がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
エゥーゴVSティターンズの裏側・経済編
 エゥーゴという組織は単なる軍事組織ではなく、企業や市民団体、政治家など複数の業界の人間からなる組織です。そして、これらは反ティターンズという目的の元に結集しているという側面があります。しかし、単純にティターンズという一部隊に対するアンチでしかないなら、そこまで多彩な業界の反感を買うこともないのではないか?と思いました。要するに、ティターンズのバックにも、エゥーゴに匹敵するだけの何かがあるんじゃないか、と思ったのです。
 というわけで、軍事面以外でのティターンズとエゥーゴの対立要素はどこにあったのか、という話。今回は経済界の対立を中心に考えてみます。

 まず、エゥーゴはアナハイムを初めとする月企業がバックにいることは間違いない事実です。そして、この月というのは、一年戦争でほとんど被害を受けなかった地域の一つ。戦後の地球圏の経済の中心は、この月だったのではないか、とさえ考えられます。
 戦後に立案されたガンダム開発計画は、月のアナハイム社を中心に行われました。この、ガンダムの後継機がアナハイムで開発された、というのは、実はかなり大きな意味を持っていたのではないかと思います。初代ガンダムは地球で開発された、連邦系企業の技術の粋を集めた機体です。アナハイムも参画していたのかもしれませんが、アナハイムは戦後にジオニック等の企業を吸収して大きくなった企業ですから、当時の連邦内での影響力はあまり大きくなかったでしょう。
 結局、アナハイムによるガンダム開発計画は頓挫し、代わりに開発されたガンダムMk-IIは、地球系の技術のみで開発されました。これは、地球系の企業によって開発されたことと、ほぼ同義なのではないでしょうか。
 アナハイム主導のガンダム開発計画がデラーズ紛争により潰され、代わりに開発されたのが地球主導のガンダム…。デラーズ紛争に乗じて現れたのがティターンズという組織だったのも含めて考えると、初めからティターンズと地球系企業はグルであった、と考えるべきなのではないか?と思いました。

 つまり、ティターンズは、地球系企業の利権団体でもあったのではないか、ということです。そう考えると、ティターンズが何故正規軍より高い権限を持ち、正規軍を吸収するように勢力を拡大していったのかということも見えてきます。特に、ティターンズが連邦宇宙軍を押しのける形で勢力を拡大していったとするならば、それは地球系企業による、コロニー・月系企業の放逐だったのではないでしょうか。
 ティターンズは正規軍とは別の軍備調達ラインを持っていますが、これは正規軍とは違い、アナハイム等の企業を締め出す形で優先的に地球系の軍需産業から兵器供給を受けていたことを示しているのではないでしょうか。そう考えると、何故ジムIIがジム改ベースではなく、素ジムベースだったのか…という疑問の答えにもなるのではないかと思います。つまりは、地球系企業のラインを使うためであると。
 そう仮定すると、逆にジム改はアナハイムあたりが主設計に関わっている可能性がありますし、ヘイズルにも採用されているジムクゥエルなどのオーガスタ系MSは、地球系企業の機体であるということになりますが、これは想像でしかなく、同じカトキメカであるジム改系とジムカスタム系がそれぞれ宇宙と地球という違うラインで生産されていたことも含め、結論付けてしまうのは早計かな、と思います。

 また、ティターンズはサイド7や小惑星(ソロモン、ア・バオア・クー、ペズン、ルナツー)の主導権を握っており、これらの再開発には地球系企業を登用している可能性があります(ア・バオア・クーはジオン共和国にやらせていたようなので、また違うかもしれませんが)。サイド7に入っている店とかも、基本的に地球系の企業ばかりなのかもしれません。
 ジオン共和国はティターンズ傘下に入っていたことからも、戦後地球系企業が進出していった可能性もあるのかなと思います。ちょうど、日本に外資が参入してくるような感じで。その一方でジオンから近い月の裏側であるグラナダやアンマンはエゥーゴの拠点になっていたことを考えると、ジオン共和国と月は関係をほとんど断たれていたのかもしれません。逆に、シャアのネオジオンなんかはグラナダと通じていたようですから、エゥーゴ解体後、残ったエゥーゴ系の月資本の一部はシャアを介してネオジオンと繋がったのかな、なんて思います。

 これまでは基本的に軍需産業の視点でしたが、例えば、ティターンズがジオン残党狩りと称してあるコロニーを事実上占領してしまい、そこに地球系の企業を出店させて既存の産業を駆逐してしまう…なんて事例もあったのかな、なんて考えました。そんなことされたら商売上がったりですし、そりゃエゥーゴを応援するよなという気もします。
 一年戦争で無傷だった月資本が戦後の復興に乗じて勢力を伸ばし、その台頭に危機感を感じた地球資本がジャミトフに協力してティターンズ主導の時代を作ろうとした…そういう背景が、グリプス戦役にはあったのではないか、というのが今回の趣旨です。
 一年戦争では多くの都市が壊滅し、その復興の過程の中で、戦後特需?による地域進出の争いなんかもあったんじゃないでしょうか。グリプス戦役は基本的に少数対少数の局地戦でしたが、経済においては陣取り合戦だったのかもしれません。

 この戦いの決着は、当初ティターンズ側についていた政府がエゥーゴ側にまわったことで、月資本に政府とのコネクションが生まれ、月資本としての一定の勝利目標が達成されたことになります。そして、地球資本もまた一斉にティターンズから離れ、ティターンズだけが悪であったということにして一応の落着をみたのではないかと思います。
 しかし、肝心の陣取り合戦としての地球対月の戦いは今後も終わることなく、ただし政府や軍がどちらに偏って肩入れすることもなく、ある程度健全な競争に戻っていったのかな、と。

 そう考えると、ある意味ではグリプス戦役は、地球資本と月資本が、それぞれティターンズとエゥーゴという軍事力を使うことで、政府のコネを奪い合うという戦いだったのかもしれません。
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マラサイ
そういえば、
ジャマイカンがマラサイを受領しにアナハイムに出かけた時
「では工場への査察は見送ろう」みたいな事を言っていた気がします。

ここで言う「工場の査察」っていうのは詰まる所、難癖を付けて営業停止処分にするとかってことで、この時点で既に色々な場所でそういうことをしてきた実績があるのかもしれないですね。
2008/12/03 (水) 01:20:57 | URL | R.M #-[ 編集 ]
>ティターンズは、地球系企業の利権団体

確かにこの時期には、露骨にアナハイム外しの傾向があるんですよね。
ハイザック量産機のメインジェネレーターがタキム製に換えられた例など。
それでビーム兵器のドライブに不具合が出たハイザックは不幸ではある。

>ジム改はアナハイムあたりが主設計に関わっている可能性

ジム改の始祖はルナツー先行機系なんで、その可能性は薄い気がする。単純に改修機を想定して数で勝る素ジム系がベース機になっているだけかと。
どちらかというと後期型ジムコマ系あたりに関わっている可能性のほうが高いかも。ジムコマ系のモノアイゴーグル(→ジェガン)とかスナ2のバックパック&ライフル(→ネモ&百式)とか。
2008/12/03 (水) 08:23:54 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>R.Mさん
元ジオン兵を匿ったとか小さなことで営業処分にしたりしてそうですよね。
事前にそういう描写があったら、マラサイの供与で切り抜けたアナハイムの存在がより際立ったのかもしれません。

>とっぱさん
ジム改がルナツー系なら、アナハイムでなくとも月かコロニー本拠の企業が生産を請け負っている可能性もありますよね。
ルナツーでは素ジムも後期型ジムも生産していたことから、両者は別の生産ラインであるとも考えられますし。
コマンド系の方がアナハイムっぽいのは同意です。以前も考察しましたし。
2008/12/04 (木) 20:59:18 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>ジム改

ちなみに、ジム改の生産工廠はジャブロー及びルナツーらしい(出典:NTオペレーションプログラム)ので、どちらかというと軍直轄生産機っぽい気がします。
だから数が少なくて、改修設計べース機にならなかったのかも?

尚、カスタム及びキャノン2はジャブロー工廠製。更にレア度が高そうですが、後にロートル機としてジム改共々ネオ・ジオン掃討時のアフリカ戦線(出典:リターン・オブ・ジオン)に集合したっぽい(w
2008/12/05 (金) 08:10:40 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
ジム改の生産数が素ジムより少ないかどうかも、後付け設定を踏まえると怪しくなった気もします。
素ジムの生産数が330機だとすると、余計に。
となると、生産数よりも、開発ラインの都合なのかなと。
素ジムとジム改がどちらも軍直轄生産だとして、明らかに異なるラインですし。

カスタムとキャノン2は、G04~06の開発の際にオーガスタから異動してきたスタッフがそのままジャブローで開発したのかも知れませんね。
2008/12/05 (金) 22:21:39 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>素ジムの生産数が330機

大丈夫。この数字には第3次生産以降には触れられていないので、希望はあります(w
2008/12/06 (土) 08:18:43 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>生産数よりも、開発ラインの都合

AOZには、”塗装だけジムII仕様のジム改”が出てたりするんで、ジムII規格で改修するには手間がかかるのかもしれませんね。あまり互換性がないのかも?
2008/12/06 (土) 08:23:08 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
第三次生産分とジム改の生産数のどっちが多いかってのもありますね。
戦後はジム改が主力だったってのが今のイメージですし。
実際はどうなのか分からないんですけどね。

AOZというと思いっきりジムII仕様の高機動型ジム改がいますしなんとも言えないところですね。
バックパックなんかジム改の方がジムIIに近いんでしょうし。
ジム改の生産ラインはハイザックに移行してて、
素ジムのラインしか残ってなかった…とかですかねぇ。
2008/12/07 (日) 21:52:33 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>戦後はジム改が主力
仕様/規格的には、「GM改とGMIIのほぼ共通部分だけを素GMに組み込んだ外観の状態」でも十分にGM改と呼べそうな気がし始めました。今。
肩スラスターとバックパックの4基ノズル、後頭部アンテナが特に主要な規格なのであれば。

……そーなると単に「D型から寒冷地装備を取り払ったもの」でしかない気もしますが…
ソレがC型そのものだという設定もたぶん無いので、与太話程度にお聞き流し下さいませ。
2008/12/08 (月) 00:07:47 | URL | 闇鍋影人 #-[ 編集 ]
一応C型の部品を組み込んだ素ジムの改良型がD型であるという記述もあるにはあるので、
まさにそんな感じなんじゃないかと思います。

CだとかDだとかRだとかと、大河原ジムかカトキジムか出渕ジムかはまた別物かもしれないんですよね。
2008/12/09 (火) 20:29:32 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>エゥーゴ解体後、残ったエゥーゴ系の月資本の一部はシャアを介してネオジオンと繋がった
同じ推察がグレートメカニックDX6巻に記載されています。グリプス戦役で宇宙資本対地球資本及び双方に繋がる軍部の対立という構図が固まり第二次ネオ・ジオン抗争まで続いていくのではないかと…。
2009/09/28 (月) 09:49:06 | URL | 巨炎 #mQop/nM.[ 編集 ]
グレートメカニックは読んでいたので参考にした部分はあります。
ネオジオンは戦争の需要を維持するために生かされていた部分もあったみたいですね。ガンダムUCによると。
2009/09/29 (火) 19:46:02 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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