がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
C.D.A 若き彗星の肖像 11巻/Ecole du Ciel 11巻
 ダムA刊行当時から連載されている2作品もクライマックス。まとめてレビューなのは単体でレビューする価値を感じられないからであります(苦笑)。しかも今更かよっていう。古本屋に出るの待ってたんで…。

 なんというか、つくづく、ガンダムコミックは原作と作画を分けた方が確実に良くなる、と感じる今日この頃です。初期のダムA連載作品に比べ、最近のしっかりした原作者がいるコミック(「クライマックスUC」「ジオンの幻陽」「愚連隊」「ギレン暗殺計画」など)は根本的に何かが違いますからね。

 まずはCDAの方から。ツッコミどころが多すぎて、正直困ってしまいました。
 まず冒頭のジオン軍の歴史のところ、そもそもマハラジャはドズル派じゃねぇだろという(汗)デギンの側近という立場で派閥争いと無関係だから代表者に選ばれたってだけで、そもそも元々はアクシズの責任者でさえなかったと思ったのですが…。ハマーンの姉がドズルの妻だったっていう設定からドズル派であるべきだと考えたのかもしれませんが、そんな微妙な設定を肯定するためにわざわざマレーネ・カーンなんてキャラを捏造して既存の設定までひっくり返すのかよっていう。
 それにアクシズが軍事基地として開発されたっていうのもかなり疑問。ルナツーみたいに資源衛星だったのを軍事基地にしただけだと思うのですが。年表上の0072年というのが、その資源衛星から軍事基地になった年と解釈しているということなんでしょうか。一年戦争前に、火星と木星の間に軍事力が必要になったとは、到底思えませんが。木星船団の中継基地としては重要な拠点だったでしょうけどね。
 この作品って基本的に公式設定に引っかからないところで公式キャラを使って話を進めていくスタンスだと思っていたんですが…こういうところにいちいち触れなくていいだろう、と思うんですけどねぇ。ボロが出たな、という感じです。

 それと、ハマーンがシャアの心の中(のセイラ)を読み取ってしまうというシーン。いやいやいや、ニュータイプはそんなに鮮明に心の中は読めないだろうと(汗)シャアとハマーンの断絶を描く決定的な事件にしたかったのはわかるんですが、そもそもこの2人の因縁というのは、そういうニュータイプ的なものではなくもっとドロドロした男女関係のそれでしょうに。いや萌えハマーンになった時点でその路線はあり得なかったんでしょうけど。
 そして、シャアとナタリーがくっついてしまうシーン。ファーストからZまでの間にシャアがそういう形で女作っちゃダメだろ…という感想。レコアに対してあんなにグダグダだった彼と同一人物とは思えませんがな。この作品において、シャアのイメージ自体は映像作品とそんなにぶれていないと思っていたんですが、ここにきてあれー!?という感じです。にしても、シャアとくっついちゃった時点でナタリーは死亡フラグだよな…。
 ファビアンのハマーン強姦未遂もわけわからん。それだけやって永久追放だけですんであっさり素直に受け入れてはいさよならって…彼はハマーンを襲うというシナリオ上の都合だけで出てきたわけね…。つーかキャラがめちゃくちゃすぎだろ、彼。襲ってるときとそれを止められた後の性格が違いすぎる。

 アポリーとロベルトをアクシズ時代からのシャアの部下ってことにしちゃったり、ファミリーソフトネタみたいに変にマイナーな設定を使ってくる割に、肝心の部分の設定がものすごいおざなりな作品、というところを露呈してしまいましたね。といっても、それは北爪氏の責任だけではなくて、設定担当の人の問題でもあるんでしょうけど。
 非公式作品としても、ねぇ。北爪さんはちょっと、キャラの引き出しが少なすぎるよね…。


 というように、シリーズ最低の評価となったCDAに対し、エコールはシリーズ最高の評価になりそうです。
 まぁ、何がよかったかというとエリシア編の方なんですけどね。ご都合主義な部分は否めないにしても、しっかりシナリオが練りこまれているという印象を受けました。小説になる予定だったって話だけど、小説版のシナリオは別の人が作ったんじゃないか、ってくらいそれまでのクォリティとは違ってましたね。もっとも、それを作画のほうでもしっかり表現できていたので、美樹本氏はちゃんとした原作をつけてやれば漫画家としても化けるんじゃないかという気がしてきました。まぁ、ほとんどアシスタントさんの力なのかもしれませんけど。特にMSは。
 ただ、地上でガルバルディβって使っていいのだろうか、というところだけちょっと微妙だったかもしれない。

 本編については、結局のところ純正ニュータイプを探していた「委員会」というロゴスみたいな組織の陰謀でしたよ、という話だったということですね。当初はティターンズに味方していたが、戦局からエゥーゴに就く事にした、というだけのことで。
 当初から設定されていた内容のネタばらしに入った、という感じです。CDAに比べれば、隠していたネタはそれなりにしっかりしていたかなと思います。こちらも変にマイナー設定を交えなければすっきりした内容になったような気がしないでもありません。

 いずれにしても、2作品ともある程度シナリオのアウトラインが決まっていて、それを横道に逸らして引き伸ばしてたという感じだったのかなというのがなんとなくわかりました。その逸らし方に関しては、どちらかというCDAの方が上手だった印象があるんですが、本筋のシナリオとしてはエコールの方がよくできているという感想を、現時点では持っています。今後も、多分そんなに変わらないんじゃないかと思うんですが、完結まで一応お付き合いしたいと思います。
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CDAですが
シャアが心を覗かれ
激怒するシーン
あれ なんか人格変わったかのような顔つきと怒号で
すこし引きました。
仮にもニュータイプのシャアが、あそこまで少女が感じてしまったことに激怒するのかなぁと思いました。
2008/10/18 (土) 22:58:41 | URL | ロウ #-[ 編集 ]
>地上でガルバルディβ

運用例は多々あるんで、問題ないかと。(ゲームブック、RPGマガジン関係等)
元々の素姓が汎用機、あるいはは互換機。改修も容易でしょうし。
所属は違いますが、公式映像ではガズR/Lが好例かな?


2008/10/19 (日) 05:47:32 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>地上でガルバルディβ

新約でもライラ機はバリュートを装着していましたし、
カミーユに落とされなかったら…地上運用されていた…と
思われ…ので、問題ないと思います。
2008/10/19 (日) 13:21:57 | URL | ねも #VtGGODes[ 編集 ]
>ロウさん
まぁ、シャアは自分をできるだけ知られたくないというキャラではあると思います。
セイラのことはほとんど誰にも話していないイメージですしね。

>とっぱさん
>ねもさん
ごもっともです。
ガルバルディとハイザックに対し、他は全てジムというのが、
やっぱりモノアイ機はアグレッサーに良く使われたんだなぁなんて思いました。
2008/10/19 (日) 22:15:34 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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