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モビルアーマーの最大の戦術的意義
 モビルアーマーとは何か?基本的な定義としては、MSから汎用性を奪う代わりに、火力や装甲、機動力をMS以上のレベルに高めたもの、という考え方があります。
 また、モビルアーマーの運用目的としては、ビグロのような高速一撃離脱攻撃か、ビグ・ザムのような大火力による拠点防衛もしくは拠点攻撃か、エルメスのようなサイコミュ攻撃への特化かのいずれかで、それ以後のMAはこれらの3要素の組み合わせで出来ていると言っても過言ではありません。そしてこれらのMAの特性をMSレベルで再現したのが、それぞれZガンダムに代表される可変MS、ZZガンダムに代表される高出力MS、キュベレイに代表されるサイコミュ搭載型MSであるとも言えます。

 しかし、このようにMSでMAと同様の運用が可能になった時代であっても、MAは存在していました。では、本当にMSとMAを分けている境界線は何なのか。そのヒントは、可変MAにありました。

 可変MAにカテゴライズされているのは、アッシマー、ギャプラン、サイコガンダム、バウンド・ドックです。これらが変形する理由は、バウンド・ドックを除くとそれぞれSFSクラスの巡航能力、爆発的な加速による戦地への急行、ミノフスキークラフトの稼動です。バウンド・ドックの変形の意味は正直よくわからないのですが、元がグラブロであることを考えると水中での運用だったのかもしれません。

 とにかく、アッシマーとギャプランとサイコガンダムには、一つの共通点があります。それは、運用領域の広さです。
 アッシマーは通常のMSではSFSがないと移動出来ない距離を飛行するための機体であり、ギャプランは通常のMSでは到達できない高度へ到達するための機体であり、サイコガンダムもまたアッシマー同様の飛行を可能とした機体です(たぶん)。
 MSとMAの違いは、この単独での移動距離の違いにあるのではないでしょうか。

 MSはサイズ上搭載できる推進剤の量に限界があり、基本的には母艦での運用を前提としています。しかし、MAは(そのほとんどがサイズ上の問題で、なのですが)母艦による輸送を必要としていません。これは少数精鋭での長距離侵攻が可能となることを意味し、MSとは根本的に戦術的な意図が異なる兵器であると言えます。
 MSで同等の侵攻能力を実現するには、大型のプロペラントタンクを背負うか、ブースターやSFSなどの補助が必要となり、それらは戦場では邪魔になる上に切り離すと帰還ができなくなってしまいます。これは、MSがどんなに変形能力や内蔵火器の獲得を進めていても、カバーできない能力です。

 つまり、MAとは「母艦の輸送に頼らず、単独での長距離の往還を前提とする機動兵器」と定義できるのではないかと思います。もちろん、MAならどこでも行けるというレベルでもないと言うことは、艦に係留されるMAという図がいくつかあったことが示していますが。
 これは実際にできるかできないかという意味ではなく、そういうコンセプトを主目的に開発されているかどうかという意味であって、そこがギャプランとZガンダム3号機の違いであり、アッシマーとアンクシャの違いであり、SFSとしての巡航能力を持つガザEやリゼルがMSである理由なのかなと思います。

 ちなみにビグ・ザムは全然長距離移動出来ないじゃん!って突っ込みは、あれは本来重力下用で、ミノフスキークラフトを搭載した(アプサラスに近い)兵器になる予定だったものということで問題ないかなと。

 MAが母艦を必要としないということは、拠点から出撃するということであり、それはすなわち局地迎撃機に近い存在であると言うことができます。母艦と連携した機動戦を主目的とするMSに対し、MAは拠点防衛もしくは拠点攻撃に特化した存在なのではないでしょうか。
 そう考えると、やはり第3世代以降のMSというのは、いかにしてMSにMA的な機能を付与するかを追求していった結果生まれたものなのかな、と思います。
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コメント
コメント
MSが基本的な意識として歩兵の代替であるなら、MAは戦車であり、戦闘機の代替であると。

抽象的な表現をすれば、人と同じ動きが出来ない代わりに特定の用途では人以上の能力を発揮するという目的を与えられていると。

ただし、MAが十全に能力を発揮できる状況がそれほど多くないということがMSとの能力的折衷という方向へ向かったのだと。


MAの理想的な運用方で考えると、ウイングガンダムあたりがかなりそれに近いのかもしれないですね。
2009/04/14 (火) 00:41:54 | URL | ドクトルK #-[ 編集 ]
サイコガンダムの変形には、ミノフスキークラフト起動以外にも意味があるそうです。
以下HGUCの解説から引用。

加えてこの機体は、素養のあるパイロットをNTとして覚醒させる機能を付加されていたという。つまり、被験者を戦闘状態に置くことで、過度のストレスやプレッシャーを与え、精神的な極限状態に陥らせるのである。そのため、MA形態時には、コクピットを中心とした正方錐状のフィールドを形成し、自らの機体状況を強制的にパイロットへフィードバックするという機能も併せ持っていたようだ。


ファンネル等を搭載せず、機体制御にサイコミュを使っている共通点もありますし、バウンド・ドックにも似たような機能が搭載されているのかも知れませんね。
完全に私の妄想ですがw
2009/04/14 (火) 03:56:04 | URL | #1wIl0x2Y[ 編集 ]
エウーゴは可変MAを搭載するだけの大型艦を持てなかったため可変MSに拘ったとの説がなんかでありました。
ビクロはザンジバル搭載ですしグラブロはマッドアングラー搭載で必ずしもMAが戦域の移動を単独で行う訳ではないようい思えます。
可変MAを置いといて純粋なMAを考えると
MS<MA<艦(装甲・火力・サイズ)
出来るなら 艦<MA
で充実した艦隊・人的資源を持たないジオンの苦し紛れ兵器群だと思えます。重巡のチベに戦艦級の主砲を据えたのも根はいっしょではないかと。
2009/04/16 (木) 21:51:22 | URL | T #-[ 編集 ]
>ドクトルKさん
Wガンダムは確かに理想的かもしれないですね。
高い航続能力、MAも真っ青の大火力、格闘戦もこなすMSとしての性能と、全て揃ってますし。

>名無しさん
サイコガンダムの変形にサイコミュの安定という意味があることは知っていましたが、
航続距離の問題とは無関係なのであえて触れませんでした。
自分も、バウンド・ドックの変形にはサイコガンダム的な意味があるんじゃないかと思ったことがあります。
というかOSの流用が利く構造になってるのかなと。

>Tさん
無論必ずMAが母艦のアシストを必要としないというわけではないです。
ただ、MAを搭載することを前提とした艦艇というものが存在しない以上、
基本的にはイレギュラーな使い方なのかなと。
エゥーゴは大きな拠点を持たず、隠密行動による急襲が基本戦術ですから、
大型のMAではなくMSサイズの機体がどうしても必要だったんでしょうね。
2009/04/17 (金) 19:55:12 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
個人的にはMAの発生意義は
「MSには搭載不可能だが戦術的価値の高い(と思われる)システムを搭載し、それを効果的に運用するため(だけ)の機動兵器」
だと考えていましたので、そこから逆算的に各MAに与えられる戦術的価値や意義は
「搭載した特殊なシステムを有効活用する事。もしくはそのような状況を作る事」と考えています。
そのため各MAにより戦術的意義は異なってしまいます。

ザクレロならば拡散ビーム砲の有効な利用法でしょうし、ブラウブロ・エルメスならばサイコミュ、ビグザムならばIフィールドを効果的に使用して戦域でのイニシアチブを得る事が求められていたと考えます。

そしてその中の一つに
「圧倒的な加速が約束される高推力ユニットと大量の推進剤」もあると思います。もちろんこれはビグロの事です。

そして技術革新によってMS搭載が可能になった技術はわざわざMAに搭載する理由も無く、戦術的価値が見出せなくなったシステム(各種リーダーなど)も淘汰され戦場から姿を消していったのではないかと思います。

そう考えるとアッシマー・ギャプラン・メッサーラは唯一量産化されたビグロと同コンセプト、サイコガンダムはミノフスキークラフト&新型サイコミュの搭載と効果的使用がその存在意義だったのではないかと愚考します。

ではバウンドドックは?と問われると不勉強にて未だその特殊性を見出せずにいます。
しかしここでのやり取り通りサイコミュがサイコガンダム同様の機能を有しているならば、その小型化(もしくは機能限定)テストベットの可能性が見えてきて面白い発展が出来そうなのですが・・・。
2009/04/18 (土) 03:48:31 | URL | 人型生命Q #-[ 編集 ]
バウンドドックは本来グラブロの可変化なので、
単純に海中での長距離巡航という意味があったのかなと思っています。
それが何らかの理由で宇宙でも使えるサイコミュ搭載機に転用されていただけなのかなと。

じゃあなんでそれがサイコミュ搭載機として使われたのかというと、
それはサイコガンダムに近い構造を有していたからなのでは…と。
サイコガンダムはジオングのガンダム化が一つのコンセプトですし、
バウンド・ドックにもジオングの面影があるんですよね。
2009/04/18 (土) 14:13:47 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
MAは必ずしも大型とは限らないのでは?
宇宙世紀(UC)ではボールのような作業ポットもあれば
戦車とMSが合体したガンタンクなど「モビルタンク」とよばれるようなものもあります。
ジオングのようにMSなのに足が無いものもありますし、逆にビグザムはMAですが足はあり半分人型です。

CE(コズミックイラ)ではバクゥなど獣型の四足MSがあります
犬など獣の形をしていますから動物型として生物の形をしていれば人型でなくてもMSという扱いを受けるようですね。
その定義ならビグロも昆虫(カメムシが近いでしょうか)の形をしているのでMSという扱いになります、ザクレロもカマキリに似ていますね。

世界観でMSとMAの定義がまったく違いますね。
2009/09/07 (月) 19:18:22 | URL | VIPPERな名無しさん #-[ 編集 ]
MAって明確な定義はありませんからね。
宇宙世紀の場合、個人的には「MSから人型の要素を排除し、代わりにその時点でのMSには到底持つことができない機能を持たせたもの」であると解釈していますが。

CEはMS以前の兵器がMAということになっていましたが、ザムザザーなんかが出てきたあたりからちょっと変わりましたね。
基本的に誰も深く考えていないんだと思います。
2009/09/07 (月) 23:03:28 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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