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ガンダムネタだけを語るブログです。
Zガンダムの通史を文章化する:第一章(2)「紛争の予兆」
 久しぶりに続きを。一応「グリプス戦役は何故起こったのか」ということがクリアに説明できるようにできればと思って書いてます。

 30バンチ事件以降、反政府運動家たちはティターンズの武力に対する防衛手段を考える必要が生じた。そのために、連邦軍内の反ティターンズ派との接触を図った。ティターンズが脅威であるなら、ティターンズが出動する事態を起こさなければいいのである。30バンチ事件の際は、現地の連邦軍がティターンズに連絡したために悲劇が起きた。ならば、現地の連邦軍と内通し、虚偽の報告をさせればそれで済むのだ。
 幸い、ティターンズが連邦軍内で権限を拡大し、横暴が目に余るようになったことで、正規軍のティターンズへの反感は強まっていた。これは政府内でも同様で、ティターンズを支援する議員を敵視する政治家も少なからず増えていた。
 このような状況の中で、軍と政府に通じた人間が反政府運動に接触した。それが、ブレックス・フォーラである。

 ブレックス・フォーラが反政府運動と繋がったことにより、政府・軍・市民は1つのラインで繋がり、エゥーゴと呼ばれる組織が発足することになった。
 これにより、市民活動をエゥーゴ派の連邦軍が守るという図式が生まれ、ティターンズによる反政府運動の検挙は減少する。このことはティターンズに、連邦軍内部に敵がいることを気づかせることになる。

 エゥーゴが軍内部にいるということを知ったティターンズは、一層正規軍との差別化を進め、軍備の調達から情報管理まで、完全に独立した組織を築いていく。一方で、このティターンズが定めたルールにのっとって連邦軍が動くよう、総帥であるジャミトフ・ハイマンは制度改正の働きかけをはじめた。
 これにより、エゥーゴ側の連邦軍が独自に動くことは厳しくなることが予想された。保守派を牛耳っているジャミトフには、政治的な手段で対抗するのは難しく、実力行使も選択肢に入れざるを得ないことになった。つまり、連邦軍内での内乱を起こすということである。

 最新鋭機の調達をティターンズにより制限されている中で、エゥーゴは独自の軍備を調達するためにアナハイム・エレクトロニクスに接触した。クワトロ・バジーナの仲介があったことで交渉は一気に進み、全面協力が確約された。
 その一方で、連邦軍からの受注が大幅に減少していたアナハイムでは、エゥーゴに協力する代わりに新たなMS開発計画の発注を依頼。後に「Zプロジェクト」と呼ばれることになる計画がスタートした。

 当初はティターンズへの反抗のための反政府運動の黙認という形で動いていたエゥーゴ派の連邦軍であったが、ティターンズとの対立が鮮明になることで純粋な軍内部の対立としての図式が濃くなり、またアナハイムの思惑が入ってくることでMS開発競争としての意味合いも持つようになるなど、事態は徐々に複雑化していった。

 宇宙と地球、どちらの復興を優先させるべきかという論争は、連邦軍内の主導権争いと、それに付随する兵器開発競争へと発展していったのである。
 この図式は、エゥーゴによるティターンズ製新型ガンダムの奪取、という事件から完全に浮き彫りとなるのであった。

次回 第一章(3)ガンダム強奪
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