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ガンダムネタだけを語るブログです。
ケンプファーは何のために開発されたのか
 MS-18ケンプファーは、いまいち開発コンセプトが見えてこない機体です。E型が強襲型であることははっきりしていますが、じゃあYMS-18も同様だったのか、ビーム兵器を装備するというF型もそうだったのかというと、疑問符が付きます。
 そもそも、ゲルググという主力MSがあり、またその次の主力MSとしてもペズン計画が進められていた中で、何故ケンプファーというMSが開発されたのでしょうか。

 そのあたりを考えてみたいと思います。

 ケンプファーは設定が明確になっている分、あまり解説にブレがなく、資料によって変な記述があるということが少ない機体です。
 ここでは、まずE型の設定を考えてみます。このE型ケンプファーが強襲用であり、装甲を犠牲にして機動力を極限まで強化した機体であるということは間違いありません。ところで、このケンプファーは「何を」強襲しようとしていたのでしょうか。
 ケンプファーはご存知の通り装甲が薄く、アレックスのガトリングガンでボロボロにやられてしまいました。これでは、戦艦の対空砲火の中に突っ込んだら一瞬で蜂の巣でしょう。つまり、対艦用ではないのではないか…と考えられます。
 そう考えると、じゃあ対MS戦用なのか、という話になります。いわゆる戦闘型というやつです。装甲が薄い戦闘機というと、ゼロ戦が思い浮かびますが、まさにそんな感じなのではないでしょうか。

 ケンプファーのみの設定を漁るとなかなかそれっぽい記述が出てこないのですが、ガーベラ・テトラの解説には、ギャンやケンプファーに近い機体、という記述を見出すことが出来ます。正直言ってこれを初めて読んだとき、ギャンとケンプファーって全然違う機体なんじゃないかと思ったんですが、これを「ビームサーベルを主体とする格闘戦用MS」ではなく、「対MS用の戦闘型MS」と考えると、確かに両機を結びつけることが出来ます。
 そして、ガーベラ・テトラの元となったガンダム試作4号機は、「対MS戦最強」をコンセプトに開発されたとも言われています。要するに、最強の駆逐戦闘機として開発されたということです。そう考えると、ケンプファーもそれに近いコンセプトだったのではないか、と想像できます。

 ケンプファーは統合整備計画ベースで開発された機体です。この計画は、複数種混在するジオンのMSを、ザク型・ドム型・ゲルググ型・水陸両用型の4種に統一するものであったと以前考察しました。その4種の中で考えると、ケンプファーはザク型に分類される機種であると言えます。いくつかの資料ではザクがベースであるとされていますし、機体のボリュームから見てもドムやゲルググに類する機体とは言えません。
 となると、ケンプファーは「ザク系の戦闘型MS」だったのではないかと考えられます。基本的にザクが攻撃機だったのに対し、同種の対MS型として設計された機種であるということです。
 同じ考え方で、ガルバルディは「ゲルググ系の戦闘型MS」であったと考えることが出来ます。MS-17計画とMS-18計画というのは、共にゲルググとザクの基礎フレームをベースにした対MS用MSの開発計画だったのかもしれません。

 ケンプファーはシルエットとしてはやや異色のMSですが、それはギャンとは違ったアプローチで、対MS戦を考慮した設計に挑んだ結果だったのかもしれません。直系の後継機がほとんどないので、あまり評価はされなかったようですが。
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コメント
コメント
強襲するのは敵拠点と考えていいと思います。
司令部とか劇中まんまの研究開発施設、生産施設などなど・・・
当然防衛部隊がいる場合が多いので、そこをハリネズミ武装と機動力で強引に押し通り襲うのがE型。
装甲が薄いのはビーム兵器には生半可な装甲など意味が無いので避けに徹したってところもあるでしょう。
戦艦の対空機銃なんかはそんなに当らない(追い散らす程度のもの)気もするんで艦隊旗艦だけを狙って突撃ってのも強襲ぽい。

チェーンマインとヒートロッドは似てるし、もともと宇宙用グフ的なイメージでデザインされた(設定じゃないですが)となんかで読みました。

飛行機の軍事利用は偵察が初めの可能性があります。気球なんかは砲兵のための観測に使われましたし。
2009/06/18 (木) 00:41:00 | URL | T #LkZag.iM[ 編集 ]
もちろん敵拠点への強襲というのは目的に含まれていると思います。
ただ対空砲火が無限に飛んでくる要塞なんかを相手にするのは難しいかなとも思います。
艦隊旗艦狙いくらいなら出来ると思いますが、
特定目標狙いなら威力の高い一発の武器があればいいわけで、
あれだけの武装を装備できるというのは、それだけ複数の敵を連続して撃破することを想定していると思いたいところです。

宇宙用グフというポジションは確かにそうなのかもしれませんね。
一気に突っ込んでいって近距離で敵機を撃破するイメージでしょうか。

航空機の軍事利用は確かに偵察が最初かもしれませんね。
直接戦闘での軍事利用、と置き換えていただければ。
2009/06/19 (金) 19:53:36 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
現用攻撃機と戦闘機を比べた場合でも攻撃機の方が重装甲ですので、軽装甲化=戦闘型に特化という方向なのは間違いないかなと思います。

それ以外の軽装甲化は後方支援機化という事になりますので、それはちょっと違うかなと。

後考えられるのは、敵後方深部に突然現れて撹乱する「浸透戦術機」ですかね?
基本無補給ですので装甲防御よりも機動防御を優先しますし、多量の兵装も納得できます。
さらに重力区の町工場であっという間に組み立てられるのはかなりの脅威かと思います。
2009/06/22 (月) 17:44:52 | URL | 人型生命Q #-[ 編集 ]
なるほど、浸透戦術機ですか。
後方のコロニーで密かに組み立てて、
敵陣内から攻撃を仕掛ける運用と考えると、
劇中の運用どおりになりますね。
2009/06/22 (月) 20:32:59 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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