がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
連邦軍を方面軍単位で考える・地上編
 今まで、連邦軍内に複数の派閥があると考えた場合に、陸海空宇宙軍という単位で考えることが多かったのですが(G-4計画なんてのもあるしね)、そうではなく地域単位で考えてみるとどうだろう、と思い当たりました。
 そもそも、いくら統一政府になったといっても、それで地球の全ての国が平等になったわけではないでしょうし、経済的にも地域差というものは必然的に生じてきます。また、広すぎる領土を考えても、各地域に軍が分散して配置されるのは当然でしょうし、そうなればその間での利害の衝突というのも当然表れてくるでしょう。

 例えば、大陸で分断される以上、連邦陸軍は必然的に大陸別に分かれているはずです。逆に海軍や空軍はあまり垣根がなさそうなのですが、じゃあ地球上には全く領空・領海の概念がなかったのかと言えば、とてもそうは思えませんので、日本の警察みたいに「ここから先はうちの管轄じゃないから手を出しません」みたいなこともあったのかもしれません。さすがに、一年戦争の頃はそういう事態もある程度緩和されていたとは思いますが。

 ここでは陸海空軍は別として、MSの開発という観点で考えてみることにします。

 ここで、グリプス戦役時のMSの形式番号の意味を思い出します。地球上の拠点に与えられている番号は、15:ニューギニア、16:キリマンジャロ、18・19:ジャブローの3拠点だけでした。この3拠点はどれも同じく赤道に近い位置であり、打ち上げ拠点であり生産拠点でもあるという意味で中核拠点とするに都合がよく、おそらくは連邦宇宙軍の地球における最重要拠点であったのだと考えられます。
 しかし、地球上でMSを開発していたのはこの3拠点だけではありません。ニュータイプ研究所というものがあります。ニュータイプ研究所には、オーガスタ、オークランド、ムラサメ、ピョンヤン、キリマンジャロといったものがありますが、キリマンジャロは通常拠点も兼ねていますしそもそも本当にニタ研にカウントしていいのか怪しいということもあり、今回は考えないことにします。
 残りのオーガスタ、オークランド、ムラサメ、ピョンヤンという研究所は、大別すると北米と極東に分けることが出来ます。そして、通常拠点であるニューギニア・キリマンジャロ・ジャブローは、それぞれ東南アジア(含オセアニア?)、アフリカ、南米の地域に属すると考えられます。
 あとはヨーロッパの拠点があるとバランスが取れるのですが、そういえばニュータイプ研究所はもう一つありました。モノアイガンダムズのライプチヒ研究所。ライプチヒは…ドイツの都市です。

 つまり、地球上のMS開発は、地球上の全大陸で等しく行われていたことになります。そして、赤道に近い位置にある方面軍の地域には制式の拠点番号が与えられ、そうではない地域にはニュータイプ研究所が設立されて最新技術を投入した実験機が開発されていた、という図式が見えてくるのです。
 拠点番号が与えられた地域とニュータイプ研究所が設立された地域の差は、赤道との距離だけでなく経済的な差があります。ニュータイプ研究所のある北米、極東、欧州はどれも現在の先進国の地域。お金と技術があるから、最新技術の研究開発に注力したのでしょう。そして、南米、アフリカ、東南アジアという地域では、高い生産力を生かした現行戦力の開発生産が主な役目だったのではないでしょうか。

 そう考えれば、ニュータイプ研究所がMS部隊をもっていた理由も見えてきます。つまり、単純にその地域のMS部隊が、ニュータイプ研究所の管轄下であったのではないか、ということです。
 そもそも、MSは本来宇宙用の兵器であり、重力下においてはそのウェイトがかなり落ちます。陸海空軍には、まだMSは必須の兵器ではなかったでしょう。しかし、MSが必要な局面も当然あるわけで、じゃあそのMSは主にどこで運用させるか?といえば、それが陸海空軍ではなく実際にMSを開発しているニュータイプ研究所だった、ということなのではないでしょうか。
  ニュータイプ研究所についてもう少し掘り下げると、「このままではアウドムラをみすみすニューギニアのティターンズに渡すことになる」というZガンダム劇中の台詞から、ニューギニア基地とは連携が取れない関係のようですが、オークランド・オーガスタの部隊であるはずのスードリ隊は、ムラサメ研究所の機体とパイロットを合流させていることから、ニュータイプ研究助同士での連携は取れていたと考えられます。逆に、ニュータイプ研究所とティターンズは近しい組織ではなく、手柄を取り合う関係であったことを示しているといえるでしょう。
 つまり、地球上のMS部隊は大別して開発拠点(南米アフリカ東南アジア)と研究拠点(北米極東欧州)に分けられるわけですが、前者はティターンズ、後者はニュータイプ研究所が牛耳っていたということになります。これはこれで、この両者の関係というのも後々掘り下げていきたいと思います。

 さて、開発拠点たるジャブロー、ニューギニア、キリマンジャロは、全てグリプス戦役で潰れてしまっています。ジャブローは核で自爆、キリマンジャロは空爆で壊滅、ニューギニアはどうなったかわかりませんが多分カラバが制圧したのでしょう。これは、地球上におけるティターンズの生産拠点が全て奪われただけでなく、連邦軍の開発拠点もまた機能を失ったことになります。それはすなわち、南米、アフリカ、東南アジアの工業や軍事力の低下をも意味します。
 結果的に、グリプス戦役は地球上のMS開発を停滞させ、縮小に追い込んでいってしまったのかもしれません。ニュータイプ研究所も事実上閉鎖されたみたいですし。
 その後の宇宙世紀において、地球上の連邦軍の軍備が乏しいように思えるのも、それが遠因なのかもしれませんね。

 さて、このように連邦軍のMS開発が地域ごとに分かれていたと考えると、一年戦争時代のジム系もまた、地域ごとに分けた方が良いのではないかと思えてきます。
 大河原ジムはジャブロー=南米、出渕ジムはオーガスタ=北米、陸戦ジムは東南アジア、F型(片桐?)ジムはヨーロッパといったところでしょうか。カトキジムはルナツー=宇宙ですね。まぁ、かなり妄想が先行していることは否めませんが。

 ここまでは地上をメインに考えましたが、基本的には宇宙においても同様であったと考えられます。次回は宇宙におけるMS開発の地域性を考えてみたいと思います。
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コメント
コメント
>大河原ジムはジャブロー=南米、出渕ジムはオーガスタ=北米、陸戦ジムは東南アジア
>F型(片桐?)ジムはヨーロッパといったところでしょうか。カトキジムはルナツー=宇宙ですね。

こんな「軍閥」が独自の戦力を揃える様に、各方面軍が勢力化の生産施設で独自に主力兵器を開発・生産する…

なんて効率が悪い軍隊なんだ…まるで戦時中の日本軍のよう(r
2009/01/15 (木) 23:19:12 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
>結果的に、グリプス戦役は地球上のMS開発を停滞

敗戦国って戦勝国に色々、開発規制(日本でいうテレビとか)をかけられたりしますのでこれはもはや必然なのかもしれませんね。。
AE社がバックにいるエゥーゴが戦いに勝ったのですから当然地球の拠点は潰されたかと・・・。

逆にティターンズが勝っていたら地球圏にはティターンズやニタ研のトンデモMSばかりが占めることになっていたかも・・・
それはそれで見てみた気がしますがw
2009/01/16 (金) 20:07:42 | URL | クレア #I4t1ZHtI[ 編集 ]
> 一年戦争時代のジム系もまた、地域ごとに分けた方が良いのではないかと思えてきます。

デザインされた人の違いが地域差というのも面白いですね。

地球上の軍備が乏しいのは旧公国軍の対応をする地上軍にとっては厄介な問題ですよね。
地上用の機体を製造するのか、宇宙から回してもらうのか…。
2009/01/16 (金) 23:38:44 | URL | カセクシス #6x2ZnSGE[ 編集 ]
MS大図鑑PART.11によるとジムコマンドはオーガスタ主導と明記されているので
>出渕ジムはオーガスタ=北米

少なくともこれは確実ですね。
ついでにカトキジムでもN型はオーガスタ系=北米ですね。まぁもとがアレックスなんで出渕デザインの系譜ですが。
2009/01/17 (土) 15:45:54 | URL | ゼノタ #-[ 編集 ]
>コンラッドさん
日本とは国土の広さが違いますし、
一年戦争中に全軍に統一された仕様のGMを配備するのは難しかったでしょうから、
最低限の仕様だけ統一してあとは各地域に任せるというやり方は仕方なかったのかなと思います。
逆に、戦後は機種が統一されたからこそジム改が運用されてたんでしょうし。

>クレアさん
規制以前にジャブローとキリマンジャロは消滅してますからね。
どのMSを開発するか、という以前に開発自体が不可能になってしまったというのが大きかったのかなと。

ただ、確かにティターンズが勝っていたら、
トンデモMSが増えてそうですね(笑)
もしグリプス戦役でティターンズが勝っていたら連邦軍はどのような兵器を運用していたか、
というのを妄想するのも楽しそうです。

>カセクシスさん
輸送コストを考えると、宇宙から下ろすよりは地上で生産した方が効率がいいはずなんですよね。
ただ地上でもハイザックが運用されてましたし、
基本的には宇宙と地上で同じ機体を運用するのが前提だったのでしょうけど。

>ゼノタさん
ネメシス隊など、オーガスタでもカトキジムを運用していた事実があること、
戦後ジム改が主力機として配備されていたことを考えると、
オーガスタジムは淘汰されて結果的に北米でもジム改が生産されていたのかなと思ったりもします。
その結果出渕デザインのカトキリデザインというジムカスタムが生まれた、とか。
2009/01/17 (土) 22:35:43 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
ん~…MSの生産ラインについては「生産数の記述をどこを基準にして話すか?」によって大きく異なりそうですねぇ(笑)

NT研究所にはMS兵廠が併設されていたことが「フォウ・ストーリー」で描写されており、NT研究所がMSを組み立てている訳ではないことも明らかになっています(大きな意味ではNT研究所がMS開発しているということになるんでしょうが)。
この兵廠で試作8号機を製造しており、ある程度の試作までは可能であった(試作ぐらいの小ロット生産が可能ということ)と考えられます。
ただし、ムラサメ研究所で「サイコガンダムの開発をしていた描写はみあたらなかった」ことと、MS兵廠であったことを考慮すると、サイコガンダムの機体開発は別の場所で行われ、ムラサメ研究所は「サイコミュによる機体コントロールの研究」と「強化人間の研究」を中心に行っていたようにも考えられます。
機体開発自体は別の場所で行われ、試作生産がムラサメ研究所に併設されたMS兵廠で行われたという考え方も可能であるかな?と。

逆にオーガスタは、MSの試作拠点として文句のつけようもないですが、生産拠点とするにはちょっと違う気もします。
ただ、オーガスタのNT研究所は「サイコミュによる機体コントロールの研究」にあまり熱心であったとは思えず、どちらかというと、「強化人間の開発」に熱心であり、その用途は「通常の人間に耐えられない新型MSの開発に高度な対応をさせる」ことであったと考えられます。
これらの機体の開発は、オーガスタではなく、ニューギニアなどで行われ、試作段階になってオーガスタで試作生産が行われたのではないか?と。

特にニューギニアにはジオンの流れを汲む技術者が多く集められていたようですから(これについてはカリフォルニアも同じ)、エリオット・レムなどの技術者がいたとすれば、NRX系の特異なフォルムは納得がいくかもしれません(笑)

方面軍区で、各MSの開発ですか?
軍制上考えにくくないですかねぇ。
2009/01/25 (日) 16:33:21 | URL | 陰鏡 #nL6A2.tM[ 編集 ]
NT研究所が全てのMS開発関連を担当していたというわけではなくて、
地域単位で分けて考えた時に、NT研究所がある地域はそこが中心になっていたのではないか、ということです。
なので、例えば北米のNT研究所であればキャリフォルニアなどの北米地区の工廠を使っていたかもしれないということです。

方面軍区のMS開発は、連邦を一つの国家と考えてしまうとあり得なそうに思えますが、
そうじゃなくて単純に多国籍軍だったと考えれば、各国ごとにMSを開発することはおかしくないと思うのです。
一年戦争時は、様々な理由で中央集権的な体制が徹底できず、各国の独自裁量権が強められていた、なんてこともあったのかなと。そういう感覚です。
2009/01/25 (日) 22:01:10 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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