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ザクの角腿の機能的理由を考える
 ザクの太腿というと基本的には装甲表面が曲面で構成されているのですが、一部のバリエーション機では、平面で構成された角柱型の太腿となっているものがあります。基本的にザクバリエーションは生産ラインから挿げ替えられたような機体ではなく、現地や工場で改修が可能なタイプがほとんどなのに、何故太腿の形状が根本的に変わってしまっているのか、ということが疑問に持たれることがあるようです。
 まぁ、実際はちょっと普通のザクと違う記号を入れてやろうという当時の大河原氏の遊び心だと思うのですが、そこに意味を見出してみたくなる人種もいるわけで。

 しかしなかなか、この角型の太腿に意味を見出すのは難しいのです。というのも、該当の機種はMS-06Eザク強行偵察型、MS-06Kザクキャノン、MS-06Mザクマリンタイプと、それぞれ宇宙、地上、水中を主戦場とする機種であるために、関連性が全く見出せないのです。
 ベース機もそれぞれMS-06CorF、MS-06J、MS-06Fと設定されていますから、ベース機が共通というわけではありません。となると、もう「生産地域によるローカルな違いなんじゃね?」という結論にせざるを得ないわけです。

 が、仮にそうだとしても、その生産工廠は何故わざわざ太腿の形を変える必要があったのでしょうか。特に理由がないのであれば、元のザクと同じ形を採用した方が都合がいいに決まっています。
 そこで、ザクの太腿が角型になる、機能的な意味を考えることにしました。合理的な理由がなければ、わざわざ形が変わるわけがないのです。

 とっかかりになったのは、ガンプラのMGザク2.0です。このキットは、太腿の内装の最低限のパーツを交換するだけで、F型とR型を区別できるように設計されています。そして、F型とR型の太腿の何が違うかというと、R型の太腿はプロペラントタンクを内装しているため大型化している、という点です。
 しかし、どうもキットの形状を見る限り、F型の太腿にも(R型より小型の)プロペラントタンクが内装してあるように見えます。R型のタンク部分と形状が似ているというだけですが。

 仮に、F型の太腿にもプロペラントタンクが内装されている、とした場合、ほとんどのザクバリエーションの太腿にもプロペラントタンクが内装されていると考えられます。
 そこで、角型の太腿のザクの話に戻ります。ザクキャノン、ザクマリンタイプは、宇宙用ではありませんのでそれぞれ太腿にプロペラントタンクを内装する必要のない機種です。まぁザクキャノンは脚部に推進器が増設されているため必ずしも不要とは言えないのかもしれませんが、熱核ジェットかもしれませんしその辺はとりあえず保留にします。
 とりあえず、角型の太腿は、「プロペラントタンクを内装していない」ということを意味するのではないか…という推論を立てます。

 あえてザク強行偵察型を無視しました。この機種はR型のように太腿の後部が肥大化しており、むしろプロペラントタンクを内装してそうな形をしています。
 が、E型はS型と同程度の推力とされています。S型の脚部の外見がF型とほとんど変わらないのに対し、E型は膝から下がF型やS型よりも太いタイプになっています。ここから察するに、S型では太腿にあったプロペラントタンクが、ふくらはぎあたりに移動しているのではないでしょうか。E型の推力はS型とは違い、離脱時の一瞬にのみ必要とされているものですから、瞬間的な燃焼効率を重視してよりノズルに近い位置にあるのかも…しれません。

 これは本当に推論に推論を重ねているのですが、あえて角型の太腿に意味を見出すのであれば、プロペラントタンクなのではないか、ということからの発想です。ザク系の機体で太腿に機能上の設定が存在するのは、R型のそれくらいですからね。
 とはいえ、M型の太腿にもバラストタンクという設定がありまして、それを考えるとむしろ元々のザクのプロペラントタンクの部分をバラストに換装すれば済むんじゃないかというツッコミがあったりもするんですが、それを言ってしまうとそもそも水中用なのにあえて水の抵抗を受けにくい曲面から平面に変えたのは何故なんだという話にもなってしまいますし、そうなると装甲形状ではなく内装に意味を求めるしかなくなってしまうんですよね。
 バラストの場合は外と水の出し入れができればいいだけですが、燃料の場合は内装を通って推進器に繋がっていなければなりませんので、構造上全く違う意味のものになりますし、両者が共通である必要もないわけで、それでもいいかなとは思います。むしろF型の構造をそのまま流用したM-1型と、根本的に設計変更したM-2型という区別も出来ますし。

 とにかく、そんなアイデアはいかがでしょう、という話でした。
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コメント
コメント
まず、ジオン系MSが曲面主体なのは、最小の資源で最大の容積を得ようとしたため。と仮定。

次に、円柱型であるフトモモを、縦横高さの寸法そのままに、なんらかの機能や強度を付与しなくてはならない状況が生まれると、おのずとそれは角型に近くなってゆく。という幾何学的な解答。

ここらへん、機種ごとの設定と上手く絡めて落とし所にできませんかね?
2009/02/21 (土) 18:27:10 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
ザクキャノンとマリンタイプは設計段階でかなり変更が加えられているんですが、
強行偵察型は設定的にあんまり形状が変わっていないはずなので、
そのあたりが設定と外見で噛み合っていないのが難しいところです。

マリンタイプなんか水圧を考えると曲面のほうが良さそうだし、
技術的な制約から来ているのかなぁという気もしますが…。
2009/02/22 (日) 20:29:13 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
叡天さんの案に沿って考えてみます。
キャノンは通常のザクに比べて明らかに重そうです。特に上半身が重そう。これを支えるには足もがっちりさせれば(ドム)いいでしょうが、ジェネレーターが同じで重い足にすれば機動性が落ちます。コストをかけず、軽くてそこそこ丈夫な足を目指して角腿ってのはどうでしょう。
マリンはあまり絵も見たこと無いんですが、上陸時や陸上での脚部強度を上げる必要があったとか。アッガイなんてあれも相当トップヘビーです。
E型は重さ関係ないかとも思えますがこれまた上半身が重そうです。中立コロニー侵入なんかで足を強化する必要があったとか。
以上全くの自説でした。
2009/02/22 (日) 22:16:09 | URL | T #-[ 編集 ]
はじめまして

ザクの太ももの機能的理由ということですが、プラモ無視でいいなら、モノコック構造とフレーム構造の違いではないかと

丸もも→モノコック構造

角もも→フレーム構造

みたいな感じで
モノコックのほうが内部に余裕があるからタンクがあったりするかもしれませんし、フレームの方はキャノンの反動に耐えたりするためじゃないか?と

以上妄想でした。
2009/02/23 (月) 22:00:07 | URL | うまのめ #-[ 編集 ]
>Tさん
なるほど、ザクキャノンの上半身の自重が増えているのは間違いないでしょうし、
強行偵察型の場合は急加速に対応するための強度確保なのかも…しれません。
マリンタイプがちょっときついんですよね。水流エンジンの実験機としての設計であれば地上での運用はあまり重要視されていないはずですし。
胸にロケット弾ポッドを装着した場合の自重増加に対応するため…とかでしょうかね。

>うまのめさん
初めまして、書き込みありがとうございます。

確かにプラモを無視すれば、根本的に構造が異なっていると考えることが可能ですね。
部分的なフレーム構造であれば一年戦争当時でも存在し得るとも思います。
が…マリンタイプは太腿内がバラストタンクということになっているので、
少なくともマリンタイプがフレーム構造である可能性は低いかな、と思います。

もっとも、3機種が同じ理由で角型になっているとも限りませんので、
他の2機種の可能性まで否定するものではないですが。
2009/02/24 (火) 22:43:05 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
これからよろしくお願いします!

問題のマリンタイプですが、
ほとんどザクのパーツが残って無い=角ももも、ザクキャノンとかとは全く関係無し!ただ偶然装甲形状が似ていただけ
ということで、中身はザクというよりアッガイのような感じだったら面白くなるのかな?と

以上また妄想でした。
2009/02/25 (水) 00:42:53 | URL | うまのめ #-[ 編集 ]
確かに、アッガイの太腿も角型ですから、そちらと関連付けた方が良いかもしれませんね。
ザクとアッガイの過渡期となる機種だったのかもしれません。
2009/02/26 (木) 21:46:06 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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