がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
タイラント・ソードのメカを肯定してみる・メッサーラ編
 タイラント・ソード版メッサーラこと、ABFS-RR01Sメッサーラ・ディノファウスト・ジュピターは、「可変タイプではない」「84機生産された量産型(ディノファウスト・アルファ)のカスタムタイプである」という点が異なっています。
 この機体を正史に取り込むということは、「木星師団がタイラント・ソードとの戦闘で壊滅したため、シロッコはティターンズの力を借りなければならなくなった」というストーリーをそのまま肯定する必要があります。

 まず、単純にメッサーラ・ディノファウスト・ジュピターという機体を肯定するのは、さほど難しくありません。元々メッサーラは木星圏での運用を前提に開発されている以上、変形機構は当初から搭載していたわけではなかったと考えることも出来ますし(どっかで本来は作業用って記述があった気が)、何よりデザイン的にアニメのメッサーラと別物と言えるほどの違いがないというのが大きいです。
 地球圏での運用には推力が大きすぎるがために、瞬発力を抑えた形態をとるためにMSへの変形機構を付与されたと考えれば設定上もそれなりに理に適ったものになるのかなと思います。

 むしろ、量産型であるメッサーラ・ディノファウスト・アルファをMSに再設計したのがバーザムだったりするとなかなかいい感じだったりしないでもないのですが(笑)それはさておき。

 最大の問題は、「ジュピトリスってそんなに戦力持ってたのかよ」という点なわけです。本当はもっと戦力持ってたんだけど、大半を失っちゃったから劇中にはジュピトリス一隻とカスタムメイドのMSが4機種出てきただけだったんだよと言えば辻褄は合いますが、それをやるとなるとタイラント・ソードという企画そのものを全肯定する必要が生じるわけです。
 つまり、メッサーラの肯定はタイラント・ソードの肯定と同義なんですね。

 まず、タイラント・ソードにおける木星師団の設定から考えていきましょう。ホビージャパン88年1月号によると、木星師団はジュピターズと読み、「パプティマス・シロッコを長とした木星船団の精鋭達によって組織された教導部隊」であると記述されています。教導部隊なんですね…。一体何の教導をしていたんでしょうか。
 この木星師団は独自のMS、MAを運用するとありますので、おそらくはこれらの独自の機体のデータを収集するための教導部隊だったということになります(近藤氏の短編に登場したシロッコ搭乗のガンダムも、そのために配備されていたのかもしれませんね)。これが可変MS開発を前提とした教導部隊だったとすると、その後のメッサーラの可変MA化、ガブスレイやハンブラビの採用と辻褄を合わせることが出来ます。いきなりぽっと出た感のあるガブスレイとハンブラビですが、木星船団内で独自に研究されていた連邦軍の極秘プランだったと考えればわからなくもありません。
 こう考えると、当時の連邦軍の可変機には、ニュータイプ研究所発のものとジュピトリス発のものの2系統があると言うことができるでしょう。
 無論、可変MSに限った開発計画ではなく、高性能な機体の開発計画の過程の中で結果的に可変MSという形で完成したと考えることも出来ます。ガブスレイも初期案ではMAだったわけですし、メッサーラ同様地球圏での運用のためにMSへの変形機能を付与されたと考えられますし(メッサーラやガブスレイが可変MSになったのは、おもちゃ的都合なんですよね)。

 いずれにせよ、独自の戦力を保有し、またヘリウム3という絶対的なカードを持っている木星船団が、ティターンズともエゥーゴとも違う第3勢力となり得たことは問題ないのですが、本格的に行動を起こす前にソード兵器の存在を知ってしまい、その脅威を知って殲滅しようとしたら道連れにされてしまったというのが実情なのでしょう。
 シロッコは、強化人間の実験のために木星に送り込まれた試験管ベビー型ニュータイプであったという解説もされています。これは、Zガンダム当初の企画書の設定とも整合性のある内容です。そうだったのであれば、シロッコと共に(おそらく一年戦争後に)木星圏へ出発した船団には、当初から強化人間の実用実験と、それに伴う機動兵器の開発というプロジェクトが命じられていたのかもしれません。その結果、メッサーラが開発され、ガブスレイが開発され、また技術をスピンオフした量産機としてバーザムが開発されたのかもしれませんね。ハンブラビに関しては永野デザインでアナハイムが絡んだ疑いがあるのでちょっと検討を要しますが。

 さて、そんなシロッコの駆るメッサーラ率いる木星師団を艦隊ごと壊滅させるだけの力を秘めたソード兵器とは、何だったのでしょうか。それは次回の「タイラント・ソード編」で考えましょう。
スポンサーサイト
コメント
コメント
うーん、MSの開発・配備状況、木星船団の扱い・・・タイラント・ソードを正史にそのまま組み込むにはどうしても苦しいのです。

そこで、「ネオファリアの中で」という著作自体、ソード兵器という強力すぎるカードを隠すために意図的に流されたバカ話ってコトで解釈しています。
いうなれば、1980年代の米軍がUFO話への曖昧な態度でステルス機の存在を隠蔽してた手口です。

ディジェSE-Rの存在が公になっているので、SEドライブを搭載した新兵器は確かに実在した。
しかし、それは「ネオファリアの中で」の記述から想像されるような強力な戦術単位といった性能ではなく、それを遥かに超越した戦略級兵器体系であり、アナハイム社としてはコレをMSにとって代わる商品にするワケにはいかなかった。

そんな感じで。逆に想像されるような高性能ではなかったとしても良いのですが、そうなると計画ごと隠蔽する理由としては弱くなりそう・・・
2009/05/04 (月) 22:55:45 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
ソードの力に遭遇したからこそNT能力や高性能MSの破壊力に拘らず、政治という権力を欲したのですね、シロッコは。 ジオやガブスレイの設計なんて我々俗物がHGUCの素組みをする程度の感覚なのでしょう。
2009/05/04 (月) 23:17:57 | URL | 6 #-[ 編集 ]
>叡天さん
全肯定はあんまり考えてないです。
そもそもが「手記」という設定なので、
その中でどの程度が事実であっても差し支えないか?という話になるのかなと。

>6さん
ソードを完全に止めるには、武力ではなく政治力が必要だと思ったのかもしれませんね。
2009/05/05 (火) 22:26:01 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 がんだまぁBlog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.