思います。要するに、第三世代・第四世代MSというのは、「MSのMA化」がコンセプトだったということです。
 では、第三世代MSと第四世代MSの差はどこにあるのかといえば、一つは根本的な出力ということになると思います。第三世代MSは可変MAに比べると出力が劣りますが、第四世代MSは可変MAに匹敵する出力を持っています。ZZガンダムやゲーマルクは、高性能のメガコンデンサーの搭載により高出力を実現したという設定になっていますが、このコンデンサーの進歩が第四世代MSの条件なのかもしれません。
 もう一つは、必ずしも可変機構が必須となっていない点です。ZZガンダムは可変機構を持っていますが、ネオジオンのMSなどはむしろ可変機構を持っているMSの方が少ないと言えます。
 このことから、第三世代MS=可変機構の付与によりMA的な運用が可能となったMS、第四世代MS=可変機構の有無にかかわらずMA的な運用が可能となったMS、と定義づけられるのではないかと思います。
 これは運用面で言えば、第三世代MSはMS的運用とMA的運用を変形という形で切り替えることができる兵器ですが、第四世代MSはMSとMAの能力を同時に満たせる兵器ということになります。汎用性を高めたMAと言っても過言ではないかも知れません。前者は複数のミッションを少数でこなせる機体、後者は一つのミッションを単機でこなせる機体ということになるでしょうか。

 …ということで、HWSに戻ります。これは高火力とそれに必要なジェネレーター類を増設する装備であると思うのですが、やはりそれは第四世代MSとしての機能を与えるものなのではないかと思います。
 つまり、BWSやHWSは、第二世代MSに増加装備を装着することで、第三世代、第四世代MSの機能を代替することを目的とした装備だったのだろう、と考えます。逆にいえば、それだけ限定的な状況でしか第三世代以降のMSは必要なかったということなのかもしれません。

 というわけで、ジェガンをベースにしたBWSやHWSの装着型というのがあり得るのではないかと思ったのですが、どちらにしても素体の基本スペックは必要だったのではないかと思います。BWSなんかは推力の増加はないので、本体に一定の推力が要求されるのでしょうし。
 そう考えると、通常配備のジェガンとは別に、BWSやHWSの装備を前提としたマルチロール型の機種があってもよいのではないかと考えます。例えば量産型νガンダムがそうだったのかもしれませんし、あるいは仕様が謎なRGM-91Sという機種がそれにあたるのかもしれません。
スポンサーサイト
コメント
コメント
一年戦争から続く「フルアーマーオペレーション」の流れにBWSやHWS(LAS)も含む…と言えるのかなぁと
ジムⅢで行われた「近代化改修」を、より高度なフルアーマーシステムで行うってのが根幹にあったのやも
2009/08/25 (火) 00:05:10 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
>ジェガンをベースにしたBWSやHWSの装着型
HGUCジェガンを組み立てつつ丁度妄想してたネタでございます
BWSは無理でもHWSなら行けると思うんですが、なんかスタークジェガンと大差ない気がするという…
2009/08/25 (火) 00:29:51 | URL | わんこ #KnHW2vQ.[ 編集 ]
>わんこさん
きっとスタークジェガンはHWSにしようとしたけど、
ジェネレーター出力が足りなかった例なんだろうぁ。

ここで注目したい機体はジェガンの上位機種であるジェスタでう。
NT専用機以外を駆逐するというコンセプトからは、
第四世代機も相手として想定する必要があります。
この重装タイプであるジェスタキャノンにはビームキャノンが追加されていますから、
充分なジェネレーター出力が確保されていると思われます。
2009/08/25 (火) 09:00:02 | URL | ゼロウ #-[ 編集 ]
>コンラッドさん
MSの戦闘力を戦艦レベルに引き上げるという発想は、第四世代MSに通じるものがありますね。
第三世代MSはどちらかというとGパーツに近いのかも。
奇しくもZZガンダムは双方の特徴を併せ持っているわけですね。

>わんこさん
そこは自分もジェガンとνHWSを並べて思いついたんです(笑)
スタークジェガンは実弾重視で本体の出力に影響を与えない装備なんですよね。
ゼロウさんが仰るようにそこがHWSとの違いなのかなという気がします。

>ゼロウさん
ジェスタは当時の非可変MSの中では最高峰の機体のはずなので、
それこそMSVみたいな企画でHWSやBWSの仕様が設定されてもおかしくないですね。
アニメ化するし、その辺も期待したいです。
2009/08/25 (火) 23:35:17 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
実際にBWSを積んでいたリガズィが後にリゼルとなったように、ジェガンベースの第三世代MSの運用を行う機体は結局廃案になってしまったのかもしれないですね。

出力のこともあるでしょうけど、やっぱりジェガンの構造を変化させる必要がある分、それなら分けて別機種で運用した方が結果的に効率が良かったのかもしれませんね。

すでにこうした運用のできるMSとしてZ系は評価されているようですし。
2009/08/27 (木) 20:29:13 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
リゼルはSFSとして運用できることから採用されたということですが、
SFSは現場についたら用済みですし、BWSも切り離したら再合体できなかったということから、
基本的に兵器を乗り捨てるような使い方が評価されなかったイメージがありますね。

もしBWSという形で開発が引継がれているなら、
何らかの形で分離再合体ができるようになっているのかなと思います。
リ・ガズィカスタムみたいに。
2009/08/28 (金) 00:35:14 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
第三世代モビルスーツについて
>可変MSの場合、これらの各所に装備されている推進器を一か所に集めることができます。それにより何が起きるかと言うと、機体によっては脚部や背部に匹敵する推進器を全て同じ方向に向けられる、ということです。

これについてのより詳しい説明が旧HGのZガンダムかZZガンダムの説明書に出てました。
今、手元に現物が用意できないので詳しいことをきちんと述べられないのですけどね。
もし、手に入れられていらっしゃるなら参考にしてください
2009/12/09 (水) 23:00:36 | URL | #-[ 編集 ]
あー、HGのZとZZは持ってるんですが実家に積んであるんで、
今度年末に帰省したらもう一度じっくり読んでみます。
情報ありがとうございます。
2009/12/10 (木) 20:31:17 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
フィードバックを受けた記事を楽しみにしています。
また、クワトロとカミーユが出てくるやつのコメント欄にmk-Ⅱの装甲に関する議論があったと思いますけれど、それも旧HGにて解説されていたと思います。
旧HGの説明書は本当に宝の山ですよ。
伊達に保存版と銘打ってるわけじゃないです。
2009/12/10 (木) 23:48:54 | URL | #-[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 がんだまぁBlog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.