がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
グフの開発メーカー
 MS-07グフの開発企業は、実は当初設定されていませんでした。そんなわけないじゃんジオニックに決まってるだろという気がしますが、MSのメーカーを最初に設定したガンダム・センチュリーにはグフの開発企業は記述されていませんし、MSV設定にはそもそもジオン軍にメーカーという設定がありません(連邦はハービック社とか出てくるんですけどねぇ)。
 そもそもジオニックだのツィマッドだのといった設定が半ば公式のように語られるようになったのはいつか、というと正直よくわからないのですが(センチネルからかな?当初はアナハイムがジオニックを吸収したという設定さえなかった)、いつのまにかYMS-08がツィマッド社製であるという設定が生まれたため、じゃあその対抗馬であるYMS-07はジオニック社製だよね、という拡大解釈でしか、グフがジオニック製であることを証明するものはなかったのではないか、と思います。
 もっとも、(自分の知る限りでは)ホビージャパン刊行の設定集「ガンダムメカニクス」だけがグフをジオニック製と名言しており、一応の根拠にはなるかと思いますが。あとは、MGグフカスタムのインストなんかは、明言されていないものの、明らかにグフがジオニック製であるということが前提の文章が書かれているくらいでしょうか。

 ただ、よく考えてみると、グフはジオニック純正の機体ではない、という可能性もあります。

 というのも、グフはYMS-07AからMS-07Bになる過程で、YMS-08Aの設計を導入しているからです。量産型グフのバックパックや脚部推進器は、本来YMS-08Aがもっていたものです。つまり、量産型のグフは、YMS-07AとYMS-08Aの統合機種なのです。
 しかし、YMS-08Aはツィマッド社製です。YMS-07Aがジオニック社製であったならば、MS-07はジオニックとツィマッドの合作のような形になってしまいます。MS-06R-1Aでもツィマッド社製の推進器が使われていたりしますが、これはあくまで母体となる高機動型ザクの一部のパーツがツィマッド社のものであるというだけです。グフの場合、根本的にツィマッド社製MSの概念を取り入れているものなので、高機動型ザクとは意味が違います。
 果たして、グフが開発された時期に、かつてザクとヅダで決定的に対立していたジオニックとツィマッドが協力してMSを開発するようなことがあったのか?というところが、とても引っかかるのです。

 …と、言いながらも、実はジオニック系とツィマッド系のミックスって実はそこまで珍しいわけではないんですよね。グフ+ドムのイフリート、ゲルググ+ギャンのガルバルディなんかがそうなんですが、前者は地上軍の独自設計機、後者は複数の軍需産業が参加していたと思われるペズン計画機ですから、ジオニックとツィマッドのミックスである理由付けは存在しています。ならば、グフにもそれなりの理由があるのではないだろうか、というわけです。
 逆に言えば、そのあたりがグフの開発メーカーがはっきりしなかった理由なのではないか、とも思います。例えば、YMS-07はジオニック製だったとしても、量産型であるMS-07は、実はまた別会社(例えば、ジオニックとツィマッドの地上における合弁会社みたいなの)だったのではないか?という可能性もあるのかなと思うのです。

 その流れで、イフリートを作った企業(そもそも企業が開発したかどうかも怪しいのですが)が量産型グフを開発したのでは?とも思ったんですが、グフは(たぶんA型でしょうけど)第3次地球降下作戦の時点ですでに投入されているので、宇宙で開発されてるんですよね。地上軍が独自に開発したイフリートと繋げるのは早計です。
 となると、もう一つ思い浮かぶのがアナハイム・エレクトロニクス。元々地上での局地戦用MSの開発を命じられていたという企業ですから、その延長線上としてグフに関わっていたとしてもおかしくはないです。YMS-07の改設計くらいなら一年戦争時のMS開発としてもギリギリセーフかなと。アナハイムは戦後ジオニックを吸収していますが、ドム系の設計を継承しているリックディアスを開発しているなど、ツィマッド系との繋がりもあるようですから、ジオニックとツィマッドの接着剤となれていた可能性はあるんですよね。

 もちろん、形式上はYMS-07がコンペに勝ったわけで、その上でYMS-08のアイデアだけが吸収されたと考えれば、別にグフがジオニック社製でもいいのかもしれませんが、コンペで負けたらそのアイデアが相手の企業に渡ってしまうというものなのか、そのあたりがよくわかりません。軍が上から命令すればできちゃうものなのでしょうか。
 
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コメント
コメント
>軍が上から命令すればできちゃうものなのでしょうか。

そもそも統合整備計画やゲルググ共同開発がそう言った類の命令なんで、できちゃうのかもしれません(w

そう言った負い目があるのか、B-3系グフはジオニック純正設計らしいですし、困ったプライドですな。

>量産型であるMS-07は、実はまた別会社

そこで、白兵専用Gシリーズ開発の”ヘクタ・ドナ社”ですよ(エニグマ始動)
2008/10/11 (土) 11:04:16 | URL | とっぱ #B8xSsyyA[ 編集 ]
>軍が上から命令すればできちゃうものなのでしょうか。

できちゃいますよ。一応「特許(ライセンス)」などは存在しますが、機体構造などは軍に提出した時点で公開されて、採用されなかったが使えそうな一方の会社のアイデアがもう一方の会社の機体に統合される…という事はあります。

まぁ、単純に「ライセンス購入」で技術提供を受ける…ということもありますし。

まぁ、そもそも兵器開発などにおいて「自社の製品で全てをまかなう」というのは凄いコストがかさんじゃうんですよね。
だからライバル社であろうと、より安定した供給が望めるならばそれを使うのが兵器開発ですし、なにより軍がそれを推奨します。お金出すのは軍ですから。
まぁ、かつてのドイツ軍なんかは「航空機のエンジンは軍が管理、メーカーに分配供給している」という事実があります。Fw190なんかは液冷のDB系のエンジンを当初搭載予定で開発してましたが、当時主力であったBf109に優先供給する為に軍がフォッケ・ウルフ社に「DB系以外を使って開発しろ」って厳命、泣く泣く空冷式のBMW系エンジンを使って開発を行ったところ…大成功!というなんともな…話がありますが

ジオン軍でも推進系は軍が選定してて「この機体のエンジンはこの会社(ZAS社やツィマッド系)のを使え」と開発要綱に記載しているのかも…(無論そこのは戦況や利権が絡んでくる)
それでジオニック社の開発者などが苦悩するという…w
2008/10/12 (日) 00:49:26 | URL | コンラッド #8l8tEjwk[ 編集 ]
>とっぱさん
そういえばそうですね。ということは、グフの開発はゲルググ開発計画や統合整備計画並に重要な計画になるのでしょうかね~。

>ヘクタ・ドナ社
それだ!!!!!!
エニグマ始動プレミアつきすぎ…

>コンラッドさん
なるほどなるほど。解説ありがとうございます。
そういうパーツ単位でのやりとりがあったというのも含めて考察すると、
色々と幅が広がりそうですね。

ツィマッド的には、グフにアイデアを吸収されたのをバネにしてドムを開発したのかもしれませんね。
2008/10/12 (日) 20:05:24 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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