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ガンダムネタだけを語るブログです。
ジョン・バウアーって何者?
 「逆襲のシャア」において名前だけ登場する謎の人物、ジョン・バウアー。ブライトらの台詞の中にだけ登場する割には、設定上は重要な地位にある人物のようです。
 劇中の台詞から分かる、ジョン・バウアーの素性は以下の通り。

・ミライ親子が優先的に宇宙に上がるシャトルに乗れるよう、推薦状を出した。
・アデナウアー・パラヤは彼に借りがある。
・連邦政府の人間である。

 連邦政府参謀次官であるアデナウアーに借りを作っているくらいですから、同等レベルの地位の人間なんでしょうね。また、ブライトに便宜を図ることが出来る位置にいる人物であるということも確かなようです。

 さて、ジョン・バウアーについてもっとも詳細に説明があるのは、講談社の小説版逆襲のシャア「ハイ・ストリーマー」の中編であると思われます。

 小説「ハイ・ストリーマー」におけるジョン・バウアーにまつわる解説は以下の通りです。

・ラサの連邦政府本部所属
・ジェガンの量産を強行した
・ブライトをロンド・ベルに招聘した(彼がいなければガルダの仕事さえもらえなかった、というブライトの台詞からの推測)
・νガンダム開発のための予算を工面できるよう裏から手を回した
・νガンダム開発のためにアナハイム社フォン・ブラウン工場を確保した
・閣議の決定を覆す力はない
・秘匿されている現存するガンダムタイプの所在は知らない
補給関係の重鎮である
・ブライト曰く「良心的な参謀」

 太字にした通り、「補給関係の重鎮」というのが最大のキーワードではないかと思います。ロンド・ベルに補給を行える権限を持った人物、ということでしょうか。
 実際のところは、ジェガンの採用をも強行しているわけですから、補給どころか兵器の開発や制式採用なども仕切っている部署の統括も行っていると思われ、軍用兵器に関する政務の全てを仕切っている役職の人間なのではないかと考えられます。
 また、アナハイムの工場を確保していることから、アナハイムとのコネクションもあると考えられ、ジェガンが純アナハイム製だったことも含めて、アナハイムとはそれなりに親しい間柄なのではないかと考えられます。これはつまり、グリプス時代はエゥーゴ派に属していたのかな?という気がしますね。ブライト一家に便宜をはかっているあたりも含めて。

 MGリ・ガズィのインストによると、シャアの宣戦布告後のロンド・ベル隊の再編も行っているようなので、ロンド・ベルの兵器及び人員の編成権にも口出しできる人物のようです。兵器関係の統括だけでなく、人事権まで持っているのかもしれません。
 ただ、全部隊についてそれだけの権限を持っているかというのは微妙なところで、例えば採用を強行したジェガンにしても、当時はまだロンド・ベル隊にしか配備されていなかったわけですし、νガンダムの開発環境の確保にしても、ブライトへの便宜にしても、全てロンド・ベル絡みなんですよね。
 となると、ジョン・バウアーはロンド・ベル設立を指揮した高官であって、ロンド・ベルの最高責任者である、と考えるのがストレートでわかりやすい解釈なんですよ。ティターンズにおけるジャミトフみたいな立場の人ですね。
 ただ、そこで引っかかってくるのが「補給関係の重鎮」という台詞なんですね。ロンド・ベルの全てを統括しているというのではなく、あくまで補給関係に限った責任者であると読めます。かといってロンド・ベルだけの補給関係を司っているというのはあまりにも役職が低すぎますし、そうなると連邦軍、あるいは宇宙軍(そもそも0093年当時の宇宙軍の規模というのは相当怪しいものがあります。ルナツーの軍備を見る限り)の全体レベルを統括でいる地位にいる人物であると考えた方がよさそうです。

 正直なところ、軍の階級ではなく、参謀次官とかそういう、日本でいう防衛省の階級組織みたいなものの知識は無に等しいので、現実の軍隊においてどのような位置に相当するのか、というのが皆目見当もつかないのですが、補給の重鎮が人事権までもっているとは考えにくい一方で、人事権も含めてのロンド・ベルの再編成だと思うので、結局のところ兵器の配置も人員の配置もある程度コントロールできることのできる人物…すなわち、部隊編成を統括している人間なのではないか、という結論に達します。企業で言えば、○○課とか○○部とかという組織図を作り変えたりできるレベルの人間ですね。つまりは、軍の内政事情を統括するトップだったのではないでしょうか。
 一方のアデナウアー・パラヤは参謀次官(って何をする人なんでしょうね…)として、政府を代表してシャアとの交渉に赴いている人物ですし、内政ではなくむしろ外政、あるいは財務関係(アクシズを売った金で福祉政策が充実するとか言ってたから)を統括する人間だったのではないでしょうか。だとすれば、ジョン・バウアーとはまさしく畑の違う人物であり、政府内での貸し借りはあったんだろうな、と想像できるというものです。

 にしても、これを突き詰めると連邦軍の統治機構はどうなってるのかというところに踏み込まなければならないので、具体的な役職名とかを考えるのは非常に危険ですねぇ。
 参謀次官ってのも、名前からしてその上に参謀長官っていうのがいるでしょうから、これが実質的な軍の最高責任者になるのかな?そもそも参謀長官だの参謀次官だのってのは軍人なのか、文官なのか?富野ガンダムだとどうも連邦軍のお偉いさん=典型的な政治家という印象があるので(そもそも「連邦軍」と「連邦政府」の区別が曖昧)、いまいちこの辺が分からないんですよね。一応富野監督的には、文民統制ってことで参謀本部に相当する組織はほとんど非軍人ってことになってるのかもしれないけど。
 旧日本軍には参謀総長とか参謀次長という役職があったようなので、アデナウアーの参謀次官というのもこれをモチーフにしている可能性が高いのですが…うーん。にわか(にも満たない)知識で軍組織の考察をやると自爆するので、この辺でやめておきます。
 にしても、ジョン・バウアーさんはガンダムUCに出ないんでしょうか。実に出しやすい人材のような気がするのですが。
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コメント
コメント
アデナウアー・パラヤの交渉は政治交渉ではなく、軍事交渉…とも考えられないでしょうか?
2008/09/23 (火) 02:40:00 | URL | 陰鏡 #nL6A2.tM[ 編集 ]
MS関係は彼の役職を利用したことは間違いないでしょうし、軍が腐敗していることを考えると多少の権力を持っていれば付け入る隙はありそうですね。
役職に関しては閃光のハサウェイでも少しだけ触れられていますがかなりの数がいるようですね。やはり地球規模となるとそれなりの種類が必要なのでしょうが一体連邦政府はどういう仕組みになっているのかそこらへんがいつか明らかになればいいのですが・・・。

後思うのですが秘匿ガンダムタイプの保管場所というのは一体誰なら知っているんでしょうね?
なんか、実はみんなどこにあるのかわかっていない気がしてなりませんw
2008/09/23 (火) 10:27:58 | URL | クレア #I4t1ZHtI[ 編集 ]
地球連邦政府最高評議会(内閣)と宇宙軍大臣しかしらないとか(笑)<ガンタムタイプの保管場所
2008/09/26 (金) 19:52:57 | URL | 陰鏡 #nL6A2.tM[ 編集 ]
>陰鏡さん
政治交渉か軍事交渉かを判断する材料にも乏しいというのが現実ですね。
アクシズを引き渡す代わりに、ネオジオンは武装解除してお金まで連邦に支払うという取引は、
軍事交渉と呼べるのか、というくらいでしょうか。

>クレアさん
地球連邦政府が人類史上最大の組織であることは間違いないですからね~。
その全貌を知る人間は宇宙世紀にも何人いるのか、というレベルなのかもしれません。

秘匿ガンダムタイプは、本当に上の方の人しか知らないんでしょうね。
意外と、UC計画を進めた政府側の人たちと関連してそうな気はします。
2008/09/26 (金) 22:29:31 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
>参謀次官ってのも、名前からしてその上に参謀長官っていうのがいるでしょうから

そもそもCCAでの参謀次官ってのがめちゃくちゃ曖昧で、政治家なのか官僚なのか軍人なのかもわからないですけど、もし現代と同じ意味で使われているとしたら、次官は官僚制度の最高職で上に長官がいるわけではありません。
2013/03/01 (金) 00:42:06 | URL | 亀レスにもほどが #-[ 編集 ]
一応調べてから書いたんですが、
そもそも次官と長官は立場が違うんですね。
とりあえず官僚のトップなんでしょうね、アデナウアーは。
2013/03/02 (土) 14:14:46 | URL | ルロイ #-[ 編集 ]
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