がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
月初のガンダム以外の話「投票率を上げるには?」
 選挙が近づくたびに、「皆さん選挙に行きましょう」的な啓蒙活動が各所で見られるようになります(2ちゃんねるでさえ…)。たぶん今年確実にある衆議院議員選挙でも見られるようになるでしょう。
 しかし、結局投票率はたいして上がらず、「投票率が低い、嘆かわしい」「とくに若者の投票率が…」なんて話が新聞やらテレビやらで言われるというのが、いつもの流れです。

 でも、これ当たり前だと思うんですよ。だって、本気で投票率上げたいと思ってる人、いないでしょ。

 人が行きたがらない場所に、「とにかく行け」「いいから行け」「よくわからないけど大切なものだから迷わず行け」っていうだけで人が集まるのであれば、どんな店もどんなイベントも満員御礼なわけですよ。結局、誰も「人を選挙に行かせるための方法論」ってものを持ってないんです。投票率が上がるわけがありません。

 もっとも、口では選挙に行くべきと言いながら、実際は投票率が上がらない方が都合がいい、という見方もあります。投票率が下がるということは、固定票の割合が高まるということですから、固定票を確実に保有している政治家にとってはその方が当選する確率は高くなると言えるからです。
 固定票を確保すれば勝てるわけですから、政治家はみな固定票だけを確実に稼ぎに行きます。そうなると、ますます一般大衆から目をそむけた、一部の層へ便宜を図るだけの人たちだけの集まりになってしまう…という悪循環に陥っているのが、ここ十数年の流れなのかなと。

 とはいえ、小泉時代の選挙で、マスコミ使って浮動票も集めたら選挙で圧勝できる、という事例がもたらされましたので、その後は浮動票も重要だということでマスコミ使ったアピール合戦が始まったという側面もあるのかなと思います。その結果今度は参議院で民主党が圧勝したわけで。
 しかし、自民党の圧勝と民主党の圧勝は、全く質の異なるものです。自民党の場合は、小泉純一郎という人間の個性によるものでしたが、民主党のそれは、「自民党よりマシ」と思わせるイメージ戦略によるものだったと思います。いずれにしろ、根本的な政治への無関心の解決策になっているわけではありません。

 じゃあどうすればいいのか、ということになるんですが、結局のところ今の政党でそれを解決することは不可能だろう、と思います。どの政党も、既存の地盤だけに頼りすぎているように思うからです。
 高齢者のほうが投票率が高いというのも、結局のところ昔から投票している習慣がついているからというだけでしかなく、今の政治に何らかの期待をもって投票しているわけではない、と思います。
 そもそも、選挙の時だけ一般大衆にアピールしている政治家が、普段何をやっているかと言うと、自分たちを確実に支持している人々=固定票の元になる人々、にとって都合のいいように議会に働きかけようとしているだけであると感じます(これは推測ではなく、少なからず複数の議員の仕事ぶりを見たことがあるから言えることです)。中には本気でこの国を良くしようとしている政治家もいるでしょうが、多数派の政治家というのはまず利権政治ありきです。
 でも、それって当たり前のことだと思うんですよ。政治家の仕事は選挙に勝たせてもらう代わりに、勝たせてもらった人たちのために政治を動かすことなんです。相互関係としてはごく自然な話です。そこに金を積むという行為が絡むから不正になってしまうだけであって。
 で、基本的に不特定多数のため便宜を図るなんてことは不可能なんです。一人一人の要求なんててんでばらばらで、相互に矛盾する要求も少なくありません。たとえば、交通が便利になるからと道路や線路を引いてほしいという人々と、そんなものを作られては騒音になると反対する地元住民がいたりするし、無料サービスを増やせと言いながら税金を下げろという人々がいる。
 そんなことは無理なので、確実に解決できる狭い人々のために行動してしまうのが、政治家なのだと思います。

 だとすれば、投票率を上げるための手段として考えられるのは、「確実に特定の人々のニーズを満たせる政治家(政党)が複数現れる」ということなのではないかと思います。今の政党は、それぞれ固定票の対象が決まりきっていて、新しい票田を確保する気がまるでないように見えます。しかし、投票率が6割を切るのなら、残りの4割以上を固定票化する余地だって残されているのだと思うのです。
 ただ、その残りの4割を全て一つの政党が確保するのは難しいでしょう。先に述べたようにニーズがバラバラだからです。それを全部自分たちの支持にとりつけようものなら、あれもやってこれもやってそれもやる、という玉虫色の政策を掲げるしかなくなります。到底実現が不可能な。あるいは、誰にでもあって困らないことはない、現金を配るという手段しかなくなるわけです。

 今の時代は人々の好みが多様化している時代です。テレビの視聴率が下がっているのも、テレビを見なくなったからではなく、見る番組が分散しているからにすぎません。そんな時代ですから、政党だって複数あって然るべきなのではないかと思います。なんでもやりますじゃなくて、小さいマニフェストを掲げる複数の政党があった方が、それぞれの争点が明確になって関心も高まるのではないでしょうか。
 特に、今は若い世代のニーズをくみ取る政治家というのが皆無です。だって政治家って老人ばっかりですから。若い世代の考え方が到底理解できないのでしょう。無論若い世代の政治家というのもいるのですが、政治の世界しか知らない頭でっかちばかりのようで、例えばニートとかフリーターっていう単語も頭でしか知らないように感じます。また、経済的理由で結婚しない(子供を産まない)という選択肢を選ぶ人間がいることも理解できないようですし、インターネットにハマる人間の気持ちもよくわからないようです。
 しかし、そのように今政治家たちに無視されている層、理解されていない層の票を獲得できる政治家が現れたならば、それは大きな変革のきっかけになるのではないか、と思います。夢物語ではありますが、高齢者の高齢者による高齢者のための政治というのは、それこそ夢がなさすぎるというものです。
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コメント
コメント
「安保闘争」で岸の強行採決に国民は激怒し死者を出してまで解散を要求(老若男女全てが)、訴えましたがそれを無視された挫折を転機に日本人は現在のような国民性へと変貌していった、というのが私の考えなのですが。

まあ強行採決が当たり前の政治に興味を持て、というのが無理がありますよね・・・笑
だからといって国民にもそれを変えようという熱意が無いわけで。
全世代を巻き込んだデモ活動なんて見なくなって久しいです。。別に強硬手段がいいというわけでも無いですけど。
・・・投票させるのに「現金」が一番有効に思えるこの時代。

寒い時代だと思わんか・・・byワッケイン
2009/05/03 (日) 13:38:42 | URL | クレア #I4t1ZHtI[ 編集 ]
支持できる意見です。
>小さいマニフェストを掲げる複数の政党があった方が、それぞれの争点が明確になって関心も高まるのでは

そう思います。「二大政党」に向かいたがる傾向には、ものすごく危惧を感じます。

「政治家」という職業自体が既得権益になってしまっている部分があって、新規参入のハードルをもの凄く高くしていることが、「政治」を庶民から縁遠いものにしているところもありますね。
あまりうまく行きそうもないですが、最近「世襲禁止」という動きがあることは面白いと思って眺めています。
2009/05/03 (日) 20:22:58 | URL | 囚人022 #TJwDdEqg[ 編集 ]
新しい時代を創るのは老人ではない!!

まんまですね・笑
今更ですが、このセリフの背景には富野さんの政治に対する批判というかアンチテーゼ的な意味合いがこめられていたんでしょうかね?
2009/05/04 (月) 12:05:54 | URL | ラナロウ #-[ 編集 ]
>クレアさん
かつての闘争は、結局それを動かしていた一番上の人が利益を得るためだったもので、
それ以外の人々は扇動されて参加させられていただけだというのが自分の認識です。
今、その流れをくむ活動は当時得た既得権益を守るための活動になり果ててますね。労組はじめ。

今必要なのは反対一辺倒の一方的な論理ではなく、
何が良くて何がいけないかを正しく判断する選択肢だと思っています。
だから、複数の政党があるべきなんだろうなと。

>囚人022さん
確かに政治家自体が既得権益になってしまっていますね。
選挙に必要な資金を減らすのが一番のような気がするんですが、
それだと怪しい人が一杯立候補しちゃいそうでそれもまた困りものではあるんですよねぇ。
世襲禁止は、成功しても結局元の地盤が子孫に継がれるか別の後継者に継がれるかでしかなくなるような気がしないでもないです…。

>ラナロウさん
少なくとも当時まだ20代のシャアに言わせるセリフではないですね(笑)
あれは個人的に、もっと若い人にアニメ業界で活躍してほしいという監督の願いからくるセリフだったと思っています。
政治の世界じゃ、当時の富野監督だって若者扱いなんですよねぇ…。
2009/05/04 (月) 22:42:21 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
お久し振りです。
4月から曲がりなりにも社会人やってますが、特にそんなに忙しくなくても余裕って持てないモノですね…。

まあ、投票行かない方にしてみれば「行っても変わらない」という絶望感よりも「行かなくても死にやしない」という安心感の方が大きいのかな、とか時々思います。
もしも本当に「変わらなければ死ぬ」ほどの切迫感が多数の人達に共有されていれば、自然と暴動は起こるでしょう。(物騒だなー

仰るように人々の利害自体も多様化する中、暴動で破壊するにしてもその対象が絞れない…という面もあるかもしれませんが。


極論ですけど、そもそも人間が「まとも」じゃないからこそ、仕方なく「政治」ってのが必要になっちゃうんですよね。
地球上の全員が全員、世界全体の最大幸福を見通して利益の再分配を行えるのなら、ソレをわざわざ「特定の誰か」に任せる必要は無い。
その権限を一手に担って、他人の生死を牛耳りたいとか思うヤツも出てこない、ハズ。

……なので、個人的にはそんな旧千年紀のシステムに好き好んで参加したいとは全然思えません、です…(笑

本当は偉いヒト達にも、そのくらいの後ろめたさは自覚しててもらいたいんですけどねー。
全体のためとか、良いコトやってるとか、そんな気分になっちゃってる連中がもう鬱陶しくて…。

……なんかほとんど私的な感想ですね。
あまり議論として踏み込めてないっス…;
2009/05/04 (月) 23:16:41 | URL | 闇鍋影人 #-[ 編集 ]
とりあえず
立候補するためには、一定以上の難易度の筆記試験にパスしなきゃいけない、
というくらいはやって欲しいですね(笑)。
世襲云々よりも、そういうところでふるいにかけるシステムがあった方が
効果的かなーと思います。
70代80代のおじいちゃんたちが顔パスで選挙通るのが困るわけで。

とにかく、失った信頼を取り戻すののなんと困難な事か。
2009/05/04 (月) 23:42:48 | URL | zsphere #mgsj5vwc[ 編集 ]
国籍法改正で
日本国籍得た外国人が立候補したりその内しださないか
心配です。
まあ よほど条件がかわらないかぎり
当選もしないならでるわけないかもしれませんが
2009/05/05 (火) 03:59:40 | URL | ロウ #-[ 編集 ]
日本人ほど国体に無関心な国民は居ないと聞いた事があります。
つまり、国がなくても生活が保障されてると思ってるみたいな感覚が強い、と。

多分に戦後政策がそうさせているのですが、多くの政治家と呼ばれる人たちもそうらしいと言うのが困りモノで・・・。

自身を守る事を拡大解釈した結果、同一コミュニティを守る事まで発展したものが国家形成の基礎なわけで、それ故政治家は多分に利己的でありながら視野が広くなくてはいけないはずなのですが、利己的かつ保守的な老害が増えたのが今日の状況かなと。

実際多くの人は保守的かつ利己的なわけで、そこから一歩抜け出した一握りの人が為政者となる、てのが理想なんですが、そのような人材も、それを見抜き選出する観察眼(と意識)も希少では既得権益を多く持つ者が為政者として残っていくのもむべなるかな、と思います。
2009/05/05 (火) 14:40:48 | URL | 人型生命Q #-[ 編集 ]
>闇鍋影人さん
お久しぶりです~。
仰る通り、政治って平和であるほど無関心になるものだと思うんですよ。
メディアが不安を煽ったりするのも、政治に関心を引き寄せる目的もあるんだと思います。

ただ、今の日本の政治を取り巻く人々に責任の重さっていうのをあまり感じないのは確かに嫌です。
首相やら大臣やらの責任ばかり追求しますが、
追求する側の方に責任感を感じられないのと、
そのくせに偉そうにしてるのがとても気に入らないですね。

>zsphereさん
それは良いアイデアですね!
…しかし、選挙権と同じく国民の権利である被選挙権に制限をかけるなんて憲法違反だ!とか言われそうです(笑)
真面目に、障害者は受験が0点でも学校に入れるべきとか言う人がいるくらいですからね。これは特殊な例ですが。

>ロウさん
外国人参政権が認められない限り、
国籍法で日本人になった人が当選することはなさそうな気がしますね。
参政権が認められた場合…逆に国民全体の投票意識が上がる可能性も否定できませんが。

>人型生命Qさん
国がなくても生活が保障されると思ってる人、確かにいますね。
政治家の場合、目の前の敵と戦うことしか考えていなくて、大局的に国の利益というものを考えられていない人が多いです。
利権代表者としての側面がある分仕方のない部分もありますが、
政権与党、内閣に求める部分というのはまさにそこのはずなんですよね。
少なくとも日本語を間違わずにいられるかなんて話じゃないです(笑)
2009/05/05 (火) 22:49:12 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>zsphereさん
そこまでやらんでも点数を全部公開制にすればいいんじゃないですか?
筆記試験悪くてもこの人はすばらしいと思う人はその人に投票すればいいんだし。


>ロウさん

中国の古典にこんなものがあります。
ある時、斉の国の宰相(国のNO,2)の晏子が楚の国に使者として向かいました。
楚の国の王は斉を心よく思わなかったのでイヤガラセを仕掛けます。
楚の国で盗みを働いた斉の国人を宴の席に連れてきました。
そして晏子に向かってこういいます。
「斉の国人は盗みが上手なのかね?」
そして晏子はこう答えます。
「作物は例え同じ種を使っても風土によって味が違うものになります。
斉の国人は斉の国で暮らしているときには盗みを働きませんが、楚の国に来ると盗みを働くようです。
楚の国の土地(社会)が斉の国人をを盗みを働くようにするのではないでしょうか?」
まあ意訳で、ところどころかなりはしょったんで正確とはいえませんが、大体こんなかんじです。

まあようはどこからこようがその国の社会が悪ければば悪いことをするようになると。
なのでこの国に来て、立候補する人間がことごとく、「よしこの国の国益を害してやろう。」なんて考えるようになるとしたら、其の社会はなにかしら悪いとこがあるわけです。
なので外から来た人間に無用の警戒をするよりはこの社会を良くすることを考えたほうがいいです。

余談ですが、このやりとり、春秋戦国時代という邪馬台国より以前の話だったりします。
あの国の今の社会体制は控えめにいってもかなり問題がありますが、古典は意外と侮れません。

2009/05/06 (水) 23:55:17 | URL | DN #mQop/nM.[ 編集 ]
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