がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
MS-06Gの話
 MSV-Rにより詳細な設定が追加されたMS-06G「陸戦高機動型ザク」ですが、これにより従来からあった設定についても整理できそうです。

 というのも、何が大きいかと言えば、それは「ジオニック社製」であると設定されたことなんですね。

 MSV当時のG型にあった設定は、脚部補助推進器の追加により地上での移動力を向上させたタイプ、というものでした。これに加えて、グフと同時期にグフと同等の性能をザクベースで実現させた機体(超意訳ですが)、という設定が付与されたことになります。

 これにより、明確に矛盾した記述が発生しました。それが、コミックボンボンスペシャル「SDガンダム カラー完全大図解」でのG型ザクの記述です。参考URLは汁魂様。
 同書籍の記述によると、MS-06Gは「脚部スカート内部にバーニアを搭載」し、「グフ試作実験機とともに作られた」とされています。しかし、MSV-RのG型ザクは脚部にスカート(という表現が正しいのか、凄く微妙なんですが、ドムや06R-2の脚部のことでしょうか)らしきものはありませんし、グフ試作実験機、すなわちMS-07C-5ではなく当初のグフ(おそらくYMS-07)と並行開発されていたものです。完全に矛盾した記述であると言えるでしょう。

 しかし、これは裏を返せば「ホバー移動が可能なG型」は完全にMSV-R版とは別機種である、ということが明確になったとも言えます。当初より、グフと同時期の06G-1と、ホバー移動可能な06G-2があるんじゃないかと言ってきましたが、ここで重要なのが、「SDガンダムカラー完全大図解」では「グフ試作実験機とともに作られた」とされていることです。
 グフ試作実験機はプロトタイプドム開発のためにグフベースで1機のみ試作された機体であり、MSVコレクションファイルでは、ツィマッド社製の実験機であったとされています。このような機体と「ともに」開発されたと言うことであれば、「SDガンダムカラー完全大図解」版06Gは、明らかに「ツィマッド社が開発したザク」であるということになります。
 つまり、MSV-R版の06Gをツィマッド社が独自に改良し、ホバー移動ができるようになったのが「SDガンダムカラー完全大図解」版06Gなのだろう、ということです。この06Gには、「のちの地上用モビルスーツの基本となった」という記述もありますから、ドム以降の地上用MSの基本構造のベースとなった機体であったと考えられ、要するに07C-5がグフベースのドム実験機であったなら、この06Gはザクベースのドム実験機であったということになるのでしょう。
 これは、MSV-Rで06Gがジオニック社製であると明言されたためにより浮き彫りになったもので、それまでは、06G全体がツィマッド社製のバリエーション機であるという解釈も可能だったのですが、ここで改めてホバー移動可能なタイプのみがツィマッド社製であると言い切ることが出来るようになりました。

 この結果、小説版「コロ落ち」に登場する、ホバー移動が可能なように改造されたザクが、ツィマッド社製の06G改であるという推測も可能となりました。もちろん、ガンダム短編集掲載の長城戦線配備機である「銀狼」も。

 さて、この06G改(仮称)が、どのような外見であったかということについてですが、色々な事情から06R-2に酷似していたと考えるのがベターというか基本かなと思うのですが、ここで重視したいのが、この06G改が「のちの(ドム以降の)地上用モビルスーツの基本となった」とされている点です。
 そもそもドム以降に地上用MSなんてさほどないのですが、それはさておいて07C-5と並行開発されていたこの機体が「基本となった」としていることから、実は07C-5の方は「基本とならなかった」ということになります。また、07C-5の外見は、ドムよりもプロトタイプドムに近いものとなっています。一方で、プロトタイプドムと量産型ドムは、かなり外装に変更を加えられています。
 このことから、実は06G改は、外見的には量産型ドムに近い形状だったのではないか?と推測することが出来ます。MS-07C-5→YMS-09であるなら、MS-06G改→MS-09となるのではないかということです。
 つまり、どちらかというと06G改は、外観上は06RD-4に近い機体なのではないかと思うのです。あるいは、06Zの下半身みたいな感じであるとすると、SDでの06Gのイラストの印象に多少近くなるのかなとさえ思ったりします。
 06Zは、いくらジオングの母体になった機体だったとはいえ、どう見ても下半身はザクよりドムに近い形状をしています。ドムの身体にザクの頭だけつけたんじゃないかってくらい違います。実はこれ、下半身においては06G改の流用(ドム→リックドムのように)だったのかも…しれません。もっともその場合、ツィマッド社の実験機がジオニック社(ですよね?)の06Zに流用されるという事態になってしまうのですが。

 いずれにせよ、MSV-Rとして「グフと同時期に開発した陸戦高機動型ザク」が設定されたことで、「ツィマッド社が開発した陸戦高機動型ザク試作実験機」という派生型が必然的に設定されたことになる、という話でした。
スポンサーサイト
コメント
コメント
「戦慄のブルー・高山コミック版」にもG型らしき脚部改造ザクがいますし、G型好きやね高山氏(w

V型とかW型とかと同じく、現地改造認可機種が複数あったと考えた方がロマンが広がりそうです。
MSV-RのG型は、たまたま確認出来た1機種であったと。
2009/05/23 (土) 21:51:41 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
MS-06Zの原型機はMS-06Fとの記述がメカニカルファイルにされておりまして、その中で「使用されたのはメインフレームぐらいのもの」「歩行ユニットは降着用の用途しか持たず、宇宙空間での使用には、事実上の用はなさなかったと思われる」とも記述されてる所から、歩行ユニット部分(下半身)は、増大した上半身重量を支える事が出来る適当なものをとりあえずつけて見たとも考えられます。
つまり、たまたま放棄されていた地上用試作機の下半身を流用したとも取れるわけで・・・。

そしてビショップ計画はキシリア主導ですので、先行量産のドムの配備をキシリアが握っていた可能性が高い事から、06G改の最終所在地がキシリアの息のかかったところの可能性は非常に高い事と重ねると繋がりそうです。
2009/05/24 (日) 02:00:28 | URL | 人型生命Q #-[ 編集 ]
>とっぱさん
ザクの地上での移動力というのは課題が大きかったようですから、
各地であの手この手の改修が行われたんだろうなとは思います。
その中で、G型として承認されたモデルとされなかったモデルがあったのかもしれませんね。

>人型生命Qさん
なるほど、ビショップ計画を軍部主導と考えれば問題はさほどないですね。
いずれにせよこじつけではあるのですが…
2009/05/24 (日) 21:36:30 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
SD版の設定、残るといいんですけどね。

残るのを前提にした、ツィマッド社製の高機動型陸戦ザクまでの流れは、私の考えとほぼ同一ですね。

ただ、私は「後の地上用MSの基本となった」のは外見ではなく、機体構造や推進装置の配置等の内部的なものだと考えるんですよ。
07C-5が脚部の補助推進装置(プラズマジェット?)を放射状に配置しているのに対し、09系は、脚部スカート内の前方への推進装置(熱核ロケット)+足裏の浮航装置(熱核ジェット)に分かれています。07C-5の足裏についての設定はありませんが、ホバー走行するのに必要な脚部フレアが無いことから、そのような機構ではなかったのではないかと思います。
そうすると06G(改)は06R-2っぽい脚部フレアを持つなら、何とか脚周りの推進ロケット+足裏のホバーが可能なんじゃないかと思います。脚部サイドのバーニアは姿勢制御用かもしれないので、その点は09系とは異なりますが。

ところで、戦慄のブルー漫画版に出てくる脚部推進力強化型ザクは、どちらかというとMSV-R版に近い運用ですよね?
2009/05/25 (月) 02:24:12 | URL | paamaso #-[ 編集 ]
プロトタイプドムも脚部スカートはないんですよ。
07C-5とYMS-09は構造面でも近いレイアウトです。太さが違いますが。

ブルー漫画版のは、ガチャポンイラストの06Gの脚部を意識したデザインですね。
推力を強化したタイプと言われてました。
2009/05/26 (火) 21:14:35 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
時期的な問題があるとは思うのですが、
高機動型ザク(R-1A)のスラスター類には
ツィマットも関わっているようなので、
07C-5みたく06Gもツィマットがジオニックから
機体を借りて作られたとしても良い気がします。
2009/05/27 (水) 00:36:53 | URL | カセクシス #0Auklr8M[ 編集 ]
07系列について調べていましたら
MSVで面白い記述がありましたので少しだけ。
それによるとMS-07はグラナダとキャリフォルニアベースで主に生産されたとなっています。
そこで突飛な案ですが、MS-07C5はグラナダで開発され、MS-06Gはキャリフォルニアベースで開発されたというのは同でしょうか?
熱核ジェットも陸戦ザクもキャリフォルニアベース以外での研究は記述されていませんので、本国研究のYMS-09開発はグラナダのMS-07C5で行い、地上に降ろされた後研究の進んだMS-06GやMS-07Hと統合されたとか如何でしょうか?
2009/05/27 (水) 03:42:11 | URL | 人型生命Q #-[ 編集 ]
>カセクシスさん
部品レベルの発注と機体そのものの確保はまた別問題かなとも思うのですが、
委託生産とかもしてたのであればその可能性はありますね。
06Rは一つの工廠だけで生産されていたわけではないようですし。

>人型生命Qさん
YMS-09が本国で開発されていたことを考えると、
07C-5も本国で開発されていた可能性があり、
同時に開発されていた06G改も同様であった可能性があります。
06G改が宇宙で開発されたなら、06R系や06Zの部品流用が行われてもおかしくないのかなと思います。
当初のグフは宇宙で開発されたわけですし、それと同時期に開発されたMSV-Rにおける06Gも同様だった可能性の方が高いのかなと。
2009/05/29 (金) 23:57:33 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
残念な事ですが、
もしSDのシール記載を採用するならば、MS-06Gは地上で改修されたと記載されてるのです。
そのためYMS-09やMS-06Zとの絡みは少しひねりを加えないといけなさそうです。
2009/06/01 (月) 19:18:57 | URL | 人型生命Q #-[ 編集 ]
SDのシール記載は「改修」って言葉なのが気になりますね。
MSV-Rの設定だと生産ラインをもっていたようなので、
新規生産の機体と現地で(F型→J型のように)改修された機体があったということなのかもしれません。
必ずしも、全機地上でとは断定できないのかなと思います。そして宇宙で生産されたとも断定できないのですが。
2009/06/03 (水) 23:54:01 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 がんだまぁBlog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.