がんだまぁBlog
ガンダムネタだけを語るブログです。
小説版 機動戦士Zガンダム 第二部「アムロ・レイ」後編
 すっかり続きを読むのを忘れてました。今回はニュータイプ研究所やカラバ関連の設定が大きなトピックだったかな?キャラとしてはやはりアムロについての描写が面白かったです。

 しかしアムロとベルトーチカって、やっぱり似合わないですよねぇ。富野系ヒロインの系譜とは少し違うというところも異質です。強いていうなら大人になったクェスか?声も同じだし。
 結局、アムロにとってのベルトーチカっていうのは一時の休息だったんだろうなぁ、なんて思ったりしました。何故かというのは後述。


○Part8 核の華
 レコア救出からジャブロー脱出まで。基本的にアニメと流れは同じです。
 ジェリド他ジャブローから脱出した(できなかった)ティターンズ兵の皆さんに、上にはめられたという感情が見えないのが謎ですね。いやこの時点では生きるか死ぬかの瀬戸際でそんなこと考えてられなかったんだろうけど、脱出後、再登場する前のジェリドにどういう葛藤があったのかというのを想像するのも楽しそうです。というか、だからシロッコの部下になってるのか。ジャブロー戦に使われた=事実上の戦力外通告で、原隊復帰はほぼ不可能な中で、シロッコに拾われたと。シロッコはティターンズの中でも異質なポジションの人間なので、正規の指揮系統に入らなくて済むし、ティターンズが仮に潰れてもシロッコといれば木星コネクションでどうにでもなりそうというところがジェリドにとってもメリットだったのかもしれません。
 エゥーゴは作戦が失敗だったという自覚はあるようですが、核をジャブローに使ったのがエゥーゴだと報道された、というところまでは富野監督は考えなかったようですね。これを公式サイドでやったのって「カイレポ」と「AOZ」くらいだったか。

○Part9 母と子
 アムロがフラウ親子と再会する話。基本はアニメと同じですが、説明描写がより多くなっています。
 アムロのいるシャイアン基地は監視衛星とレーダー網が分断されてしまったことで(TV版6話で破壊されたからってことだと思います)防空基地としての役目をほとんど果たしておらず、光ケーブルで繋がれた北米大陸の情報を管理してるだけの、アムロ以外には老いた軍人が数人いるだけの基地だそうです。ただ、士官候補生の研修がここで行われており、アムロがそれを担当しているとのこと。
 アムロは週に1,2回軍が調達した女が送り込まれてくるという生活をしているようです。こういう生活なので、逆にベルトーチカのような女性に新鮮味を感じたんだろうな、と思うのです。軟禁時代の生活の反動だったという感じで。その後普通の軍人として生き始めたら、やっぱりベルトーチカは違うなぁって思ったんじゃないかなぁ。そういう意味じゃ、ベル・チルの方が不自然なのかもしれません。子供生んだ後に離婚してそうだな。
 カツに詰め寄られた後に、アムロがアニメにはない台詞を言います。研修にくる若い士官候補生は、ニュータイプを観察しに来ているんだ、と。ニュータイプもただの人、ということを学ぶのか、政治家に危険視されると英雄もこうなる、という現実を学ぶのか。

○Part10 ケネディ・スペース・ポート
 ケネディ空港はカラバが完全に占拠しているんですよね、そういえば。ハヤトがどうやってカラバのメンバーに食い込んでいったのか、というのは少し気になるところです。劇中の様子を見ても、特別有能という感じには見えないんで(無能にも見えないのですが)、出来る範囲で出来ることをやっていたんだろうな、と思うんですけど、とても独力には思えないので、他にどういう幹部がいたのかが気になるところです。ちなみに、カラバがここまで大きくなったのは、「ティターンズが連邦政府を騙して地球を一部の人間の独占物にしようとしている」からだということです。地球における、親ティターンズ派以外の組織がこぞって協力している感じなのでしょうかね。
 カラバがジャブローの引越しを把握したのはこの時点での一昨日だそうです。ジャブロー降下作戦決行の前日ってことかな?そしてガルダ級を2隻も着陸させたらこの空港は使えない、とのこと。あんなでかいのを極秘に着陸させるなんて無理ってことなんでしょうね。
 アニメでは「オークランド研究所がティターンズについた」と語られた部分が、ここでは「オーガスタ研究所」になっています。富野監督としてはどっちにしたかったんでしょうねぇ(汗)。ちなみに小説版では研究所ではなく「研究所の直轄部隊」がティターンズについたということになっています。というか研究所の分際で軍事力持ってるってのが凄いよなぁ。
 シャトル打ち上げの連絡を取ったとき、アーガマは戦闘中。何と戦ってたんでしょうね。ジャブロー降下作戦後に追撃してきたアレキサンドリアかハリオの部隊でしょうか。
 オーガスタ研究所の場所は「サウスカロライナ州のクラークヒル湖」。つーか連邦になってもアメリカの州ってあるんだな。
 ニュータイプ研究所は「政府の直轄下にある学術的な研究施設」というのが表向きの姿で、実際はサイコミュとモビルアーマーを研究する施設なんだそうです。その研究成果は「エルメスに似たモビルスーツを開発するレベル」に達し、「エルメス以上に簡略化したシステムで完成しつつあった」とのこと。更に、オーガスタ研究所は「強化人間とMSやMAを用いた戦闘部隊が編成できないか、という研究」を進めていた場所であると説明されています。オーガスタの直轄部隊というのは、ニュータイプの研究の成果を実証するため、そして強化人間をパイロットとして使えるかどうかの実証のための部隊なんだそうです。
 ティターンズは正規軍と同時に、世界中のニュータイプ研究所もおさえていったと説明されています。

 エゥーゴはアウドムラに積み込んだMSの宇宙用戦闘コントロールの記憶回路を消去(エゥーゴの拠点情報を消すため)し、西海岸か北欧で展開する予定のカラバに譲渡する準備を進めています。「バンデンバーグのヒッコリー」という単語が登場。
 なお、小説版ではカミーユはシャアを修正しません(改めて気づいた)。ハヤトが「我々ホワイトベースのクルーは戦後不自由だったが、シャアは自由だったんじゃないか」と言ったことでシャアが怒ってしまい(アクシズで不自由だったからね…)、「私はシャアではない」と全否定。それを聞いたカミーユはTV版のように詰め寄ってくるのですが、「クワトロ大尉がシャアであると認めても、僕は非難しません」と真逆の対応。ハヤトが素直にシャアに謝り、そのまま事なきを得るという展開でした。もっとも、カミーユはシャアの気持ちがわからなかった、という記述が添えられていますが。
 ちなみにこのシーンによると、カイは現実逃避をしている、ということになっています。何をもって現実逃避なのかいまいちわからないのですが、多分「リーダーをやらないシャアを見るのは嫌だから独自に行動することにする」という行動が現実逃避と捉えられているんじゃないかと思います。あるいはジャーナリストになったこと自体が現実逃避なのか、というところですが。
 ケネディにはブランのアッシマーではなく、ロザミアのギャプランが襲来。お供の「ザク(多分アクトザクですが、文章上は旧式のザクという表現しかありません。まさか旧ザクじゃないだろう・笑)」にはベン・ウッダーが乗っています。

○Part11 シャトル発進
 カミーユがロベルトに「クワトロ大尉がシャアだって話、信じますか?」と聞くと、「あれ?知らなかったの?エゥーゴじゃ有名だぜ?」という答え。少なくとも、富野監督にとっては間違いなく、エゥーゴ参加以前のシャアとロベルト・アポリーには面識がないはずです。
 シャトル発進前で緊張しているクルーたちをアポリーが落ち着かせる、というアニメにはない描写が面白いです。レコアの膝に手を置く名無しの軍人とか。
 「リックディアスのシールドを縮めて背中のライト・ガンを使った」という意味不明の記述。シールドが縮まる?ライトガン?背中のビームピストルのことか?
 ギャプランは重力下であるにもかかわらず無重力空間のように自由に飛びまわる機体、として演出されています。また、ロザミアには味方を攻撃してはいけないという暗示をかけられていて、ザクを盾にして戦うカミーユに攻撃できないという描写も。ロベルトの死に方は、「ガンダムMk-IIと膠着状態に陥っていると思ってギャプランに攻撃を仕掛けたら、ギャプランが真っ先にMAに変形してこっちに向かって一瞬で撃破」というもの。可変MSだからできる描写かも。
 例の「百式の肩に乗れ!」でギャプランを撃退すると、そのままアウドムラ発進。ここで「シャア、乗れ!」と言っちゃうハヤトに乾杯。スードリは置いていくしかなかった、という描写でした。

○Part12 別れ
 アムロ脱走編。やはり流れはアニメと同じですが、細部が細かくなっています。フラウたちのチケットが取れたのは軍の圧力であると思われることや、フラウがアムロにかけた言葉、「子供に戻ったって、何も手に入れられないということは思い出して」が、アムロが行動を起こす直接的な動機になっていることなど。アムロがガンダムに乗った最大の動機はフラウの親が死んだこと。そして今回も、フラウがキーになっているというわけですか。そう考えると、なかなか面白いですね。
 しかし、ここでカツを誘った動機がいまいちわからなかったりします。カツが一番エゥーゴに参加したがっているのをニュータイプ的に見抜いたからなのか。そりゃ一番アムロに突っかかったのがカツであることには違いないのですが、突っかかるから連れて行くというのがちょっと繋がらないのです。単純に、一人よりは仲間がいた方がいいと判断したアムロが、一番元気のある奴を連れていったってだけなのかな。
 にしても、空港内にいなかったアムロの監視員の怠慢は凄まじいな。アニメでは一瞬のスキをついただけで、ちゃんと目の届く範囲にいたのですが。
 そしてアムロはケネディを目指してるんですよね。ちょうど行き当たりばったりになってなかったら、どうなってたんでしょう…。劇場版だとすでにハヤトに連絡していたりするんですが、それもどうやったのかは謎だったり。

○Part13 アムロ、再び
 TV版と同じタイトルですが、内容は全くの別物。そもそも戦闘がないという…。
 「北米は危険な地帯だ」というのがシャア。その理由が不明ですが。なお、ヒッコリーは「我々を支援してくれる部隊のコードネーム」だとハヤトが説明しています。部隊名なのか!?
 北米では多くの生物が絶滅し、シロナガスクジラも海洋汚染で絶滅。これは全部政府のせいというのがハヤトなのですが、ぶっちゃけ最後の後押しは2度のコロニー落としのような気がしなくもない(笑)まぁここ50年間でってことなので、一年戦争が始まる前からだいぶ絶滅していたんでしょうけど。

 スードリにはブランが赴任。「ティターンズの直轄部隊から」「作戦参謀として」というところがアニメ版との決定的な違いですね。
 スードリは、ケネディ周辺の正規軍からMSを調達して積み込んでいるようです。 そんな軍がいるのにケネディはカラバが支配できたのね。
 ブランは一年戦争の軍功もある軍人として描かれており、ティターンズが支配したら実績がないと冷や飯食いになるという思いから、今回の作戦で一発当ててやろうと思っているようです。
 小説版においては、ベン・ウッダーはロザミアの安定剤役っぽいです。つーか寝てるっぽい。ゲーツみたいなものなのでしょうけど、ベン自身は強化されてるんですかね、これ。

 アウドムラでは3機のネモを潰して他の機体のパーツにしているようです。まともなメンテナンスが出来ない環境で、Mk-IIもくたびれている様子。カミーユはメカニックの重要さをここで思い知っています。アウドムラにはドダイ改もあるのですが、これがいつ積まれたのか描写はありません。
 ここでアウドムラはアムロの輸送機に遭遇。アムロは連邦軍のガルダだと思って避けようとし、またただの輸送機にしては怪しいと思ったシャアは、接触を試みます。ここはアニメと違うところ。
 軍の仕事を請け負っている輸送会社の機体なので、何かパーツを買えるかもしれないという期待で接触したシャアとハヤト。ハヤトに似ている声に、恐る恐るハヤトの名を呼び、自分の名を答えるアムロ。これはこれで面白い展開ですね。ちなみに輸送機には本来のパイロットが乗っており、アウドムラに着いた時点で釈放。アニメ通りの展開だったら確実に死んでますね(笑)
 アムロは早々にカミーユを紹介されるのですが、そこで百式について「シャアにしか扱えない機体」と言って様子を見るカミーユ。アムロがシャアを実際に見たりアクションで、カミーユはクワトロがシャアであると確信するに至るという展開。しかし他人のふりをするシャアとアムロでした、というオチでした。

○Part14 アムロとベルトーチカ
 カツは戦争博物館にあるMSを動かしたことがあるので、ジオン系のMSの動かし方もばっちり知っているそうです。実はMS-06R-3とか動かしてたんだろうかこいつ。
 というか、この時点でアウドムラに残ってるエゥーゴの人間って、シャアとカミーユだけなんですね。他のパイロット達は機体をカラバに預けて宇宙に上がったのに、百式とMk-IIだけは置いてけないってことなのかな。
 アムロによると、北米の連邦軍の防衛網は薄くなっているとのこと。理由は不明です。実は星の屑のせいだったりするんだろうか。
 百式はドダイ改との相性がいい、というシャア。やっぱりバインダーが飛行の役に立つからなのかな?
 シャアとアムロの会話はほとんどアニメのまま。最後に、アムロが「自分は、何でも正しいと思っているのか!」と言ったのが違いかな。次のカミーユとアムロの会話もほぼそのまま。
 そしてベルトーチカ登場。早く死ぬならそれでもいい、といきなり言い放つあたりがさすが。
 アムロはTV版のように「カミーユは俺へのあてつけ」とか言っちゃうんですが、よくよく考えるとお前カラバに合流してパイロット以外の何の仕事をする予定だったんだって突っ込みたくなりますね。メカニック?
 アムロの傍にいたくないカツ、ベルトーチカの傍にいたくないカミーユの心情をうまく理解できず、ただオレンジをむしゃむしゃ食べているシャアというシュールな描写でこの巻は終わり。
 
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コメント
コメント
>士官候補生の 研修がここで行われており、アムロがそれを担当しているとのこと。
うーむ、幾ら監視付きとはいえ
学生時代のエマが知ってるくらいの戦争の英雄がやる研修となると人気でそうだし…研修受ける側もアムロと近い年代で、気さくに話せれば、それこそいつまでも思い出にのこりそうなもんだし
アムロって本人は気が付いてないだけで軍内に隠れた人脈がありそう(笑)

2015/01/05 (月) 00:35:43 | URL | ノライヌ #EBUSheBA[ 編集 ]
すみません、コメント見落としてました。

アムロって自分の置かれた立場を有効に使えばもう少し色々できたような気がするんですが、何分コミュ力の低いオタク気質なので(笑)損をしちゃったんでしょうね。
2015/03/28 (土) 15:52:26 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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