がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
機動戦士ガンダムOO 2nd #17「散りゆく光の中で」
 まさか…ッ! 熊がタオツーに乗り換えたのはッ…! 性能差で息子に負けさせるためだったとは…ッ!!

 いやどう考えても機体性能が互角だったら息子ごときに負けてないはずなんだよね彼。プラモデル的な都合としか見えなかった自分としてはそう来たかと言わざるを得ません。
 これが主人公だったら、ギリギリでピンチ乗り切って最新鋭機に乗り換えて逆転するんだけどな(笑)えぇ最強のコーディネイター様のことですが。

 軌道エレベーター関連に関しては、流れとしては悪くなかったのかなと。トランザムライザーのエピオンソード(よりももっと長いと思うけど)の演出とか結構好きですよ。あれはスパロボにも使われるだろうね。それでも破壊し切れなくて、むしろそのせいで軌道がずれてエレベーターそのものが破壊されてしまう、という展開(でいいんだよね?あれ)というのも、それを食い止めるために敵味方一丸となるという展開も、予定調和的な物語展開ではなく、ハプニングとその回収という流れになったという意味でこれまでの展開よりは面白かったと思います。

 まぁ、細部に突っ込むと結構キリがないんですけどね。お前らトランザムででかい破片一個しか食い止められんのかとか、GNアーチャーのデビュー戦もえらい地味だったし(いつの間にアレルヤとおそろいの女性サイズのスーツを作ったのだ…)、ほんと色々あるんですが、これのほとんどって基本的に「説明不足」だからなんだと思うんですよ。結局なんでリボンズがクーデターを見逃していたのかとか、軌道エレベーターをどうしたかったのかとか、根本のところの説明もありませんし、わざわざオーライザーを分離状態で出撃した理由とか(パイロットが2人いないとフル出力モードが使えなかったにしても、合体状態でよくね?)、とにかく色々説明が足りてない状態です。それでいて、破片迎撃終了後に時間を飛ばして熊親子フラグの回収だけ行い、いきなり4ヶ月飛ばすという荒業に出ると。
 なんというか、要するに放映時間に対して作品内の情報量が多すぎるんですね、この作品。これはファーストシーズン(の後半)から変わっていないんだけど、どうも本来消化できる量を大幅に超えたシナリオが作られているような気がします。多分、キャラ描写中心にした弊害なんですよね、これ。その結果本来の世界情勢の動きを中心としたシナリオを全部説明しきれずに終わってしまっているという。
 これって、正直言ってあんまり作品として好ましいことじゃないと思うんです。外伝とか設定集とかキャラCDとかで補完すればいいってレベルじゃなくて、単純にストーリーを理解するために必要な情報まで極限まで削ってしまっていると感じるので、ちょっと話の作り方として疑問を感じてしまいます。
 もちろん、ファーストシーズン前期のようなやり方は良くないです。戦闘シーンやキャラの絡みを削ってまで世界情勢の動きを丁寧に追っていく必要もなかった。でも、今度はその配分が逆になっている。もう少しファーストシーズンの前半後半の中間ぐらいの位置取りをしてくれればちょうど良かったんですが、セカンドシーズンはファースト後半のノリを更に追求したものになってしまったので、余計にガタが来てしまった印象があります。正直言って判断ミスかな、というのが個人的な感想です。

 それはそれとして、結局ハーキュリー氏はネタキャラっぽかったですね。最後は死ねばいいやと思ってたのを軽く諭されて普通に脱出して最後はかませ犬的な死に方、気高い革命家を夢想していたけどその器が自分にはないことに気づいていなかった、空しい人でした。よくこんな人がクーデターを起こせたなと思ったりもするんですが、アロウズを良く思ってない人がそれだけたくさんいたってことでしょうか。全員死ぬまで戦うとか言っといて普通に全員脱出してたもんなぁ。クーデター派の皆さんもリニアで降りて途中で死んじゃったんだろうか。

 熊親子の結末としては、実に捻りのない終わり方だったなぁという印象です。まぁ状況的にクーデターに参加したと勘違いしてしまったのは仕方ないことだと思いますし、勘違いしたまま父殺しをさせてしまったのは悲劇的という演出なんでしょうけど、あれじゃあ熊さんも殺されても仕方ないよなというか。ソーマにはあれだけ良い父親だったのに実の息子には全然ダメだったんですね。死別にしてももう少し歩み寄りを見せてからになるだろうと思っていたのですが、本当に何も出来ないまま死んじゃったので、正直株を下げる死に方だったんじゃないかと…。せめて間にソーマが絡んで欲しかった。何も出来ずに「大佐ぁぁぁ!」って叫ばれてもなぁ。

 そう考えると、キャラ描写にウェイトを最大限割いているはずなのにそちらがしっかりできているとも言い難いというこの状況は、やはりまずいのではないかと思うのです。このままだと、ロックオンのカタロンとの関わりについても、ティエリアのイノベイターとの因縁についても、普通に数分で片付けられてしまいそうな気がします。ロックオンなんてカタロンがどうとか、兄との違いがどうとかというよりも、普通にアニューとのカップリングネタの方が優先されちゃいそうだし。
 キャラの行動原理がどんどん安っぽくなってしまっているのも気になるところです。とはいえ、ファーストシーズンはヴェーダに従っていただけだったから気にならなかっただけなんですが。ただ説明を簡素にしようという意図からキャラが安っぽくなっているように見えて(もう一つはウケ狙いの度が過ぎるというのがありますが)、それってどうなのかなと思います。

 なんというか、伏線を作るだけ作って半端にしか回収できずになんとなく終わってしまう、という話になってしまいそうな気がします。最後はしっかり盛り上げてくるんでしょうけど、このまま説明も半端なままに勢いで押し切るのかなと。まぁ伏線回収だけに全てを費やされてもさすがに萎えてしまいますし、とりあえずこのまま見届けるしかなさそうです。
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コメント
コメント
大佐は何故あんなに息子とこじれるまで何もしなかったんだろ?一方でピーリスには父親らしい優しさを。自分の死で小熊の母への気持ちをけじめつけさせようとしてたの?
2009/02/02 (月) 01:48:53 | URL | ロウ #IiDXMSpQ[ 編集 ]
00とオーライザーを別々に打ち出した件についてはものすっごく簡単な答えが。

カタパルト一機で二機分の重量打ち出すより、
カタパルト二機で一機ずつ打ち出したほうが普通に考えてより遠くに飛ばせます。
今回重力を振り切る必要があって、真上を向けての射出ですから飛距離は重要。

後、熊の機体ですが。
シナリオ上の都合は置いといて、あの世界の中での理由を考えると、
熊がクーデター軍に拘束された場合、もしくは裏切ってクーデター側についた場合に、
ジンクスⅢに乗せていては、クーデータ軍に貴重な擬似太陽路搭載型を一機贈呈するのと大差なくなってしまいます。
ゆえに旧式になるのはしょうがないのかと。

でも熊の立場あんまりへぼいのも問題があるので旧式の中では良いのを出した、って感じではないでしょうか。
2009/02/02 (月) 04:20:16 | URL | 東風 #GCA3nAmE[ 編集 ]
 SFネタ好きかつセルゲイ好きの自分にとっては、なかなか印象深いエピソードでした。

 軌道エレベーターが崩壊する様をビジュアルでここまで描いたのはこの作品が始めてではないでしょうか?。
映像の方も、短いとはいえパニック映画に劣らない迫力物だったので、きっと宇宙エレベーター協会の人も満足でしょう(高軌道ステーション上部のバラストがパージしてバランスを保つ描写もちゃんとありましたしね!)

 セルゲイ死亡の流れは、それまでパニック物をやっていて、いきなり逆シャアあたりに引き戻された気分で、「なんでこんなところを真似るんだよぉ(泣)」みたいなww。
きっと、大儀や信念を貫いた上での死に様をみんな見たかったとは思いますが(勿論自分も)、あとで見返すと説明の少ないこの作品にしては時間を掛けて過去がキッチリと表現されており、この流れについては当初から決まっていたんだなぁ、と思ったり。
あとは残されたアンドレイの末路ですが、これで発狂して終わった日にはそのためにセルゲイを殺したんかい!となりそうなので、短いながらも納得のいく結末を用意してほしいですね(ジンクスⅢ連邦カラーやセルゲイ用タオツーが即座にキット化されるぐらい世のセルゲイ人気は高いんですからw)。

てか、管理人さんの言うように、この作品はかなり詰め込みすぎです。最近になって本当に細かいところをすっ飛ばすようになりましたね。
初速確保のためにオーライザーを分離発進させることや、トランザムライザー完全起動のためにはパイロットが必要とか(前回攻略時は調整ができてなかった?)、ちょっとセリフを工夫するだけで視聴者に無用な混乱を与えずに、場面を盛り上げることができたのに、なんか脚本が暴走して粗雑になっているような気がしてなりません。

 間違いなく大作ですし、制作者の方も相当な意気込みを持ってやっているのは見ていて痛いほど伝わってくるので、せめて物語の根幹部分はしっかりと描写して欲しいですね。まとまりが悪いのはもうしょうがないので、せめて、ね。
2009/02/02 (月) 09:30:05 | URL | rinrin #ATlxuENQ[ 編集 ]
イベリアはイオの力を……(マテ)
今回はトランザムライザーのGNイオデンソードに度肝を抜かれました。あのMAが邪魔で……。

今回の肝は軌道EV大倒潰!!!パージされるパネル描写も凄く、軌道EVに建造における問題点がよくわかりました。道理で人革蓮やユニオンは海上や人工がさほど少ない地域に建造してたんですね。

ジブリール、変に戦争仕掛けるよりも軌道EV”アメノミハシラ”建造進めた方がよほどよかったんじゃないのかと思う人も多いけどミナ様がいるから無理だったんでしょうね(むしろ彼女が着々と建造を進めたかも)

マリーはそのさなかGNアーチャーで出撃しパネル破壊任務に!カタロンから正規軍、カティが指揮するアロウズ部隊までパネル破壊に!!!煙の量からも物凄い量だったのですね。

アンドレイ、やってしまいしました。母であるホリーの死の原因は太陽光紛争での人革連軌道EV防衛線での殉職、この時から仲互いに状態になっていたんですね……だからセルゲイはソーマに何かと世話していたんだ……。

セルゲイの死でマリーがどうなるか……アンドレイを殺してもおかしくない状況です。
2009/02/02 (月) 16:47:28 | URL | YF-19k(kyousuke) #vOF08ZPo[ 編集 ]
ところでデヴァインって死んだんですかね?
2009/02/02 (月) 19:18:18 | URL | フル #-[ 編集 ]
ティエレンはあれだけの出番で商品化されるなっていい時代になりましたねぇ。。
いい加減にバーザムのプラモをだs(ry

4ヶ月とばすって一部を除いて、前例がない気がします。
設定がたくさんなのはいいですが、設定が一人歩きして失敗しそうで怖いです・・・笑
2009/02/02 (月) 19:42:57 | URL | クレア #I4t1ZHtI[ 編集 ]
>ロウさん
セルゲイは息子に非難されるのが怖かったんじゃないかと思います。
真面目な人間なんで言い訳も見つからなかったんでしょうね。
だから最後まで誤解を解けずに殺されてしまったと。

>東風さん
分離で出るだけで違うものなのですね。総推力は同じであっても。
このあたりは文系脳ではピンと来ない部分でもどかしいです。

タオツーは結果を見る限りでは、
初めからメメントモリで熊ごと吹き飛ばす予定で、
だから旧式機を与えたというような感じのような気もしますね。
アロウズに恭順しない彼は邪魔だったのかも知れません。

>rinrinさん
軌道エレベーターの描写は良かったですね。
SFでは最近多いネタであっても、壊れることってあまりないですし、斬新でした。

小熊はまだルイスフラグが残っているんで、
もう少し見せ場があると思いたいですね。

詰め込みすぎなのは製作側が気合を入れすぎて色々設定やシナリオを作りすぎたことに原因がある気がします。
アストレイがいつも打ち切り気味で終わるように見えるのもそのせいっぽいようですが、
どうも最近は風呂敷の畳み方が下手な作品が多い印象がありますね。

>YF-19kさん
セルゲイ的にはソーマが息子と妻の代理だったのかもしれませんね。
息子のように憎まれ口を言わないから余計のめりこんでしまったのかもしれません。

>フルさん
あの描写は死んだような気がします。脱出装置もなかったようですし。

>クレアさん
OOは量産機のキット化に恵まれていますよね。それなりに売れているんでしょう。
これで今後のガンダムシリーズでも量産機に力を入れてくれるようになると嬉しいのですが。

ファーストシーズンも時間飛ばしをやってましたけど、
結局はキャラの物語よりも世界の変化を描きたいがゆえなんでしょうね。
2009/02/02 (月) 21:35:37 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
詰め込みすぎなのは
商売のためでもあるのではないでしょうか。
昔はプラモとビデオさえ売れば良いんですけど、いまどきは漫画や小説、ゲームまで売らなければならないので、
そうなると設定やシナリオを詰めざるおえないんだとおもいます。
あからさまな矛盾がでてもこまりますし。
シェアードワールドノベルという一つの架空の世界を使って複数の作家が話しを作るという物がありますけど、今のガンダムはそれに近いのではないでしょうか。

玩具の売れ行きですが何かのインタビューで水島監督が「今回の売り上げの目標値は相当高く設定されている。」で竹田プロデューサーが「HGで売れてるらしい。」と答えてました。
2009/02/02 (月) 23:12:49 | URL | DN #mQop/nM.[ 編集 ]
もはやナニも期待などしてはいないのです。

ミスターブシドーの天下無双の夢を共に追うだけなのですぅ。
ガンダムをズタズタにする敵ってのが見てみたいのですぅ。
全ての闘いが終わり、満身創痍になりながらもCBを壊滅させたブシドーが「戦いは虚しい・・・」とか、寂しく呟くような落とし所でイイです。
チープにするならとことんチープに。シベリア超特急並に。
2009/02/03 (火) 00:42:27 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
落としどころがどこなのかいよいよ見えなくなってきた気がしますが、今回は演出について若干思ったことを。
トランザムライザーはもう少し燃える演出があっても良かったかなと。
GNアーチャーに関しても初登場なのですから、プラモを売る観点からももう少しなんとかならなかったのかと思いました。
まぁ、勇者ものではないですので、兵器とは所詮そんなものといえばそれまでかもしれませんが。
2009/02/03 (火) 17:37:17 | URL | アサキム #-[ 編集 ]
>DNさん
設定面に関しては外伝がある分、むしろ詰め込まずに済むはずなんですよね~。
商業的な意味があるとすれば、それこそキャラクターでしょうね。
個性が分かる最低限のエピソードを持ったキャラを大量生産することで、
キャラグッズが大量に売れるというのが今の漫画やアニメの特徴だと思います。

>叡天さん
ブシドーがラスボスだとファーストシーズンの焼き直しに…
いや、ブシドーは彼じゃないからいいのか…
なんとなくTV版Wのゼクスみたいな退場の仕方をしそうな気もします。

>アサキムさん
尺があればもう少しメカの演出もできたでしょうね。
GNアーチャーなんて、プラモを知らない人はなんでMSになってるんだって思うでしょうし、
せめてMSに変形するシーンくらいは欲しかったですね。
2009/02/03 (火) 21:52:02 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
逆に外伝を作りやすいようにあえて設定をガチガチに作ってるんじゃないかと。
シェアド・ワールド・ノベルズというのはそういうものですし。
お話を作るたびに作者が細かい設定を自作したり、読者に説明する必要がないというのがこの形式の利点の一つです。
そのためには細かいところまで詰めた設定が必要不可欠となります。
まあもともとシェアド・ワールドノベルズとはTRPGというプレイヤー達が遊ぶたびに一つのシナリオを遊ぶ側が作る必要になるゲームから派生した商品です。
一つ二つならともかく一度に大量の外伝を作るとなるとこの形式を利用
してるのではないかと。

話は変わりますがセルゲイさんが父親としてはだめだったことが判明しましたね。
そういや今までガンダム世界にまともなお父さんが出てきたことってありましたっけ?
地味なところですが刹那がライフルだけを打ち抜くというどこぞのスーパーコーディネイター様の特権であるかのような精密射撃を見せていたのが印象にのこりました。
ブシドーじゃないけど本当に射撃も上手くなったなあと。
あと大物ぶって小物にしか見えないリボンズとか、
まあ流石にクーデターに気づかないほど馬鹿ではなかったようですが。

2009/02/04 (水) 00:02:03 | URL | DN #mQop/nM.[ 編集 ]
僕もDNさんと同じ意見で、外伝のための本編になっちゃっているような印象を受けますね。
むしろ、ガンダムエースとかで連載されている00外伝を見ると、「外伝の方が本編にふさわしい内容なのでは?」と感じることがありますし。
まあ、外伝のストーリー構成と本編の設定考証担当がオルフェの千葉氏ですからね・・・。
ていうか、今の千葉氏はまるで室町時代に建武の新政(だったような、チョット自信が無い)を行った後醍醐天皇みたいになっちゃってきているので、いずれ足利尊氏みたいな人間と喧嘩にならないか、チョット心配です・・・。
2009/02/04 (水) 14:52:58 | URL | トーリ・スガリーノ #-[ 編集 ]
>DNさん
元々ガンダムって設定はガチガチに作ってあって、単に公開されていないだけという現実があって、
その未公開裏設定を最大限に活用したのがSEEDにおけるアストレイだったのですが、
OOの場合は外伝も含めて公開することを前提に設定を作っているというのはあるのかなと思います。

セルゲイは子供と向き合うのを怖がる今時の親の象徴だったのかなという気がしますね。
刹那はロックオンの遺志だけじゃなくて能力も受け継いだんですかねぇ。

>トーリ・スガリーノさん
ファーストシーズンは特に外伝前提ネタが多く感じましたね。
セカンドシーズンはそこまで感じないのですが、実際は結構リンクしてるんでしょうか。

千葉氏は初代アストレイの成功体験をちょっと引きずりすぎかなという気はしますね。
ブログでの自画自賛が凄かったですから…
2009/02/05 (木) 21:42:17 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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