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ゴッグとズゴックが両方採用された理由
 ジオンの水陸両用MSといえば、ゴッグとズゴックが双璧を成していました。両機はそれぞれツィマッド社とMIP社が開発したという設定になっています。また、これらのMSは(アッガイとは違い)既存のMSの流用が利かない、新規設計のMSです。
 資源に乏しいはずのジオン軍が、宇宙用、陸戦用に続いて水陸両用という新たな枠を新規で設けた上に、異なる企業が開発した2機種を並行して運用したのは何故だったのでしょうか。

 まず確認しておきたいのは、水陸両用MSにも「第一期」と「第二期」があるということです。

 水陸両用MSの第一期は、MSM-02とMSM-03が競作の形で開発されています。これはどちらもツィマッド社が開発しており、企業間の競作ではなくコンセプトの面での競作だったのではないかと思います(ただし同じ企業であっても開発チームは異なるのでしょう)。
 MSVハンドブック2によるとMSM-02はザクマリンタイプの面影を残しており、また03よりも地上戦を意識した設計だったとのことですが、実際に採用されたのは新規設計のMSM-03であったということは、ザク系の流用によるコスト削減よりも新規設計による性能向上の方が効果が大きいと判断されたのではないでしょうか。
 なお、同資料によると「どちらも少数ずつが先行機の形で生産され、03タイプが後期型になった時点で、02タイプは生産中止となり、03へラインをゆずり渡した」とあります。MSVにはこの03の「後期型」という表現が出てくるのですが、同じ資料のゴッグの解説に「先行期間より2ヶ月を経て、量産型が生産され」という記述があるため、恐らくは後期型=量産型であると考えられます。

 そして、水陸両用MSの第二期としては、ズゴックが挙げられているのですが、ズゴックは本来MSM-04となるはずだったものが、開発が遅れてMSM-07になったとされています。要するに、ゴッグのすぐ後に開発が始まったにも関わらず、型番を取得したのは04、05、06の機体が埋まった後だったということですね。
 このことから、実際にMSM-04の型番を与えられたアッガイはズゴック以後に開発が始まり、ズゴックよりも早くコードの承認を受けたということになります。
 時期的に考えれば、おそらくアッガイもズゴック同様第二期水陸両用MSであったと考えられます。しかし、競作関係だったという記述は見当たりませんので、両機は並行開発であったということになります。実際、アッガイの部隊を率いていたのはシャアのズゴックでしたし。
 アッガイは、訓練用や偵察用にしようされていたとされ、どちらかというと後方支援向けに作られた機体だったようです。ザクの反応炉等を流用してコストを重視した設計になっているのも、元々前線にでる機体として開発されていたわけではなかったからなのかもしれません。
 一方で、アッガイはアッグシリーズと呼ばれるバリエーションを生み出していますが、これについてはMSVハンドブック2において、陸上での性能が大いに評価されたためだとされています。
 しかし、陸上での性能といえば、ズゴックも評価されている機体です。それでもズゴックがアッグシリーズのベース機にならなかったのは、開発が遅れていたことと換装の柔軟性だったのではないかと考えられます。実際、ジャブロー攻略用にはズゴックの亜種であるゾゴックも採用されていますし、いずれにせよズゴック系とアッガイ系は地上での性能が高かった水陸両用機だったと言えるのではないでしょうか。

 さて、ズゴックはゴッグの後期型と同じ生産ラインで量産されたとされています。後期型ゴッグ=量産型ゴッグであることから、事実上ズゴックとゴッグは同じ生産ラインで量産されていたことになります。外観からはあまり想像が付きませんが、とりあえずラインが同一であるということから、生産工程上は2機種の同時運用はそこまで問題ではなかったようです。
 一方で、ズゴックはゴッグのデータを反映しているとされ、性能面ではゴッグを遥かに上回るとさえ言われています。このことから考えると、ズゴックはゴッグの上位互換だったのではないか…と思えます。だからこそ、第一期と第二期という区別がされているのでしょうしね。

 つまり、ズゴックとゴッグが同時運用されていたのは、単に新型と旧型の関係だったからであり、ザクIIが配備された後もザクIを配備した部隊があった、というのと同レベルのものだったのではないかと言えるのです。
 このように考えると、ハイゴッグというのはズゴックにラインを全て奪われないためにツィマッド社が開発したゴッグのアップデート版だったのではないかと思えます。ゴッグ<ズゴック=ハイゴッグという感じですね。

 では、アッガイというMSは何故採用されたのか?という疑問が生じますが、これはズゴックと特徴が似通った上で、コスト等に勝る機種だったということを考えると、単純にズゴックはコストが高く数を揃えられず、それをカバーするために開発されたのではないかと考えることが出来ます。あるいは、ハイゴッグもそのような位置づけだったのかもしれません。
 潜水艦隊でズゴックをメインに配備したのはグリーンサイレンだけだったとのことですし、ズゴックは生産数があまり多くなかったようです。ジオンの水陸両用MSの編成は、ゴッグからズゴック+アッガイのハイローミックスへと変更される予定だったのではないでしょうか。

 となると、ハイゴッグに関しても、やはりズゴックへの対抗機というよりは、アッガイへの対抗機だった可能性の方が高いのかも知れません。単純に、サイクロプス隊がズゴックE+ハイゴッグ3機という編成だったからなんですけどね。
 ゴッグ→ズゴック+アッガイ→ズゴックE+ハイゴッグ、という順に水陸両用MSの運用が変化していったと考えると、劇中の運用と比較しても整合性が取れそうです。

 というわけで、「ゴッグとズゴックが両方採用された理由」は「ズゴックはゴッグの後継機」だったから、しかし結果的に「ゴッグはハイゴッグとしてズゴックの支援機に生まれ変わった」ということなのではないか、という話でした。
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コメント
コメント
確かにゴッグ・アッガイ・ハイゴッグはそれぞれ、腹部メガ粒子砲やミサイルランチャー、ハンドミサイルユニットと砲戦仕様なようですし、ズゴックは上陸後も運動性が高く、格闘戦が得意みたいですね。

GMのお腹を貫いたのはもちろん、小型ホバークラフトを叩き潰すほどに、格闘戦が得意みたいです。ゴッグもハンマーをキャッチしたりしているんでなんともいえませんが…
2010/01/27 (水) 19:08:34 | URL | #SFo5/nok[ 編集 ]
ゴッグは水中戦重視、アッガイとズゴックは陸戦にも十分対応というのが一般的な評価のようです。
そう考えるとハイゴッグはより陸戦に対応したタイプのゴッグとも言えるんでしょうね。
2010/01/28 (木) 23:50:12 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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