がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
機動戦士ガンダムOO 2nd #01「天使再臨」
 新作アニメの第一話としては素晴らしい出来だったと思います。OPの演出にしろ、EDの演出にしろクールですし、メカ描写にしても文句なし(ジンクスIIIかっけぇぇぇぇ!!)、第3世代ガンダム<アロウズ<第4世代ガンダムというロボットアニメ的な序列もしっかり見せています。キャラクターも最小限のカットで最低限の情報をそれぞれに提供し、決して無駄なカットと思えるものがない徹底ぶり。瞬く間に終わったと感じさせながら、しかし物足りないとは感じさせなかった、濃密かつ徹底的に整理された30分だったと思います。
 なんというか、これがサンライズの作る「ガンダム」なんだぜ?というのを、先週までコードギアスを見ていた視聴者に見せつけるような出来だったんじゃないかと。製作側としても、刺激されるものがあったのかもしれませんね。

 しかし。だがしかし。

 率直な感想はただ一つでした。

「なんか、ふつーのガンダムになっちゃったね…」

 どうにもこうにも、ノリがファーストシーズンとだいぶ違うんですよねぇ。話がコロニーを中心に繰り広げられたってのが違和感の一つ。世界情勢の説明よりも局所的な状況説明のほうが優先されていたことがもう一つ。そして最大の違和感が、「アロウズ」という設定そのものです。

 いやーだってこれ、完全にティターンズのオマージュじゃん。しかも同じようなオマージュをガンダムWがOZとしてやってるわけで、もちろん全く同じではないんだけど、「非道な治安維持組織vs抵抗組織」っていう構図はそのままなわけで、そもそもそういうネタは古今東西ありふれたものではあるんだけど、なんか、違うよなぁ、と思ったのです。つーか捻りがなさすぎだろうというか。捻りに捻りまくってるのがOOじゃなかったのか。
 凄く練りこまれた回だったと思うんですが、アロウズを中心とした戦闘シーンが、なんか「いつものガンダム」のノリにしか見えなくて(なんだよそれ、と突っ込まれたら返せないんですけどね)、前作キャラがいるシーンをのぞいてしまうと、別にSEEDの続編だって言われてもそんない違和感がなかったってくらい、OO的なオリジナリティを感じなかったんですよ。

 というのも、「ガンダムOO」っていうのは、「世界VS個人」みたいな構図が根底にあって、特定の個人や組織の行動が、少しずつ周囲の人間の運命を動かしていって、世界を変革させていくという視点が凄く新しかったと思うんです。
 そういう視点の延長線上であれば、「世界は何も変わっていない」っていうのも、「アロウズが非道だから」っていう意味ではなくて、「表面上は統一したけど、現実はそうでもなく…」という感じの物語のようなものがあるべきだったんじゃないかなぁと思ってしまったんですね。
 どうも、OOファーストシーズンは前半の政治情勢を意識したストーリーの受けが悪いと判断して、後半はキャラクタードラマを中心に描いたということだそうで、それで実際後半が面白かったので、そのノリの延長線上がセカンドシーズンになるだろうとは思っていたんですが、ずいぶん潔く路線変更してきたんだなぁ、という感じが拭えませんでした。
 だっていきなりティターンズみたいなのが現れて抵抗勢力の弾圧を始めましたとか言われても…それこそソレスタルビーイングも立場が政府側かどうかってだけで同じようなことやってたじゃんって話だし、ルイスが強化されてパイロットになりましたとか言われてもねぇ…と。
 キャラクターのファーストシーズンからの変化という面は、かなりファンを意識したもの(セルゲイ父娘とか、仮面のグラハムとか)と、ストーリー上の都合を優先したもの(サジとルイスとか)ってのがあると思うんですが、どちらもなんというか、「ファーストシーズンのキャラクターを使ったアナザーストーリー」なんじゃないかと思うほど路線の変更を感じてしまって、いまいち乗りきることが出来ませんでした。
 あ、でもスメラギさんだけはすげぇリアルだと思った(笑)。ビリーとねんごろになってるあたりが実にそれっぽい。

 今後がどう、というのは第一話で判断できるはずがないのですが、そもそもの根底にある設定自体がちょっと受け入れがたいものだったので、こういう感想になりました。内容は良かったけど、それは全て作劇上の都合という範疇内の話で、その作劇自体がどうなのよ、ってことですね。
 一言で言えば「新作ガンダム」としては最高。「ガンダムOOの続編」としては疑問。というところです。
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コメント
コメント
ABCマントみたいなのが出てきましたね。
2008/10/05 (日) 20:58:29 | URL | ハル #-[ 編集 ]
>「アロウズ」という設定
>アロウズが非道だから

アロウズが非道なシーンなんかあったっけ?と思ってしまった私はコードギアスのバランスに慣らされすぎてますね(苦笑)
確かに対人用無人兵器(オートマン…でしたっけ?)の一方的な殺戮はありましたし、サジは無関係なのに巻き込まれましたしね。
とは言え、ティターンズ的残虐非道というのとは違って見えます。あえて言えば閃光のハサウェイのキンバレー隊に近い感じ。


>「世界は何も変わっていない」っていうのも、「アロウズが非道だから」っていう意味ではなくて、「表面上は統一したけど、現実はそうでもなく…」という感じの物語のようなものがあるべきだったんじゃないかなぁと思ってしまったんですね。

私が第1話から受けた印象のみで言えばですが、なぜレジスタンスが存在するのか?
→統一連合の名の基に「はみ出したもの」を武力排除するシステムが出来上がってしまった、というのがあるとは思いますが、それ以前の問題として地球連邦の“内部格差”にあるのではないかという想像が成立するんですね。
例えば地球連邦樹立前のユニオンを取り上げると、これは一つの連合体ですがアメリカ一国の発言力が他と差があるんじゃないか、と感じますよね。
万人が納得するシステムというのは現実には不自然ですから、パワーバランスというのは必然として残留するでしょう。それに対して不満分子というのは必ず出てきて…

ティターンズ的な居住区での無差別/無配慮な戦闘、人質などの非人道的作戦、抗議集会に対する虐殺(≠武力介入)etc とはちと次元が違いますよね。レジスタンスは武装蜂起してますから。
私はティターンズと比べるとよりリアルでスマートな印象を受けました。ティターンズは“強調”して描いているものですから。(デスティニーのロゴスとかも)
まぁ今後の展開次第ですけどね。
2008/10/05 (日) 22:27:10 | URL | ゼノタ #-[ 編集 ]
いきなり凄いテンションで再開しましたね、ガンダムOO。期待させるだけ期待させておいてガッカリな出来ってのを心配してましたが、予想を上回る良いツカミ。
キャラの関係が一話目にしておおよそ分かった上に、それでいて説明的にもならず、非常に上手いシナリオだ。

刹那は男前になってましたね。ファーストシーズンより主人公らしくてイイかも。
ティエリアは5年前のまま。まあ、彼等はワケ有りの自出らしいので良しと。
ロックオンはやはり双子の片割れがなるんですね。いきなり一話目でネタばらしとは予想外でした。
謎のガンダムマスクは正体を隠してるにも関わらず、乙女座であるコトを喜んじゃってバレバレです。基本は5年前の熱いままみたいで安心した。マスクド・エーカーに期待する。
2008/10/05 (日) 22:44:00 | URL | 叡天 #-[ 編集 ]
確かにすごく見入ってあっと言う間だったけど あそこまで
ティターンズのまんまみたいな組織がでてきてもd(-_-)
ルイスは強化人間的な(笑)
なんかいきなり死亡フラグ?みたいな
サジとどういう風に交わるか楽しみですが

あとは背中に顔が!
てか、アヘッド、あんな鈍そうなフォルムであの機動性。なんか不自然 対人平気 ACかと思った
2008/10/05 (日) 23:03:41 | URL | ロウ #tiNayQ1w[ 編集 ]
確かに、言われてみれば世界情勢って意味だと事前情報を仕入れてないと分かりにくい感じでしたね。

ただ、アロウズはステレオタイプで便利だからではなく、根本的なところでソレスタルビーイングと同じだからこそ出てきたと言うか、出さざるを得なかったんじゃないでしょうか。

圧倒的な性能を誇る機体を保有していれば武力で世界を急激に動かせることをソレスタルビーイングが証明し、自らの地位を確実にしたい連邦がそれを模倣した事によって。
(擬似太陽炉は連邦しか持ってないでしょうから、反連邦勢力と現在の連邦の差は一期の3国とソレスタルビーイングとの差よりも大きそうですし)

一期の最後の戦いで刹那はグラハムに対して、ガンダムが、ソレスタルビーイングが居たからこそ生まれた歪み、それすら断ち切ってみせると宣言しました。

ゆえに二期ではその新たに出来た歪みこそが主な敵として据えられた、と思うのですがどうでしょう。
2008/10/06 (月) 01:36:20 | URL | 東風 #GCA3nAmE[ 編集 ]
ちょっと先に書いた分だけでちゃんと伝えられてるか不安になってきたので蛇足を、

仮に一期で、連邦側(便宜的に三国あわせた名称として使用)が負けた場合を連邦の人間が考えた場合、
それでも連邦は最大勢力であり続けるわけです、例え三国にばらけたままだったとしても。

その上で三国が小競り合いを止めた場合始まるのは、
連邦に対して武力で反抗する組織を一方的に殲滅し続けるCBと言う構図です。

例えCBメンバーの思惑がどうであろうと、戦争行為に対しては無差別に介入しないといけない、それ以外には介入しないCBとしてはそれしか出来ません。

となると残るのは、実質的に好き勝手できる連邦と虐げられる他と言う構図です。
対話など武力以外の手段を使おうにも、連邦としてはエネルギーは全て抑えていて、武力で攻められてもCBが守ってくれるわけですから、無視してしまえばいいだけの話です。

その状態を想像した連邦のお偉いさんとしてはCBが今存在していないのが惜しくてしょうがなかったんでしょう。

そこで、本物のCBより便利な連邦の意志で動くCBを作り、本来のCBがやるはずだった事をやってもらおう、と言うアイディアが出たものと思われます。

そうして生まれたアロウズがステレオタイプの悪役になってしまったのは、
CBと言う組織がそもそもステレオタイプの悪役組織だったからなのかもしれません。

アロウズのパイロットの台詞
「CBだと!?何故今になって現れた!?」
ってのは、そのまま受け取る意味だけではなく、
「CBがやっていた事を代行する組織が既に出来たにもかかわらず何故?」
と言う意味も含まれていたのかもしれません。

と言うわけで、00の世界においてアロウズが誕生したのはむしろ必然ではないかと思うわけです。


後これはまだ今後を見ないとなんとも言えないんですが、
、「非道な治安維持組織vs抵抗組織」と決め付けるのも早計かと。

抵抗組織はCBとは別に用意してありますし、そこの人間が「CBは我々と志を友にする」と言った所で、
本当に抵抗組織がCBの武力介入の相手ではないとはまだ限りませんから。
2008/10/06 (月) 04:19:09 | URL | 東風 #GCA3nAmE[ 編集 ]
グラハムの名前が今回 ブシドーみたいです
デジタル放送で字幕でみると キャラクター名がでてました
2008/10/06 (月) 12:57:37 | URL | ロウ #B/9tfMKQ[ 編集 ]
あろうず

ティターンズ+閃光ハサウェイキンバレーの残酷さ+F91の虐殺

かたろん

エゥーゴ、ジオン残党

なんか強烈にZガンダム、閃光のハサウェイ臭がする・・・。
一週前にBS11で始まったZガンダム再放送を見てるから余計に・・・。
確かに「ガンダム」ていう感じなんですがどうも真新しさが感じられないのが少々残念。
もっとも最後まで見ないと評価は出来ないでしょうが。(Z、ハサウェイはとんでもない結果でしたから・・・

作画のほうは問題なさそうで一安心。




2008/10/06 (月) 19:09:28 | URL | クレア #I4t1ZHtI[ 編集 ]
とりあえずマリナ姫の出番の無さに俺が血の涙を流す

個人的には面白く観れました
アヘッドがエクシアを圧倒するってのは旧主人公機を倒して敵の強さを強調する目的なんでしょうが
エクシアろくな修理もされてない状態なだけに強さがよくわからないかなと
あとセラヴィーの背中にガンダムはほとんどギャグだ
相変わらずオープニングでは扱いの良いマリナ姫
2期じゃもっと絡んで欲しいなぁーと
2008/10/06 (月) 19:51:15 | URL | わんこ #WGv/JGO2[ 編集 ]
>ハルさん
あれビーム弾いてましたっけ?
なんとなく壊れて内部が剥き出しになってる部分を隠すためだったように思います。

>ゼノタさん
ティターンズ的というのは描写の意味ではなくて、
作り手の発想としての話を言っているつもりです。
OOって結構捻りをきかせてくる印象があるので、
ちょっと発想にオリジナリティがないな、と思ったのです。

>叡天さん
テンションは凄かったですね。
最近アニマックスで種デスのスペエディやってるの見ちゃったんですが、
あれよりもずっとスペシャルエディションっぽかった…。

刹那は確かに主人公っぽかったですね。
次回も活躍してくれそうです。

>ロウさん
ルイスのアレだけ異常にダークなんで、
意図的にやってるんだろうなとは思います。
幸せになって欲しいですけどね~。

アヘッドとジンクスIIIはGN粒子の放出の仕方が新しくて余計カッコよく見えましたね~。

>東風さん
アロウズがソレスタルビーイングを意識した組織であることは確かでしょうね。
リボンズが関わってる?ようですし、彼のソレスタルビーイングなのかもしれません。
アロウズのパイロットが、ソレスタルビーイングが復活すると自分達の存在意義も上がると言っていた意味がどこにあるのか、というのも気になるところです。

まぁ、そもそもカタロンが何故連邦に反抗しているのか、というのも不明なので、
なんともいえないところではありますね。

>ロウさん
日本語では「仮面の男」なのに英語だとブシドーですか…
武者フラッグの登場フラグですね、それは。

>クレアさん
それまでの現実の社会情勢をベースにした世界設定が、
急に仮想戦記的にありがちな設定になってしまったんで、
そこのギャップというのはどうしても感じてしまいますね。
何故そうなったのか、というのが地続きであれば、言う事はないのですが。

>わんこさん
そもそも刹那一人でエクシアをメンテできていたのかってのも疑問ですしねぇ。
トランザムとかできるほど粒子残ってなかったりして。
背中ガンダムはGガンダムでギリギリ許されるレベルですよね、アレ…。
製作側の「突っ込んでください」オーラが痛いので突っ込まないようにしています。はい。

マリナ姫はもうちょっと存在感欲しいですよね。メインヒロインなのであれば。
2008/10/06 (月) 21:38:22 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
最初のコメントの通りバサササ~ってなってるのみて僕もABCマントwっておもいました(破損部の描写をさぼるタメのシートでしたね)
エクシアは4年もメンテ不良で活動出来るんですね。

スメラギさんはまるで葛城ミサトさんでしたね~

特定個人がまずサジ君に移るんですかね?メガネ君に言われたようにまず世界を知るとこから?
2008/10/07 (火) 00:38:01 | URL | スウ #-[ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008/10/07 (火) 01:02:14 | | #[ 編集 ]
文句言うんだったら、見ないでください。
刹那はかっこいいし、サイコーじゃないですか!!
2008/10/07 (火) 17:55:54 | URL | 菜樹 #-[ 編集 ]
>スウさん
エクシアは地上に残された?メンテナンス基地みたいなので整備してたのかもしれませんね。

今回のサジ君はポジションがいまいち見えないので(本当にオーライザーに乗るんだろうか…)
そこが楽しみではあります。

>菜樹さん
OOは大好きですよ。第一話はとてもよかったです。
ただ、好きだからといって全面的に肯定するだけが楽しみ方ではないですから。
2008/10/07 (火) 22:41:48 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
まあなんだかんだで私は楽しみますよ。(私にとって08小隊以来の全視聴ガンダムになりそうだ)
2008/10/08 (水) 19:47:12 | URL | 大虎 #9wIXYclI[ 編集 ]
ファンの権利と義務
 作品のファンがその作品を批評するのは、ファンの権利であり義務でもある、と思いますけど。
 まあ、中には全面否定するために勝手に憶測に基づく見当違いの不快感を催す非難を書いている人もいますが、別に観る必要はないですね。


>第1話
 本当にガンダムらしい始まりですね。
 というか、これ第1話じゃなくて、第26話ですね。アメリカドラマで言うところのシーズン2の始まりですね(話数は継続してますけど。アメリカのドラマの場合。)。
 結構気に入ったのは、アロウズの宇宙巡洋艦ですね。宇宙戦闘艦らしい、上下関係ない配置がいいですね。
 今回は、宇宙戦闘艦の出番が多そうで、宇宙戦闘艦ファンな私としては嬉しいですね。

>グラハム
 あれ、グラハムさん出ていました?。乙女座のブシドー仮面さんでしょう?。と本人が言ってるんですから、生暖かく見守りましょう。
 武士風外装の〔アヘッド〕をどこかで観たような気がしますが。確かシールドが右腕にあって、ということはこのパイロットは左利きなんでしょうか?。いったい誰なんでしょうか?。という事にしてきましょう。

>熊さん
 やっぱり素直に考えれば、養子縁組でしょうね。まさか後妻とかって事は…。でも年齢上は、結婚適齢期か?(23歳?)。


 では、長寿と繁栄を。 by コッド少佐
2008/10/10 (金) 17:06:41 | URL | コッド少佐 #qDfdtOiE[ 編集 ]
>大虎さん
OOは無難にまとめてくるところがあるんで、
誰が見ても楽しめる内容にはなっていますね。
恋愛要素が足りないかなってくらいでしょうか。

>コッド少佐さん
今回は宇宙艦の描写が注目すべき点の一つでしょうね。
SEEDも艦艇描写には力が入っていましたが、
OOがどう描いてくるのか楽しみです。

熊さんって離婚してたんでしたっけ。
だから息子が良く思ってないと。
そう妄想できる下地も作ってある、というのは今風というか、あざといというか、上手いというか。
2008/10/11 (土) 01:02:03 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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